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弥生文化博物館見学闘争

先週末に、大阪府立弥生博物館に行ってきました(^^)目的は、企画展「鉄道発掘物語」。19日までなのだが、19日は円山野音に行くので、この日しかなかったわけで・・・。
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この日は実家に荷物を持って行ったりする用事があったので、残念ながら鉄道ではなく、車で行くこととした。鉄道の最寄駅は、JR阪和線の信太山駅である。
入場料は600円、チケットを買って2階に行くと展示室である。弥生博物館なので、当然、弥生時代の土器、石器、銅鐸なんかが展示されている。大阪府の様々な施設は、「橋下」の見直し攻撃を受けており、「鉄道発掘物語」の企画は、鉄道ブームの他に、そういった「橋下攻撃」もあってちょくちょく地元紙に報道され、それでその存在を知ったわけ。
で、入ったときの印象だが、「なるほど、人は少ないなぁ~」でありましたが、展示内容は分りやすく、また人が少ないほうがかえって落ち着いてゆっくり見ることができるので、やはりこういった良質な施設を維持していくのに、当面の採算性や利益だけで見てはいけないな~と思った。小学生が社会見学的に行くのにもちょうどいいものであろうし、これを見た小学生のなかから、将来考古学的に重要な発見をする人材がでてくるかも知れない。と、いうワケで、私の「府の施設を利用して橋下攻撃と闘う」闘争は、今後も続けるぞい
さて、肝心の「鉄道発掘物語」だが、鉄道の考古学的な楽しみ方・・・といった展示内容だ。久宝寺の竜華操車場跡地や、吹田操車場跡地から「出土」した様々な鉄道遺物や、古レール、枚方の禁野火薬庫(戦前に2回ほど爆発事故を起こしている、軍事施設はコワ~)跡地のトロッコの遺物、サボ(行先案内板)の字体の変遷や、汽車土瓶の移り変わり、地元阪和線・・・これも戦前は、「阪和電鉄」という私鉄であり、南海電鉄と対抗するため、天王寺-和歌山間を45分で走るノンストップ超特急(表定速度は81.6㎞/hで、1959年に東海道線特急「こだま」83.5㎞/hに抜かれるまでトップ記録!)があった・・・の名所案内図、時刻表、愛称板など、数はそれほど多くないもののテツにとっては見ごたえのあるものであった。惜しむらくは、「鉄道」のほうは写真撮影OKということであったのですが、ケータイ写真撮影時のシャッター音が、少ない入館者の中で響くのはいかがなものかと思い、撮影は遠慮しておいたことだ。
見学を終え、1階の図書コーナーを除く、蔵書は少ないが、歴史書やこどものための歴史マンガなんかもおいてあり、1500円の「年間パスポート」で利用すれば、歴史が好きな人にとってもいい過ごし場所ではないだろうか。近くには池上曽根史跡公園があり、ここで出てきた弥生時代の住居や高床式倉庫なんかが整備・復元されている。
博物館を出ると、前庭で子どもたちが遊んでいた。この子どもたちの未来を、橋下なんかに自由にさせないぞ!

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