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「慰安婦問題」でやれることは一杯あるハズだ

本当は「やらんとアカンこと…」なんだが、毎日jpより
韓国大統領:慰安婦「優先的解決」求める 野田首相と会談

野田佳彦首相は18日午前、韓国の李明博大統領と京都迎賓館(京都市)で会談した。冒頭、大統領は元従軍慰安婦の問題について「優先的な解決」を求め、日本側に強く対応を迫った。首相は賠償や謝罪について解決済みとの認識を表明する一方で人道的見地から努力する考えを示した。両国首脳は中断している経済連携協定(EPA)締結交渉の早期再開方針や北朝鮮核問題をめぐる連携も協議した。
 大統領は「両国関係の障害となっている慰安婦問題を優先的に解決する誠実な勇気を持つ必要がある」と述べた。これに対し、首相は「これからも人道的立場で知恵を絞ろう」と答えた。(共同)

この問題をだすとすぐ「1965年日韓基本条約でお互いの請求権は解決済み」とか、「河野官房長官談話」村山内閣での「アジア女性平和基金」での解決努力をした…と言い出す輩が、もう一杯出てくる。しかし…

「慰安婦問題」の本当の解決は、実態の調査と責任の追及(最も、責任者の多くは中曽根みたいなヤツを除いて故人となっているだろうが)、日本の責任を認め、謝罪すること(「談話」では「謝罪」にならない。「閣議決定」や「国会決議」が正式な謝罪である。)…これが「慰安婦」とされたハルモ二達の「名誉回復」に繫がる。…そして、「歴史教育」だ。

こんなことは「日韓基本条約」の請求権(これは「個人」の請求権を完全に放棄したものとは、必ずしも言えない)条項にかかわらず、政治的決断でいかようにもできることではないのか?
「補償」に関しては、別途条約等を結べばよい。

ところが、日本の保守勢力の大半が、この「国家による犯罪行為」を絶対に見つめようとはせず、「慰安婦は売春婦」「公娼制があったから、合法的な行為(実際は「公娼制」とは別個につくられた制度だったのだが)、頑なに「なかったこと。解決済みのこと」にしようとしている。

元「慰安婦」とされた人々が求めてきた「歴史教育」の中で、教科書に「慰安婦問題」に関して触れることが始まりつつあった90年代前半…この問題は「戦争と性暴力」という、当時ユーゴスラビア解体戦争で問題となっていた「民族浄化」という名のレイプにも通じていたし、ひいては「性暴力」一般について考えるための「非常に良質な教材」とも成り得たものだ。ところが90年代半ばから、これを「自虐史観だぁ~」とわめきながら、「新しい教科書をつくる会」なる「歴史修正主義者」どもが、保守政治家と結託し、「教科書攻撃」をはじめた…こいつ等はホント、たちの悪い連中で声がデカイもんだから、教科書の記述内容も後退…そして21世紀には、街頭で公然と「差別排外主義」の汚らしい言葉で差別を扇動する「在特会」なるものの存在を許すところまで「後退」した。「在特会」的な「慰安婦」への認識・偏見しかもっていない議院なぞ、国・地方レベルでいっぱいいる。

とにかく「国家による真相究明」や「学校教育」は、条約もへったくれもなく、すぐにやるべきではないのか?

それが「人道的立場」の第一歩ではないかね?のう、野田君よ(まあ、できんだろうけど…)

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コメント

 正直、日本政府やメディアの「態度のでかさ」に驚いています。この問題で原因を作った方が偉そうに説教できる立場ではないでしょうに。各紙の社説も政府の立場自体に疑問をさしはさむものは皆無といってよいです(地方紙にはあったかもしれないが)。社会全体も国家レベル(日本と韓国)、集団レベル(日本人と韓国人)でしか物事が見れず、ことの本質が深刻な人権問題であることが分からなくなっているようです。

 「謝罪」も「補償」もやったといっても、説得力が乏しい。まず、「謝罪」が中身のあるものに受け取られないのは当然です。慰安婦の被害そのものを否定し彼女たちの名誉を二重三重に損なう言説が野放しで、しかも公人による同様の発言が後を絶たないのですから(ドイツとはえらい違い)。基金による補償も受け取りを拒否されるのも無理からぬ問題があったのに、それも忘却されています。条約に至っては軍事独裁政権との間で結ばれた「不当な内容の示談」としか言えないものであり、絶対視できるものではないでしょう。「進歩派」と言われたメディアにまで蔓延している健忘症と想像力、人権意識の欠如には寒気がする。

 私もやれることはたくさんあるはずだし、やるべきです。民主党は野党時代、社民党、共産党とともに立法解決を提案していたはずなのですが、どこにいったのか?戦争被害(さまざまな性質がありひとくくりにはできないもの)の中でも、少なくとも従軍慰安婦の被害は極めて特殊で極めて悲惨である以上、「特別の法的救済」を行っても、さして問題は発生しないはずです。
 また、きちんと歴史を語り継ぐ必要があることも明らかです。今回、日本社会が奇妙にふんぞり返っているのも、ちゃんと歴史が教えられていなかったことが大きいと思います(そもそも歴史の授業が近現代史までたどりつかないという話をしばしば耳にします)。悲惨な過去を否定、忘却して「未来志向」などというのは片腹痛い。
 なお、条約による個人請求権の帰趨ですが、かつて「国家と国家の関係しか見ず、生きている人間を無視している」感のあった国際法の世界でも、近時は反省が行われています。「国家は個人のどんな権利も自由に放棄することは許されるわけではない。条約もその趣旨のもと限定解釈すべき」という見解が有力になってきています(最高裁は全く無視してしまったのですが)。

投稿: クテシフォン | 2011年12月21日 (水) 13時22分

 上記文章を少し訂正。「私もやれることはたくさんあるはずだし、やるべきです」を「私も日本政府には「慰安婦問題」でやれることはたくさんあるはずだし、やるべきだと思います」に訂正します。修正しているうちに脱字が発生してしまいました。

投稿: クテシフォン | 2011年12月21日 (水) 15時43分

「慰安婦問題など存在しない」という妄言流布を可能にしているのは、戦前の問題を悪と決め付けている側にも問題があるでしょう。
この決め付けに歴史修正主義のつけいる隙があるのです。
慰安婦問題を丁寧に見ていくと、問題となるような慰安婦の集め方(強制・強制まがい)は戦況の悪化と同時進行しているように思いますが、一部を切り取ってそれが全てのような主張が双方からなされているわけです。
そして「どっちもどっち」「信じるか信じないか」という問題や、あるいはイデオロギー問題に矮小化させて、後は「国賊!」「反日!」と罵れば、ある程度、歴史を修正できるわけです。
事実は政府が否定できないように、強制および強制まがいの慰安婦の募集や軍の関与があったのですから、次はなぜそのようなことになってしまったのかを解明していくことが本当の反省になるのでしょうね。
もちろん慰安婦問題の原因には朝鮮民族に対する差別という素地があるのはいうまでもありません。

投稿: キンピー | 2011年12月21日 (水) 15時56分

良心の人であるあるみさんには正面から反論するには厳しいものがあるのですが。

戦地売春婦を慰安婦と言い換えて被害者扱いして謝罪と賠償のやり方こそが真実から目をそらします。
日本国内からの戦地売春婦数など一切触れることなく謝罪と賠償と騒ぐ、具体的に誰がどのような悪いことをしたのか曖昧なままに日本が悪いカネをくれ、おかしなものです。
 
現在も続いている売春と売春まがい行為これらの売春業者を摘発しあらゆる財産を取り上げこれで賠償としないのかしらねんネンねん。
悪いジョークで言えば御国のための兵隊さん、それに仕える偉い戦地売春婦、売春が合法であった内地の売春婦とは格が違い偉いんだぞ。
 
日本人には自責の念だけを植え付けて広島長崎の原爆は日本人が悪い、戦争末期のロスケの北方領土侵略・シベリア抑留も日本が悪いと思いこませた一部の左翼運動が続いたのも戦後の日本経済復興があったからこそなのです。
今後は相対的な日本の経済力低下で意味不明のイチャモンは行き詰まります。

半島からの戦地売春婦をどのような人間が調達いや募集したのか日本人か?地元の悪徳業者か?何も明確にされずに謝罪と賠償です。

謝罪と賠償と叫ぶ事で自分は悪くない他人が悪いと自己確認になります。
大昔に読んだ魯迅の阿Q正伝、革命革命と叫ぶだけで学はなくてもインテリの仲間入り出来る。
よく判らないけど昔々の大学大衆化の入り口の時代には学力は低くとも粉砕粉砕と叫ぶ事で一般の学生とは違うとエリート参加意識を持てる学生運動だったのでしょう。

謝罪と賠償と発することで自分はカネを出す側でなく請求する側に回るこれが左翼への不信です。
労働組合運動にしても専従となり現場に戻る能力を失った幹部による正当な労働成果と程遠い年功序列だけの新階級制度です。
社会現象としても公務員偉い(仕事成果と関係なく高給与)、派遣社員などを見下すのがアタリマエの格差社会になりました、労働組合こそが差別主義者に転落だ。

謝罪と賠償はすんだ?(戦地売春婦の問題)は戦後の経済復興の中で公務員恩給・軍人恩給・戦死者恩給のバラマキの中で整合性があろうとなかろうと全体の中では知れたものといい加減な対応つまり政治の人気取りでデタラメに行われたのです。

朝日による慰安婦の造語で売春婦とは違い正当な報酬を得ていないとの目くらましの成果です、レイプしたわけでもない、過去の謝罪と賠償では経済的見返りがあるだろうといい加減な判断などするべきでなかったのです。

謝罪と賠償を叫ぶほどそれを受ける側は永久に弱者の位置を肯定しなければなりません、謝罪と賠償を応援するようの見えてもそれは差別を永続することです。
謝罪と賠償で立場を逆転するつもりが逆の結果なのです。

投稿: tatu99 | 2011年12月22日 (木) 10時47分

>こんなことは「日韓基本条約」の請求権条項にかかわらず、政治的決断でいかようにもできることではないのか?

請求権の問題と請求先の問題がごっちゃになってませんか?
元々日本政府は「個人補償も全部こっちが引き受ける」というスタンスでしたが、韓国側が「個人への対処はこっちがやるから纏めて全部くれ」と要望してきて、この条約締結で全て賠償は完了、となったわけですが。
ですので請求権は失っていませんが、その請求先は韓国政府であって、日本ではありません。賠償金を支払わず経済復興に使いきった韓国の尻拭いをする必要がどこにあると?

そもそも慰安婦問題についてはほとんどが「証言」でしかありません。
口とは便利な物で、自らを悲劇のヒロインにすることも、一般市民を悪人に仕立て上げることもできます。

で、日本"軍"が慰安婦を強制徴用したという証拠は存在するのでしょうか?
そりゃぁ日本軍だって聖人君子ではないのですから犯罪者も出るでしょう。
でもそれは個人の犯罪であって国の犯罪ではないし、そもそも日本軍は慰安婦の選定に注意せよ、という命令を発していますが「慰安婦を徴用せよ」「女性を誘拐せよ」という命令書がありますか?

そりゃぁ当時は裕福ではなかったですから身売りをしないと生きていけない人も大勢いたでしょう。しかしそれは日本人も同じで、実際慰安婦の殆どが日本人女性でした。また人によっては甘言によって詐欺のように女性を連れて行った業者もいました。

ですがそういう身の上の女性がいたことと、日本という国が犯罪をしていたかどうかはまったく別問題でしょう。

軍人個人の犯罪か業者の犯罪ではなく、日本軍そのものが関与したという主張をする人々は飾り付けし放題の「証言」ではなく、何の心理的感情を挟まない「物証」を持ってくる必要があるでしょう。

投稿: ROM人 | 2011年12月23日 (金) 17時48分

慰安婦問題での帝国軍の関与を否定することは難しいでしょうね。
個人的にはまだそんな事言っている人がいるの?って感じですが。

まず、慰安婦の集め方について軍が憲兵・警察と連携を密にせよと指示している公文書が存在すること。
そして外地では憲兵が強制しているとする公文書が存在すること。
軍の関与も憲兵・警察の強制も裏付ける証言があること。

ということで軍の威信失墜につながるような慰安婦の集め方を内地では諌めつつ、外地ではそうではなかった。
そういうことです。
慰安婦問題(軍の関与と強制性)が無かったと主張する人は、批判を加え安い“証言”を抽出し、仮定に基づいて物語を組み立てる。
そういった手法が多いように思いますが、論の背骨が無いのが特徴です。

投稿: キンピー | 2011年12月24日 (土) 00時25分

>慰安婦の集め方について軍が憲兵・警察と連携を密にせよと指示している公文書が存在すること。
当然。
怪しい業者が沢山あるから、連携は当然でしょう。
>軍の関与も憲兵・警察の強制も裏付ける証言があること。
一方そんなのは無かったという日本軍人や元慰安婦の証言もある。
このような状況下では、証言の証拠としての価値はほぼ無いかと。
前にも申し上げた通り、口とは便利なものでry

>そして外地では憲兵が強制しているとする公文書が存在すること。
その公文書ってオランダの白馬事件の?
てかそれ以外はグーグル先生で引っかからなかったのですが。
あの事件も日本軍は発覚後即座に慰安所閉鎖してるわけで、日本軍人の犯罪としてならともかく、軍そのものの関与にはなりません。
「ある(キリッ」とされても、どこのどんな公文書にどのような事が載っているのか。


と言うか関与したなら「公文書」と言わず「日本軍命令書」を出せば良いだけの話じゃないですか。
何でそれが出てこないのですか?

投稿: ROM人 | 2011年12月24日 (土) 17時02分

ROMさん

私に言っているようなのでお答えしますが、命令書等は破棄された可能性が高いですから、日本側からの証拠資料はあまり期待していないのですが、同時代の公文書は資料としての価値を有しておりますので、論の背骨を構成します。
それを肉付けするのが証言ですので、軍の関与と強制性は有ったと解するのが妥当かと。
一方、「軍の関与は無かった」「強制なんて無かった」という主張が「有った」という意見を否定する“証言”に寄りかかり自立していないことは見過ごせないですね。
つまり論として自立していないわけで、比較するレベルではありません。

投稿: キンピー | 2011年12月24日 (土) 23時13分

関釜裁判を支援されている方のように、日本人女性従軍慰安婦の問題を追究されている方もいますが、
http://www.kanpusaiban.net/
こちらは「日本人女性は声を上げない」壁に挟まれて進んでいないみたいです。

さて、韓国人・朝鮮人への謝罪は当然として、日本人女性も同様に騙されて売り飛ばされた人が一杯いて、そちらもしないと釣り合わないと思います。また、賠償となると、日本人にもしなくてはならないでしょう。膨大な財源はどのようになるのでしょうか。

日本の戦争犯罪を考えると、その膨大さに恐ろしい気分に晒されます。
http://www.geocities.jp/tamo2_2/toushu_jikkenbeya/shazaitohoshou.html

投稿: TAMO2 | 2012年1月 3日 (火) 23時44分

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