工場委員会≠生産共同組合
飛田論文に関する、補足的メモ…
「スターリン主義」の成立を検討するにあたり、ロシア革命の原動力となった「工場委員会」が解体されていく経緯がとりあげられている。
ただし工場委員会は、「未来社会」の生産の主体となる生産協同組合ではないというところに、注意しておくこと。
プロレタリアートが資本とたたかう「労働組合」という形態…日本ではお馴染みの「企業別労働組合」が主であるが、個別資本に打撃を与えるのには有効でも、そこのストライキなどが一国の経済・産業に与える影響は限られてくる場合もある・・・ということで、闘いは「産業別労働組合」のほうが有利だったりする。(今も続く関西の生コンストライキを見られよ)
ただし、「生産・経営」を行うとすると、とりあえず工場・企業別に組織されている必要がある。そこで生まれたのが工場委員会だ。
だから革命の進行とともに、この工場委員会は生産協同組合に変化…労働組合とともに置き換え…していく必要があった。
ここんとこ、注意ね
| 固定リンク
「かくめいのための理論」カテゴリの記事
- 設計変更を許すな!奥間政則さんの学習会(2020.06.29)
- けんじと太郎でタヌキを追い出せ!(2020.06.18)
- BLACK LIVES MATTER”よりも”大切なこと(2020.06.14)
- コロナ禍での社会ヘゲモニーを握ろう!(2020.05.15)
- 憲法1条を守れば天皇制はなくなる?(2020.05.05)
コメント