参議院選挙終了、大阪は残念だが…

 参議院選挙が昨日行われた。大阪選挙区では定数4名のうち、維新が1位、2位を占め、公明、自民の候補も当選した。立憲野党側は共産党のたつみコータロー氏が落選し、議席がなくなった。立憲民主党の亀石候補もかなり得票しているので、やはり「野党統一候補」的にやらないと、維新にも自民にも勝てないということが浮き彫りになったわけだ。
 みんな注目!「新選組」は比例で特定枠の2名…重度身体障害者のふなごやすひこ氏、木村英子氏が当選した!国会に堂々と、電動車椅子(かなりハイスペックなやつだろう)かつ介護者・介助者をつけて行くことになる。国会から、日本の障害者政策が大きく変わるだろう。代表の山本太郎氏は当選とはならなかったが、90余万票を集めた堂々の「落選」である。「新選組」は政党要件も満足することになり、晴れて「政党」としてマスコミ等にも扱われることになった。なお、東京選挙区で沖縄の創価学会員、野原ヨシマサ氏は落選したが、公明党の山口代表はどれだけ「仏罰」を受けたかどうかは分からない…「新選組」についても後に語ろう。
 社会民主党はかろうじて比例で1名当選、また政党要件についてもそのままという結果になった。沖縄の仲村みお氏、大阪の大椿ゆうこ氏は残念ながら及ばなかった。
 沖縄では「オール沖縄」の高良鉄美氏が6万票もの差をつけて当選した。8時の早い段階で当確が出た!また「辺野古新基地建設反対」の民意が示されたわけだが、それでも安倍政権は基地建設を止めない!3年前の選挙では伊波洋一氏が当選を決めた翌日、高江ヘリパッド建設工事に入るという暴挙もやっている。この悔しさを忘れず、ますます現地および県外でのたたかいをすすめていこう!

 大阪では残念だったが、自民党は66議席から57議席へと大幅に減少し、「改憲勢力」は3分の2に届かなくなった…政権をゆるがすほどでないが、自民党が選挙で勝てなくなっているのである。比例の得票数も落ちているようだ…「まっぺん」さんがMLで流した意見では、投票率が下がっているのに自民党が後退し、野党が前進している…これは自民党の組織票が減少し、浮動票が拡大しているのでは?ということだ。
 いろいろ分析してみないと何もいえないのだが、大きな問題提起ではないだろうか…大阪ではその浮動票が、さしあたって維新に流れているとも考えられるが…そこに希望がみえてくるのだろう。

 詳細はまた別途…今日はこれでおしまい!

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植民地支配を居直る河野大臣の無礼発言を糾弾する!

 金曜日の出来事であるが、大切なことなので記事にする。Y!ニューステレビ朝日
河野大臣「極めて無礼」徴用工問題で韓国大使に
 元徴用工訴訟を巡って日本政府が要請した仲裁委員会の開催について、期限の18日までに韓国側が回答しなかったことを受け、河野外務大臣は「極めて無礼だ」と韓国大使に抗議しました。
 (政治部・山本志門記者報告)
 韓国のナム大使が韓国側の提案を説明すると、河野大臣は通訳に割って入って強く抗議しました。
 河野外務大臣:「ちょっと待って下さい。韓国側の提案は全く受け入れられるものではない。国際法違反の状況を是正するものでないということは、以前に韓国側にお伝えをしております。それを知らないふりをして、改めて提案するのは極めて無礼でございます。また、この旧朝鮮半島出身労働者の問題を他の問題と一緒にあたかも関連しているかのように位置付けるのはやめて頂きたい」
 そのうえで、河野大臣は「韓国側が国際法違反の状態を野放しにせず、直ちに是正措置を取ることを強く求める」と強調しました。今後、日本側は国際司法裁判所への提訴なども視野に、韓国側の対応の変化を促していく方針です。韓国側は日本の輸出規制を巡っても強く反発し、日韓関係は出口が見えないまま悪化の一途をたどっています。

 外交の場で、大使を呼び出したあげく、通訳を遮って「無礼」者呼ばわりするとは…河野太郎に外務大臣の資格なし❗なのであるが…
 それ以前に、一方的に韓国側を「国際法違反」として、それが解消されない提案を再度持ち出すのは「無礼である」と切り捨てている点は、きっぱりと批判しておかなければならない。
 以前にも書いたと思うが、個人の請求権については日韓条約・および日韓請求権協定でも消滅していない、請求できる…というのが、日本政府も含めた法解釈なのである。だから韓国の裁判所が加害企業に対し、元徴用工へ保障せよと判決を出すのは間違っていないし、それを出したからと言って国際法違反にはあたらない。 
 だが日本政府・安倍政権はこの徴用工判決にむき出しの敵意を現し、依然として「日韓請求権協定で解決済み」との態度を崩さず「韓国は国際法違反!」「韓国は約束を守れない国だ!」などとマスコミも一緒になってキャンペーンしている。
 そもそも植民地支配をして相手に一方的に苦痛を与えておきながら、民衆から補償要求が出てくればその都度「日韓条約で解決積み」とかぬかして門前払いをし、一切応じないという態度のどこが「未来志向」なのだろうか。
 
 現在、日韓関係は半導体製造に係る化学物質(戦略物資とされる)の輸出手続き強化(実質輸出規制)の問題もある。これだって戦略物資が朝鮮、もしくは他の国連決議制裁下にある国に「横流し」されているという疑惑があるので、韓国を「ホワイト国」から外すとされているのだが、肝心の疑惑の内容は日本政府からいっさい説明がない…饒舌な菅官房長官も、なんら具多的な話をしない…当初はこの規制強化も、徴用工判決に対する制裁措置だと言われていた(右の界隈では、こうした化学物質の規制が韓国産業に打撃を与えることを真面目に検討していたようだ)…G20後、突然日本政府は規制強化に乗り出すと発表し、韓国への「圧力」路線を強め出した。
 うがった見方をすれば、経済的な成果が何もなかった、ボロが出だした安倍政権は、参議院選挙を闘うにあたり乾坤一擲!?原点に戻って歴史修正主義、反韓国・朝鮮政策を打ち出し、ネトウヨも含めた保守界隈…でもって、反韓国の”世論”も、今や十分一般社会に広まっている…の支持をとりつけようとしている。河野大臣の「無礼」発言も、その一環で韓国には強気でいくぞゴㇻァ~!を展開しているのではないか。
 それにしても…トランプ米大統領には(というか、歴代米政権には)こびへつらい、イージスアショアやF35戦闘機100機を言いなりで爆買いし、実際に民衆が困っている日米地位協定の見直しも一切しないくせに、韓国・朝鮮には居丈高にふるまう…日清・日露戦争時にもあった、派遣国にはこびへつらい、周辺諸国に威張り散らす番犬帝国主義の、哀れで惨めな態度である。

 安倍を支持する世界では「外交の安倍」なんだそうな…国会でピンチになると外遊と称して逃亡し、あちこちでODAその他をばら蒔いて「何かやってる」感だけ出している安倍晋三…しかし対米ではトランプのご機嫌をとって武器を爆買いしても、貿易交渉で何か後ろ暗い密約をしてきたようで、選挙に影響がでるから選挙後に発表する有様。ロシアとは「北方領土返還」「平和条約締結」交渉が暗礁に乗り上げる。朝鮮とは拉致問題が一切進展せず、圧力一辺倒でやってるうちに、南北および米朝交渉が進展し、蚊帳の外になる…そして韓国とは連携しないとイケナイにもかかわらず無礼者扱い…これのどこが「外交の安倍」なのか❗

 植民地支配を居直る河野大臣の無礼発言を糾弾するとともに、まともな外交をやらない、できない安倍政権を打倒しよう!

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Swing MASA Don’t Kill Concert

 17日は映画を観た後、富田林のすばるホールで行われた「Swing MASA Don’t Kill Concert」に行って来た。
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 Swing MASAさんは、大阪で私たちが集会・デモをやる時にサックス持ってきて参加してくれるミュージシャンだ。戦争あかん!ロックアクションや梅田解放区にもよく来てもらっている(ロックアクションと梅田解放区は、このコンサートの協力団体でもある)この日が本人の還暦誕生日ということで、800席もあるホールで「自分のために」やる事にしたのだそうな…だが、席を埋めるのが大変だったそうで、前売り券(自由席2000円)を購入することで、協力したのである。
 天王寺、阿部野橋から近鉄南大阪線で30分強、近鉄長野線(富田林から先は単線)川西駅が最寄り駅だ。周辺はコンビニも何もないのどかな住宅地で、国道170号まで行くと、すばるホールがある。
 開始前にいろんな団体さんがバザーをやっていた…終了が遅くなってお腹がすくので、社会福祉法人ピースクラブさんの手作りパンを購入して食べる。すばるホールそのものは凄く立派な施設で、活動・イベントも盛んに行われているようだ。凄いぞ、富田林市!
 開場は16時半、17時開演だ。席は1階席で2/3以上は埋まっているようなので、500人以上はいるだろう。
(集会ではなく公演なので音楽に集中すべく、写真は撮っていません)
 はじめに集会・デモでよく一緒になるメンバーが集う、ネットバンド。それから夜明けのさっちゃんズ…河内音頭もやった。ステージの外で踊りの輪ができる。そこには川口真由美さんもいたぞ。
 休憩後、第二部…桜井昌司さん、佐渡山豊さんとのセッション…ん、桜井昌司さんて布川事件の冤罪被害者じゃないの。刑務所内で音楽をやっていたらしい…すごくいい声で歌われます。
 休憩をはさんで、第三部…管弦楽のアンサンブル・サビーナと、Swing MASA Osaka Jazz Womyns…全員女性ミュージシャンによるバンドのコラボ。歌われる歌は、与謝野晶子だったり、富田林ゆかりの詩人だったり…もあれば、かつて文通していた東アジア反日武装戦線の受刑者の詩であったり…そう、「Don't Kill」は、単なる「殺すな!」とか反戦のメッセージなんじゃなくて、死刑制度廃止あるいは反対!という意味も込められているのだと、やっと気づいたのであった。
 最後のほうで「思い出のグリーングラス」が歌われたのだが、この歌も単に故郷をなつかしんでいるのではなく、死刑囚が死刑執行になる朝に見た夢を歌ったものなんだそうな。

 音と光の楽しいステージも、20時半には終了した…Swing MASAさんのこれまでやってきたことや、いろいろな人とのつながりなんかについて、まだまだよく知らないけれども、なんかすごい人なんだなぁ~と改めて思い、家路についた次第である。

 死刑制度廃止について、昨日、京都アニメーションの事務所が放火され、33名もの死者がでるという痛ましい事件が起こった…容疑者とされる男は警察に確保されているものの、重体で詳しい動機などは明らかになっていない。しかし現代界でも世論は「死刑」「極刑」を求めるであろう…しかしどのような極悪非道な犯罪者であっても、国家が(あるいはそれ以外が)人の命を奪うということはやってはいけない!というのが死刑制度廃止なのである。今、これを語るのはすごく「重い」だろう。

 京都アニメーション事件で犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方、心を傷つけられた方が少しでも早く回復し、安らげるよう願います。

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映画「新聞記者」を観た!

 昨日昼から、映画新聞記者を観に行った。菅官房長官に鋭い(といってもあたりまえの)質問を繰り返し、官邸から恐れられている東京新聞・望月衣塑子の「新聞記者」が原案となっている映画である。
 ネタバレにならない程度に…

 はっきり言いますと、主役はシム・ウンギョンが演じる新聞記者というより、松坂桃李が演じる内閣情報調査室の官僚、杉原の苦悩と、官僚としての矜持を描いている…と感じた。私も数年前までそれなりに大きな組織の一員でしたからねぇ…分かりますよ、理不尽な要求もこなさなければならない「組織人」の葛藤は…と、いうことで松坂桃李さん、エエ役だなぁ~(配偶者は本田翼だし…)

 映画内で写っているTVには、みんな大好き望月記者や、前川喜平氏も登場(木村真議員や籠池氏、安倍昭恵は出ないからね❗)
 「世論工作活動」を行う、内閣情報調査室の部屋が、すごく暗くて雰囲気が出ている。いい演出だ。ここもこの映画の主要な舞台である。そのせいか、全体的に画面は暗く感じる。
 「与党ネットサポーター」って、いるんですな。
 そこのボス、すなわち杉原の上司、多田がまた気味が悪い…部下を追い詰めるシーンでは思わず「こんなヤツ頭からどついたれ…血流しても構わん❗」とも思うぐらい…逆にいうと演じている田中哲司にとっても、いい役であったのではと思うぞ。
 ということで、悪(これが「国家意志」なので、一筋縄ではいかない)の上司と葛藤する部下…というのが本当の見どころ。

 現実では近畿財務局の末端公務員が命を落とすのだが、本作ではキャリア官僚が命を落とします…ひぇぇ~

 それにしても、いくら元上司が自殺し、かつ配偶者が出産時のトラブルで入院というハプニングがあっても、霞が関の高級官僚ではホイホイと外には出られないと思うのだが…

 で、葛藤していた杉原は、新聞記者・吉岡に最終的に協力し、危険を冒しながら重要な事実にたどり着く…そのスキャンダルは単なる「お友達案件」なんてものではなく、それよりも恐ろしい国家目的があったのだ。
 しかし現実の「モリカケ」って、そこまでの案件ではないのだな…完全な「お友達優遇」案件、しかも動いた金額はたかだか数十億だ。しかし、たったこれだけのことを隠蔽するために、どれだけ政権がウソやデタラメを並べ、国会を空転させ、役所に改ざんや隠蔽を指示したあげく人ひとり殺している安倍政権とその忖度連中って、別の意味で恐ろしいわ❗

 映画は重要な事実を1面にデカデカと報道した後、また「圧力」がかかってくるところで終わる…そう、新聞記者や良心的な官僚にできるのはここまで…真実を明らかにし、巨悪を懲らすのはこの後、野党と民衆に委ねられている。そのことは明らかにしておこう。

 おまけ…映画館は水曜サービスデーということもあって、平日の昼間なのに満員…やはり宣伝されてないが、注目されているのだね。ただ、上映前に公明党と幸福実現党の宣伝が流れるのは、興ざめだ。

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「検証温暖化」を献本してもらいました

 去年の今頃はメチャメチャ暑かったが、今年はまだ梅雨も明けておらず、ずいぶんマシだ。それでも蒸し暑い…
 さて暑い夏といえば、地球温暖化、温暖化対策といえば、二酸化炭素排出量削減…政府は、企業は、政治家は、温暖化対策に取り組め!という人びとの声も強い。実際、先のG20大阪サミットにあたって、市民団体が各国首脳に温暖化対策に取り組めとアピールしたり(こうゆうのって、若い学生なんかがよく参加してたりする)、G20に反対する側も、温暖化対策、気候変動対策に取り組めとアピールしたりする。
 地球の気温が産業革命以降、急速に上昇している…というのは観測上あるものの、実は産業革命以前の地球が「小氷期」にあって寒すぎた…というのが実際である。そして第二次大戦後、産業の復興により二酸化炭素排出量は増えたにもかかわらず、気温は低下傾向を示した…70年代後半には「地球は寒冷化し、氷期に向かう」なんてことが真剣に語られていたのである。
 このように地球温暖化とその原因としての、人為的に排出された二酸化炭素が大気中に溜まって温室効果を起こしているから…ということをず~っと批判してきたサイト環境問題を考える (本ブログ横の地球アイコンをクリックしても開くよ)の管理者、近藤邦明さんから、このたび「検証温暖化 20世紀の温暖化の実像を探る」を献本していただきました。
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HPより
2019年7月10日発売
シリーズ[環境問題を考える]5
検証温暖化
20世紀の温暖化の実像を探る
(269頁 ¥2,500)
不知火書房 TEL 092-781-6962
      FAX 092-791-7161

 本ホームページで行ってきた『人為的CO2地球温暖化仮説』の妥当性を検証する議論の内容をまとめた書籍を刊行することになりました。
 本書では、先入観を持たずに初等中等教育において理科教育を受けた平均的な日本人の知識に基づいて、20世紀に観測された気温変動の実像を明らかにすることを目的にまとめたものです。
 人為的CO2地球温暖化仮説を支持する東京大学IR3S/TIGS叢書No.1「地球温暖化懐疑論批判」や国立環境研究所のホームページの解説なども紹介しながら、客観的な事実によって「20世紀温暖化の実像」を浮き彫りにします。

 初等中等教育において理科教育を受けた平均的な日本人の知識に基づいて…とあるので、基本的に読みやすい本ではあるのだが、それでも「理科教育」で出てくる数式が並んでおり、解説には時間がかかろう。ざっくり言うと、産業革命以降、人為的に排出されたCO2が大気中に半分ぐらい蓄積して、それが温室効果を起こして温暖化している…という理論は間違っている❗ということなどをきちんと証明している。
 こういった理論は「(温暖化)懐疑論」としてひとくくりにトンデモ扱いされ、まともな温暖化批判に対して天下の東京大学の先生であろう者がトンチンカンな反論をしていることに気が付かないお粗末な現状を撃つ本でもある。
 著者の近藤さんとは何回かメールのやり取りもしている…長年、自信のホームページで、地球温暖化とその対策(二酸化炭素削減)の虚妄性について発信してこられたのだが、いつまでたっても正論が浸透せず(それどころか正論を排除したり、データをいじくったりすることも”温暖化業界”はやっている)、地球温暖化とその対策を巡る世論は誤った方向にドンドン進んだままである。私のような「過疎ブログ」の管理人にまで本書を2冊も献本していただくというありがたい行為も、なんとかこの間違った世論、方法を正して欲しいという気持ちの表れであろう。
(正直、高価な本を2冊もいただいたので1冊、有効な譲渡先はないだろうか…前進社関西支社ではアカンだろうが、社会運動情報・阪神 さんなんかどないだろう?)

 また本のこまかなレビューも、おっつけやっていきたい…今事情があって、菅孝之の「天皇制と闘うとはどういうことか」(彩流社 2019年4月)を読み進めているので忙しいのだが…
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 話をG20反対集会における、インドネシアの石炭火力発電開発に反対するための論理は、石炭火力発電所が二s中単組を大量に放出するからではなく、石炭火力発電、石炭採掘等に伴う開発行為そのものが、そこに住む人々の暮らしや生活環境を破壊するから…ということでなくてはならないのである。

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ホルムズ海峡有志連合を注視し、護衛艦派遣に反対しよう!

 参議院選挙の陰に隠れてあまり話題にされていないが、中東・ホルムズ海峡が”キナ臭く”なっている。安倍総理が「子どもの使い」でイランに赴いた直後、何者かが日本のタンカーを「攻撃」した(船籍は日本ではないのだが、日本の商社が運行に関わり、日本向けの資材を運搬していた)。どこの犯行かは分からないので何とも言えないが、米トランプ大統領が一方的に、イランとの核合意の枠組みから離脱し、イランへの経済制裁を強めている中、ホルムズ海峡でタンカーが攻撃されるという事件も相次いでいる。
 そんな中、10日のNHKはこのように伝えた…
ホルムズ海峡の安全確保へ アメリカが有志連合の結成を検討
 アメリカ軍の制服組トップは、ホルムズ海峡の安全を確保するため、同盟国などとの有志連合の結成を検討していることを明らかにしました。
 トランプ大統領は、日本など石油を輸送する国々がみずから自国の船を守るべきだという考えを示しており、今後、各国にどのような要請をするかが焦点になります。
 AP通信などによりますと、アメリカ軍の制服組トップ、ダンフォード統合参謀本部議長は9日、記者団に「ホルムズ海峡と周辺の海域で航行の自由を確保するため、連合を結成できるかどうか多くの国と連絡をとっている」と述べました。(以下略)

 またぞろ、国連とかの枠組みとはなんら関係なく、アメリカが軍事行動をとろうとしているわけだ。いくら「自国のタンカーを守る」といういう大義名分があろうと、いやむしろその大義名分こそが問題なのだが、遠く中東で軍事行動を起こす理由にはならない。
 トランプ大統領は朝鮮半島においては「平和の使者」のように振る舞っているが、中東、イランにおいては戦争の放火者として振る舞っている…この本質を見落としてはならない。

 一応、昨日の時事通信の報道では、日本政府は慎重に検討するとしている…Y!ニュース
ホルムズ派遣、慎重に検討=課題山積、参院選後判断か-政府
 米国が中東ホルムズ海峡などの海上警備のために提起した有志連合をめぐり、日本政府が慎重に対応を検討している。
 自衛隊法に基づく海上警備行動など自衛隊派遣の根拠がいくつか取り沙汰されているが、実際に派遣するとなれば詰めるべき課題は多い。政府は21日投開票の参院選後に何らかの動きに出るとみられるが、対応次第で世論の反発も想定され、難しい判断となりそうだ。
 「米国をはじめ関係国と連携し、中東地域の緊張緩和、情勢の安定化に向けて外交努力を継続していきたい」。菅義偉官房長官は12日の記者会見で有志連合への対応を問われ、こう述べた。米国からの打診に関しては「さまざまなやりとりをしているが内容は控えたい」と否定はしなかった。
 自衛隊派遣根拠として現時点で比較的可能性が高いとみられているのが、自衛隊法が定める海上警備行動だ。日本船籍や日本向けの荷を載せた船舶などの護衛が可能で、付近を航行する不審船への立ち入り検査もできる。ただ、日本に関わりがない外国船は対象外。武器使用も正当防衛などに制限され、米国が想定する「有志」としての活動要請に応えられない可能性がある。
 ソマリア沖・アデン湾では現在、海賊対処法に基づき海上自衛隊の護衛艦などが活動している。同法を根拠とすれば、日本関係以外の船舶の護衛も可能だ。しかし、取り締まり対象は金品など狙う海賊に限られ、軍艦など外国政府の管理下にある船による脅威には対処できない。
 2016年施行の安全保障関連法も派遣根拠になり得る。ホルムズ海峡の状況を「わが国の平和および安全に重要な影響を与える事態」である「重要影響事態」と認定すれば、米軍や有志連合参加国への後方支援ができる。国連決議に基づき各国が平和と安全を守るために有志連合に参加する場合も「国際平和共同対処事態」として後方支援などが可能だが、いずれも国会承認が必要で実現のハードルは高い。この枠組みでの派遣では、警護活動を担えないのもネックになる。
 安保法制で道を開いた集団的自衛権の限定行使も理論的には可能との見方もある。ただ、国家間の武力衝突が起きていなければ、行使の要件である「存立危機事態」と認定できない。
 新たに特別措置法を制定する方法もあるが、特措法を成立させるまでにはかなりの時間を要するとみられる。自民党ベテラン議員は「現行法体系では対応できない。特措法しかないだろう」と話す。とはいえ、安倍政権は「安保関連法により、あらゆる事態に切れ目のない対応が可能」と訴えてきただけに、特措法をつくろうとすれば世論の反発も予想される。

 いろいろ書かれてはいる…野党、立憲民主党や共産党・社民党なんかは「現行法で派遣は困難」など主張しているようだが、問題が「タンカー、シーレーン防衛だぁ!」となると、法の隙間を狙った強引な護衛艦派遣や、法改正・特措法の強行採決による派遣もあり得る…それに対抗できるのか❗
トランプ大統領のイラン敵視・攻撃の目論みを弾劾しよう。ホルムズ海峡への有志連合を注視し、海上自衛隊の派遣を阻止しよう❗
参議院選挙に勝利し、安倍政権を打倒しよう❗

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腰がめちゃめちゃ痛くなった…

 昨日、朝起きてめちゃめちゃ腰が痛かった…
 歩けないこともないのだが、どうもつらい…気分も悪くなる。
 普段通っている整骨院もこの日は休みだったので、整形外科へGO!

 いろいろ触診したり、聞き取りしたりして、見立ては「大腰筋が固まっている」というもの…
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 要するに、腰椎から骨盤にむかって出ている長い筋肉がこわばっているということ…深いところにあるので、整骨院で表面をなぞっている?だけでは効かないらしい(じゃあ、整形外科で何か出来るかというと、これも表面から湯たんぽのようなもので暖めるリハビリしかしてれくれない。)
 レントゲンも撮ってみたが、骨に異常はほとんどない…ただ、こわばった筋肉がうっすらと画像に現れている(これはこれで怖いな)

 筋肉に直接、痛み止め注射を打ってもらうことで、なんとか痛みは和らいだが…

 この日は辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動に出かけることもできず、1日部屋で寝っ転がって暮らす…何も出来ない。

 大腰筋がこわばって痛む原因は、座りっぱなしの姿勢にあるようだ…で、奥の方の筋肉だから、なかなか伸ばしたりすることも難しい。で、強張ったまま暮らしていると、そこを「かばう」ために周辺の筋肉もこわばり、酷い腰痛(背中から脚までひびく)ものに発展していくようだ。
参考…絵を拾って来たまとめサイト

 なんとか、大腰筋を伸ばすストレッチ体操のようなものもあるようだ…痛みをやわらげてから、こういったものをじっくりやっていくしかないようである。

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「キングダム」で解く中国大陸の謎(その7 番外編)

 さて6回にわたって「始皇帝 中華統一の思想『キングダム』で解く中国大陸の謎」(渡邉義浩 集英社新書 2019年4月)をみてきたが、要するに中国が「統一」されているのは、秦が法家の思想で富国強兵を行うことで氏族制度が解体されたのち、儒家の思想と法家の思想をドッキングさせた漢帝国の体制が中国人にマッチしていたので、後の王朝もそれをモデルに国家体制をつくったため…ということになる。

 ただそれだと、思想、考え方というものが上部構造(統一国家)を規定しているということになって、マルクス主義的なものの見方としては面白くない。
 著者は「銃・病原菌・鉄」の作者である進化生物学者、生物地理学者のジャレド・ダイアモンドを始めとする多くの人が、中国が統一されているのは自然環境にある、最初に統一王国が生まれた中原には山脈もなく、広大な平野が広がり、黄河や長江といった大河が広がっている…東西南北の交易が盛んで軍隊の移動も容易だったからだという考え方を紹介した後、これを否定している。
 なぜなら統一中国の領域は決して平らなところだけではないからだ。中原においてすら山がちな地形も多く、また過去に中国を統一した王朝もことごとく、中原以外の山岳地帯も含めたエリアも領域におさめているからだ。
 そうすると、中国統一を支えた「下部構造」とは、まさに東西南北の交易…それを可能にする生産力…でなないだろうか?

 著者は本書に「戦国時代の『グローバル経済』」というコラム欄を設け、戦国時代に商業が発展した旨を記述している。
 戦国時代に入ると、各国とも国内で生産する物品や他国からの流入品に課税し、財政の強化を図った。戦乱の世は技術革新を促し、経済活動を活発にしていく。斉の臨淄、趙の邯鄲、楚の郢、秦の咸陽などが経済の中心地として栄えていった。
 また、戦国時代には国を越えて投機や遠距離貿易を行う大商人、現代でいえば「グローバル企業」も登場した。彼らの大規模投機にって穀物価格は乱高下を繰り返し、庶民が苦しめられる一方、市場を巧みに操る者が巨万の富を得ていく。実際、孔子の弟子のひとりが、学問の傍らで投機により富を蓄えている。一説によると、定職を持たず諸国を巡っていた時代の孔子を、その弟子が経済的に支えていたという。(中略)
 大商人たちは通貨の違いや国境の壁を、商業を妨げる障害と考えるようになっていく。グローバル企業が国家を経済活動の障壁と考えるのは、今も昔も変わらない。七国統一の気運は、経済の側面からも高まりつつあったのである。(p82~83)
 で、一旦統一すると、発展した商業はその統一中国を基盤にますます発展するし、統一を前提としたルールで商売を続けるわけだから、商業=経済がその後も中国が統一を続けることを要求することになる。
 はなしはこれで終わらない…ではなぜローマ帝国は再び統一せず、ヨーロッパは分裂したままなのか?
 実は、ヨーロッパなんてすごく生産力が低かったのである。
 ローマが統一して「全ての道はローマに通ず」状態になっても、ローマ帝国の軍事力で、例えば金銀なんかを大量にローマが蓄え、それで地中海世界、ヨーロッパ中の品物を手に入れようとしても…肝心の「商品」、すなわち交換するモノが生産できなければ、商業は発展しない…結局、各地で自活していく生き方のヨーロッパ型封建社会に分裂してしまうわけだ。
 中国ではそうならなかった…中国の生産力でもって商品、交換するモノがふんだんに生産できた。だから商業も下火にならず、統一が続いたというわけである。

 おまけ…中国も氏族制度が解体し、家族単位の独立自営農民ができてその上に皇帝・官僚機構が君臨するという単純な形態をず~っと続けてきたわけではない。実際、漢帝国が衰退して、みんな大好き三国志の時代になるのは、一旦成立した自営農民も時代が進むにつれ貧富の格差が生まれ、結局豪農なんかに統合されていく過程が出来たからである。そうして勢力をつけた連中が、地域の有力者になっていく。その親玉が、曹操や劉備といった三国志に登場する人物になっていくのである。
 要するにまた農民層の分解が、発展した生産力の下で起こったのだ…これにどう折り合いをつけるのかで「混乱」したのが、漢の後の魏晋南北朝370年間の分裂時代だったのだろう。そして中国は再び「統一」し、隋・唐の時代になる。分裂の原因となる地域の有力者を取り込むのに、唐が用意したのが「科挙」である…試験によって官僚を登用するのだ…といった「質の転換」が隋・唐帝国で行われているハズなのだが、その辺は著者の渡邉氏は本書では触れていない。まぁ、やると本が分厚くなるし、「キングダム」の時代から外れるからね。なお渡邉氏の専門は古代中国思想史で、「三国志 演義から正史、そして史実へ」(中公新書)という本も出しているようだから、その辺を読むと中国が古代から中世へどう変わっていったか理解できるのカモしれない。

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キングダムで解く中国大陸の謎(その6)

 中国が統一され続けている理由を筆者は、王朝が交代し新国家を樹立してもても、漢の時代に成立した「古典中国モデル」が参照され続けた結果であるとしている。では「古典中国モデル」のイデオロギーとは何か?見てみよう。

 古典中国モデルの特徴は、①大一統、②華夷秩序③天子 であるそうな。
① 大一統とは、中国は分裂していてはならず、統一されていなければならないという意識のこと。これは「安全保障」上の意識でもあって、要するに分裂していては異民族が中華に攻めてきた時に打ち払えない…だから統一している必要があるということだ。漢帝国も当初の「郡国制」で半分封建制が残っていた時期に匈奴に攻め込まれ、屈辱的な講和を行っている。その後、郡国制を解消して中央集権国家が出来た段階で大々的に匈奴を「討伐」している。分裂していれば異民族が攻め込んでくるという「恐怖」に裏打ちされたものと言えよう。(ちなみに辛亥革命後、様々な「軍閥」が割拠している時期にも日帝の侵略を受けている)
② 華夷秩序とは、大一統の範囲を決めるもので、具体的には儒教・漢字文化を持つものを「中華」とし、持たないものを「夷狄(いてき)」として、中華を上位に置く世界観のこと。漢字を使い儒教的価値観を持っているならば、異民族であっても「中華」になれるので、後に漢民族は異民族による支配を受け入れる根拠にもなるものである。
③天子とは、周王朝における王の権威付けのために現れる概念で、「天」という抽象的な存在でもって「王は『天』から地上の支配を認められた、天の子」という物語である。これを漢代の儒家が皇帝の権威づけのために、皇帝号と天子号をドッキングさせたのだ。皇帝の力の源泉は、人間を越えた存在「天」にあるとしたのである。
 こうして、漢の初代皇帝・劉邦は、後から天命が降った「天子」だったことにされた。皇帝が死んだら、皇帝の嫡長子が天に即位を報告し、承認されることで、新皇帝も天子となる。そう考えることで、本来、儒家とは無関係だった皇帝号を、天子号と結びつけた。(中略)
 武帝の時代には、儒家の董仲舒が「皇帝=天子の支配を、天が正統化する論理」をさらに精緻なものにした。天は徳のある人物に対して天命を与えて天子とするが、天子が悪政を行ったときは災害を起こして戒める、というのがその説である。(天人相関説)
 つまり皇帝が「権威を持った天子」であるためには、儒家的価値観に基づいた政治を行わなければならないということだ。皇帝に「仁政」の枠をはめたのである。(中略)
 おそらく漢の初期、支配者層は困っていたのではないだろうか。中央集権型の統治を行わなければ異民族に侵略されてしまうが、法家を公式イデオロギーに採用しても長続きしないことがわかっている。そこで、一時的に「ゆるやかな法家・道家」である黄老思想を採用したが、これは統治について揺るぎない指針を与えるものではない。
 そうしたときに、昔からある制度や慣習を認めながら、統一と中央集権を肯定する論理を飲みこんだ儒家が登場する。それがあまりにも中国人にフィットしていたために、漢は長期政権になったのである。(p191~192)
 で、漢が約400年続いた後、みんな大好き三国志の時代をへて、一事晋が中国を統一するも南北朝時代という分裂時代が280年続く。南北朝の末期には北周という、周にならった封建制の国家もできるのだが、儒教の「理想」国家は現実の国家の規範にはならず、中央集権型の隋帝国が統一を行う。ただ隋は鮮卑と漢民族が融合した異民族系国家であったため、仏教を国教とした(だから倭国は隋に使いをやって仏教を学んだのである)が中国人には受け入れられず、30年足らずで滅びる。その後を引き継いだ唐帝国が、大一統・華夷秩序・天子を「古典」として復活させたのである。唐帝国は300年近く続き、広大な領土と絶大な影響力を及ぼしたのはご存じのとおりである。で、五代十国の54年の分裂をへて、宋が統一…「古典中国モデル」採用…この繰り返しとなる。(元、モンゴル帝国は異民族による世界帝国であり、別の統治手法を用いたのだが、その代わり元は中国人からほとんど徴税することが出来ず、財政基盤は塩の専売であったそうな。)
筆者は「中国人は国が混乱し新たな政体を打ち立てる必要に迫られたときにも、参照すべきモデルを持っていた。たとえなにか問題が起きても、自分たちの作りだした儒教文化に立ち戻れば打開できる、そのような絶対的な信頼があったのである。」(p195)と述べている。そして現代中国、中国共産党もかつて儒教を旧い中国の象徴と見なして攻撃したものの、1980年代からゆるやかな見直しが始まり、積極的に儒教研究者に資金を援助し、中国各地に孔子廟を建て、海外には「孔子学院」という教育機関を輸出している状況を「西洋とは異なる中国独自の思想体系として、かつての儒家と同じように、ときの政府の正統化を願っているのかもしれない。」(p197)と説く。そして「中国は古代の統一帝国がずっと続いていた不思議な国だと述べたが、本質的には現代でも変わっていないのかもしれない。まさしく稀有な国だとう思いを、これまでにも増して、私は強めている」(p198)と結んでいる。

結論が出た…ので、(その7 番外編)に続く

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全て政党名は「屋号」である…

 「ナニワ金融道」の作者、青木雄二氏の受け売りなのであるが…

  全て政党名は「屋号」である!

 三河屋、松坂屋といった、お店の名前と同じ…

 自由民主党が、自由で民主的でしょうか?

 公明党は、公明正大でしょうか?

 立憲民主党、国民民主党しかり…果ては、維新だの新撰組だの…w

 青木雄二氏は「共産党」だけは「共産主義を目指す」党であるとしていたのだが、私から(新左翼な人は誰でも?)日本共産党は共産主義社会なぞ目指しておらず、実態はケインズ党なんだから、名は体を示さず、「共産」は「屋号」であると言ってよいのだ。

 従って投票は、名前や雰囲気・イメージに左右されることなく、各党・各候補者がどんな政策を語り、あるいは実現させようとしているのか、どんなことをやってきたのか?言ってきたのか?ということを、きちんと調べて(あんまりにも大昔のことを調べてもしょうがないのだが)投票に行きましょう(^^)

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