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車ってホントに要るのか?

え~9月以降の金融恐慌が、いよいよ実体経済に影をおとしはじめた・・・とゆうことで
トヨタ、今期営業益73%減、1兆円予想を下方修正asahi.com
 トヨタ自動車が6日発表した09年3月期連結決算の業績予想は、本業のもうけを示す営業利益が7割減となった。通期予想の下方修正は、米国会計基準を導入した99年3月期以来初めて。金融危機や急激な円高が日本のトップ企業にも大きな影響を与え始めた。
 トヨタ単体決算(ダイハツ工業や日野自動車を含まない)では、下半期の営業損益が1125億円の赤字に転落する見通し。決算会見で木下光男副社長は「いまだかつて経験していない厳しい現状だ」と語った。連結ベースの売上高は当初予想から2兆円下回る前期比12.5%減の23兆円、営業利益は1兆円下回る同73.6%減の6千億円に大幅に下方修正した。
以下略

GM:最終赤字2500億円 7~9月期毎日jp
【ワシントン斉藤信宏】世界自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が7日発表した08年7~9月期決算は、最終損失が25億4200万ドル(約2500億円)と、5四半期連続の最終赤字となった。9月以降に深刻化した金融危機に伴う北米市場での深刻な販売不振が響き、旧金融子会社GMACの持ち株に絡む評価損の計上などが大きく影響した。
 GMは既に、普通株の配当停止や事務系社員数千人の削減などを柱とするリストラ策を発表しており、人件費の2割以上の削減や大型車の一層の減産、部品工場の閉鎖などを進めて経営の建て直しを急いでいる。

虚構の「金融資本」でふくれあがった資産から、多くの人々が車を買っていたわけだが、それが無くなった途端、車が売れなくなったわけだ。
しかし、ホントに車っているのかなぁ~って思うぞ。必要なものであるならば、不況になろうがちゃんと売れるハズだ。これまでは、不必要に車を作り、消費者の欲望を刺激して売り続けていたわけだ。
自動車による公害や、自動車が増えることの弊害をどうするか?とゆうのは20世紀からず~っと言われていた。排気ガス、騒音、交通事故をはじめ、作っても作っても足りなくなる道路、公共交通の破壊と、中心市街地の空洞化等・・・土木工学、都市計画の一大課題でもあったのだ。
1980年代から、旧国鉄の赤字路線がバンバン廃止、あるいは第三セクター化(久慈ありすさんの三陸鉄道もそうですね~~)されてきたが、同時に交通の問題を解決するためには、自動車社会をどうするかという視点も必要だったのだ。しかし、80年代にはそれは行なわれず、事実上野放しであった。そして21世紀に入り、再び民鉄や第三セクター化された赤字ローカル線が、存亡の危機にさらされている。

自動車が社会に害をなすことが大きい・・・とゆう前提にとりあえず立つと、自動車産業をリストラして、資源を別にふりわけることは、今がチャンスとゆうことだ。
で、提言・・・『乗用自動車の広告を規制する』・・・本当に必要な人は、自分でいろいろ情報を仕入れることができる時代なのだから、余計な広告は規制して、必要もないのに車を購入したいと思わせないことだ。
もっとも日本においては、今の若い世代から自動車離れが起こっているそうだ。無理もない、賃金上昇がストップするどころか、低く抑えられている。ワーキングプアーに陥っている人は車を買うどころは無いし、そうでなくても携帯とかの通信手段にお金を使うことが重要になっているからとのことだ。

ところで、金融資本が破綻しても、実体経済を動かす生産手段や労働力はそのままなので、資本のくびきから逃れた労働者が、生産管理組合を作って生産を続けることは可能である。ここで、自動車産業は、生産手段が過剰であるため、労働者がそのまま生産を続けても、車の需要がなければ、生産した自動車はドンドン余ってしまう。
こういった場合、結局は労働者の手で、その生産手段をリストラ・・・まあ、ぶっ壊すとゆうこと・・・することになる。それに時間をかけながら、労働者を別部門にスムーズに移動させる政策をとることになるだろう。例えば、自動車部品に特化してしまった中小企業の場合、生産管理組合同士で設備や人員を融通し、真に必要な部品の生産を続けるのだ。


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