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エネルギーの「地方自治」

この度の震災で、福島の原発が停止したどころか、女川等の東日本の原発も停止(しかも、安全な停止ではなく、熱を冷却しつづけなければいけないようだ)し、また沿岸部の火力発電所も被災したため、電力不足が「懸念」されている。
当面は、今ある火力発電所および、被災した火力発電所を整備すれば、わざわざめんどくさくて危険な原発を再開する必要は無い…それほど火力発電所の能力は遊んでいる…sign03おお、東電と東北電力がが一番最初に「脱原発」できるではないかhappy01

ま、それはともかく…大規模なプラントで大規模にやることが一番効率的なんだ~という「信仰」は、ある意味正しい。しかし、一箇所がぶっこわれると、とたんに全体がマヒしてしまう。

原発推進者は「リスク分散」のため原発が必要…よーするに不安定要因の多い中東からのみエネルギー源を依存するのはよくない(だったら中東和平・安定化のために叡智をつくせよangry)とのたまわっていた。また90年代、新規の原発が作ることが難しいときには、各電力会社は大規模石炭火力発電所を建設していた。
そう、原子力も石油も無いときは、石炭を使えばいい…石炭は世界中に分布している(ただ日本の石炭は、埋蔵量がまだまだあるにもかかわらず、エネルギー政策の転換により多くの炭鉱を閉山した。閉山した炭鉱は地下水に沈んでしまうので、また新たに掘り直すことはできない…あ~もったいない!

しかし、リスク分散なら、エネルギーを生産するところを地方に分散し、また「電力」という一部門にこだわらない…ようするにいろいろ使えるようにしておくってのが、エエことは言うまでもない。
この度の震災で、久慈の石油備蓄基地も壊滅した。また被災地ではガソリンが不足して、援助物資を輸送できないという問題も起こった。

そこで、エネルギーを地方に分散して管理することを、提案したい。
石油・灯油・ガソリンの類も、地方自治体単位で安全なところに備蓄する。発電も、山の中での小規模水力や、小規模火力…燃料には間伐材や木炭、さらには農作物の廃棄物が使えよう。おお、中間山地に産業・雇用が生み出せるぞ。山の手入れも行き届いて、クマも出なくなる…一石三丁ではなイカhappy01廃棄物発電なら、都会でもできるだろう。畜産が盛んであれば、糞尿からガスエネルギーを取り出すことができるだろう。

大規模なものは、効率が大きい…と思われがちだが、どっかわからんところで、例えば原発であれば人知れず下請け労働者が被爆を強制させられて動いている、地震や津波が来ても「安全です」と電力会社のエライさんやマスコミが言えば「ああそうか」と思ってしまう。自治体単位ぐらいでエネルギーを作れば、そのエネルギーはどんなリスクを持って、どれぐらいのコストでうごいていて、どれぐらい安全(or危険か)がより見えやすくなる。

巨大システムは、コンピューターで管理されているが、最終的に判断するのは人である。そして人の情報処理能力は、クロマニヨン人の時代からそんなに進歩していないだろう。人が管理できる規模には限界があるのだぁ~virgo

80年代、環境問題のテーマに「流域下水道」の問題があった。要するに下水道を河川流域に大規模に構築し、下流の一箇所で大規模に下水処理をしよう、それが効率がいいんだという発想だった。
でも、宇井純(京大の衛生工学だったかな)の曰く、汚水発生源で濃いものを処理したほうが、金もかからないし、水もきれいになる、という主張もあって、それに反対する運動が続いた。流域下水道では建設にべらぼうな時間とお金がかかり、しかも水はきれいにならない。そんなものを導入するのは、厚生省の補助金が「流域下水道」でないと下りないから、というのもあったそうだ。

原発も、コストが安いと言われているが、そのコストの中に、使用済み核燃料(死の灰)や老朽化した原発の解体費用(放射性物質まみれのゴミをどこかで保管しなければならない)は入っていない…その「研究」のため、税金や「未来のお金」が割りがかっているのに…

おまけの話…二酸化炭素を出さない「エコ」なエネルギーとして、太陽光発電や風力発電を「代替エネルギー」として推進しようとする人たちも多い。しかし、自然エネルギーは「エントロピーの高い」状態にあるので、現代産業に必要とされる「安定した、質の高い」エネルギー源にはなりえない。こんなものでも、巨大海上風力発電所プラントを作って云々…というのは、我が土木業界も注目している(情けないなぁ~spade

本当に自然エネルギーを利用するのなら、これだsign03
Dsc00933
洗濯物は、お日様と風で乾かす…いやぁ~高松は晴天が続いているので…夏の渇水が心配だsun
しかし、寮生には、晴れているのにもかかわらず、乾燥機をブンブン回して洗濯物を乾かしているヤツもいる。人様のライフスタイルにケチをつけるわけではないが「おめーら、天気エエんだから、乾燥機使わんでもエエやん」と思っている。(夜中でも乾燥機がブンブン回っているので、ヤカマシイcoldsweats01
ちなみに、長~い独身生活で、洗濯物をベランダに何日も出しっぱなし…ということもよくある。しかし、別に洗濯物はそんなに痛まない、大丈夫でおます。
この話を土佐高知さんのところでしたら「においがつきませんか?」と返されたが、それも大丈夫sign03No problemでおます。

ではでは・・・


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コメント

目に見えることは人間の力で改善できるが、目に見えないことを解決しなければ、真の復興にはならない。そして、それ以上の惨劇を繰返さなければならなくなる。
私たちが、今、しなければいけないことは、『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
  もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html
http://miracle1.iza.ne.jp/blog/entry/2230811/

投稿: ひかる | 2011年4月10日 (日) 21時26分

エネルギーというか、日本は東京に全てが集中し過ぎ。
だから東京という電気を食うくせに発電所の土地が置き難い都市が出来上がってしまう。
都市機能そのものをある程度全国に分散させれば、消費電力を一か所に集中させることなくエネルギーの地方自治も可能になるでしょう。


また中東問題って…… 自衛隊には精々救援活動程度の武装しかできないのにどうしろと。
政治面から発言しようにも、自分の領土も取り返せない国が何か発言した所で、鼻で笑われるだけですし。


あと最近は地熱と、宇宙太陽光に希望があります。
この二つはどちらとも半永久なエネルギー源ですので、もっと研究費用がほしいですね。
仕分けされちゃいましたけど。

投稿: ROM人 | 2011年4月12日 (火) 08時22分

>沿岸部の火力発電所も被災したため、電力不足が「懸念」されている。

震災直後で火力や水力発電所も被災してる現在ですからね。
ただし、原発必要論や電力供給逼迫論は、電力資本や政府、体制派ジャーナリズム、御用学者どもが垂れ流すウソです。
この↓動画の1時間1分あたりから見てみてください。原発必要論の欺瞞が見事に暴露されています。

http://www.ustream.tv/recorded/13897618

投稿: バッジ@ネオ・トロツキスト | 2011年4月12日 (火) 16時46分

>沿岸部の火力発電所も被災したため、電力不足が「懸念」されている。

震災直後で火力や水力発電所も被災してる現在ですからね。
ただし、原発必要論や電力供給逼迫論は、電力資本や政府、体制派ジャーナリズム、御用学者どもが垂れ流すウソです。
この↓動画の1時間1分あたりから見てみてください。原発必要論の欺瞞が見事に暴露されています。

http://www.ustream.tv/recorded/13897618

投稿: バッジ@ネオ・トロツキスト | 2011年4月12日 (火) 16時48分

ROM人さんへ、都市機能の地方分散は大切でしょうね。ただ、関東平野は、山が見えない…関西人は不安になるほどデカイところが、野放図に都市が広がってしまったのでしょう。
中東に関しては、日本は直接侵略・介入をした歴史があそこにはないわけですから、調停者としての働き方もあると思いますよ(アメリカべったりでは逆に、軽蔑されるでしょうね)
地熱はともかく、宇宙太陽光は、強烈な宇宙環境で安定した電力を得て送電することができるのか?ものごっついコストと、それに関わるエネルギーが必要になるかと思います。

バッジ@ネオトロツキストさん、お久しぶりです。当面は既存の火力・水力発電の復旧・復活でなんとかしのげますね。それに加え、災害時のリスク分散、地方自治のためにも、小規模エネルギー管理・生産システムを作っておく必要があると思います。

投稿: あるみさん | 2011年4月12日 (火) 21時08分

>当面は既存の火力・水力発電の復旧・復活でなんとかしのげますね。

温暖化問題や短期での実現性を考えると大企業製造業の広大な工場敷地内や建て屋屋上などへのソーラー設置も法律的に強制すべきではないでしょうかね?
小出先生の動画によれば、企業の自家発電能力は既に侮れないレベルに達していますから、これをクリーンエネルギーシステムでいっそう増強させる。内部留保を貯め込んでいて設備投資負担能力のある大企業は広大な土地や工場家屋ももっていますから可能性は大きいと思います。

あと、すみませんが、上のダブり投稿は一方を削除しておいてください。よろしくm(_ _)m

投稿: バッジ@ネオ・トロツキスト | 2011年4月12日 (火) 22時39分

中東は無理でしょう。
日本人があっちで他の軍隊とは違い歓迎されているのは、あくまで民間物資や水の補給などに徹しているからで、紛争介入なんてすればたちまち嫌われますよ。

宇宙太陽光は一応2025年実用化を目標として研究中らしいです。
もっともっと予算をぶちこめばいいのに……

投稿: ROM人 | 2011年4月13日 (水) 14時45分

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