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法大弾圧裁判意見陳述集が面白い

法大弾圧救援会が編集・発行した「法大弾圧裁判意見陳述集」が11月に送られてきた。
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学生たちの主張により、今法政大学で何が問題になっているのか、改めてよく分かる。

特に、恩田亮さん(法政大学文化連盟副委員長)と、増井真琴さん(法政大学文化連盟企画局)のものがいい。恩田さんは、文化連盟がなぜ全学連とともに決起したのか、これまで行われてきた弾圧の実体や人権侵害、迫害を明らかにしながら、「裁判官は高所から被告人を見下して裁きを行っているが、本裁判では我々が貴様らを裁く。」と宣戦布告している。増井さんの大学論は、改めて大学の自治や自由の重要さ・・・それがなければ大学ではないのだ・・・を認識させられる。
2人の陳述は、全文を引用したいところであるが、頒価500円…「112人逮捕・33人起訴という大弾圧と闘うため、莫大なカンパが必要です。可能な方は、カンパを加えてご購入くださいますようお願いします。」…とのこと。

恩田さんの陳述の一部

 キャンパスの運用規定なるもので、演説や集会は学生センター(旧学生部)の許可制という具合に、こんなものに従っていたら我々の存在なんぞ消されてしまうから許すわけにはいかなかった。そもそも大学で集会や演説を規制する感覚がおかしい。キャンパス運用規定は学園祭の縮小、学生団体の権利剥奪のように、弾圧に屈し、萎縮している学生側に強引に認めさせたに過ぎない。それをもさらに協議の末に制定されたかのように主張して、本当にどこまでも卑劣な奴らだ。
 このルールに違反したとして斉藤君、倉岡さん、そして私に処分策動をする法大当局との攻防の過程で、次々と当局の破綻点を我々は白日の下にさらした。「ジャージ部隊」が「株式会社ジャパンプロテクション」の警備員であったこと。我々文化連盟と全学連、その友人と、法大当局が同調者と見なした人間の指名手配リストを作成し、弾圧要因の拠点である第3会議室の壁に貼り、顔と名前、個人情報を覚えるように上意下達されている事実。法大当局がチケット業者に委託し、傍聴券の買い占めをしていること。何よりも痛快だったのは「ジャージ部隊」を追放したことである。
 「殺すぞ!」と叫んでキャンパスを闊歩していたクソッタレどもを追放したのである。法大当局は報復として、私や斉藤君、洞口さん、倉岡さんに処分を下してきたが、その際の呼び出し理由に「街頭での活動について」とあったのには驚いた。大学の教授会というのは、街中での行動にも口を挟めるのか。支離滅裂もいいとこでほとんど末期的といえる。教授会の下す処分が執行部一任とされ、教授会内部においてすら民主主義が機能していないことも露呈した。そして、「営業権」を主張しての抗議圧殺のための仮処分申し立て。我々の抗議は「営業妨害」であると裁判所に仮処分を申し立てて、街宣活動を禁じたのである。よくもまあ、これで大学面をしているものだ。さっさと学府の看板を下ろせ。(p14~15)

うむ、痛快である。
つづいて、増井さんの陳述の一部
 
法政大学ではネオリベ的な大学再編のもとに自主的に自立する表現空間を殺し、非自主的に他律するおしつけの表現空間をつくりあげたけどそれはうまくいってないんだと。
 大学当局がどんなに上から「日文科文芸専攻」や「法政文芸」といったハコモノをつくっても、はじめに組織を作ってそこに人を押し込むようなやり方はきわめて官僚主義的は発想であり、そんなやり方では良質なコンテンツは生み出されないんだと。
 むしろかつての法大がそうであったように、映画のことを考えていたり、文学のことを考えていたり、政治のことを考えていたり、演劇のことを考えていたり、音楽のことを考えていたり、革命のことを考えていたり、あるいは何も考えていなかったりする。そういう有象無象が、意味不明なビラをまき散らしたり、下品は立て看板をつくったり、ウダウダ一緒に酒を飲んだりする、そういうキャンパスの中にこそ新しい創造の息吹が躍動する可能性があるんだということでした。
 つまり一言で言えば「急がば回れ」ということです。
 文化創造には時間がかかる。
 斉藤郁真文化連盟委員長は、雑誌「状況」のインタビューに答えて「いまのままの法政では柔軟性のあるリーダーやおもしろい文化人が生まれなくなる」と危惧しています。僕も全くそのとおりだと思う。
 ビラまきを許さず、立て看板を許さず、人と人とが感情を交換することを許さない。
 魔法使い増田は、召還獣「ジャージ部隊」を召還し、無辜(むこ)の学生に襲撃をしかける。
 学生を尾行し、盗撮し、官憲に売り渡す。一部の変態召還獣に至っては、「倉岡さんって二重まぶたなんだねぇ」と言ったりもする。
 こんなキャンパスからいったいどんな文化が生まれるというのでしょうか?人類史においてある世代にできることは、その次の世代に対して胸をワクワクさせられるような文化を残すことだけです。いまの法政大学は僕たちの世代がその次の世代に向けて新しい文化を生み出す条件を奪っている。
 ただこの一点をもって、今の法政大学の行いは、大学(ユニバーシティ)の本義に反する犯罪的な所業だと思います。(p32)

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それにしても、なんでこんないい陳述集をガンガン宣伝しないんだろう・・・


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たたかいとかくめい」カテゴリの記事

コメント

初コメです。これねえ~。ほとんどの法大生は迷惑がってるわけです。それこそ、左派の教授は「学生や保護者からの苦情の多くに、中核派が邪魔、迷惑だというものがある。学生運動に身を投じた自分としては残念」というほどの状態なんです。まあ、学生の質が下がっていると言われればそれまでなのですが、右派、左派の違いすらわからない(中核派と天皇陛下万歳の人達をごっちゃにしている奴とか)学生多いんですよね~。それが法学部だってんだから聞いて呆れますよ。他の学部なんてなおさらです。とにかく、学生はついてこない。邪魔くらいにしか思ってない。中には、心の中では中核派に賛同してる奴もいますけどね。実際運動には参加しません。それに中核派だって去年の5月の逮捕以降、ビラ配りくらいしかしてないし(学内に突入なし)、男気がないというか、政治を勉強している学生にしたって「本当に社会を変える気(革命する気)があるのか」や「多くの人から見ればあまりにも主張が極端(オバマや鳩山も粉砕と主張)」て感じで、結局何がしたいんだって感じです。しかも「右派の学生」も今時は結構いて悲しいかな支持者が少ないというのが実情ですね。「この大学は自由じゃない。監獄大学だ」ていう奴

投稿: 中核派についての感想 | 2009年11月30日 (月) 15時05分

一日も早く日本の大学から人殺しの過激派が消えてなくなりますように。

投稿: ヤンウインリー | 2009年11月30日 (月) 19時52分

中核派についての感想さん、コメントありがとうございます。「中核派」に対する評価はそれとして、学生がウダウダできる「自由」が大切だと思います。

投稿: GO@あるみさん | 2009年11月30日 (月) 21時28分

>学生がウダウダできる「自由」が大切だと思います。

学生どころか日本は誰でも彼でも、不法入国不法滞在不法就労の犯罪者でも自由自在にウダウダできますがなw
自由まみれですがなw
またまた法相が最高裁判決無視して犯罪者を野に放ちましたぞw

投稿: 核武装論者 | 2009年12月 1日 (火) 09時26分

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