反戦・反原発2題
昨日、北朝鮮が人工衛星打ち上げを行い、失敗した。しかしこの衛星打ち上げを「ミサイル発射」と称し、日米軍事同盟がフル回転(いや、北朝鮮の軍事力へなら朝飯前程度か)、イージス艦やPAC3までも動員し、「戦争体制」を構築した。
特に沖縄の先島方面、宮古島にPAC3を配備し、陸上自衛隊は銃を持ってそれを警備した(その銃口は、一体だれに向けられているのか!?)
そもそも、失敗して落っこちてくるようなものを、いくらイージス艦で観測・追尾したところで、「ミサイル防衛システム」で打ち落とせるわけがない。PAC3は、基地のような重要拠点を狙って落ちてくるところを打ち落とすものだ。これで沖縄・宮古島の人々の安全を守ろうというのはナンセンスだ。
前にも書いたように、これは自衛隊と米軍の共同訓練作戦であり、また中央から沖縄方面を「防衛」するための展開訓練、そして何よりも自衛隊を先島方面に配備するための地ならしなのだ。本当の「有事」でもないのに、市役所には自衛官が迷彩服のまま出入りし、市民の抗議を受けている。
2009年8月には、韓国が同じように沖縄方面に向けてロケットを飛ばし、人工衛星を打ち上げている(失敗したようだが)。この時は日本政府は「静観」していた。
(目留俊さんのブログ南へ打ち上げるからミサイルという嘘参照…しかし池上彰もいいかげんだ)
明らかに、「日米同盟」で北朝鮮を敵視しているための「ダブルスタンダード」であり、またそのことが「北朝鮮」国内で弾道ミサイル、核開発の口実になっていることも忘れてはならない。
いずれにせよ、このような「日米で戦争のできる体制づくり」に、断固反対し、抗議する。
そんなこんなで世の中が騒いでいる間、政府は福井県の大飯原発再稼動を決めた。(毎日jp大飯稼動政治決断「妥当」経産省14日福井へ
YOMIURI ONLINE大飯再稼動は必要、正式要請へ…原発事故後初
・・・毎日と読売の見出しの違いにも注目)
福島第一原発の事故が収束せず(「冷温停止」など、嘘っぱち)、本当の原因も分らず、また国のエネルギー政策をどうするのか何も展望、政策を打ちださい中、「原発稼動0状態だけはなんとしても止めたい)という政治的判断のみ働いた結論だ。
全国で政府・経済産業省への抗議の呼びかけが行われている。また、地元大飯町では原発再稼動反対開始テントが立ち上がった。全力で支援しよう!
最後に2つ
原発を並べて、戦争はできない
核と人類は、共存できない
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