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台風12号で紀伊半島が大変なことに…

我が四国では、台風12号による被害が少なかったようで、とりあえず「安心」して、「青春18きっぷ」残り消化の旅にでたのだが、帰ってNHKの7時のニュースを見ると、大変なことになっていた。
とりあえず、毎日jpより
台風12号:死者16人、行方不明者40人に
 

近畿・東海地方などに大雨と水害をもたらした大型の台風12号は4日未明に日本海に抜けた。降り始めからの総雨量は奈良県上北山村で1800ミリを超えるなど各地で観測史上最大となり、土砂崩れや河川の増水・氾濫が相次いだ。4日午後5時現在、全国で死者16人、行方不明者40人(毎日新聞まとめ)となった。被害は紀伊半島に集中しており、このうち和歌山県で死者10人、行方不明者20人、奈良県で死者3人、行方不明者18人、三重県で死者1人となった。気象庁は、引き続き土砂災害、浸水被害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう求めている。(以下略)

この記事だけでは状況はよくわからないが、やっぱりTVはすごい。映像で、土砂とと藻に流された自動車、家、孤立した集落、橋を越流する河川水などの恐ろしさ…

今年だけは特別…なのかもしれないが、四国の山中も紀伊半島と大体同じ地形であると考えてよい。
高松市内の平野部で浸水で取り残された地区があったが、それよりも恐ろしいのは山中の土石流である。集落を飲み込むかもしれないし、道路を寸断して、生活に必要な物資が届けられないということもありえた。
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この、山に囲まれたのんびりとした集落の隣には…

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土石流を防ぐための砂防ダムが沢山あって…

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そこにたどり着くまでの道は、こんな感じだ。今回の紀伊半島のような、1年に降る雨の6~7割の雨がふると、このような社会的インフラはどうなるのだろう。そこに住む人々の暮らしは、どうなるのだろう…

もちろん、いろんな「与条件」の中で、災害リスクの低減と言う方法もあろう…危険な箇所には住まない、ハザードマップの作成、避難のやり方等…とか。阪神・淡路大震災以降、「減災」という言葉がでてきた。東日本大震災が起こったあとも、その考え方は継続しているが、今回はあまりにも被害が大きく、かつ広大な面積に広がったため、「やっぱりハードの『防災』も見直してしっかりやろう、もちろん『減災』もということになっている。

で、ここで言っておくが、「与条件」の中でベターを探すというのが、技術屋の仕事である(道路の改修をする、渓流の土石流対策をする)。しかもそれは「与条件」(予算…資金というものも含む)」の中で、100点を目指すのではなく、80点、場合によっては60点(大学の単位認定最低基準ですねcoldsweats01)をやるのが仕事である。

したがって、それ以上の「理念」や「哲学」は、必要がない…ことになっている。しかし、技術屋が現場で現状をずと見ていれば、その「余条件」がおかしいことに気がつくことがある…しかしそれを帰るのは「哲学」を持った「政治家」「革命家」である。しかし「技術屋」がそのまま「政治家」や「革命家」になることはまず無い…そいゆうことをすれば「技術屋」として「落ちこぼれ」と周囲から認識されてしまうからだ。(もちろん、「政治家」「革命家」として成功すれば、そっちの方面から認めてくれる)

ところで、「余条件」の是非・・・それが正しいかおかしいか・・・は、今の「科学的」思考法だけ(技術屋は大帝、その思考法しか勉強していない)・・・でしか判断しようとしない。逆に「世間(技術屋でない人達)」は、感覚的、肝臓的に対処しようとする…それがいい方向にでるか、悪い方向にでるかはtもかく…前者を「科学的態度」として賞賛し、後者を落としつけるのは「人として、どうよ」ということになるだろう。


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コメント

異常気象のせいでしょうか、台風や豪雨による自然災害が激しくなって来ているように思います。
また、今後大地震の発生も予想されます。

これも日本の宿命のようなもので、これまで以上に災害対策が必要になると思います。
宿命と言っても悪いことばかりではなくて、災害に対しての知恵や工夫の蓄積が逆に強みになって行くのではないかとも思いますね。

>与条件

低予算の条件下なら、その中でより良い仕事をする。
金がなくて高価な道具が揃わなくても知恵を捻って・・・
まあ、技術系に限らずいろんな職種に通じることなのかどうかわかりませんけど。

取り敢えずは、与条件じたいをどうするかよりもその中でどう最善を尽くすかでしょうね。
そうする内に、与条件の中の何を変えればより良くなるのかが見えてくると思いますね。

投稿: BM | 2011年9月 4日 (日) 22時51分

>前者を「科学的態度」として賞賛し、後者を落としつけるのは「人として、どうよ」ということになるだろう。

余条件を定義するのは技術屋じゃなく政治家の仕事ですよ。現場を見てる本当の技術者はそのあたりを把握できないほど馬鹿じゃない。
それを上に報告する際に利権だの保身だのが介入して、骨抜きになるんですから。

投稿: ROM | 2011年9月 5日 (月) 20時48分

BMさん、ROM人さん、コメントありがとうございます。
この「技術と哲学」「技術と余条件」の問題はまだまだ試論的なところも多いので、分り難いかもしれませんが、BMさんの
>取り敢えずは、与条件じたいをどうするかよりもその中でどう最善を尽くすかでしょうね。
というのは、まさにその通りですし、
ROM人さんの
>余条件を定義するのは技術屋じゃなく政治家の仕事ですよ。
というのも、まさにそうです(予算という「余条件)をつけるのは政治家ですから)だから政治家には「哲学(科学を含む)」が必要なのですが、今の世界にどれだけ「哲学」を持った政治家がおるのでしょうかねぇ…

投稿: あるみさん | 2011年9月 6日 (火) 23時00分

哲学なんか必要ないでしょう。
感情的になる人はトップとして向いていない。
最上部に立つ人は、まず国益、つまり大のために小を切り捨てることができる人。
そして国益を国の利益ではなく国民の利益であると理解している人。
つまり長期的に経済を見通すことができる長い視点と、その場の感情に流されない冷徹な視線です。


今現在アフリカで餓死者が出ているのに我々は娯楽に金を使い、食事を残し、惰眠を貪る。
その金を少し分ければ何人もの人間が助かると、頭ではりかいしていながら、です。
人間とは本質的にそういう生物なのですから、感情よりもまずは、他国がどうなろうとまず自分の国の地盤を固めることを最優先にできる人、が今の日本には重要です。

今の政治家はその反対ばかっかり。
中国韓国のために日本を売り、日本中で金が無いのに中国へODAをばら撒き、さらには外国人に参政権まで与えようとか。
どれもこれも「日本はアジアに悪いことしたんだから、罪滅ぼし」という戦後教育の感情の結果でしょう。
私は政治家に必要なのは感情や哲学よりも、現実分析だとおもいますが。

投稿: ROM人 | 2011年9月 7日 (水) 12時11分

丁度良いニュースがあったので。

例えば東北の野菜を食って被災地を応援しよう。このままじゃ百姓がかわいそうだからという政治家の多いこと多いこと。
この時点で百姓を死に追いやってでも、その他の国民に汚染された野菜を届けないことが一番重要。

その点ではソ連は強制的に住民疎開をし、即座に人海戦術で石棺を作ったという点で評価できる。
たぶん、と言うか今の日本政府では「可愛そうだから」の理由だけで、帰宅を許したり、農業再会の許可を出すだろう。

投稿: ROM人 | 2011年9月 7日 (水) 12時19分

>最上部に立つ人は、まず国益、つまり大のために小を切り捨てることができる人。
そして国益を国の利益ではなく国民の利益であると理解している人。
>他国がどうなろうとまず自分の国の地盤を固めることを最優先にできる
というのも、立派な「哲学」です。もちろん「左翼」はそうでない「哲学」をもとめるわけですが…
それをどのように進めていくのかで「現状分析」が必要になり、また「君子豹変す」という、一見非倫理的なこともしなければならないのでしょう。

投稿: あるみさん | 2011年9月 8日 (木) 23時26分

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