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9・27三里塚関西集会に決起(前半)

手術後の抜糸闘争に勝利し、ついでにギプスを作り直してもらって、ようやく右足を地面に付けて歩いて良くなりました。全体重がかかるといけないので、松葉杖はまだまだ必要ですが、階段の上り下り以外は、ずいぶんラクに(^^)・・・ということで、「市東さんの農地を守ろう!成田・関西両空港の軍事使用を許すな9・27三里塚関西集会に決起したぞ~
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集会はあるみさんズも参加virgovirgovirgovirgo結集は200名超え~(写真暗~)
司会・進行は、尼崎・伊丹実行委員会の弥永修さん、大阪の海と空を戦争に使わせない会の長澤民衣さん。13:30の開会の後、三里塚の写真をスライドショー形式で関実の松原さんが説明する。2002か3年ごろの成田空港の航空写真により、東峰の森を削って作られ、ジャンボが通るには幅100mしかない、使い物にならない第二誘導路や、市東さんの畑、家のすぐそばを通り、営農・生活の放棄を強制する「第三の誘導路」計画、暫定滑走路に立ちふさがる東峰神社の位置関係が良く分る。また、市東さんや萩原さん、鈴木さんが農作業している写真もあった。
続いて、三里塚決戦勝利関西実行委員会世話人の山本善偉さんの主催者あいさつ。市東さんを追い出すため、畑仕事をさせないための第三誘導路計画を弾劾したあと、反対同盟があの苦しい中で堂々と営農されていることが三里塚闘争の根本であること、また関西も成田もどちらも軍事空港になるということを述べた。
部落解放同盟全国連合会から、書記長の中田潔さんが連帯のあいさつ。関実の集会には久しぶりに来た、集会後のデモも久しぶりだと述べた後、関西の闘う仲間の思いが心に伝わってくる、全国連はこれからも闘いの重要な位置を担ってゆくと表明された。また、狭山再審についてかつてないきわめて重要な情勢である。全ての証拠を開示せよ、再審を開始せよと東京高裁に要求しよう、10・11に取り組むとともに、10・25狭山中央闘争に全力決起すると宣言した。
「米軍再編と日米安保愛製の50年を問う」と題して、パトリオットミサイルはいらない習志野基地行動実行委員会、埼玉大学講師の吉沢弘志さんの講演である。吉沢さんが現在住んでいる目の前が自衛隊の中央即応集団であること、71年の強制代執行闘争に参加し、三里塚に強い連帯を表明すると発言された後、講演が始まった。
米国は冷戦終結後、強大な軍事力を保持するために新たな「敵」を見つけなければならなくなった。「ならず者国家(クリントン大統領がこの言葉を始めて使用)」テロ国家、そして「テロ組織」へと、普通では考えられない国を相手に戦争をする。これでは世界中の世論は受け入れられない、だから単独主義に走ったのだと説明された後に、オバマ大統領の国連総会演説に触れ、そのレトリックについて解説された。曰く、オバマの演説にはresuponsibility(責任)という言葉をよく使う。アメリカ国民の責任、同盟国の責任、地球の責任等々・・・オバマは「単独主義」からの撤退を言っているが、単独で解決できないのは当たり前で、アメリカの責任で正当性の名の下に、ともに(同盟を組んで)問題を解決していこうではないかと言っているにすぎない。リーダーシップはアメリカですよということだ。だから、核の問題については北朝鮮やイランを名指しで非難する。核の廃絶を言うならば自国の核を廃絶すればよい、自分の責任をはぐらかしているのがそのレトリックである、ということである。また核廃絶を言うならば、核兵器の原料を生み出す原発(核エネルギー)からの撤退についても触れていないと批判された。
そして日本の情勢に触れ、24日、防衛大臣は防衛大綱の見直しの「先送りを行わない」ことを表明した。おそらくオバマ・鳩山会談の中で何か圧力があったのだろう。そもそも防衛大綱というのは、4次防で必要最小限の防衛力が整備されたとされた後の「現状維持」のためのものなのであるが、アメリカの新しい世界戦略に追随してそれを超える装備(ヘリ空母、空中給油機)の購入が決定されたりしている。成田・関西の軍事空港化もこのへんから始まっている。そして大綱の策定サイクルはどんどん短くなって、アメリカQDRの4年毎見直しに連携をとっていくのだろう。だから政権が変わっても、米軍再編の基本理念は守らなければならないという圧力がかかる。
米軍再編とは、いつどこから攻めてくるか分らない敵と戦うため、世界中どこへでもいつでも戦力を展開する軍隊へと変質をめざす、駐留型から移動型への変更である。日米同盟は特殊で、憲法は日本の最高法規と明記されており、安保条約やそれにかかわる法律は憲法の下にあるはずだが、日米同盟が憲法の上にある。97年新ガイドライン成立に基づき、安保条約の「極東条項」は事実上消滅し、周辺事態法は、どこまでいっても日本周辺ということになった。(ちなみに米軍のFEN・・・極東放送網は、97年10月にAFN・・・米軍放送網に変化、早い対応!)
日本においては、これまでソ連を仮想敵として軍備を配置してきたが、冷戦終結後、世界のどこの国が明確な敵か明らかにしない、軍事のコンセンサスが違ってきた。いつ、どこから攻撃があるか分からないのだが、アメリカが02年「概念計画COPLAN5055」を策定し、その後朝鮮有事を想定した国民総動員の有事法制・武力攻撃事態法や国民保護法が、自民党と民主党の協力でできた。「概念計画・・・」は05年の2+2で「共同作戦計画OPLAN5055」へ格上げの確認がなされ、米軍再編の中間報告とされる「日米同盟 未来のための変革と再編」(05年10月)が、事実上の「新安保条約」となる。これは国会の承認も何も受けていない!
日本は島国であるためか、朝鮮や中国のことになると過剰な反応をするが、自衛隊が北朝鮮・中国を仮想敵国としても、アメリカがそうだとは限らない。アメリカが本気で中国(中国がバックにいる北朝鮮)を敵にまわすか?世界経済の常識で言えば、アメリカの輸出入その他における、中国経済の大きな存在がある。ヒラリークリントンは、過激なまでの中国派(資金源は中国系企業)と言われている。「もっと悪いのは奥にある、それは中東だ」というのがアメリカの世論だ。イラク・イラン・アフガニスタン・・・アメリカは民主党政権に、必ずアフガンへの派兵を訴えてくるだろう。
中国・朝鮮を名目にPAC3は配備された。習志野のPAC3は成田空港の防衛のためである。中国・朝鮮は軍事的マヌーヴァー(ごまかし)であることを明確にし、アメリカが本当に狙っていること、これについていくのかsign02国民世論に憲法の精神・平和的な共生を訴える。三里塚の闘いをしっかりものを言うための一里塚にしようと訴えられた。
鳩山新内閣の外交・防衛問題に対する左の側の甘い見方に警告を発し、これからがむばらねばならないという気持ちになる講演であった。
その後、10分休憩、後ろで上関原発建設に反対する署名が集められていたので、それに応じる。
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萩原さんの写真・・・後半につづく、なお、私は今日はデモには不参加としたが、10・11はなんとかなりそうcoldsweats01

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