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ジュゴンはどこに行ったのか?

さて、辺野古新基地建設のアセス準備書批判の続きである。
アセス準備書の厖大な文書をダウンロードされて熱心に検討されている人もいて、彼らによると内容は写真や図表でやたら水増しされたシロモノなのだそうだが、「概要書」では出てこない重要なものも入っているとのこと。いやーやはりまじめにちゃんと研究する人は、エライsign01
で、SDCC(ジュゴン保護キャンペーンセンター)の、ジュゴン掲示板より、次の図が公表されている。
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アセス調査における、ジュゴンの2008年3月から、2009年2月のジュゴンの移動の軌跡だそうで、これをみて、「ジュゴンは嘉陽で確認(よーするに辺野古にはいないし、来ない)」と結論づけたようなのだが・・・そもそも複数年の調査が必要と、方法書の段階で指摘があるにもかかわらず、1年ぐらいの調査で、このような結論を出していいのだろうか。
で、準備書の概要書にもどると、
Photo
環境省が2002年から2006年まで行った調査では、こんな広い範囲でジュゴンが「確認」されている。当然、辺野古をはさんで北と南に、ジュゴンが移動していることも十分考えられるわけだ。
辺野古の海を埋め立てて基地を作ることで、ジュゴンの移動が妨げられる・・・基地建設によってエサの藻場が無くなることも重要だが、むしろこちらの影響のほうが大きいのではないだろうか?むしろ建設工事中のドンちゃん騒動・・・自然にとっての・・・が、この海域からジュゴンを遠ざけ、それが餌をとったり、移動をしたり、さらには繁殖したりといった行動に悪影響を及ぼすおそれがあるだろう。特にジュゴンは繁殖能力が低く、絶滅が危惧されているのだが、工事期間中に繁殖が出来ないheart03となると、あっという間に「絶滅」ということにもなりかねない。

私も土木屋の端くれである。もっとも、山の中でトンネル掘ったり道路つくったり・・・という経験はあるが、海洋土木というのはやったことがない(ウチの会社も、不得意^^;)概要書を見ると、なるほど、委託されたコンサルタントがなんとか一生懸命、構造物を仮想設計(海中の地形や土質調査・・・ボーリング調査ですね・・・がまだ終わっていない以上、詳細な設計はできん)し、施工計画を作成し(現場を見ていない・・・ってか、常駐しないと、こまかなところまで施工計画を立てるのはムリ)ている姿が、良く分る。青函トンネルや明石海峡大橋を建設してきた、ニッポンの土木業界に、できないことは無いsign03ジュゴンのいる海にできるだけ影響を与えないで、大規模な埋立て工事を行うことは、図上では、あるいは頭の中では「可能」である。
実際のところ、山の中にトンネル掘る現場なんかで、地下水が湧きすので、水をくみ出すが、トンネルの壁を支える吹きつけコンクリートの影響で、その水は強いアルカリ性を示す。それを炭酸ガスなんかつかって中和してから、自然界に放出する、環境基準はもちろんクリアしたかたちで行う・・・その程度の「環境への配慮」なんか、とっくの昔に、土木業界ではやっている。
じゃあ、辺野古のような自然度の高い場所で、最高の技術を使って、ジュゴンの住むような最高の自然環境に悪影響を及ぼさないような施工ができるか・・・と聞かれたら「ウン、ヒマと金をかければ、なんとかできる。しかし実際、やってみんと分らん。」というのが良心的な技術屋のあり方だろう。
辺野古への基地建設工事に、そこまで時間とカネをかけることが許されるのか?2014年まで、地形測量・土質調査・設計を含めて、5年で完成させないといけない。おそらくこまかな環境に配慮した工事など、できはしないだろう。

全国の土木屋・地質調査屋さんへ告ぐ。辺野古基地建設に、技術者の良心をして、かかわってはならない。あるみさんは、許さないからねvirgo

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コメント

帝国主義者や御用学者達にとって、辺野古に軍事基地を建設するために、ジュゴンが生息していようが、生息していないし、ジュゴンが居ようが、居ないわけですね!!我々人民は、そもそも、辺野古に基地を移設して欲しくないし、ジュゴンをはじめ、沖縄の海の生態系を破壊して欲しくないんです!ここには、三里塚同様、建設を前提ととした、帝国主義者の転倒した、ロジックがあると思います!

投稿: α | 2009年4月19日 (日) 22時45分

>ジュゴンはどこに行ったのか?
ご執心だった平良ナントカもどこに行ったのか?w

投稿: 核武装論者 | 2009年4月20日 (月) 08時36分

平良ナントカ・・・
どうかしたんですか?あの牧師さんでしょ。

投稿: 戦争反対 | 2009年4月20日 (月) 10時57分

平良夏芽氏は沖縄にもどってきていると聞いております。もっともブルジョワ社会のブランド、船場吉兆だとか、赤福だとかと同じように、いくら運動に影響力を持った人でも、大きな過ちを1回すると、信頼を回復するのは大変なことです。富田晋くんも同じ・・・3・26を英雄的に闘ったハズの第四インターもしかり・・・
まあ、何かカリスマ的なものに頼って運動するってのは、よくないですな。

投稿: GO@あるみさん | 2009年4月21日 (火) 00時01分

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