代用監獄「東拘」を解体せよ!
法大文化連盟のブログを見たら、とんでもないことが東京拘置所で行われていることがわかった
法大弾圧の真実より引用、なお、読みやすさを考慮して斜体にはしない。
>5・29デモ弾圧被告の後藤玲子さん(大阪市立大学)が、11月21日(金)15時すぎから11月24日(月)14時前まで、東京拘置所内の「保護室」に監禁されました。
「保護室」への連行の時には、頭から床に落とされ、さらに小窓から出した手を窓ではさむ、ひねるなどの暴行を加えました。
「保護室」に入れられている間は、弁護士を呼ぶこともできない。歯みがきをさせない。上着とくつ下、メガネをはぎとられ、寒い中を薄い毛布だけで放置され、裁判資料さえ見ることができない。さらに、食事をこぼされる、トイレの水を流さないなどの虐待を受けました。「保護室」とは、東京拘置所が被告人を拷問にかけるための人権など一切無い隔離された監禁部屋そのものです!
19人の闘いに追いつめられた拘置所の虐待・拷問は絶対に許せません! 19人をただちに奪還しよう! 公判を傍聴して後藤さんを激励しよう!
◆後藤さんに対する、許すことのできない制裁
後藤さんが「保護室」から出た翌日、弁護士あての手紙で報告してきた事実は、以下のとおりです。
21日(金)15時すぎ、「所長への苦情申立て」の回答のため、後藤さんの房に区長らが来ました。後藤さんの「申立」の趣旨は4点でした。
①コンタクト保存液など、新宿留置から持ってきたものを部屋に入るか、差し入れできるようにすること。
②裁判時にエレベーターに男性職員がすしづめ状態で入りこんできたり、足を持ち上げられたりした。セクハラをやめろ。点検などで男性職員が入ってくる時は前もって合図して、トイレ、着がえ、部屋で干している下着などを片付けれるようにしろ。
③区長面接の時に要求した「裁判の時にけがさせられたところをカルテにとる」ことを重ねて要求する。
④拘置所と裁判所を往復する際のバスのスピードを落とせ。
以上の「苦情申立」に対する所長の答えは、「いずれも希望を述べたものであり、決定を行うことなく処理を終結する」というものでした。区長がその答えを読み上げ、「何かあれば、また願箋で申し出るように」と言って帰ろうとしたため、後藤さんが「答えの意味がわからん」と質問したところ、係長が「辞書をひいて調べなさい」などと対応。さらに「何もしませんってこと」と言って帰ろうとしたため、後藤さんが「ドアを開けて話せ」と強く抗議したところ、区長は「静かにしろ!」と大きな声で怒鳴りちらしたあげく、「保護室!」と叫びました。
すると、ドアの外に待ちかまえた職員約8人が後藤さんの両手両足を持ち上げて房から運び出し、さらにその様子を区長がビデオに撮影。最初は仰向けで運ばれ、廊下の真ん中で「うつぶせ!」と言われると同時に、頭から廊下に落とされました。さらに、驚きのあまり無抵抗だった後藤さんの腕を後ろにひねりあげ、「保護室」に連行したのです。
◆靴下と上着を脱がされて、寒い中に放置
拘置所職員は、後藤さんを力ずくで「保護室」に連行し、「痛いやろ! やめろ!」と抗議すると、のどにひじを押しつけて首を絞めました。さらに体を押さえつけられて上着を脱がされ、服を破られ、メガネと靴下が奪われ、服は長袖Tシャツとズボンだけで、裸足のまま寒い中に置き去りにされました。「救援連絡センターに連絡しろ!」と叫んでドアをたたいても、職員は一切対応しませんでした。
しばらくして医者が来たので、「頭から突き落とされ、上に馬乗りになられて、体中が痛い」と申し出ましたが、医者は「それは、自分でドンドンやったからじゃないですか?」という対応。「メガネをよこせ」という要求にも、「それは私の範疇でない」と無視して帰っていきました。
◆食事を投げ落とし、小窓から出した手をひねるなど暴行を続ける
保護室の入り口の小窓から食事を入れる時には、係長が「ごはん入るから取ってねー。取らんかったら落ちるよー」と言いながら、ご飯の入った黒い箱をバチャンと落とし、中の牛乳がこぼれ、白飯の器も落とされてひっくり返されました。床も牛乳でベチャベチャ。うどんを紙スプーンで食べろと強要し、「なんや、まだ食べてんのかいな。じゃあ、そのままフトン入れるよー。」と言って、ご飯の上にフトンを落とされました。
後藤さんは、無視し続ける係長に対して、小窓から手を出して、「弁護士を呼べ! 診察を受けさせろ!メガネをよこせ!」と要求しました。すると、係長を含め2、3人の職員が腕をひねる、手首をひねる、指をひねるなどの暴行を続け、「痛い!!!」と悲鳴を上げる後藤さんに対して、区長も加わって、窓でぎゅーぎゅーはさんだり、手を引っ込められない方向に力を加えたりして、毛布を無理やり入れられて窓を閉められました。
そのうち、トイレのボタンと思って押したのが報知器とわかりました。報知器で職員を呼んで、メガネと歯ブラシ、上着と靴下、弁護士を呼ぶことと、診察を要求しました。弁護士の連絡のために「紙とペンをよこせ」と要求したが、「そういうことできないの。ここ、そういうお部屋だから」という対応でした。
医者2人が来ましたが、「頭や体が痛い」という訴えは無視して帰り、毛布2枚と枕、キルティングの敷き布団だけで、寒い中で放置されました。
◆トイレの水を流さないなどの虐待を続ける
「保護室」に入れられた1日目に、看守が「今日は寝るだけで明日」と言っていたので、2日目の朝、後藤さんは裁判資料と服と靴下を改めて要求。通常は、朝の「願い事」(職員が部屋を回ってきて手紙とか買い物とかの要求をする)があるが、それが「保護室」にはありません。後藤さんは、通常はもらっている「しもやけの薬」も要求したが、「ここを出てからの話でしょう」とすべての要求を拒否されました。後藤さんは「裁判資料を入れないのは裁判の妨害やで!!!」と抗議しましたが、「そういうお部屋なの」と拒否されました。
「保護室」では、トイレの水も自分で流せません。にもかかわらず、報知器を押しても1時間たっても誰も来ない。「トイレを流せ、水道を流せ、ちり紙をよこせ」とドアをたたいて要求しても、部屋の外に人がいる(いすの音でわかる)のに、無視されます。「おるのはわかってるんじゃ! シカトすんな! ただの嫌がらせやんけ! 四六時中、流してへんトイレと向き合わせられるこっちの身になってみろ! 衛生上どーやねん」と抗議して、しばらくしてトイレだけ流れる。「水道も流せ、ちり紙よこせ」については無視です。
職員に「うちは、何のためにこの部屋に入れられてんの?」と聞いても、「それは出てから聞きなさい」という対応。「この部屋は何の目的でつくられたん?」と聞いても、「そういうこと今は関係ないよね?」。別の職員に尋ねたら「あなたを保護するため」と言うだけ。法律無用の部屋が東京拘置所の中につくられているということです。
4日目の25日13時40分、職員が「出るぞ。ここに入れられたことは、また後日調査するから」と言ってきました。4日間も入れておいたうえで、さらに「懲罰」を狙っているのです。「所内生活の心得」という冊子にも「保護室」のことは書いてありません。
「保護室」に入れられている間は、どんな人権侵害も正当化され、職員の態度も豹変すます。「保護室」こそ、東京拘置所の正体です。言うことを聞かない、気に入らないヤツはそこに入れて痛めつけて、言葉でなく、暴力でもってわからせる場所をつくっているということです。
すべての責任は、不当な勾留を続ける東京地裁の裁判長にあります。団結の力で裁判所を包囲し、19人を奪還しましょう!(引用終わり)
怒りなしに読むことができないくらい、ひどいものだが、これが「法治国家」日本の現実である。最低でも拘置所に拘留されるのは23日間と決まっている(それでも欧米諸国に比べれば異常に長い)のだが、例えば鈴木宗男のような保守政治家であれ、一旦「否認」すると「逃亡や証拠隠滅の恐れアリ」とされてカンタンには保釈してもらえず、本当に拷問のような苦しみを味わうことになる。冤罪も、この拘置所の代用監獄的な使われ方で起こっているのが大きい。「裁判でホントのことを言えば分ってもらえる」と警察の作ったウソの調書どおりのストーリーをしゃべってしまい、それが肝心の裁判で「証拠」として採用されてしまうのだ。まして左翼関係になると、そこに転向強要が加わる。国労の闘争方針をめぐる「5・27弾圧」でも、関西生コンの武委員長への弾圧も、1年以上の長期にわたる不当な拘留が続けられた。(そこは「完黙」によって個々の弾圧をはね返す必要があり、よって長期の完黙を勝ち取った全ての被弾圧当該者には敬意を表する)
それにしても、食事をちゃんと渡さず投げ入れて床を汚し、トイレの水も流さないなど、人間の尊厳を踏みにじる、まさに虐待のための、拷問のための行為ではないかあるみさんは、絶対にゆるさんぞ!
法大弾圧の当該たちの多くは、運動的には革共同中央派ということになっているのだが、弾圧に関しては党派がどうのこうのと言っておるわけにはいけない。多くの人にこの事実を知ってもらい、怒りの声をあげよう。代用監獄・東京拘置所を解体しよう
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コメント
それにしてもなんて奴らだ!凸(`Д´メ)
人間じゃない!!
投稿: 中野由紀子 | 2008年12月 4日 (木) 23時41分
異議無し!!
投稿: 薩摩長州 | 2008年12月 5日 (金) 00時34分
俺も、異議なし!拘置所経験者より。
投稿: 元々中核派 | 2008年12月 5日 (金) 11時09分
中野由紀子さん、薩摩長州さん、元々中核派さん、コメントありがとうございます。
>同じ女性として迫ってくるものがあります。彼女の心にも残される傷が心配です。
当該が女性であることから、意図的に行われるセクハラまがいの、ホントに人間性を奪う東拘の遣り方は、怒りと哀しみ抜きに見据えることはできません。
私はどちらかというと、対弾圧の感性の鈍いところもありまして、特に弾圧・抑圧下の女性がおかれている現状に対し、あまり関心をしてこなかったところもあったと思います。「あるみさん」キャラは、そんな私を批判し、叱咤激励するものとしてある!と、共にがんばってゆきたいと思います。
投稿: GO | 2008年12月 6日 (土) 01時29分
あと、当該の後藤さんも含め7名の保釈が決定したそうです。
http://hosei29.blog.shinobi.jp/Entry/259/
保釈金のカンパを、集中しましょう!
投稿: GO | 2008年12月 6日 (土) 01時32分
私も拘置所ではコンタクトレンズで揉めました。異議なし!!!
投稿: KW | 2008年12月 6日 (土) 21時15分
KWさんようこそおいでくださりました。
コンタクトレンズは医療機器扱いですね。きちんとした取り扱いがなされないと、角膜が傷ついて最悪の場合は失明ということも有得ます。重要な問題です。
投稿: GO | 2008年12月 7日 (日) 11時17分