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ペトログラードの駅前で革命を叫ぶ!

ピーテルのフィンランド駅にて
Pict0140
なお、これを撮影したのは、夜9時20分ごろ・・・日がなかなか沈みません(^^)緯度が高いと、夜遅くても素直に写真が撮れるため、ついつい夜歩きをしてしまいます。博物館なんかは夕方18:00ごろ閉館しますから、博物館詣では昼にしておき、景色を見たり写真を撮るのは夜に行うのがセオリーかと・・・

1917年4月3日(ロシア暦、西暦は+13日することの、4月16日)、2月革命の勃発を受け、レーニンが亡命先から帰ってきたのが、このフィンランド駅です。ちなみにレーニンの歓迎会は、夜十時ごろだったそうだから、明るさはこの写真よりもう少し薄暗かったのかな。
あとは引用・・・
トロツキーの「ロシア革命史」より(岩波文庫、藤井一行訳、第二巻p95より)

しかし、レーニンは、そのすべてにいかに対処すべきかよくわかっていたようである。かれは、起きていることのすべてが自分には少しも関わりがないといった面もちで立っていた。花束(それは彼の姿全体とまるで調和していなかった)をかかえなおし、あたりをうかがい、まわりの人々を、そして「ツァーリ」の間の天井を眺めまわしさえした。それから、もう執行委員会の代表団から完全に目をそらし、こう「答えた」。「親愛なる同志諸君、兵士、水兵、労働者諸君。私は、諸君を通してロシアの勝利した革命をたたえ、全世界のプロレタリア軍の前衛たる諸君をたたえることができて幸せである・・・・・・われわれの同志カール・リープクネヒトの呼びかけに応じて、各国人民が自国の搾取者=資本家に武器を向けることは遠くない・・・・・諸君が成しとげたロシア革命は、新しい時代を切り開いた。全世界の社会主義革命万歳!」

残念ながら、
当時、ボリシェヴィズムには速記技術がまだなかった。だれもメモをとっていなかった。
(同p98)ので、本記述ははスハーノフの回想記からの引用だそうな。
もうひとつ、引用、1998年に革共同が発行した「学習講座 ロシア革命とレーニン主義 二月革命から十月革命まで 反スターリン主義・革命的共産主義の闘いのために(藤沢明彦)」より
レーニンは、出迎えのためにペトログラードのすぐ前のベロオーストロフ駅で列車に乗り込んだシリャープニコフに、党内の状態、『プラウダ』の祖国防衛主義への転向の原因などについて質問を浴びせた。ペトログラードのフィンランド駅に到着すると、出迎えたボリシェヴィキ指導部の中からカーメネフを見つけ、しかりつけた。「君が『プラウダ』に書いていることは何だ。われわれは君の論文をいくつか見て、こっぴどく悪。口を言った」(ラスコーリニコフ『同志レーニンの到着』、1923年)。p76
 四月四日、レーニンは自らの見解を簡潔な文書にまとめて党に提出した。これが「四月テーゼ」(「現在の革命におけるプロレタリアートの任務について」全集第24巻3-9ページ)である。レーニンは同日午後、タヴリーダ宮殿で開かれたボリシェヴィキ、メンシェヴィキ、無党派などの社会民主主義者の合同会議で、夕方にはボリシェヴィキ指導部の集会で、これを読み上げた。
 この革命的なテーゼは、ひとまず以下のようにまとめることができるだろう。
①戦争と平和の問題について。戦争は、臨時政府のものとでもいまなお無条件に帝国主義的強盗戦争であるから、「革命的祖国防衛主義」にいささかでも譲歩することは許されない。資本を倒さなければ、真に民主的な講和で戦争を終わらせることはできない。
②国家権力の問題について。ブルジョワジーからプロレタリアートと貧農層の手中に権力を渡さなければならない。労働者代表ソヴェトは、ただひとつ可能な革命政府の形態であるから全国家権力を労働者代表ソヴェトへ移す必要がある。コミューン型国家としてのソヴェト共和国を建設する。
③「土地、パン」の課題について。土地国有化と雇農・農民代表ソヴェトによる土地の処理、統合された全国的銀行と社会的生産と生産物の分配への労働者代表ソヴェトによる統制によって解決する。
 ひとことで言えば、「すべての国家権力をソヴェトへ!」のスローガンに集約される。一切はソヴェトのヘゲモニーをボリシェヴィキが握ることにかけられた。p78-9

では、あるみさんも叫ぼう「7月テーゼを粉砕して、革共同を奪還するぞ~ぃ

おまけ・・・
Pict0138
四月に何者かによって爆破されたレーニンたんの像は、修復のため木の枠で覆われておりました(^^)(^^)//

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