水に落ちた犬、中山を「おおいに打つべし」!
三里塚闘争に対する誹謗中傷のみならず、日教組に対するいわれのないデマ攻撃による組織破壊をたくらんだ元国土交通大臣、中山成彬(なりあき)は、水に落ちたくせにキャンキャン吼えまくっているようだ。
「民主党政権なら日本が大阪府みたいに」 毎日jp
失言問題で辞任した中山成彬(なりあき)前国土交通相は29日午前、TBSの情報番組に出演し、「民主党政権が誕生すると、日本全国が今の大阪府みたいになる。職員組合とのなれあいで財政破綻(はたん)にひんしている」と述べた。大阪府をやり玉に上げて労働組合の支援を受ける民主党批判を展開した。
成田空港拡張への反対を「ごね得」などと発言したことについては、「(関係者に)不快な思いをさせたことはおわびしたい」と陳謝した。一方で、「政治生命を賭けてでも国民に訴えていかないといけない責任がある」と述べ、日本教職員組合(日教組)を「日本の教育のがん」などと批判した発言は撤回する考えがないことを改めて示した。
また中山氏は、28日に首相官邸で麻生太郎首相に辞表を提出した際のやりとりを紹介した。中山氏が「麻生さんの前で腹を切りに来た。任命責任と言われるだろう。本当に申し訳ない」と申し出ると、首相は神妙な面持ちで「誠に残念」と一言つぶやいたという。
TBSの情報番組とは、みのもんたの朝ズバのようなのだが、私ゃ朝からあいつの顔なんぞ見たくもないので、TVは見ていない。
ええやん、オモロイやんけ、日本中が大阪みたいになんのも・・・(^^)
金ばっかり食う、関西国際空港のような巨大ムダプロジェクトがニッポン国中に林立し、お笑い以外の「金にならない」文化には金を出さんとゆう、ファシスト橋下みたいなんが、あっちこっちで自治体権力を握り・・・格差は広がって、生活保護が必要な世帯が激増するも、かんじんの保護行政は全くなされない。そして日教組が「壊滅」した後、教育をマトモに語れる教育者は現れず、上意下達の、現場に合わない教育かまかりとおる。
自公がこのまま政権におったら、日本中が大阪みたいになるんとちゃうんかい
日教組への誹謗中傷への反論は 九朗政宗氏のブログに詳しい。
曰く
▼教職員の組織する教職員団体に関する調査結果の概要について-文部科学省
>日教組の組織率の推移 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/12/05121203.htm
1958年 86.3パーセント
(中略)
2000年 31.8パーセント
2001年 31.5パーセント
2003年 31パーセント
2004年 30.4パーセント
2005年 29.9パーセント
2006年 29.5パーセント
・・・見てわかるように、日教組の組織率は年々低下している。もしも中山氏の言うように日教組が「日本のガン」であるとするならば、さぞかし日本の子供たちも頭がよくなったことであろう。
・・・ところが、これはどうしたことか(@∀@)
▼OECD生徒の学習到達度調査
http://ja.wikipedia.org/wiki/OECD%E7%94%9F%E5%BE%92%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%BF%92%E5%88%B0%E9%81%94%E5%BA%A6%E8%AA%BF%E6%9F%BB
日本の順位
2000年 数学1位 読解力8位 科学2位
2003年 数学6位 読解力14位 科学1位
2006年 数学10位 読解力15位 科学5位
大笑いである。で、
いやむしろ、このデータは次の仮説を提起するものであるw
「日教組の組織率が低下すると、学力も低下する」
「日教組の組織率が上昇すると、学力も向上する」(@∀@)
・・・これが単なる与太ではないという傍証をあげておこう。
以下は「はくぶん」(四谷大塚提携塾)のニュースレターである。
▼「保守派」の教育評論家が懸念する、日教組の弱体化と授業力の低下
http://www.hakubun-zemi.co.jp/Monthly/MonthB1604.htm
(中略)
学校の組織というのは、校長・教頭の下に平教員が横並びになっている「なべぶた構造」であって、ピラミッド型にはなっていない。そこでの教員は組織人ではない。ピラミッド組織でないことの不都合は、先輩から後輩へと指導方法や技術が継承されないことにある。日教組が元気だった頃には、教職員組合と友好関係にあった民間教育研究団体も元気で、若手の教師たちはそれに参加することで教育技術や指導方法を学びとっていったのである。
>ところが、いまではこれが機能しなくなった。先にふれた東京都の処分問題も、日教組が旗を振って組織的に「日の丸・君が代」実施方針に背いたのではない。もはや日教組にはそんな力はないのである。そんなにも力がないということが、授業技術の継承という点で問題なのである。・・・
・・・かくして、中山氏のロジックは完全に棄却される。(@∀@)
日教組は教育研究集会などを通じて、教育実践の研究・交流を伝統的に推し進めてきた。中山氏の言うように「日教組をつぶす」とすれば、こうした活動も消滅し、日本の教育はさらに混迷を深めていくだろう。それが中山氏の願いなのだろうか?
いや~説得力ありますなぁ~。保守派からの傍証までもってきてここまでやり込めるとは、九朗氏に感服する。
で、もって大阪のファシスト・橋下知事である。
非国民通信さん救いようがないから
国交相発言「本質ついてる」 橋下知事は擁護論(朝日新聞)
中山国交相の発言に対し、学力調査の結果公開を求めて市町村教委とバトルを繰り広げている橋下徹・大阪府知事は26日、報道陣に「表現方法は賛否両論あると思うが、本質をついているような発言なんじゃないですか」と話した。橋下知事は「(公開には)教員が大騒ぎして大反対している。教員組合が強いかどうかはわからないが、教員が教育の中立性の名の下に府民の声を聞かなかった」などと述べた。
何でも橋下知事は、大阪府の教員組合が強いかどうかすらわからないそうです(大阪府の日教組組織率は3割弱と、かなり低いです)。よくわかっていないことを、思いつき、思いこみだけで語る政治家や評論家には事欠きませんが、曲がりなりにでも問題の当事者である以上、「わからない」では困りますね。状況が「わからない」人は、まず実態をよく勉強してから語って欲しいところですが、そこを居直る人が多いのですな、これが。
そしてこう述べている
日教組の組織率が低い大阪府の学力テストの結果はどうなのか、その辺は橋下知事にでも問い合わせてくださいとしか言いようがありません。それでも発言を撤回しないと言い切る中山国交相、「(実際に)そうである」ことと「そうあってほしい」ことの区別が付いていないようです。「日教組が強いところは学力が低い」なんてのは、中山氏及びその同類の願望ではあっても現実ではないのですが、虚構と現実の区別が付かない人が出世するのは美しい国の伝統なのでしょうか?
やたら今日のエントリーは人のブログからの引用が長くなってしまったが、ようするに、中山も橋下も自分が「そうあって欲しい」とゆう結論ありきで、がーっとデマゴーグを垂れ流す、三流政治家にすぎない。しかし、怖いのはこういった輩であるがこそ、「マスコミ受け」するので、メディアが競ってかれらの言説を、たとえ批判的に取り上げたとしても、垂れ流してくれるところである。
中山は水に落ちた、しかし、魯迅も言っているように「『水に落ちた犬』は、必ずしも打つべからざるものではなく、否、おおいに打つべし」なのだ。中山を追撃し、麻生内閣を打倒しよう
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- けんじと太郎でタヌキを追い出せ!(2020.06.18)
- 不正を防ぐために必要な人にお金が渡らないことはあってはならない(2020.05.22)
- 公共の場を閉鎖するばかりが能じゃない!(2020.04.09)
- 辺野古、護岸工事が打ち切られる⁉(2020.04.05)
- 「れいわ現象」の正体(その3)…「新選組」はどうなるか?(2020.03.30)
コメント
こんにちは。TBありがとうございました。GOさんもブログを始められたんですね。
私ゃみのもんたの番組を見てしまったので、この上なく気分が悪くなってしまいました。ホントにあの輩は海の底に沈むまで打ちのめしたいです(笑)
投稿: 主義者Y | 2008年10月 2日 (木) 00時18分
主義者Yさん、ご訪問ありがとうございます。9月に勢いでブログをはじめてしまいました。また遊びに来てください。
投稿: GO | 2008年10月 2日 (木) 21時39分