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高速道路料金が迷走するのはイデオロギーがないからだ

鳩山連立政権の「公約」である高速道路原則無料化…の前段階として、6月から実施される新料金割引制度が揺れている。
旧聞であるが、asahi.comより
高速新料金、見直し撤回 国会審議で修正も

前原誠司国土交通相が公表した6月導入予定の高速道路の新料金について、鳩山内閣は22日、現時点では見直さない方針を決めた。ただし、今後の国会審議を踏まえて、修正を検討する。新料金については、21日の政府・民主党首脳会議で見直しを決めた直後から方針が二転三転し、鳩山政権の統治能力が問われる事態になっている。
 鳩山由紀夫首相と平野博文官房長官が前原氏と22日に会談し、(1)新料金案は、現時点では見直さない(2)料金割引財源を高速道建設に回す法案は速やかな成立を目指す(3)新料金のあり方は国会審議を踏まえ、国交省で総合的に検討する――との方針を決めた。
 高速新料金を巡っては、多くの利用者にとって実質値上げになることから、民主党議員や閣内から批判が続出。前原氏が出席していない21日の政府・民主党首脳会議で、小沢一郎幹事長が見直しを求め、平野官房長官らが再検討することになっていた。
 ただ、担当大臣としての決定を党の求めでひっくり返されたことに、前原氏が強く反発した。このため、見直し方針を撤回する一方で、国会の意見を踏まえて将来修正する形にして、双方の顔を立てたと見られる。
 前原氏は記者団に「新料金のあり方については、国権の最高機関の国会審議を踏まえ、国交省で総合的に検討する」と述べ、国会の意思をくむ形での見直しは容認する姿勢を示した。国会審議の動向によっては6月の新料金移行が遅れる可能性もある。
 鳩山首相は22日朝、記者団に「政府が引き取って、この問題を見直す。(高速道路の)建設と(料金の)割引を、無料化の方向と矛盾しない形で決着していきたい」と述べていたが、夕方には「国会の審議で、見直すかどうか決めてほしい」と発言。わずか半日で軌道修正した。

で、小沢君と前原君が、対立しているらしいhappy01
報道にあるが新料金が「実質値上げ」と言っても、休日上限千円に比較してのことであるし、四国で問題になっている本四連絡橋の料金が高くなることについて、安ければ安いで、フェリーの利用客が減り、会社が撤退するとかで別途問題にしているのに、エエ気なもんだわ。何も分かっていないなぁ~
 この件で迷走する理由は、ただ一つ。公的なものに公的なところから金をだしてものごとを維持するという思想…イデオロギーが民主党政権にも無いし、マスコミ・報道関係者にも全く無いからだ。

このブログの過古記事
金をかせだヤツから収奪して世の中を動かす話

政府・行政がお金をだしてドンドンやる…こうした発想は、「事業仕分け」に見られるように、民主党政権を動かしている主流部分にはないし、それを「打倒」したい自民党にも、もちろんない(だから「小沢問題」で民主党支持が減っても、自民党支持につながらない)これが新自由主義にどっぷりつかった発想しかできないブルジョワ政治・政権の限界である。

高速道路にはそれなりに税金投入をすべきだろう

ところで、日本は民鉄の経営が旨く行く環境にあったせいか、「受益者負担」原則ありきで公共交通や道路整備が行われてきた。しかし本来は、これら基本的に生活に必要なインフラにはなんらかの形で税金が投入されるべきである。なんでもかんでも受益者負担、運賃・料金で採算とれ~の世界だから、鉄道も高速道路も高い・・・作ってみたけど、料金が高くて(新しい路線だと建設費もそれなりにかさむという問題もあるのだが)利用者が増えない・・・赤字がかさんでどうしようもない・・・本四連絡橋なんて、まさにそうでしょ。旧国鉄だって、首都圏の殺人的ラッシュ対策や新幹線建設等をすべて自前、かつ政策的に安い運賃で独立採算でやれーということで、赤字が出ても単年度で税金による補填をせず、借金に借金を重ねて巨額の国民負担を残したわけだ。
この独立採算・受益者負担絶対主義の風土のもと、小泉改革が行われた・・・道路公団や郵便局を「民営化」したことをはじめ、障害者自立支援とは名ばかり、「応能負担」から「応益負担」へ切り替え(障害が重く収入が少なくならざるを得ない人が、より多くの「益」を必要とするのに・・・)社会福祉は切り捨てられ、セイフティーネットは破壊される「新自由主義政策」をより押しすすめ、労働者民衆の生活はより圧迫されている・・・

そういえば、何でもカンでも民営化路線ってのは、80年代・中曽根内閣の臨調・行革路線→国鉄分割民営化に代表される政策だったなぁ~。JR四国なんてもともと経営基盤の弱い中「分割」して自立しろといわれシコシコやって来たのに、株式上場どころか、高速道路無料化で経営が危なくなっている…のに、民間だから公的資金がやってこない。フェリー会社もいっしょ…。

四国新聞社
本四値上げに反対/自民有志の会発足
 

四国と岡山、広島、兵庫県の自民党国会議員が23日、高速道路の上限料金制における本州四国連絡道路の割高な料金に反対する議員の会を立ち上げた。
 所属議員は香川の大野功統氏、平井卓也氏をはじめ、塩崎恭久氏、後藤田正純氏、中谷元氏、逢沢一郎氏、中川秀直氏、鴻池祥肇氏ら7県の衆参両院の25人。
 党本部で行われた会合では、国土交通省に対して、本四道路の料金を全国と同一の設定にすること、影響を受けるフェリー、JRなどの公共交通機関への別途支援を申し入れることを決定。28日にも前原誠司国交相に要望書を提出する。

中曽根行革・小泉改革を推し進めた「自民党」を抜けるなりしてから、やって欲しいものだw
それはそうと・・・自民党をぶっ壊して新しい党を作った連中にはぜひ高速道路政策をどうしたいのか、聞いてみたいところ。

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コメント

民主党のイデオロギーは日本を中共特別区にすること!!
敗戦国の日本人は日本から出ていけ!!!

投稿: | 2010年4月24日 (土) 12時26分

郵政民営化は本当に酷い売国、アメリカ万歳政策だと思いますが、JR民営化は良い面もたくさんあったと思いますよ。確かに東日本以外は採算面ではあれですが、電車のデザインが個性的、魅力的になったのは良い面だと思います。JR九州の電車は素晴らしい。にわか鉄なんで、失礼しました。

投稿: ガガーリン | 2010年4月24日 (土) 13時05分

ガガーリンさん。確かに車両デザインは90年代から非常にバラエティーに富むようになりました。JR九州は特に個性的ですね。(その変わり全国画一化の代名詞であった旧国鉄型が…coldsweats01
一方で公共性や安全性が軽視される(JR西を見られよ)、また労働者を10万人も自由に首を切る…しかも会社を清算する際に一旦雇用関係を見直し、再雇用するということや、分社化・外注化を押し進める…これが現在の正規・非正規雇用の問題も含め、労働者総体の獲得してきた権利を縮小させてきたことに繫がっております(別途詳しく記事にしますね)

「にわか鉄」でも歓迎であります。

投稿: GO@あるみさん | 2010年4月24日 (土) 21時27分

自前ブログで書きましたけど、鉄道の普通運賃なんて ほとんどただ にすべきなんですよ。

でないと、田舎では只でさえ不便な鉄道なんて乗らずに自家用車乗りますよね。

投稿: TAMO2 | 2010年4月24日 (土) 23時49分

>鉄道の普通運賃なんて ほとんどただ にすべきなんですよ。
そうですね。移動のための基本インフラなんで、道路は税金投入で無料で利用できるのですから…とはいえ、「輸送費」は生産過程に入り込むものだしhappy01

投稿: GO@あるみさん | 2010年4月26日 (月) 21時43分

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