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園良太さんの冒頭意見陳述書より

2・9堅川弾圧救援会になにがしかカンパしたので、救援ニュース「まけてたまるか」創刊号が送られてきた。

真ん中にチラシがあって、「号外・・・6月14日 園良太、ついに解放!!」とあった。もう2週間前だ。
しかし、2月9日に不当逮捕されてから、実に127日も拘留されていたのだ。

ご存知のとおり、園良太さんは、沖縄の基地建設に反対する「新宿ど真中デモ」を企画し、また3・11後は脱原発活動にも積極的にかかわってきた人だ。「東京スカイツリー」開業に関連した江東区の公園整備事業を押し進めるべく、野宿労働者や支援の人たちと一緒に闘って、今回の弾圧を受けた。

「まけてたまるか」の創刊号は、5・18第一回公判報告だ・・・まぁ、内容はすごぉく、濃いぞ
ぉ~virgo

5・18第一回公判 冒頭意見陳述 が載せられている。全部紹介するわけにはイカんので、表題と部分だけ・・・

はじめに 強者であることに甘んじる支配者の時代は必ず終わらせる。弱者が必ず世界の主役になる。それが歴史の真理だ。・・・

1.「背景」こそ全てである
 ・・・背景とは、まず野宿者と運動がなぜそこにいて何を訴えているのかだ。次に行政がそれに対しどれほど違法な排除をしてきたかという隠せない事実だ。この背景こそ全ての本質にして世界の未来を左右するものだ。…

2.野宿者は社会の犠牲者であり、その運動は社会を変える
 ・・・だから野宿者は「不法占拠者」ではない。まずAさんのように長年堅川では周辺住民と共存してきた。今でも差入れをしてくれたり声をかけてくれる人はたくさんいる。公共地の公園の一部に住むことは不法でも何でもなく、やむにやまれぬ事情があるのは同じ不況の時代を生きる住民にもすぐ分るからだ。そして野宿生活では風雨や危険にさらされながら一人で生き抜くのは難しい。仲間と寄り集まり、多様な支援者と助け合っていくために堅川や各地のテント村ができたのだ。みんなで食事を作って分け合い、体調は大丈夫かと声をかけ合い、テントもみんなで作り、何でも一から話し合い行動を決め、追い出しがあればみんなで反対する。血も涙も無い競争社会が人間をボロボロにしていく中で、生存と尊厳を守って他者と連帯する貴重な場所なのだ。江東区がそれをあからさまなすさまじい暴力で壊すから、東京中から様々な支援者が集まってきてともに反対する。これが野宿の仲間と私たちが堅川にいる「背景」である。

3.江東区の6年間に渡る極限暴力
・・・区は堅川の工事計画を06年に発表したが、野宿者に一方的な立ち退きを求めるものだった。公園を私企業に売り渡し、野宿者を排除する事が目的だと区は明言したのだ。その後当事者と支援者が必死に交渉する中で、区は「強制排除はしない」と明言した。だが、09年から工事は再開され、11年夏に強制排除路線へシフトしてきた。ついに11年冬、国際人権規約や憲法にも違反し、激しい批判にさらされている行政代執行の手続きを強行してきたのだ。強制排除を避けるために、野宿の仲間は工事がすでに完了していた場所に移動したが、そこでも区は嫌がらせと排除を開始した。・・・
・・・公園のまわりには警察官が徘徊し、区に雇われたガードマンに生活を24時間監視され、ビデオに録画されている。同時に区は「野宿者や支援者と称する者たちのせいで、公園の安全な利用が確保できない。」「不法占拠者が工事を妨害している」といった、非常に悪質で差別的な宣伝を行っている。その目的は、周辺に住む住民の憎悪を煽り、野宿者に敵対している構図を作り出すことだ。実際に江東区では強制排除の手続きと歩調を合わせるかのように少年による野宿者襲撃が後を絶たない。・・・

4.より大きな背景は国=自治体のトップダウン化と非正規化、利益最優先、警察権力との癒着と強大化
・・・90年代から政府の「構造改革」は自治体や教育機関に対してトップへの権限集中と補助金の削減を同時に進めた。また貧困の増大により自治体の税収と学校の学費収入なども減った。そのため自治体は利益最優先の事業をトップダウンで決定し、安上がりな非正規雇用の職員や民間委託を増やして実行させるようになった。それが、今回の江東区だ。いま、東京下町の自治体は「不況で税収が落ちているから、スカイツリーの観光収入に期待する」と明言して再開発に突進している。だが、自治体は営利企業ではなく、全ての住民の幸福・福祉のために存在しているはずだ。開発のために野宿者を追い出し、金持ちのための街に変え、税収入の理由の経済格差をさらに拡大させるのは本末転倒だ。野宿者が不法占拠しているのではなく、自治体と企業が勝手に不法に改造しているのだ・・・
・・・堅川開発と同様に、私たちと無関係な資本家の金融取引が全ての経済と生活を破壊するこの資本主義社会はもう終わりだ。ギリシャやフランスの選挙の結果は、単なる政権やユーロの是非を超えたシステムそのものへの「NO!」の叫びだ。それはずっと前から巨大なデモやゼネラルストライキで叫ばれており、日本のマスコミが隠しているだけだ。商品と商品、モノとモノとの関係ではなく、人と人との関係で話し、生産し、行動する場所を今こそ作り出す事が必要なのだ。それが日本では堅川を始め各地の野宿者テント村や経産省前のテントであり、世界では昨年エジプト、欧州、米国ウォール街と世界中に広がった街頭占拠なのだ。それらは今この瞬間にもこの法廷を含めてグローバルに連帯し、世界中を変え続けているのだ。・・・

一部紹介が、かなり長くなった。そのくらい大変な冒頭意見陳述書なのである。彼が現代の新しく、優れた革命家であることが分る。

園良太さん、おくればせながら保釈おめでとうございます。そして無罪を勝ち取り、世の中を変えましょうsign03

官邸前に10万人集まり「再稼動反対」を叫んだ夜に・・・

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投稿: AkiraNagasawa | 2014年10月26日 (日) 05時33分

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