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橋を直したくても直せないお話

不条理日記さんが日本中の橋が崩落するかも?という記事を上げられたので、それに関連して・・・まず、引用
 

これ朝日新聞4日付けのニュース。高度成長期に立て続けに建造された道路橋の老朽化が進み、全国で121の橋が崩落寸前なんだとさ。(魚拓1)(魚拓2)
 50年~100年もつように設計されてるはずなんだけど、40年くらいでもうボロボロ。補修しようと思っても自治体は予算不足+技術者不足で「補修はおろか点検もままならない」って。せめて職員が目視点検でもすれば?
 橋だけでなくダム、空港、港湾設備なども建造からかれこれ50年、国交省は「今年度直轄ダム(87基)や河口堰などの点検・補修費として約560億円を計上」している。とてもじゃないが新しいダム造るどこじゃねえな。 (以下略)

 土木業界でも「これからは、維持・修繕が大切になる。」ということは、20年も前から言われてきたことなのだし、新幹線や高速道路など、高度経済成長に合わせて急いで作ったコンクリート構造物がいろいろと問題を抱えていて、いずれ大規模な補修をしなければいけないということは、分っていたsign02
けっきょく、こーゆーことなんですね(~~)
たしかに、「40年前造ったダムの修理のため10億円の予算くれ」って言うより「この村にダム造りましょう、500億円ポッキリで出来ます!」って言ったほうがカッコイイもんな。でもそれじゃ、あとかたづけの出来ない子供と一緒だよ。

新しいのを作るほうが、お金もおちるし、ラクなところもある。
すでに使われている橋梁を補修するというのは、けっこう難しい・・・。交通規制をかけたりしながら、足場をかけ、その足場の中で、コンクリートをはつったり、補修材を塗りつけたりする苦渋作業をしなければならない。
手間もかかれば、お金もかかるし、時間もかかる。
あるいは、通行止めを含む交通規制をして、舗装を剥ぎ取り、これまたコンクリートをはつったり、補修材を塗ったり、3時間でかたまる特殊なコンクリート(超速硬コンクリートと言います)を打ち込んだり・・・。

で、都市内の重要な幹線道路の場合・・・交通規制がかけられないんですね。あるいは非常に時間が制限される。夜間の○時から○時まで通行止め、あるいは車線規制はできるが、その時間を過ぎると交通を通さないといけないと条件がつく。
しかもその条件をつけるのは、「警察」だぁ~
国土交通省や自治体、高速道路会社などが、「○○橋は全面通行止めにして、補修工事を行いたい」と思っていても、「周辺の道路が渋滞するから、ダメでしょ。せーぜい夜間の車線規制で工事しねhappy01」と言われちゃうわけだ。

かくして、十分な時間もとれないまま、不十分な工事でお茶を濁すことになる。
交通規制して、舗装はぎとってみたら、思った以上にコンクリートが悪い・・・はつってもはつっても、後から後から悪い部分が見つかる・・・。朝まで(連続で規制をかけられる場合もあるので、あるいは○日後の朝まで)に、はつったところを埋めて舗装を乗っけないといかん。ひでーのになると、はつった所を超速硬コンクリートでなく、舗装のアスファルト合材で埋めちゃったということも。かくして、悪い所を全部補修できず、残った形で工事はジ・エンド。
で、工事をしたのに、すぐまた不具合が起こる・・・でも同じ所を直ぐに再工事するのは、あらゆる方面に説明できない、交通規制もかけさせてもらえない。

大都市圏における、橋梁は、こ~んな問題をかかえているのです。単にお金と人をつぎ込めばいいというわけでもなく、車を減らすだとか、代替道路を整備する(結局どっかに「新しい」ものを作る、あるいは便利さや安全をちょと犠牲にしてでも、無理な交通規制を延々としてもいいというコンセンサスを得る努力が、政治と土木業界に求められているのですが・・・いや~20年間、楽に流れすぎたぁ~。


 

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コメント

拙ブログをご紹介していただきましてありがとうございます。

あの投稿で引用した「コンクリートが危ない」では、山陽新幹線の高架橋や埼玉県の公営住宅の、コンクリートのひどい劣化をレポートしています。

それにしても・・・造ったときの工事があまりに杜撰だと、補修するのにも限界があるのでは、とか思いました。

投稿: 鷹嘴 | 2009年11月16日 (月) 16時14分

小生のおじさんは、山陽新幹線のトンネル堀りを請け負っていました。鉄建公団だったと思いますが、砂利の手配に苦しんでいる時に「海砂利でもいい、とにかく早くしろ」というので、「そんなんで作ったら、20年くらいで壊れまっせ」と言ったのですが、モノスゲエ圧力を掛けられたので仕方なく海砂利でコンクリを打ちました。あの崩落事故、きっかり20年目くらいでしたね。

ちなみにおじさんは山陽新幹線には乗りません。

投稿: TAMO2@サラリーマン | 2009年11月23日 (月) 19時27分

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