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三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ3.15講演とパネルの集い

 大阪市立中央会館ホールで米軍再編と闘う―三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ 3・15講演とパネルの集いに参加した。会場では三里塚の写真の他、落花生や萩原さんの本の販売が行われていた。
 まず主催者あいさつとして、三里塚決戦勝利関西実行委員会の代表世話人である、永井満さんから、今回はこれまでの内部だけの決起集会ではなく、運動をより大きなものに広げていくためのもので、今までの集会とは違うということでご批判もあるが、一人でも多くの人に三里塚を知って欲しい、今日はその最初の取り組みであると述べた。また、三里塚は反戦運の砦であり、米軍再編には市民として関心をもっていかなければならない。羽田空港が国際空港としてやっていこうかとするときに、なぜ成田空港なのか、これはイザという時に米軍が使うためのものだ。関西空港も同じ、使われない滑走路を作ったのは明らかに軍事使用をめざしたものだ。また、昨日ソマリアに海上自衛隊が派遣されたが、派兵を繰り返しで「事変」と呼び戦争を行ってきたことと同じことが行われている。闘う陣形を組み上げなければならないと訴えた。
ここで、プログラムには無い、天神峰現闘本部裁判において、千葉地裁の仲戸川裁判長の行った不当な訴訟指揮を弾劾する、声明が発せられ、反対同盟の声明も読み上げられた。
この後、反対同盟の萩原進さんの特別講演だ。昨年秋から今日にかけての情勢を喜びを持って迎えるとともに、今日の情勢をかもしだすために、これまで闘い抜いてきたと発した。3・29の演説のためのレジュメを用意してくださり、労働者・農民からいままで与えられてきた権利を剥奪してゆく攻撃が行われていること、それが農地法の改悪攻撃。暫定滑走路は、平行滑走路を闘いがあるが故に北へ北へと追いやったもの、10月工事終了・来春3月供用開始は破産している。一方昨年12月の輸出額は前年同月比で48.6%減少した、あのトヨタでも1晩で赤字に陥ったドラスティックな時代だ、そんな中で、アジア・ゲートウェイだとか言っている。
市東さんの土地とりあげは、支配者が「闘いに屈した」という態度は見せたくない、三里塚の存在を消したいという体制をかけた収奪であることを断罪し、市東裁判は決して農民だけの裁判ではない、労働者・消費者との労農同盟の闘いである。御手洗は農地を企業に差し出せと、農地法改悪を今国会に提出した。3・29の結集を権力にぶつける、第二の農民決起を起こし、広範な運動をつくろう。労働者にとっての職場、農民にとっての農地である。三里塚は過激派の闘いといわれてきたが、それだけではない、労働者も、あらゆる層も闘わなければ生きていけない、三里塚のように闘おうと訴えた。レジュメの内容を自分のペースに載せ、うまく繋げながら分りやすい講演であった。
続いて、沖縄・読谷村会議員の知花昌一さんの特別報告、2日に、薩摩藩の琉球侵略400年、琉球処分130年の集会に参加してきたことを皮切りに、新聞記事の切り抜きをレジュメを元に、3月だけでも沢山の米軍関係の報道がある。沖縄は平和憲法の下に行ったのではなく、日米安保の下に入ったと述べた。先のグアム移転協定について、沖縄では「お金のことだから」と大きな運動は起こっていないが、辺野古基地建設をうたっている。協定は条約と違い、国内法を遵守しなければならないが、実態的には条約と同じで、国内法よりも上位に位置づけられるのは明らかである、また辺野古にも多くの三里塚を闘った仲間がいる、過去のいきさつを乗り越えてもっと広げていこうと訴えた。
特別報告2として、部落解放同盟全国連合会書記長の、中田清さんから、解放同盟本部は融和運動への転換を遂げている中で、4月1日より応能応益負担による同和住宅、改良住宅の明け渡し、家賃値上げ攻撃は、部落の共同体をつぶす攻撃であり、今こそ全国連5満員建設の時だ、第18回大会を通し、全国水平社の今日的な再現を目指すこと、また、反対同盟の闘いに答えられる運動をつくると訴えた。
10分間の休憩の後、パネルディスカッション。パネラーは関実の永井さん、萩原さん、知花さんの他に、艦載機移転で揺れる岩国から、住民投票の結果を活かす岩国市民の会代表の大川清さんが参加した。まず、永井さんのコーディネートで、大川さんから岩国の闘いの報告。岩国は岸、佐籐、安倍の地盤である保守王国山口で、米軍による事件、深刻な被害があってもなかなか声を上げられない環境であった。それでも厚木艦載機移転ははじめ議会が全会一致で反対し、その後議会がブレてくる中で、井原市長の住民投票の発議があった。この中で、住民の反対の意志を示せるかどうか、いろんな人が呼びかけ、会う人々に訴え続けた。投票率が50%以下なら、中身を見ないという条項をなんとかクリアし、58.8%の投票率、その9割近くが反対の意志をしめした。しかし、自分達の街のために考えて行動した、本当は民意を聞いて政治をするのが国の役割なのに、国は金と圧力で街をズタズタに分断した。市役所建替えの補助金を凍結したのは、基地のある街へのいじめでしかない。2008年の市長選挙は、国と米軍が総がかりで選挙違反をしてきた。こんな醜いやり方に負けてしまってはいけない。沖縄の人から「大川さん、闘いはこれからですよ。」と励まされたと話された。
これを受けて、反対同盟の萩原さんは、三里塚でも百何回も請願・・・話し合いに行ったのに、政府は無視した。話し合いに応じないなら強制収用だ。国の強制的なやり方は同じである。三里塚でも沖縄から開拓に来た部落があって、最初は反対していたが、一夜にして条件反対になってしまった。彼らが自ら選んだことであるが、沖縄の戦中戦後なめてきた苦渋があるのだろう。だから闘いをもって沖縄に答える、闘いを通して沖縄に繋がりたい。また、沖縄とか岩国とか、原発とかと繋がりたいと言った。また、農業問題について、食を外国に求めるというのは、戦争への道だ、アジアゲートウェイ構想がそう。沖縄・岩国・三里塚を戦争に使う、だから手を携えて闘うと訴えた。
知花さんは、沖縄もダメですよ、日の丸・君が代もほとんど100%実施されている、やることはやるんだけれど、続かない。運動を強くするには、内部を強くすることが必要だが、運動を強くするのは闘いだ。岩国のように、市民が実際の闘いの中で、学んできた。権力が恐れているのは、やられてもやられても立ち上がっていく民衆、これを一番恐れている。地域の議員たちは、信用してはいけない、すぐひっくり返る。地元で足を踏ん張ってがんばっている人達が大切だと訴えた。
ここで知花さんから萩原さんに、近くに三里塚で闘った人が3人もいる。三里塚の話をすると、目がキラキラするのだが、「自分たちは脱落派だから・・・」なんてことを言っている。この際そんなことは抜きにしてやろうじゃないか、そうゆう人達も来れるような状況をつくろうじゃないかと提起された。
萩原さんからは、まず反対同盟の原則、空港に絶対反対、敵との話し合いはしない、実力闘争もやる。この原則を守っていただけるのであれば、一旦離れても、個人であればいつでも歓迎するし、党派であっても、反対同盟ととことん話し合いをしてからでれば、問題はない。なんかいいたいことがあれば、言ってもらえればいいと答えられた。
大川さんから、住民運動がいろんなところから筍のように出てくる。ここで「彼らがいるからいっしょにやれない。」ということを言っていては分断される。いろんな団体が手を取り合っていく必要がある。米軍再編は、トランスフォーメーションと言って、昆虫の変態みたいなもの、バージョンアップということ。負担軽減や入れ替えではない。自衛隊と米軍の共同訓練もどんどん行われている中、軍事力でアメリカと共同の道、侵略戦争への道を行くのか、日本全体の大きな問題である。私たちはやるだけやってだめなら仕方が無いという運動ではない、絶対に止める(大きな拍手!)運動だと訴えられた。
時間が迫ってきたので、まず永井さんから、関空でANF140が4000m滑走路から飛び立った時、90デシベルぐらいの騒音があった。4000m滑走路は普段ほとんど使われていない。成田、三沢、嘉手納、辺野古そして関空は朝鮮有事には軍事空港化される。関空を軍事空港にさせないと決意を新たにした。
 大川さんは、米軍や自衛隊に守られていると思っている人は多いが、守るものではなく、おびやかされているといのをイヤというほど知った。沖縄も岩国も、居るのは海兵隊で、殴りこみ部隊、自衛隊もドンドン攻撃型の装備をしてきている。私たちは加害者になりかねない。岩国が変われば、日本も変わるし、沖縄が変われば、日本も変わる。各地域で闘っていく、それで変われば絶対変わると訴えた。
知花さんは、自分ままだ沖縄独立派ではない。独立というのは日本の民衆、運動、政府に期待が持てないから、住民投票という、住民が自分達のことを自分たちで決めるというものが出てきた。だから日本の民衆に少し期待を持っていると結ばれた。
萩原さんはこれを受けて、本土の闘いにかかっている。どうゆう形で爆発させていくか、三里塚は党派の闘いでもあるが、人民の闘いでもある。大学でケンカしてても、三里塚ではいっしょにやる。いろんな人が関心を持って、自らの問題として来ている。我々は20年、30年前に闘ってきた人を掘り起こす。また、農民層にはいってこなかったという反省もある。過去には全国行脚ということもやったが、あらゆる層に呼びかける。沖縄には、近くお伺いします。3・29にはお二人にもぜひ来てくださいと訴えられた。
 山本善偉 三里塚決戦勝利関西実行委員会世話人の閉会のあいさつ、ガンバローで集会を終えた。参加者は185名、これまで支援してきた人だけでなく、新たな闘争陣形、支援の輪を広げるためにもたれた、米軍再編問題。いい集会であった。

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お願い
三里塚へかけられた新たな攻撃「新誘導路3本目
可能なら、あるみさんの所でも取り上げて下さい
市東さん、追い出し以外の何物でもない
抗議の声を各地であげてください。
協力のお願いです。

投稿: 鈴木加代子 | 2009年7月11日 (土) 13時12分

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※若干の加筆修正を行いました(3/30)  去る3月15日に大阪で開催された、「3・15 講演とパネルの集い 米軍再編と闘う−三里塚・沖縄・岩国・関西を結ぶ」に参加してきました。もう明日は3・29三里塚現地集会です。もともとこの集会はその西日本での前段とし... [続きを読む]

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