これではアカンだろう「革共同再建協」
「革共同再建協」機関紙「未来第75号」がちょっと前に送られてきたのを読んでみると…
民衆蜂起でムバラク打倒 エジプト革命 次は何か①
エジプト革命 次は何か②③
まあ、読んでいただくと分るのだが、エジプト革命についての背景説明・分析は一生懸命にやっていることは分る…
しかし
肝心なことが抜けているんじゃないか
「エジプト民衆のように、闘おう」という、スローガン、方針提起が
「本家」、「前進」第2476号には、「エジプト革命と連帯し3・20に反戦大デモを」と、ちゃんと書いている(3・20の中身はともかくとして)。
これが書かれた段階で「エジプト革命」がどこまでアラブ諸国に広がるかは見通すのが難しかったと思うが、いまやリビア、バーレーン、そしてインターネットを通じ中国の民衆も立ち上がっている。
この情勢の中、沖縄・高江でのヘリパッド建設や、上関原発建設、そしていつまでも良くならない日本の労働者の生活と、菅政権のTPP、消費税増税攻撃に対して、「連帯」とはいわずとも、「エジプトの民衆のように闘おう」と呼びかけることは、「革共同」を名乗るにあたって最低限必要だ。「米、中東支配が破産へ」と書くのであれば、それを支える日米同盟・安保との闘い(当面・緊急は沖縄・三里塚の闘い)、「グローバリズムの破綻」を書くのであれば、TPPに対する闘い、労働者の闘いをアジって呼びかけなければ、アカンやろ~
日米同盟・安保との闘いに関しては、宿毛湾への日米艦同時入港についての記事が、労働者の闘いについては、東京都、「日の丸・君が代」強制通達の反動判決、「日航不当解雇撤回 大阪支援共闘」発足等の記事がけっこう詳しく書かれている。しかし、どうもジャーナリスティックなところからぬけきれていない。
一生懸命、伝えたいことは分る。しかしそれらを統合して何をすればよいのか?が書ききれていない…
非常に、残念である
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コメント
『未来』75号、私も読みました。
てゆーか、最近の『未来は』は、なーんか『赤旗 日曜版』ぽくなって来ているような。今のところ、芸能やスポーツ、料理まではヤッてませんが、そのうちヤリ出すんじゃなかろうかと心配しております、ハイ。。。
投稿: 風 | 2011年2月27日 (日) 13時03分
ある元戦旗派の方が言ってました。「再建協はレーニン主義ではなく、ただのサークル主義者である。ただし今の世の中、それが悪いことかどうかはまた別の問題であろう」と。
投稿: 草加耕助 | 2011年2月27日 (日) 17時36分
風さんへ、赤旗日曜版は毎週出ますが、「未来」は月二回です。まずはじめに週刊化せねば…あと、記事を書く人間の絶対数が少なくなってしまったのですね。ですから「芸能」や「スポーツ」「料理」まで手を出す余裕がありませぬ。(といっても、やりだしたりして^^)
草加さんへ、TBいただいた記事とも関連するのですが、再建協が「レーニン主義」や「党」というものを急速に相対化しつつあり、それが「サークル主義」のように見えるのでしょう。
投稿: あるみさん | 2011年2月27日 (日) 20時41分