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抑止力とか中国の脅威とか考えてみっか(その1)

四国新聞のWEBサイト
中国海軍、沖縄近海を通過/計2隻、防衛省が動向注視

防衛省統合幕僚監部は4日、中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲート艦それぞれ1隻が3日午後、沖縄本島と宮古島の間の公海上を太平洋に向けて航行したのを、海上自衛隊の護衛艦が確認したと発表した。
 幕僚監部によると、この海域で中国軍艦艇の航行が確認されたのは今年4月、潜水艦2隻とミサイル駆逐艦など計10隻が確認されて以来。中国海軍は遠洋での活動を活発化させており、防衛省が動向を注視している。
 香港メディアなどは、中国海軍が6月末から7月上旬まで、東シナ海で大規模演習実施と伝えているが、今回確認された2隻との関係は不明。演習は、米韓両軍が今月、韓国西部の黄海で予定する合同演習をけん制する狙いがあるとされる

こーゆー記事が掲載されると、ネトウヨさんでなくても「うわっ、沖縄に『抑止力』として米軍が必要じゃないかなぁ~」と思ったりするのだろう。で、軍事評論家の神浦元彰さんは、このことに対して自己のサイトでJRCOM以下のコメントをしている。
中国海軍の2隻が沖縄近海を太平洋に通過

コメント
中国の軍艦が我が国の南西諸島の公海を通過し、東シナ海から太平洋に出たことが大きなニュースなのだろうか。まだ珍しいからで、あと数年もすれば日常茶飯事の出来事になると思う。
「数年前は沖縄本島と宮古島の間を中国の軍艦が通過しただけでニュースになった」と話せば、若い人から「なぜ。公海上でしょう」と問われるかも知れない。
4月に中国軍の艦載ヘリが護衛艦に異常接近した場合でも、もし護衛艦がヘリの接近に危険を感じたら、搭載しているCIWS(高性能対空機関砲)を作動させて、銃口をヘリに向ければ慌てて引き返すだろう。
(中略)
中国海軍がいう第1防衛線や第2防衛線は、あくまで中国海軍が勝手に言っているだけで、日本が勝手に我が国のシーレーン防衛と言っていることに等しい。
海自に我が国からマラッカ海峡までのタンカーの航路帯を護れと言っているのと同じだ。そんなシーレーン防衛戦略など無駄な考えで、海自のどこにそんな戦力があるというのか。
今年2月1日、ゲーツ米国防長官はQDR(4年ごとの軍事政策見直し)の記者会見で、「今や国家間の戦争を想定することは無意味で、無駄なことである。(2正面作戦など)どこにそんな戦力があるのか」と語っている。
日本がいつまでも軍事的に無知な国民だと、過剰に憶えたり、本当の脅威に気がつかなくなる。

実際、北朝鮮と韓国のこの間の緊張を口実に、米韓共同訓練が中国近くの黄海で堂々と行われている。
Asahi.comより米韓軍事演習、中国が警戒感 「裏庭」に米空母派遣予定

【北京=峯村健司】韓国の哨戒艦沈没事件を受けて準備を進めている米韓の軍事演習に、中国軍が神経をとがらせている。米国が中国の「裏庭」である黄海に空母の派遣を予定しているからだ。「哨戒艦事件を口実に米軍が黄海に進出しようとしている」(国際情報紙、環球時報)と警戒しており、派遣されれば軍事的緊張が高まるのは避けられない。
 中国軍の東海艦隊は6月30日から、浙江省の舟山から台州にかけた東シナ海沖で実弾射撃訓練を始めた。7月5日までの予定で、一帯の海域は航行禁止となっている。中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島や台湾に近い敏感な海域だ。
 詳しい訓練の内容は明らかになっていないが、北京の外交筋の間では、超音速で艦隊を追撃する「空母キラー」と呼ばれている対艦弾道ミサイルを試射するとみられている。中国軍は、台湾有事などの際、米軍の空母艦隊が近海に進出するのを防ぐ「アクセス拒否」能力を高めているからだ。訓練は定期的に実施されているが、同筋は「今回の訓練は米韓の演習を牽制(けんせい)する意図がある」と分析する。
 米韓両軍は今月中にも黄海上で軍事演習する予定で、米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンはすでに配備先の米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を出港している。黄海に米空母が派遣されたことはこれまでほとんどない。
 中国軍が防衛ラインと定める沖縄、台湾、フィリピンにつながる「第1列島線」を米空母が越えることについて、中国筋は「中国に対する重大な挑戦と脅威で、軍事衝突に発展しかねない」と警戒感をあらわにする。中国外務省の秦剛・副報道局長も6月22日の会見で「事態の推移を注意深く見ており、これ以上緊張を高めることは国家の利益を損ないかねない」と述べた。

米軍が沖縄を越えて中国の近くで演習するのはカマワンが、中国海軍がグアムの近くまで出てきて演習するのは許せんなんてのは、ダブスタじゃねーか(^^)(^^)(^^)///わはははは。

なお、「第1列島線」とかの問題も含めて、ちょっとコレ、シリーズにしますね。

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