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三陸鉄道 存続の危機!

やはり恐れていたことが報道された。毎日jpより
東日本大震災:三陸鉄道、存続の危機 線路寸断、復旧費用100億円

三陸のリアス式海岸沿いを走り、「さんてつ」の愛称で親しまれている第三セクターの「三陸鉄道」(盛岡市)が存続の危機に立たされている。東日本大震災で高架橋が崩落するなど、復旧費用は100億円かかるとの見方もある。会社単独の復旧は困難で、資金のめどがついても全面再開まで1年以上かかるという。【稲垣淳、阿部弘賢】
 ◇通院で利用の高齢者ら「地域の足なのに」
 三陸鉄道は県や沿線自治体などが出資して81年設立。北リアス線(久慈-宮古駅間71キロ)や南リアス線(釜石-盛駅間36キロ)を運行する。09年度は利用客約89万人。県などから1億円以上の経営損失補助金を受け、実質赤字状態だった。
 震災で、南リアス線は釜石市の唐丹(とうに)-吉浜駅間の高架橋が落下、釜石-平田駅間の大渡川鉄橋は橋脚にひびが入り、線路が寸断された。北リアス線も島越駅など駅舎が壊滅。同線は一部区間で運行を始めたが、南リアス線は損壊が大きく復旧のめどが立っていない。
 唐丹駅から月2回、釜石市内の病院に通う男性(85)は「電車がないと往復で数千円タクシー代がかかり、通院できない」。家族が同駅を利用する男性(52)は「復旧費が巨額なら廃線も仕方ないが、代替バスなど地域の足は残してほしい」と話す。
 現行の鉄道施設災害復旧費補助制度では、復旧工事費のうち国と地元自治体が各25%、鉄道事業者が50%を負担する。三セクは地元自治体が事業者分の負担も迫られるため、岩手県の担当者は「国のさらなる支援なしに復旧は不可能」と頭を抱える。
 国土交通省の担当者も「今回の地震は通常の災害と異なり、被災自治体の負担は計り知れない。鉄道の復旧について国の補助率を拡大したり、違う枠組みによる支援も検討したい」と話している。

三陸鉄道は、ちょっと前にも紹介したけれど復興列車をいち早く走らせ、北リアス線では臨時ダイヤでの運行がなされている。それでも壊滅した部分が大きく、完全復旧の目処はたっていないとのこと。
被災した構造物がどのようなものなのかまだきちんと調べていないが、三陸鉄道の大部分は鉄道公団が新しい規格で「がっちり」作ったところが多い。それでも大きな被害を受けている。

災害等で休止→そのまま廃線なんて例は、これまでもいくつもある。私の記憶にあるものでも、古くは鹿児島交通北陸鉄道 名金線をはじめ、最近では高千穂鉄道(これも第三セクター鉄道)がある。その他、災害で廃線のピンチを迎えたJR西の越美北線(幸いにも復旧happy01)や、現在も休止・バス代行のJR東海の名松線、震災前から運休中のJR東の岩泉線などがある。廃止されそうな路線は、人の移動実態と路線が合っていないこともあって乗客が少ないという面もあるのだが…

三陸鉄道だけでなく、そこにつながるJR線も、例えば石巻線は甚大な被害を受けているようだ。三陸地方の鉄道復興はどうなるのだろう。久慈ありすタンや、釜石まなchanの職場は、どうなるのだろう…。

ところで…我が四国でも、JR四国の経営基盤がそもそも危うい上、海のすぐ側を第三セクター鉄道が走っている。土佐くろしお鉄道と、阿佐海岸鉄道である。
東南海地震、南海地震が近いうちに起こる可能性がある。当然、津波による災害も予想されている。「想定外」のものについて太刀打ちできないのは止むを得ないにしても、被災したあとの復興ができなくなることも考えられる。

三陸鉄道復旧の様子やスキームを見守っていく必要がある。

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コメント

災害の度に線路が減っていくのってさびしいですね。すべての原発の即時無条件全面撤廃後、エネルギーの効率的利用を考えなければならない時期にあって、鉄道の活性化は急務なはずなんですがね。

投稿: 神道革新 | 2011年4月 3日 (日) 21時12分

神道革新さん、3・27ではお世話になりました。
災害で鉄道を「強化」した例として、近鉄名古屋線があります。伊勢湾台風で壊滅的な打撃をうけたのですが、ゲージを狭軌から標準軌にして、大阪線と直通特急を走らせたのが、今でも健在ですから。しかしそれは高度経済成長期の大手私鉄だからできたこと。その時代でも災害⇒休止⇒廃止をたどったローカル鉄道もあります。
いずれにしても、岩泉線のような極端に乗客・本数が少ないヤツはともかく、三陸復興のためにも鉄道は必要でしょう。
今、思いついたのですが、この地域だけ「国鉄」を復活させ、一体経営したらエエのではないかと…

投稿: あるみさん | 2011年4月 3日 (日) 23時21分

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