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党再建のために何を考えているか

さて、政治集会のレジュメをブログネタにする企画、第三弾、③は省略としたので
④対安田派闘争と革共同再建の現段階 から

今日、安田派が革共同を簒奪し無残な変質を遂げているなかで、安田派との対決を避けたり、安田派に依拠して革共同の再建を目論む傾向が発生している。しかしこれらの「潮流」は、革共同の歴史的総括にもとづいて、革共運動を再生することは不可能である。早晩、革命運動の妨害物に転落するであろう。
革共運動の再生のためには、具体的には、共産主義者の政治・戦闘集団として、つぎのような点を重視しなければならない。
指導機関と細胞の関係-個々のイストと細胞の自立性を重視することである。上意下達や、軍令によらずに、1人ひとりが自分の活動領域で共産主義の政治を組織し、実践できること。綱領や戦術はそのうえで成立する。
路線と方針の形成の方法-激烈討論・激烈実践で、内外の論争・討論を歓迎する。なによりお労働者同志、組合活動家、学者・インテリゲンツィア、他党派の活動家も歓迎する。
統一戦線や大衆運動、労働組合について-革命にむけて(革命の後も)、その利害を守る先頭に立つことが、革共同再建協議会の立場である。一言で言えば、「代行主義」の克服である。
われわれがめざす革命党は、党の自己目的化を生み出す思考と決別し、党の手段性と党の自己止揚の論理にふまえて建設する。闘う戦闘集団としての規律と高度の団結をもったうえに、労働者的実体を基礎に階級と生き生きと結合できる党であるために、次のような目標と基準を提起したい。
第1に、党の路線と方針、個々の活動が、たえず階級によって検証され、労働者人民とともに学ぶことができること。
第2に、党員どうしの、および中央と細胞の同格性をしっかりと確認し、党内においてこそ厳格にプロレタリア民主主義を実践すること。
第3に、自立した共産主義者の団結体としての革命的労働者党であること。
「前衛党」という規定は、自らが権力機構となることを概念のうちにはらんでいる。党が権力機構とならないために、消滅が必然的となるために、いままでの革共同のあり方そのものを自己点検し、改めなければならない。なによりも、自ら権威を求め、権威をつくるあり方は克服しなければならない。

未来第41号に、9・6革共同政治集会にの記事掲載中、で、このシリーズは、とりあえずこれで終わります(^^)/

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コメント

 ひょっとしてこれは、スターリン主義批判からレーニン主義の否定(見直し)、「民主主義派」へと転落していくあのプロセスなのか?。

 そういえばどこにも、レーニン主義の根幹である“プロレタリア独裁”や“暴力革命”、集中し組織された“前衛党”に関する記述がない。すでに捨てているか?。

 いわゆる“社民派”との違いはどこにあるのか?。

投稿: 革命派 | 2009年9月25日 (金) 18時03分

民主集中制は、民主主義じゃないの!?プロレタリア独裁は、民主主義じゃないの!?

投稿: | 2009年9月25日 (金) 20時43分

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