輝け憲法!許すな「日の丸・君が代」強制!2・1大集会
九条改憲阻止の会・関西や連帯ユニオン、守口門真教育を考える会などが呼びかけた「輝け憲法!許すな『日の丸・君が代』強制!2・1大集会」が、守口市の守口文化センター大ホールで行われたので、参加してきた。右翼の妨害にもかかわらず、420名の結集が勝ち取られた。
まず、京阪守口駅を降りて京阪百貨店の横を通ると、すぐに守口文化センターがある。右翼車は駅の反対側にいるとのこと。
「連帯」労組のお兄さん達ががっちり防衛している。(^^)赤・青・黄の連帯労組の旗って、カラフルで良く見えるんですね。
1時開場、1時半開始と聞いていたのですが、なぜか開場は1時20分ごろ。入り口ホールはごったがえしており、なかなか盛況である。会費は800円ナリ。
司会あいさつの後、ビデオ「戦争案内」というものが10分放映された。このビデオは70分ぐらいあるのだが、明治維新から日清・日露戦争、朝鮮半島の植民地化を通じての日本帝国主義の戦争のあゆみが分りやすく解説されているものだということで、紹介されたものだ。続いて、守口市議会議員の三浦たけお氏の主催者あいさつ、そして北村小夜さんの講演「戦争は教室から始まる」が始まった。
初めに、日の丸・君が代反対でなく、「強制」反対になっている、また教育基本法も改悪されてから、それを元に戻そう、あるいはもっと良いものを作ろうとすることができない、権力の横暴だけでなく、それにひるんでしまっている私たちの仲間の方が心配だと述べられた。君が代問題と音楽の授業をからめた講演で、もと軍国少女でもあった彼女は、音楽は人生を豊かにするためにあるのに、戦前は唱歌(唱え歌・・・となえうた)を歌わせることで、国家が特定のイデオロギーを注入していったと説いた。「シバカリ ナハナイ ・・・テホンハニノミヤキンジロウ(我が母校の中学校にもあった銅像、二ノ金ですな)」と唱和することで、二ノ宮金次郎が手本となるように思わされていく・・・ちなみに多くの人はご存知と思うが、二宮金次郎は百姓一揆には否定的な見解をもつ、いわば体制には都合のいい人物だった・・・戦時中は絵画と同様に、「音楽は軍需品」だったのだ。音楽の授業に限って言えば、学習指導要領んは共通教材といって教えるべき教材を限定しているが、戦争毎に愛国心強化のために取り入れられてきた「唱歌」が使われている。(この「唱歌」の内容や解釈についていろいろブログネタにも使えそうなものがあるので、随時紹介する)そして新、小学校学習指導要領解説、音楽編には「国歌『君が代』は、いずれの学年においても歌えるように指導すること。」となっている。そして、独りでやるのは大変だけれど、みんなでやればまだまだできることがあると、日の丸・君が代強制への抵抗を呼びかけた。
続いて、08年卒業式で君が代不起立・・・しかもクラスほどんど全員・・・が産経新聞からのバッシングを受けた、門真三中の川口先生のお話、教育委員会から4回もの呼び出し・・・しかも放課後ではなく、授業時間中を受けたが拒否すると、事情聴取を受けよとの職務命令が出た。また、不当処分をするなという署名はありがたかったとのこと。そしてなぜ、学校の教員がそこまでこだわるのか?今、日本中の子ども達が「心のノート」を使っている。これは文部科学省が一方的に送りつけてくる、教科書(検定を通っていない)ですらないものなのであるが、内容は、子ども達に語りかけてくるようにできている。マインドコントロールを狙ったものだ(このへんは1人者の私ではよく分らないので、子どもさんのいるブロガーの皆様からぜひ内容についてご教唆願いたい)。国に感謝して、その国に命をささげよう!日の丸・君が代の後にはこれが必ず来る・・・と自らがなぜ日の丸、君が代に反対するのかを語った。そして学力テストは心のノートにつながると批判、また、立っている人でも歌っていない人もいる、いろんな立場の人と繋がること、「教育基本法」は改悪されたが、まだ憲法がある、国民的な大きな運動を作ることが大事だと訴えた。続いて枚方の中学校の教諭、福山さんの報告の後、10分休憩。
開場入り口は、三里塚写真展と、パレスチナ・ガザの簡易写真展が行われていた。また、参加者は圧倒的におっさん、おばちゃん以上!が多いが、中には高校生らしき人も見受けられた。(高校生は入場無料!)
後半は、守口のストリートミュージシャン、宮下賢一さんのミニライブで3曲ほど、団体アピールは「9条改憲阻止の会・関西」と連帯ユニオン関西生コン支部から、関生の代表は教科書検定問題に触れ、戦争は悲惨なものから、戦争で死ぬことはすばらしいこととする攻撃であると喝破、また労働組合らしく、非正規で働く人から憲法25条・生存権が奪われていることを訴えた。
回のメインである、土井たか子元社民党党首・元衆議院議長と、服部良一、社民党参議院議員山内徳信公設秘書・・・というより、大阪で社民党系列で闘う人々の第一人者と言った方が早い・・・の対談「いま憲法があぶない」が始まった。(右が土井さんね)
服部さんが土井さんに話を伺うという形で、まず国会の状況について、土井さんは国会論戦に活気が無い、支持率が発表される度に、解散を先送りにしている。解散権は総理にあるというが、だれのために解散するのか、国民でしょ、私たちにははっきりわかってますと、結果を出すのが、次の総選挙だと喝破された。
つづいて自衛隊のソマリア派遣問題(どっひゃ~、すっかり本ブログでも忘れたように、記事にしていない)服部さんから、自衛隊が世界中の海にでていくようになっていくだろうと向けられると、土井さんは1954年の国会決議・自衛隊の海外出動を成さざる事の決議が生きていることを挙げ、国会決議は満場一致で行われるので、決議をあげることは非常に難しいが、その内容は重いものである。ソマリア派兵のための特別措置法は、3月一杯までに法案を出すといっているが、平和憲法に対する反逆だと喝破、その後、集団自衛権の問題や、国民主権、99条(憲法遵守条項)、さらには田母神問題まで踏み込んでいろいろ有意義な対談であった。
対談終了後、服部さんから来る衆議院選挙で社民党から近畿ブロックで立候補のアピール、社民党辻本清美衆議院議員よりのメッセージ(同日、高槻市で国会報告集会を持たれていた)が読み上げられた。最後に門真市議員、戸田ひさよしさんがまとめ、日の丸・君が代・天皇制は必ず暴力による恫喝がないと存在しえない、だから右翼の暴力なんかに決して屈しない、断固たたかい、はねのけることが必要だ。それも警察を頼るのではなく、(そのために「連帯」労組の若い者を動員した。関西には心強い労働者の部隊が存在する)自主性を保つことで、集会・言論の自由を守ることができる。不起立の運動をどんどん広めよう。真っ向から橋下の攻撃を打ち破ろうと激をとばした。
「平和憲法を守ろう」的な、ゆる~い集会かなぁと思っていたが、内容も濃く、そしてたたかう「土井節」「戸田節」が聞けた、いい集会であった(^^)(^^)//
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コメント
★闘う「土井節」、「戸田節」を動画でアップしたので、ぜひ見て下さい!
たたかうあるみさん、2/1集会当夜に素早く集会内容紹介していただいて
ありがとうございました。当方の「ちょいマジ掲示板」で転載させていただ
きました。
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4893;id=#4893
その、闘う「土井節」、「戸田節」を2/4に動画でアップしました。
ぜひご覧下さい。↓↓↓
・土井たか子・服部良一対談2
http://www.youtube.com/watch?v=wBmm987eBRM&feature=channel_page
・土井たか子・服部良一対談3
http://www.youtube.com/watch?v=TmyYiJg23BY&feature=channel_page
・土井たか子・服部良一対談4
http://www.youtube.com/watch?v=P0Vgl3omBMs&feature=channel_page
・土井たか子・服部良一対談5
http://www.youtube.com/watch?v=-DPhHDJN7hg&feature=channel_page
※「土井たか子・服部良一対談」の1が何かの手違いでまだアップされて
いませんが、あさってにはアップします。
★戸田の締めくくり演説(戸田ひさよし門真市議アピール)
http://www.youtube.com/watch?v=ugq2Y-Jrj2k&feature=channel_page
なお、もっと多くの動画が、2/1集会特集にアップされています。
http://www.hige-toda.com/_mado12/2009/0201syuukai/index.htm
今週中にほかにも追加アップしますので、ご覧下さい。
今後もよろしく!
投稿: ヒゲ-戸田 | 2009年2月 5日 (木) 02時14分
日本は現在も9条があり、核も保有してません。
戦争反対を訴えるなら日本に核ミサイルを向けている中国・北朝鮮で訴えるのが筋だと思うのですが?
所詮あなた達がやってる事は、平和を訴えて悦に入る偽善活動でしかありませんよ。
投稿: | 2009年3月 5日 (木) 13時03分
革命おこさず
日本の過去にケチつけるだけか?
毛沢東語録をしっかりと読め!
投稿: 革命戦士 | 2009年3月 5日 (木) 13時20分
京都大学様
2009年3月12日
首切りと戦争に反対する実行委員会(連絡先・・・京都生協の働く仲間の会)
連絡先
京都伏見東郵便局私書箱26号
keizirou.hushimi@hotmail.co.jp
京都大学への抗議と要求書
私達は、貴大学に対して、抗議します。直ちに、非正規労働者100名の解雇を撤回することを要求します。卒業式に、「蛍の光」を歌うことをやめることを要求します。そして、16日には、午後1時から貴大学代表者と貴大学で交渉を持ちたいと思います。この点について、貴大学の誠実な回答を15日までに、私達に行うことを要求します。まずは、このメールで回答下さい。求します。
1,
貴大学は、非正規労働者100名を解雇することを明らかにしました。しかし、このような非正規労働者の使い捨ては許せません。労働者は物ではありません。人間です。生活をしています。家族もおります。このような問答無用の解雇は直ちに撤回するべきです。
京都大学では、タウンミーティングにおいても労働者の違法に動員し、全社会的非難を浴びました。
また、ホワイトカラーイグゼンプションと言う残業代0法案を作ろうとした自民党政府の手先になったのも、京都大学法学部教授でした。それに加えて今また全社会的な非難に聞く耳を持たず、資本家と資本家政府の先頭に立って非正規労働者を大量解雇すると通告しています。絶対に許せません。
派遣切りに反対して必死で立ちあがった派遣労働者、非正規労働者、労働者階級人民総体の怒りと憤りをあざ笑うかのような100名もの非正規労働者の解雇など絶対に認められません。現に今、多くの京都大学の非正規労働者が必死の反対行動に立ちあがっています。
大阪府は、346名もの非正規労働者を解雇すると通告しています。それに対して今必死の反対行動が巻き起こっています。京都市は、昨年118名の非正規労働者を強い反対の声にもかかわらず、大量解雇しました。本当に許せません。私達は、京都生協におけるパート労働者不当解雇撤回を頑張っています。その点からも、京都大学の非正規労働者大量解雇は絶対に見過ごせません。
2,
貴大学は、「蛍の光」を、卒業式において歌うと言うことです。このような暴挙を到底許せません。「蛍の光」は、まさに、侵略戦争を賛美する歌であり、侵略戦争を押し進める歌です。こんな物を卒業式で歌うなどもってのほかです。
貴大学は、医学部を先頭にアジア侵略戦争での日本軍の非道な虐殺と虐待行為の先頭に立ってきたことでつとに有名です。にもかかわらず、その反省を一切せず、逆に居直って侵略戦争を賛美する歌であり、侵略戦争を押し進める歌・「蛍の光」を斉唱するなど、絶対に認められません。絶対に許せません。
特に今、麻生政権と浜田防衛相は、金権腐敗を強めると共に、自衛隊ソマリア派兵の強行など、海外派兵をいっそう強行していこうとしています。これと一にした貴大学の暴挙を絶対に許せません。
3,
私達は、貴大学に対して、抗議します。直ちに、非正規労働者100名の解雇を撤回することを要求します。卒業式に、「蛍の光」を歌うことをやめることを要求します。そして、16日には、午後1時から貴大学と貴大学で交渉を持ちたいと思います。この点について、貴大学の誠実な回答を15日までに、私達に行うことを要求します。
投稿: 京都生協の働く仲間の会 | 2009年3月13日 (金) 22時09分
こんなエントリー‥‥
わかりにくいから、本来、『流血』が好きな左翼の本能のまま、
「保守、粛清!!!
皆殺し!!大人も子供も赤ん坊も、年寄りも狩って断頭!」
‥‥って書けば、あなたらしいしスッキリすると思う。
わかりやすいし、その方が。
投稿: | 2010年10月23日 (土) 12時04分