12・11脱原発アクション・・・高松の場合
12・10~11日は、日本大震災・福島原発事故から9ヶ月ということもあり、全国で様々な集会・デモが行われた。我が高松市でも、脱原発アクションin香川 実行委員会が主催する集会・デモ・学習会があったので参加してきた。
12時半ごろ、県庁前に集合…
すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)ののぼり
「伊方が漏れたら誰もが他界」80年代に作られた読み人知らずの回文だそうな。
集会開始…っても、30人ぐらいしか居ない。簡単な主催者あいさつの後、すぐにデモ出発。鳴り物が配られたりする。
コールは「原発いらない!」「原発止めろ!」「伊方が危ない!」「放射能いらない!」「いのちが大事!」「子どもを守ろう!」という、いたってシンプルなもの…ただ、若いんだから、リズム良くもっと大きな声を出してねあと、香川連帯ユニオンの方が「アジ」というか、ハンドマイクで具体的な呼びかけをしていたが、これは全く聞こえず、全体的にはサウンドデモの感じで歩いていた。
いつものアーケード商店街へ…前の緑メットとビニールの合羽の方は、このかっこうで「除染」ボランティアに言ってきたとのこと。
またまたいつもどおり、丸亀町の交差点ではイベント中なので、コール・音楽抜きで歩く。
RNC(西日本放送)の建物…香川では「家政婦のミタ」「妖怪人間べム」はここから放送。対面が四電のビル
四電への申し入れ行動…「広報」の責任者と、前回ビデオ撮影していた担当者がお相手…後ろにもう一人、ビデオ撮影しているのがいた。
今回は実行委員会で作った申し入れ書の他、マイクで短い時間だが思い思いのことを伝えることができた。「今、東電の社員も大変だと思うんです。あなたたちも(事故が起こったら、起こるかもしれないと考えたら)本当は大変だと思います…」こうゆう呼びかけはいいなと思った。
もちろん、事故が収束せず、被曝が続いている中での怒りの声もあった。とにかく伊方原発は止めて欲しい、再稼動しないで欲しいという我々の訴えに対し、「ご意見として伺いながら、安全に運転させていただく。」の一点張り…「自然エネルギーシフト」に対しては、「佐多岬のところで風力発電もやっている。そんだけやっても1%…太陽光発電は甲子園の面積の…」「屋根の上にパネル載せれば、甲子園なんかいらないぞ」とヤジ(まぁ風力や太陽光発電の有効性については、置いておこう)
14:30から、片原町の高松市障害学習センター「まなびCAN」で学習会…と言っても、誰かエライ人を呼んで難しい話を聞くのではなく、愛媛で運動をはじめた普通の人からお話を聞くという、手作り感いっぱいのもの…デモ参加から継続で参加する人も居れば、学習会から参加する人も居て、だいたいこれも30名程度…ちなみに参加費500円
主催者から配られたチラシ(デモ中にも沿道に撒いた)には、文部科学省の地震ハザードステーションから読み取った原発敷地内で起こる地震の大きさと、経済産業省が設定している原発ごとの耐震設計基準とを同じ軸のグラフで重ねたものからみて、一番危険な原発は浜岡原発だが、今は止まっているので、次に危ない伊方原発が、今日本で動いている原発の中で一番危険だということが書かれていた。原発の沖合い6キロに中央構造線に関わる断層帯があり、それが連動して動くとモーメントマグニチュードとして7.8~8.2ぐらいになる。瀬戸内海の活断層による津波は、タライをゆすったような状態になるため、外洋で起こった津波よりも高い津波がおきるという説もある…と書いてあった。
瀬戸内海にある唯一の原発が伊方で、そこで事故が起き放射性物質で汚染されると水の入れ替わりも少ないため、瀬戸内海が死の海になってしまうこと、伊方原発を作るときに地質調査を行った広島大学名誉教授によれば、周辺の岩盤は緑色片岩で薄く剥がれ、すべりやすいため、原発の立地には不適切であると結論づけたこと…ちなみにその石の現物も見せてもらう。なるほど硬い岩石で上からの荷重には充分耐えられるようだが、地震時にぶっ壊れるような岩石ではいかんともしがたい…というような説明の後、本題へ・・・(この後、続く)
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コメント
香川連帯ユニオンの名出(ないで)と言います。コメントありがとうございます。1月には伊方原発がすべて止まることが確実になってきましたが、2月に3号炉の再稼働を目論んでいるようです。すべての原発の停止廃炉、再稼働を許さない!福島の人たちの避難する権利を国や東電に認めさせる闘いを今後もやっていきたいとおもいますので今後もよろしくお願いします。
投稿: 香川連帯ユニオン 名出 | 2011年12月21日 (水) 21時45分