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2012年8月

「ネットと愛国」…「階級闘争」を闘う「在特会」

 「在特会」や「ネット右翼」の主張をちょっと研究しているような方は既に知っているのであるが、彼等は「階級闘争」をしていると主張する時がある。
 すなわち、「在日」や「外国人」、「被差別部落」、それらを支援する「左翼」が奪っているものを、取り戻すのだ!という具合である。(もう少し広げて考えると、既存体制内に「左翼」が巣食っていて、そいつらが奪っているものを取り返すという論理構造も持っているようだ。だから旧来の自民党的なものや、民主党をも「左翼認定」されてしまう。)
 ただ、「何が奪われているのか?」という内容には、非常に乏しい・・・「ネットと愛国」では、最初、「生活保護問題」と言う形でそれを主張する「在特会」の姿が取材されている。曰く、日本では生活保護がもらえないで、3万人もの自殺者がでているのに、「在日特権」で生活保護が受けられるのはおかしい。日本人に優先的に生活保護をまわせ!という具合だ。(いまや日本人も外国人も「平等に」、「水際作戦」で生活保護から外されているのだが・・・)

 「ネットと愛国」から、「我々は一種の階級闘争を闘っているんですよ。我々の主張は特権批判であり、そしてエリート批判なんです。」「だいたい、左翼なんて、みんな社会のエリートじゃないですか。かつての全共闘運動だって、エリートの運動にすぎませんよ。あの時代、大学生だけで特権階級ですよ。差別だの何だの我々に突っかかってくる労働組合なんかも十分エリート。あんなに恵まれている人たちはいない。そして言うまでもなくマスコミもね。そんなエリートたちが在日を庇護してきた。だから彼らは在日特権には目もくれない。」
ここで「階級闘争」なる言葉が飛び出してくるとは予想だにしなかったが、言わんとすることはわかる。つまり彼らは自らが社会のメインストリームにいないことを自覚しているのだ。自分たちを非エリートだと位置づけることで、特権者たる者たちへの復讐を試みているようにも思える。(p56)
 もちろんかつての全共闘運動はともかく、そこから先細りになった「新左翼業界」にいると、収入の多い職業に就かず、黙々と「運動」を担ってきた人が沢山いるし、関西における「在特会」の強敵、「連帯労組」や「釜日労」が「エリートの運動」だなんて、だれも思いやしない。「エリート左翼」として思いつくのは「共産党」やら、「自治労」「日教組」ぐらいか・・・しかしその勢力だって完全に凋落している。ちなみに引用した言葉を放った人物は、東大大学院を卒業し、大手化学メーカーの研究所に勤める「エリート」であるところが、興味深い。 

 とはいえ、「在日会」を構成するメンバーの多くは「普通の人」であり、会社員やOLであったりする。活動に入れあげて会社を辞めるような人も居る様だが、普通に暮らし、「在特活動」も身銭をきり、休日に(あるいは休暇を取って)行っている。古い左翼ブロガーの中には「ネット右翼はフリーターやニートが本来の『敵』とたたかわず鬱憤をはらしているだけ」的な、卑小かつ逆差別的な認識をバラ撒いている(いた)のも多いのだが、ちょっと右系のブログをチェックしても、高い学歴を持ち、安定した職業に就いている者が書いていることが分る。・・・そもそも「ネット右翼」の主要言論(「南京大虐殺否定、従軍慰安婦否定、日本は侵略戦争しなかった等)・・・の元ネタは、80年代頃から右派文化人によって書籍化されていたのだから、それらを読みこなす能力と時間が必要なのだ。

 「奪われた物」とは何か良くわからないが、ほぼ確実に「将来が不安」な日本経済や政治の停滞状況が逆転して「何かを奪われる」「奪われつつある」と感じるようになる。おまけに中国や韓国の「経済力」も増してきた・・・では奪っているのは外国、特に日本に居る「在日」だ!というのは、ある意味すごく分りやすい。

 「何かを奪われる」「奪われつつある」と感じている人たちに、きちんとしたオルターナティブを提示できなかった「左翼」の無力さが、彼らを生み出したとも言えなくない。(このへんは「若者を見殺しにする国」の著者、赤木智弘氏にも共通する)
 一部の新左翼は「日帝打倒!」「〇〇粉砕!」と威勢の良い言葉を並べてはいたが、それに至る道は示されていなかった(せいぜい「労組」や「自分の組織を大きくすること」)それよりも「平和憲法を守れ」「憲法を守れ」「福祉を守れ」と言いながら「守勢」に立ち、負けてばかり・・・それよりも「在日をたたき出せ!」「在日特権を、粉砕せよ!」のほうが、達成が出来そうだ、幸いそのように感じている「日本人」は大勢居る・・・味方は大勢だ!

 最後はこの「大勢居る」日本人について、「ネットと愛国」を語ることでしめよう。

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「ネットと愛国」…「在特会」に対する右翼の評価

 「在特会」の代表、桜井誠は、当初掲示板での「反在日、反韓国」活動で注目を浴び、2005年、右派ジャーナリズム「チャンネル桜」に出演することになる。社長の水島総をはじめ、行動する右翼関係との人脈が出来き始める。「主権回復を目指す会」の西村修平と出会うのは2007年夏、西村自信、長くチベット解放、反中国といった保守運動に関わり、その激越なアジテーションと行動力、ネットを使った宣伝は桜井の「在特会」に引きつがれてゆく。20120813001

 一方、「在特会」やその他の市民団体系の「行動する右翼」に結集した人たちは、既成の右翼運動では、結局何もできなかった・・・普通の「市民」が声を上げることによって、世の中が変わるんだと考えている。その中でも直接「在日外国人」問題を取り上げ、大声を出して堂々と主張しだしたのが、「在特会」なのである。なぜかこのへんは、「党派の左翼運動」が下火になるにつれ、市民運動、なになにネット・・・なる運動が「反戦」「反開発」「エコロジー」をやりだした経緯によく似ていると感じた。

 既成の街宣右翼運動、民族派新右翼運動も、この「市民運動スタイル」からの批判にはぐうの音も出なかったようだ。やがて桜井は、西村のスタイルをより過激に引き継いだ運動を展開してゆく。

 ところが、「京都朝鮮学校排撃運動」「徳島県教組占拠行動」で逮捕者、起訴者が出たりしたあたりから、「在特会」に入会している会員からも、何かおかしい!?と、運動から離れる者がでてきた。逮捕者・起訴者が出るくらいのことをすれば、理論の見直しを始めとする運動方法の見直し、既成保守・右翼との連携など謙虚に学ぶことをせず、相変わらず街頭で相手を「ヘイトスピーチ」と「暴力」でやっつけるだけでは、誰が見ても「単なる弱いものいじめ」にしかならないだろう。実際、在特会の元会員には、在日韓国人の友人を持ち、その彼に聞かせられないような言葉は言わないようにしていたというのもいる。

 さらに3・11後、「反原発・脱原発」が「国民的課題」になり、右翼の中にも統一義勇軍の針谷大輔などは「右から考える脱原発ネットワーク」を組織し、桜井の「育ての親」にあたる西村修平も「(原発事故は)誰もが否定し得ない惨禍。国土を守るためにも脱原発の声をあげなければならない。」(p294)と主張、「脱原発愛国デモ行進」などを実施している。
 ところが桜井らは「脱原発運動の中心は左翼活動家だ!」と決め付け、そのカウンターのためにのみ「原発の火を消させない国民会議」なる団体を立ち上げ、「原発を反日左翼から守れ!」と叫びだした。これにはかつての師匠、西村修平も「『愛国』に名を借りたレッテル貼りを止めろ!」(p295)と声明を出し、名指しは避けたものの「在特会」を非難した。
 さらに西村修平は「原発の是非を問う、これからのエネルギーを考える」と題する進歩ズムを企画し、主に保守派と目される人物から意見を求めようと、「原発擁護」の「在特会」桜井会長に電話をしたが・・・当の桜井は電話にも出ようとせず、止む無く副会長の八木氏が個人の立場で出席した。西村の曰く
「彼(桜井)はもう、僕と話すのがイヤなんだろう。それはそれで構わないが、運動のリーダーたる者が言論の場から逃走して、いったいどうするのか。原発擁護だ、朝鮮人を殺せだといった威勢の良い彼の発言も、結局のところ身内に守られていないとできないわけだろう。無責任としか思えないんだよな。」(p296~7)

 ともあれ、既成右翼、民族派右翼から「行動する右翼」の一部まで敵にまわしてしまった「在特会」への評価は「彼らには思想が無い」ということである。

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やっと読んだぜ「ネットと愛国」

試験勉強中は、あまり本を読まなかったので、これからは読書の秋に(^^)(^^)
ということで、やっと安田浩一著「ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて(講談社)を読むことができた。

20120813001 数年前から街頭を賑わせている「行動する保守」、朝鮮学校や在日外国人に対して、聞くに堪えない「差別言動」「ヘイトスピーチ」を繰り返す人たちは、一体どうゆう人なのか?そこからこの本は始まる。 

 「在特会」代表の桜井誠氏をはじめ、幹部や一般の活動家達は、街頭で見られるような恐ろしい、得体の知れない人間ではなく、ごくごく普通の人が、むしろ紳士的といっていいほど丁寧に安田氏の取材に応じていた。
 「なぜ、この運動に入ったのか」「運動をしていて、どうか・・・」安田氏の質問に丁寧に答える、若者やおじさん達である。(もちろん街宣行動中の取材で、突っかかってくるヤツもいる)

 会員からのカンパなどの活動費で、ちゃんと市民運動の形で行動している。彼らの多くは我々と同じよう「手弁当」であちこち駆け回って「街宣行動」を行っている。昨年、京都朝鮮学校での事件と徳島教祖襲撃事件で逮捕者が出て、裁判費用がかなりかかっているわけだが、そのときはタニマチみたいな支援者から1千万円ほど出してもらったそうだが、どこかの大組織のスポンサーがついているわけではない。

 彼らが「嫌韓」「嫌外国人」になった理由も色々だが、2002年ワールドカップでの韓国のラフプレーやサポーターの態度に嫌気がさしたというのが多い。また、「カルデロン一家」追い出しデモの映像を見て「かわいそう・・・は分るが、不法滞在は良くない」ということから会員になったというケースも多いようだ。
 で、ネットで流れる「嫌韓国、嫌中国」のネタ「のみ」を信じ、鬱屈した疎外感を感じていた人たちが多く彼らを支援し、会員になる。 ネットでクリックして、必要事項を書き込めば誰でも簡単に会員になることが出来る手軽さもうけた。

 街頭にでて、大声で差別用語を使って「街宣」し「ののしる」・・・多くの人は関わりのないこととして、通り過ぎてゆくが、終わった後の充実感が残る。ここに来れば仲間として認めてもらえる・・・この運動で自己承認を得ることができた・・・という人も多い。(もちろんあらゆる「運動」や「サークル活動」にはそういった自己承認、自己実現という意味がある。今盛り上がっている「脱原発運動」にも、それは多かれ少なかれ、あるだろう)
 ある若者に安田が聞く―〇〇君はハーフだよね。・・・「そうゆう質問、これまで何百回、いや、何千回受けてきたかもしれません」「安田さんもそうですよね。僕がまず、ハーフであるかどうか聞いてきた。僕はいつもそこから答えなければならないんです。子どものころからずっと。」「安田さん、僕はね、日本生まれの日本人なんです。」(p134~135)彼は小学校のころから歴史が好きだった。米国の語学学校に留学し、外から好きな「日本」を見てみた…留学生仲間の大半は、自国に誇りを持っている。なのに日本はどうか。そんな時にネットで「在特会」を知り、活動に参加する。「・・・日本が好きだという僕を、愛国者として認めてくれたんです。」

 この自己承認の論理が、「在特会」を大きくしたのは間違いないだろう。だが、問題はそこだけではない。

 この本、在特会の「歴史(この間の事件も含む)」や他の右翼・民族団体との係り、評価も書いてあって、非常に濃いルポである。私の「書評」もどきを読むより、まずご一読を・・・と言いたい。

 なお、ネタとしての「書評」もどきは続くよvirgo

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近鉄のナロー、ついに消えるか…

三重県四日市を走る近畿日本鉄道のナローゲージ、内部線・八王子線の廃止のニュースが飛び込んできた。毎日jpより
近鉄:内部線・八王子線の鉄路廃止、跡地にバス運行 三重
 近鉄(本社・大阪市天王寺区)は21日、赤字が続く内部(うつべ)線・八王子線(三重県四日市市)について、鉄路を廃止し、バス専用道として運用する方針を示した。路線存続を求めて近鉄本社を訪れた地元住民との会談で明らかにした。近鉄によると、線路を撤去、舗装してバスを運行させるバス高速輸送システム(BRT)方式を想定。約1年前から四日市市に打診していたという。 近鉄の福島博営業企画部長は「黒字路線で赤字路線を支えるのは難しい。持続可能な形態としてBRTを進めたい。運賃や輸送力は維持できる」と述べた。また、同市に初期工事費用やバス車両代など25億〜30億円程度の負担を求めていくという。同市自治会連合会の高野健会長は会談で「初めて聞いた。年間360万人の乗客をバスで運びきれるのか」と疑問を示した。 両線は近鉄四日市駅を起点に同市内を走り総延長は約7キロ。レール幅の狭い特殊狭軌鉄道として知られる。年間約3億円の赤字を計上しており、近鉄は来夏までに将来の方向性を決めるとしていた。【永野航太】

 近鉄は様々な地方私鉄を買収して大きくなったため、軽便鉄道として軌間762㎜のナローゲージで運行されている区間がある。そのうち桑名(西桑名)~阿下喜間を結ぶ北勢線は20.4㎞は2003年、廃止が打ち出されたが、川を隔てて平行する三岐鉄道さんが経営を引き継ぎ、様々な改良等が成され、現在も存続している。

 もう2路線、四日市駅がら分岐する5.7キロメートルの内部線と、途中日永駅で分岐し、西日野に至る八王子線1.3㎞がある。これも時代の波に押されて・・・というか、廃止が打ち出されたというわけだ。

 ではここに「葬式鉄」に行くかどうか・・・については、決めかねている。北勢線も内部・八王子線も近鉄時代にすでに乗車済み・・・ただ、三岐鉄道の本線は未乗車だし、近鉄も含め、中部地方にまだ未乗区間が残っている。

 しかしBRT化されてから、行ってみるのもいいんじゃないか?とも考える。幸い、BRTの「走り」みたいな、名古屋市バスのガイドウェイバスも未乗であるし・・・乗り比べてみるのもええもんだ。

 とはいえ、記事中にもあるよう、地元さんには「寝耳に水」みたいな話で、これから紆余曲折もあるだろう。ひょっとしたら、三岐鉄道とかに「おまかせ」されるかも知れないし、伊賀鉄道・養老鉄道のような「第三セクター方式」で鉄路が残るかもしれない。
 しばらく、注目しておく必要があるなぁtrain

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制服向上委員会の活動をサポートしよう!

マイミクさんからの情報(というかお願い)
脱原発闘争を開始したアイドルユニット制服向上委員会・・・通常の芸能活動に加え、反原発運動への参加等の持ち出しが多く、慢性的な資金不足なんだそうな。社長が自己資金を持ち出ししているとのこと。

「制服向上委員会」は運営上、無料の音楽教室ということになっているため、現メンバーにはギャランティーは一切発生していないそうだ。

そんな彼女たちを支えるために、いろいろとイベントに参加したりして欲しいとのこと。FCに入るのもいいのかもしれない。

あと、今研究生も含めて9名いるのだが、実質動けるのは5名、そのうち3名は来年高校を卒業する。で、「反原発」を打ち出してから、左翼系の集会なんかに出たりするため、応募者がほとんどないそうな。

で、応募者緊急募集・・・とのこと
[資格]10~18歳の女性。歌やダンスに興味がある方で週3回位レッスン(無料)に参加出来る方。

まあ、首都圏近郊じゃないと難しいと思うが・・・

(注:本記事はマイミクさんの記事をアレンジして書いたものであり、またその方が事務所とは関係なく勝手に書いたものである)

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8・19集会の追記…

昨日、書き忘れたこと・・・その前に報道。毎日jpより
伊方原発再稼動許すな 市民団体松山で集会 知事にイエローカード/愛媛
毎日新聞 2012年08月20日 地方版
 中四国、九州を中心に全国の住民でつくる市民団体「
伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク」は19日、松山市堀之内の城山公園で「ストップ伊方原発再稼働! とめよう大飯原発!」を掲げる反原発集会を開いた。約500人の参加者は隣接する県庁に向け、再稼働の必要性に言及する中村時広知事に対してイエローカード(警告)の意味を込めた黄色い布を掲げ、再稼働阻止を訴えた。

 集会では、昨年3月の福島第1原発事故で被災した女性5人が「(大飯原発の再稼働を決めた)うそとペテンと無責任な政府のやり方は黙っていられない」などと口々に訴えた。その後予定したデモ行進は大雨のため中止し、その代わりに参加者たちは公園内で「知事は再稼働を認めるな」「四国電力は再稼働をあきらめろ」などと叫んだ。【津島史人】

 う~ん、500人もいたかなぁ~・・・ま、プレイベント(10時ごろから、黄色い布にメッセージを書いたりするやつ)も含めたら、それぐらいになったのかも知れない。

 昨日も書いたように、伊方原発、そして上関原発の「地元」は、九州から中国、四国にわたる広範囲なものだ。それは「瀬戸内海」という「海」が結び付けているものである。
 原発が事故ったら、空を飛んでくる放射性物質もさることながら、瀬戸内海を汚染する放射性物質で、一帯は「死の海」になってしまう。閉鎖性水域だから、一旦汚染されると、なかなか汚染水が浄化され難いということもある。何よりも高度成長時代に「赤潮」なるものに悩まされてきたところだ。
 陸上交通が主役になった近現代社会において、海は向こうとこちらを隔てるものと考えられがちだ。しかし網野善彦も指摘しているように、昔は水運、海上交通が主体であり、海は向こうの世界と「繫がる」ものだったのだ…独島(竹島)、魚釣台(尖閣)がどっちのモノだと騒ぎまくっていることなど、AFOらしくて、もうなぁ~んも書く気が起こらん。日清戦争中にこっそり編入した魚釣台・尖閣だったら、活動家同士「上陸」しあって、気の済むまで殴り合いでもしてりゃ、そのうち仲良くなれるだろうhappy01日帝が日露戦争のドサクサに領有化した独島(竹島)はマッカーサーが線を引いた後に、韓国の実効支配が確立してるんだから、まあ、諦めなさい)
 また、瀬戸内海は古代より日本の東西・・・大和朝廷と九州、そして朝鮮・中国とを結ぶ大動脈でもあった。「漁業」「塩田」「海賊」「水軍」・・・等々、様々な文化をはぐくんできたといってよい。
 それを破壊してはならない。人が居てこその「文化」で、人が住めなくなるような原発事故は、絶対にあってはならないのだ。

 そのわりには、動員人数が少ないって・・・まぁ、身近にあるものは、「失ってから気づく」ものだからかもしれない。あるいは東京一極集中で、地域独自の文化に「無関心」なのかも知れない。

 それともう一点
 写真を撮るのを忘れていたが、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる「カオナシ」の扮装をした人が「大人も守ろう!」というスローガンを掲げていた。
 反原発集会では、「子どもを守ろう!」というスローガンが多いのだが(「魯迅」の「狂人日記」に通じるのでそれはそれで好きなのであるが)、忘れてはならないのは、今も現地で被曝し続けている人、特に事故を収束させるために被曝を余儀なくされている原発労働者のことを忘れて、「反原発」はないでしょsign03ということだ。

 必ず「犠牲」を必要とする社会…古代、中世、近代そして現代と続いてきたこの社会を、未来永劫続けていていいのだろうか?別の社会は不可能なのか・・・そんな根源までとわれなければならないのだ。

 本当は「再稼動反対」だけではないし、それだけではいけない・・・首相官邸前や国会前に何万人集まって、そのうち何百人かがそのことに気づき、新しい社会作りを自らはじめる、はじめようとする・・・そうゆうものの一人に、私はなりたい。

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「8・19松山行動」…雷雨のため大変だったが成功

さて、路面電車の走る松山にのこのこやって来て
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「8・19松山行動」に決起・・・とはいえ来る途中、今治から西で雨が降っていた様子・・・
南堀端の電停をおりて、お堀をわたると会場だ…女性の一団がなにか封筒に入れたものを配っていた。どうも主催者ではないらしい・・・が「反原発の内容です」と言われたのでもらっておく・・・中には「冨士大石寺 顕正会」の機関紙が二部、入っていたsign02ただ、紙面の多くを「脱原発」で埋めていたので、本集会にあわせて宣伝をしているようだ(機関紙の中身については、別途言及)
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黄色ののぼりですが、「再稼動阻止」とはいっさい関係ありません・・・てか、テレビ放送止めれば、電力はもっと余るんだけど・・・

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木陰に沢山の人が集まって、プレイベント実施中・・・いやぁ~暑いsun

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ステージに掲げられた横断幕

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ひるがえる、黄色の布

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とりあえずのぼりを出して、飾ってみる・・・何のことやら分らんsign02

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関実の方々に会う・・・大阪から車で数名で来たそうな。

1時を少し過ぎたところで、集会開始・・・主催者あいさつの後、福島の闘う女性たち5名のアピール・・・四万十に避難している方が「3・11前の生活が普通の生活なのか、今の避難している生活が普通の生活なのか、よくわからない」というような意味の言葉が印象に残る。

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ところが、会場にむかって怪しい雲が・・・雷鳴も近づいてきた。
やがて雨がポツポツと・・・
ここで、熊取六人衆の一人で、伊方原発反対訴訟を支えてきた小林圭二さんの話が始まると、雨が激しくなってきた…「福島は沸騰水型でしたが、伊方は加圧水型ですね。加圧水型のほうが危ない。それはスリーマイルで証明された…」云々で雷の直下、どしゃ降りにrain急遽、テント下やブルーシート、木の下、東屋の中に避難
私の「軽量ポール」は、カーボン製なので雷には弱い・・・とりあえず雨中に投げ出して東屋の中に・・・ここで香川のグループと合流することが出来た。

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とにかく、全身びしょ濡れだぁ~い。まあ「止まない雨は無い」ということで、少し雨脚が弱くなってきたところで、急遽、美術館の講堂を借りて集会続行virgo

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濡れたのぼりは外に出して、中で集会…晴れ間が見えてきたので「このままデモしたほうがいいじゃないか?」という意見も。全員が中に入ったわけでもないらしいが、とにかく入ってみる。
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会場内は、こんな感じ・・・小林先生の話が終わってから、集会をここで貫徹し、デモは公園内のみとすることに決定、その後県庁前抗議も行う。

あとは「1分間スピーチ」が連続・・・伊方の闘いの特徴は、数は少ないが出力調整試験、プルサーマル等に反対してきた息の長い運動体が続いていること、九州、山口、広島方面から「瀬戸内文化圏」を守ろうという「つながり」が続いていることだろう。もちろん上関、祝島のたたかいともつながっている。

大飯再稼動阻止のため現地行動をしていた人からも報告・・・あの攻防で負けたとは思っていない。稼動したらまた止めればいい!との『勝利感』を持ったとのこと・・・

 私が思うには、野田とそのおかしな仲間たちのやったことは、それくらい無茶苦茶なのだ・・・だから少し頑張れば勝利できる・・・と、多くの人々も思っているに違いない。

若い人の数は、そりゃ東京や大阪よりも少ないが、徳島から参加した若い人は「脱原発」のうちわとはっぴで、あの「阿波踊り」に参加したとの報告があった。うちわなんか随分人気が高かったそうな。
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ドイツからの参加者・・・通訳つき・・・「自然エネルギーでやっていける。」と強調

最後に「これだけ黄色い布・・・イエローカードが集まったのですから、もはや原発はレッドカードです」と主催者が掲げる。
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「NO再稼動 伊方原発」「STOP!大飯原発」

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天気も完全に回復したので、デモに出発~

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「伊方原発の再稼動を、阻止するぞ~」「全ての原発を、廃炉にしろ!」
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参加者は大体、150~200人ってところかな。(すげえ大雑把)

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公園出口でかたまり(一般の方の通路は確保しつつ)「再稼動反対」「再稼動反対」

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とりあえず行動は終了・・・服はいくぶん乾いたものの、靴と靴下はびしょぬれでゲソcoldsweats01

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県庁前では、まだまだ抗議が続いている・・・

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「坊ちゃん列車」通過・・・う~ん、逆光だぁ~
で、松山行ったら、「道後温泉」でしょ・・・もちろん400円の「神の湯」に入るだけのコースしかしてませんけどね。

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集会・デモ貫徹

集会・デモ貫徹
集会・デモ貫徹
集会開始後、大雨雷に襲われたが、屋内集会に移して公園内デモ貫徹でゲソ。

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明日は松山で再稼動反対に決起!

盆を過ぎると、だいたい夏バテしてくる、困ったもんだ。

休もうか・・・とも思ったが、やはり行こう!松山にvirgo
8・19松山行動に決起するのだぁ~sign03

「黄色や赤の布」を集めて、ロープに繋ぐ・・・

よいうことで、急遽以下作成でゲソ

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ついでに「盆休み」ということにして、伊予鉄撮りまくりの旅にしようじゃなイカsign02

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8・15に寄せて…軍事は難しいのだ

今年も8・15、敗戦記念日がやって来た・・・「天皇の戦争責任をはっきりさせろ!」とか「あの戦争は侵略戦争ではない!」とか様々な議論が交わされているならまだしも、「靖国神社を否定するサヨク=在日、チョーセン!」と差別的なヘイトスピーチを吐き散らす「在特会」の公然登場は許されるものではない。

私は1946年からの対米戦争は、明治維新後、帝国主義列強に習ってアジア侵略戦争をやり続けてきた日本帝国主義の、最後のあがきの無計画戦争と考えている。が、それにしても「侵略戦争」をやるにしても、日本は最後まで「戦争は政治の延長である」というクラウゼヴィッツの有名な定義を忘れていた政治・軍事をやってきたことについて、今日は書く。

そもそも「戦争目的」(それが正しいかどうかはとりあえず別問題)がはっきりしていないと、「戦争」なんて出来ない。日清・日露戦争の時は「朝鮮半島から清国、ロシアの勢力を駆逐する。」という明確な「目的」があった。そしてその目的を実行するために、どうゆう形で開戦、戦闘を始め、どうゆう形で終わらせるかという絵まで書いておかなければ、まず勝つことはできない。もちろん、戦闘で負けた時は「どこで矛をおさめるか?」ということも考えておかねばならない。

日露戦争でなんとか「勝利」した後、日本を狙う「帝国主義列強」はいなくなった(いや、もとともと日本なんぞ狙う列強なぞ、日清戦争後には無かったのだが)。ただ、列強に分割された「植民地」があった。だからその後の戦争は、列強間の植民地再分割と、植民地からの独立を求める民族解放・独立戦争との闘いになる。
 第一次世界大戦で、同盟国であるイギリスからドイツの東洋艦隊を牽制する依頼を受けるかっこうで、日本はドイツに宣戦布告、中国、山東省のドイツ勢力を駆逐するとともに、欧州に世界の目が行っている間、「対華21カ条」を軍事力をもって突きつける。辛亥革命が頓挫し、有力な中央政府が働かなかった中国はこれをおおむねのまされる「屈辱外交」を強いられたわけだが、欧米からは中国への「既得権益」への挑戦とみられ、かつ中国人民の反帝・反植民地闘争の主敵が、「帝国主義列強一般」から、「日本帝国主義」にしぼられることになった。

その後、蒋介石の「北伐」=中国統一戦争が勝利を続ける中、日露戦争で得た日本の権益が危うくなってきた。これがいわゆる「満蒙問題」というわけだ。この解決に「画期的」な方法で対処したのが、満州事変を起こした石原莞爾である。「満蒙」をクーデター的に関東軍で乗っ取り、中国から切り離すという「戦争目的」がしっかりしており、準備も周到であったため、これは「成功」した。しかしこれは日本中央政府が確固たる政治目的を持って行った「戦争」ではなかったため、政治と戦争が切り離されてしまった。(天皇統帥権独立の問題もあるが、ここでは述べない)

もうここから「軍の独走」オンリー・・・と言いたいところだが、逆に政治(および日本の人民の多く)が軍に期待をよせすぎた。(もちろんここにも天皇が軍隊を統率するという政体が大きく影響したことは言うまでもない。)1937年7月7日、盧溝橋事件では「現地解決」を計ろうとしていたのに、中国に向けて大々的に軍隊を送り込んでしまう。で、その戦争目的は何か?「中国の暴戻を窈窕する」という、わけの分らないものであった。蒋介石政権を屈服させるのか(ま、大抵多くの民衆はそう思うであろう)、反日勢力(おもに共産党)をせん滅するのか・・・そのためにどこまで日本の国力でどこまで攻めて行って、どう矛をおさめるのか、なぁんも考えずに軍隊を派遣。南京が陥落しても「戦争目的」は達成することができず、ついには「蒋介石を相手にせず。」と宣言してしまう。こうなると政治交渉の相手そのものを「否定」してしまわけだから、戦争で戦争を補う・・・無限戦争になってしまう。もちろんその当時、日本に核兵器並みのスゴイ武器と、中国全土を完全占領する陸軍、それを補給する海軍があれば、侵略宇宙人(イカ娘!?)よろしく、政府なんか無視して全土を領有してしまえば良いのだが(後日、中国共産党軍がチベットに行ったのが、まさにそれだろう)そんなことは出来っこなかった。

中国侵略戦争が続くにつれ、中国の「門戸開放」を求めていたアメリカとの対立も激しくなる。中国の共産党軍が怖ければ、北のソ連軍も怖い…ノモンハンでは負けちゃったし(軍事的には勝利していたという論者もいるが、戦争目的である国境線の確定で得たいものが得られなかった以上、負けは負けである。)国際連盟を脱退した日本は相手を牽制する仲間が欲しい・・・ということで日独伊三国防共協定から、日独伊三国同盟へと移行する。なおその後、独ソ不可侵条約、日ソ不可侵条約が結ばれ、北の脅威は無くなった。アメリカによる「経済制裁」は日本の対中国継戦力をそいだため、日本はドイツによる第二次大戦勃発後、南方の資源を求め「南進」することになる。だがそこには「取れるものは取ってしまえ」という安直な発想しかなく、北部仏印進駐から、南部仏印進駐と、コマを進めただけであった。かくしてアメリカの完全な経済制裁の発動…石油も工作機械もクズ鉄も、なぁんも入ってこなくなった。だったら南方を押さえ、資源のあるうちにアメリカを屈服させようと「清水の舞台から飛び降りて」対米戦争をおっぱじめたわけだ。

では「超大国アメリカを屈服させる」という壮大な「戦争目的」は、どのように達成させれば良いのか…どこを攻撃し、どこらへんで講和が結べるか・・・ということはまるで考えられていなかった。とにかく戦闘に勝てば良い・・・としか当時の政府や軍も考えていなった。せいぜい日露戦争で成功した、攻めて来るアメリカ艦隊を多段階でせん滅する・・・というものを、真珠湾の米艦隊を奇襲によってせん滅し、有利な状況を造る・・・ということに転換したぐらい。南方から資源を持ってくる日本商船隊も、「艦隊決戦」を優先する海軍の護衛もなく、次々と犠牲になる有様・・・後は歴史に書いてある通り・・・どこで止めれば(結局降伏だが)どのくらいのものが残るか、まるで考えないうちに原爆投下、ソ連参戦で日本帝国軍隊は解体してしまう。

満州国が崩壊したとき、ある高官は「日本の軍隊は世界一強いが、日本の軍人は戦争の意義を知らない。戦争は国と国との取り引きの一つの手段に過ぎないものだ。だから負け戦を5分か7分で喰い止めるのも戦争上手なわけだが、日本の軍人は戦争と個人同士の果し合いを混同して、どちらかが息の根を止めるまで戦おうとする。惜しい軍隊を失った」と言ったそうな・・・相手の息の根を止めるまで戦うって、なんか最近のアメリカに似ていないか?

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実はかろうじて電力が足りていた

先日、四電前で「電力は足りてるぞぉ~」とアピールしてきたが、では大飯原発再稼動前に喧伝されていた「電力不足キャンペーン」は何だったの・・・という思いもあ20120813001 り(かつ、「反対の立場からどうみえるのか?」という検証も含めブラックアウト大停電を回避せよ 電力マンたちの暑すぎる夏(夏目幸明著 PHP研究所 2012年7月16日初版)を読んで見た。

その前に、ブラックアウト(大停電)がどうゆうふうに起きるのか、本書からひらってみると、我々が描いているイメージとはエライ違うことが良く分る。
「よく”それでも供給力10%は余裕の持ちすぎなのではないか”といわれるのですが、そうもいかないのです。供給予備率が3%を切ったぐらいから、周波数が乱れたり、電圧降下が始まったりします。もし供給予備率が1%を切ってしまったら、”いつ停電してもおかしくない”状態です」(中部電力広報担当者)
では、電力が足りなくなるとどうなるのか、例えば、電灯が徐々に暗くなっていく、テレビの映像が乱れ始める、といった現象が起こるのだろうか?
「いえ、いきなりブラックアウトです。予備供給率が0を切った時点で一気に大停電が起きる可能性があります」(中部電力広報担当者)p34
「だから我々は入社以来、ずっと”絶対、何が起きてもブラックアウトだけはさせてはいけない”と徹底的に教育されるんですよ。私も同じですし、社内の人間も、現場から社長まで全員、その意識が徹底されていると信じて欲しいですね。(以下略)」p38~39

 本書は2009年に運転を停止した、中部電力・武豊火力発電所二号機を「再稼動」させる所から始まる。1972年運転開始、発電効率も低いこの火力発電所はこのままか痛いされる予定だったが、浜岡原発の停止を受けて、急遽、修繕して使うことになったのだ。4年のブランクの間、様々な部品は錆びたり痛んだりしていたものを、なんとか期日までに動くようにしたのだという。

 次章で紹介されるのは、仙台火力発電所(LNG発電で、効率はなんと58%という最新鋭の発電所である)や福島第一原子力発電所から20キロ圏の近くにある、広野火力発電所の復旧物語である。電力関係の工事請負は、工程に遅れが出れば何らかの責任をとってもらうことになっている(もちろん普通の請負も工期をはみ出すのは完全な契約違反であり、ペナルティーがあるものだが)、東北電力はそれを問わない、とにかく問題点を洗い出して、必要なものをそろえようという方針の元、火力発電を復旧させたのだ。特に広野では、原発に近いということもあって、作業員が放射能を恐れてモチベーションが下がるのを防ぐため、5㎜シーベルトを越えたら即刻作業中止という基準を定め、逐一、計測した放射線量を公開したという。

ま、ここらへんは東京電の「規則(国の定めた安全基準)を守っていれば良い」という”几帳面”さと、東北電力や中部電力の”柔軟な対応”との対比としても描かれているが、その他、火力発電所が行わなければならない2年に1回の定期検査を1年延ばしにしたり(だから大飯が動き出したとき、関電が火力発電所を止めたのはあながち間違いではない・・・点検せねばならないのもあったのだろう)、冬季にまさに「ブラックアウト寸前」の火力発電所のトラブルがあったこと、さらに日本のLNG購入費が諸外国と比べ高いのは、他国ではパイプラインによって天然ガスが安価に、かつ様々なところから購入可能なのに対し、日本の場合は産出国にLNG化プラントを建設し、そこと安定供給のための価格交渉をしないといけない(このへんの事情は、韓国や台湾も同じらしい)ことなんだそうな。今現在は産出国に頭を下げて、以前の値段で出荷量も確保してもらっているとのことであり、ほーそうなのか!と感じることも多かった。

本書の構成を見てみると、
第一章 火力発電所の「廃墟」にて
第二章 東北電力の信念
第三章 知られざる大赤字
第四章 自然エネルギーの実力はいかに
第五章 夢の放射能除去
第六章 正しく恐れよ

と、まあ「原発問題については、経済面も考えて、もっと冷静に考えましょう」というスタンスであり、第一章~第四章までは、火力発電、復旧の奮闘等を覗けば、ごくありふれたことを言っている。第四章は発電コストのことが主に書かれているが、コスト云々よりも「代替電力」は今完成している技術で考えないとダメですよ・・・ということにも注意しなければならない。

なぜなら、第五章が、あまりにもノー天気な内容だからである。もちろん「放射能除去装置」の開発はアニメのフィクションなのだが、
さまざまな物質を含む”使用済み核燃料”になる、含まれる物質は、おおまかに以下の四種類に分けられる。
1.ウラン、プルトニウムなど、再び発電に使えるもの(約95%)
2.貴金属
3.熱を出し続ける放射性物質(セシウム、ストロンチウム)
4.半減期が数万年を越える物質を含む、その他の放射性物質(p145~146)
に分けられ、そのうち1~3は利用可能とのたまっているのだ!このへんがPHPクオリティだなぁw
1~3を実際利用する過程で「再処理」が必要となってくる。これが商業的に成り立つ技術として、まだ完成していない。(青森県六ヶ所村で無理やり稼動させようとしているが)。再処理工場では厖大な電力を使用し、かつ大量の放射性物質が原発よりもわずかな期間で発生する。こんな危険なモン、稼動できるか!
さらにプルトニウムを利用する高速増殖炉「もんじゅ」もおしゃかになったまま…第5章には「もんじゅ」の技術を捨てるのはもったいない(そりゃ、開発者いインタビューしたら、そう言うわな)という節まである。

第6章は、「多重防護」で安全性を確保しようとしている今の原発現場を取材している。ただ、「多重防護」はもともと原子力を利用する時から、基本として行われてきたことである。ところがプラントのように1箇所にかたまっているものを「多重防護」でつつみ、「99.9%の安全」を求めれば、ものすごいコスト増になる。
「防災」の世界では頻発する土砂災害や、この度の東日本大震災を受けて、「多重防護」と「ソフトとハードを総動員した、「減災」で対処することに重きをおいている。ある程度の災害は許容するものの、生命だけはなんとか助かるようにしよう・・・ということで、国土のグランドデザインも再考されつつある。ところが原子力施設には「減災」という考え方はなじまない。それこそ「多少の放射線はガマンしてもらう」コンセンサスが得られないからだ。

さて、私も「電力は足りている」キャンペーンは、あまり言わないことにしておこう。また、原発にこだわり続ける関電も、新規に原発4基分の火力発電所を和歌山に造る計画を打ち出した(もっとも、和歌山の自然豊かな海岸に火力発電を「押し付ける」都会や産業構造を変える必要があるのだが…火力発電は、大阪に!)脱原発は、火力発電をベースに、産業構造やライフスタイルを「電力依存」・・・これは現代資本主義社会の有り方を大きく変える必要がある・・・から切り替えるほか無いのだということを、きちんと打ち出そうではなイカsign03

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8・10四電前での赤旗記者インタビューと、ある人のアピール

さて報告が遅くなりましたが、先日も行ってまいりました、四電本社前でのアクション
先週に引き続き、「赤旗」の記者さんが来ていました。で、私にインタビュー
以下・・・てきとーに再現・・・

「この行動には始めて参加ですか?」「いえ2回目です。」「やっぱり再稼動反対で?」「いえ、もともと原発には反対でしたから…」で、ここから不器用にしゃべくる。

「なんだかんだ行っても、この夏も電気は足りてますよね?でも本当に電力が足りないのだったら、キチンと内容を説明して、例えば新しい原発だけ動かすとか、そーゆー方法もあったんじゃないですかね。あと『火力を検査時期をのばしてフル稼働している』んなら、『計画停電』やってもいいから、その間にメンテナンスすればエエやん。もちろん、病院とか絶対必要な箇所には電力が供給されるように対応してね。」
「そりゃ、電気は便利ですよ。制御しやすいし・・・でも、何でもかんでも電気ですることはオカシイ・・・熱エネルギーの一部しか電力に返還できないのに、それをまた熱エネルギーに変える『オール電化』なんて、愚の骨頂ですよ。」
赤旗記者「それは熱エネルギーは熱エネルギーとして使え!ということですね。コージェネとか・・・」
「そう、その通り…あとよく言われる『自然エネルギー』なんて、私ゃ信用してませんから・・・自然エネルギーの正しい使い方は『洗濯物は、外で干す、乾燥機なんぞつかわない。自然の風で涼をとる・・・』これですよ。」「とにかく、今ある化石燃料を大切に使いながら、ゆっくり次世代のエネルギーを開発していけばいいんだ。」と、持論を展開。

一応「行動」は8時まで続くのだが、実は7時過ぎると、先週デモしながらやってきた人たちがほとんど帰ってしまうので、あっと言う間に少人数になる・・・8時まで間をもたせるために、いろんなことを言いまくる。もちろん四電への罵倒、悪口一切なし、原子力政策の批判、自然エネルギーへの転換の訴え等「建設的」アピールがほとんど。(電力会社は「縦割り」組織らしいので、原発以外に火力、水力に関わっている人、送電等にかかわっている部門等で当然、意見や見解の違いもあろう)ただ避難してきた人の中には、電力会社・原子力政策への怒りがおさまらない人も居るのだが、それでも怒りを押し殺し、罵倒・非難にならないよう、しっかりと訴えかけていた。

そん中で、「瀬戸内の自然と文化」に関してアピールした方が居られたので、つたない記憶をもとに再現sign02

「瀬戸内海は閉鎖水域です。伊方原発が事故を起こして汚染されると、『死の海』になります・・・瀬戸内は天候に恵まれ、製塩業が盛んでしたよね。幕末、その塩で得た資金が、新撰組やら会津藩に流れたそうです。香川は太陽エネルギーに満ちています。時々旱魃は来るけれど・・・だから、塩田の跡地に太陽光発電を作ればいいんです。日本の液晶技術を使えば、簡単なことでしょう。(注…先ほども書いたように、私は太陽光を含む自然エネルギーの電力化には懐疑的であるが)」

自然と長年の文化に基づいたエネルギー、さらには産業、暮らしを!という発想は、やはり大切なのだろう・・・というわけでメモっておく。

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実は3日、四電前行動に決起していたのだ

先週の金曜日、時間があったので6時からの四電前抗議行動に決起したぞvirgo

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最初は、10人ちょっと・・・

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おもむろに、「止めなイカ!原発再稼動」のぼりを上げる・・・

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いつものお兄さんも来ています・・・

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「再稼動準備・死二方始メ」・・・お、恐ろしいでゲソ

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三越前を、てい団組んでデモしてくる人たち・・・この人たちは、四電本社の周りを1周して、合流・・・

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「再稼動反対!」を叫び続けます。

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8月19日の松山での行動に使う、黄色いバナー・・・私も「原発止めろ!」と書きました(^^)

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だぁ~っと並んで、30~40人くらいかな?
そのうち、一人ひとりのアピールタイム「再稼動しないで下さい」「自然エネルギーに転換してください」「東電みたいにならないで下さい」・・・等々
私も一言「今日は1日寮の部屋にいた(休みをとって試験勉強をしていた)が、エアコンは使わなかったぞ~・・・風が通るから、扇風機もつかわなかったぞ~(周辺から拍手)これがホントの自然エネルギーだtyphoonフクシマでは多くの労働者が事態を収拾させるために、被曝労働に従事している。こんなことは止めようじゃなイカsign03」ってなことを言ったと思う。

行動は8時までなのだが、とりあえず7時に「体力温存」のため、帰ることに・・・
ちなみに翌日は、香川国際会議場で「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」があり、記録動画はブログ「原発ぬきで暮らしたい」のここに集まられているので、ご参考に・・・

 さて、明日の行動は、行けるかなsign02

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久しぶりに鉄道むすめ

何回か大阪に帰るときには、ついでにYドバシカメラをのぞくことにしている。
5月の連休にGETしたのは、PLUS2 智頭急行車掌宮本えりおタン

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フラッシュたいて・・・Dsc03499

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後姿は、こんな感じ・・・

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とりあえず、北近畿タンゴ鉄道丹波みえ、新幹線パーサーの倉敷みずほタンとの比較。

なお、智頭急行は、まだ未乗車・・・「スーパーはくと」が京都・大阪方面から乗れる他、岡山から「スーパーいなば」が出ていて、山陽本線上郡駅から、智頭急行線、因美線を経て鳥取、倉吉まで行くのでゲソtrain
智頭線内には、宮本武蔵駅があって、ここが宮本武蔵の出身地とされている。武蔵とお通さんの像もあるそうな・・・

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実際に被害を受ける人々の恐怖の前に、つまらない数字は意味を持たない

いやぁ~試験終わった・・・しかし今度は仕事が忙しくなってきた。しんでー
と、まぁコメント欄を「放置」している間に、ROM人さんやらたむらさんなんかが「オスプレイの事故率は云々・・・」などと書き込みだした。

正直、うんざりである・・・私が関西で辺野古基地建設反対に関わりだした頃、オスプレイの配備はほぼ明らかになっていた。で、その危険性を別ブログで宣伝したりすると、したり顔で「オスプレイは改善されて安全になっている。」「オスプレイは今使っているヘリよりも事故率が低い・・・」云々書き込んできたAFOが居た。

以前イラクとフクシマ・・・何が起きているのか」で書いた、井上俊さんの言葉を再び引用しよう。
「科学的根拠の有無云々ということは、被災者にとっては遠い世界の話である。」つまり科学的根拠の議論をしているちに、被災者が無視されるということになると言われた。そして「危機管理、予防原則の見地から、『疑わしきは罰し』被災者保護を優先すべき。」と結論づけられた。

そうゆうことなのだ、毎日上空を軍用機が我が物顔に飛び回る・・・岩国、沖縄の人たちの恐怖の前に「オスプレイの事故率は・・・」と数字を並べても、何の説得力にもならない。
それどころか、単に現行のCH-46にしろ53にしろ、2004年8月(2回前のオリンピックイヤーだね。本土での事故の報道は、オリンピック報道の後だったね)以降落ちてない・・・ある意味「安全」だという議論も成り立つだろう。

しかも配備前にモロッコやアフガニスタンで落っこちるわ、アメリカでも風圧で人や木をなぎ倒す映像がワンサカ流通している中、「安全です。」なんて政府が言っても、誰が信用するものか!

で、森本防衛大臣がわざわざオスプレイに乗りに行って「乗り心地はよかった」だの「騒音は少なく感じた」だの言われても「ああそうですかpout」の世界でしかない。(大体、国家の閣僚級の人間を乗せるのだったら、ベテランパイロットに普通の操縦をするだろう・・・接待なんだから)

で、たむらさんが言うよう「オスプレイの配備に一番反対しているのは、中国です。」というのも、笑い話でしかない。何度も書いているように、海兵隊は確かに米軍が戦争を行う時に真っ先に突入する部隊ではあるが、海兵隊が颯爽と上陸作戦をやったのは、朝鮮戦争が最後(ベトナムのダナン上陸は、敵地い行ったわけではない)。現代アメリカが戦争をやる場合、何らかの因縁をつけて時間を稼ぎ、その間に同盟国に後方支援の準備をさせ、圧倒的な空軍・海軍力で相手の反撃力をそいでから、おもむろに地上戦に入る・・・よってアメリカでは海兵隊無用論まで出ているのだ。
それと中国は「核武装」しているから、米中ガチンコ対決なんかやったら、確実に核が使われる。中国の弾頭が真っ先に狙うのは、日本にある米軍基地だろう。

何、後で報復すれば良い・・・だから日本も核武装sign02AFOかpout核に巻き込まれて失われた命は、報復した所で戻ってくるのかBOKE~sign03

中国が沖縄を占領する・・・ここまでくると完全脳内妄想だな・・・それなりに人が住み、日本の行政機構が整っている中、海を渡って突然「異民族」が支配権を打ち立てるのは、相当な手間、隙、軍隊、そして金がかかる・・・もし沖縄が中国に併呑されるならば、日本政府やアメリカ政府のやり方にホントにあきれ返って、もうどうでもいいや!という情勢になった時に、親中国国家として「独立」しちゃってからだろう・・・今のところそんな動きは皆無なのだが、アメリカ側にしろ「普天間問題がこじれて沖縄の”反米感情”が増大したら、嘉手納ですら失いかねない」と考えているぐらいだ。

こんなことは書きたくないのだが、あえて書こうじゃなイカvirgoROM人さんにしろたむらさんにしろ「中国は危険、日米同盟は大事、オスプレイ安全」と言うのなら、まず大好きな自民党議員とところにでも行って「ぜひオスプレイの基地をわが街に・・・沖縄の負担軽減にもなります・・・サヨクの実現不可能な案じゃダメです。」と説得、請願、集会、デモでもやれば良い。

行動あるのみ、イザ進めdown

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大阪でもやるぞ!オスプレイ反対集会

関実のブログ8・5沖縄県民高いの呼びかけに応えようから転載

8月5日、『オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会』が、「世界一危険な普天間基地に、世界一危険なオスプレイを配備させちゃダメだ!みんな!いかなくっちゃ!8・5県民大会」と呼びかけられています。

【ところ】沖縄県・宜野湾海浜公園・多目的広場
【とき】8月5日(日)午後3時開会(雨天決行)

大阪でも

これに応えて、大阪でも『オスプレイ配備NO!普天間基地の即時無条件全面返還!辺野古、高江の基地建設NO!を求める集会&デモ』が下記要領で呼びかけられています。ぜひ、お集まりください。

【呼びかけ】沖縄とともに基地撤去をめざす関西連絡会/辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動
【とき】8月5日(日)午後2時45分開始/午後3時~沖縄県民大会実況中継・参加者の1分間アピール/午後4時~デモ アメリカ領事館前~市役所南側解散
【ところ】西梅田公園(大阪市北区梅田2)

【ビラ案内文より転載】
 沖縄の高江、辺野古では連日、住民たちによる新たな米軍ヘリパッド、基地建設阻止のための座り込みが続けられています。特に、高江では7月10日から施設局による作業が再開され、連日必死の阻止行動、全国への応援の呼びかけが行われています。加えて、「世界一危険」とされる普天間基地には、垂直離着陸輸送機 MV22 オスプレイの配備が予定され、10月から本格運用されようとしています。周知の通り、沖縄ではこれ以上の危険の放置、機能の強化、基地の負担は許さないと、辺野古の基地建設に関しては、沖縄県知事をはじめ、名護市長、名護市議会、41の全市町村長が反対の意志を表明し、オスプレイ配備についても全ての市町村議会で反対決議があがっています。文字通り、全沖縄をあげた反対の声にもかかわらず、これらの計画が強行されようとしているのです。私たちはこの事態を絶対に止めなければなりません。
 沖縄への差別を問い、過重な基地負担に苦しむ沖縄の問題を自らの問題としてとらえ、様々な行動を続けてきた私たちは、改めてその思いを結集させ、日米両政府に「NO!」をつきつけるアクションを提起したいと思います。
 事故が多発し、欠陥機であるオスプレイの配備はもってのほかです。しかし、そもそも一刻も早く、普天間基地は無条件に全面返還されるべきです。そして、高江、辺野古への基地建設計画を白紙撤回させねばなりません。
 オスプレイは全国でも6つのルート(7つの案も)で低空飛行訓練が予定されており、7月23日の米軍岩国基地での強行的な陸揚げに際しての大きな反対運動など、全国各地で反対の行動が巻き起こっています。8月5日、沖縄ではオスプレイ配備反対の県民大会が開かれます。これらの声と繋がり、一人ひとりの意志をもって、大きな声を日米両政府に届けたいと思います。8月5日、ぜひとも沖縄をはじめ全国のオスプレイ配備反対の声に連なる関西の集会にご参集ください。(以上)

 三里塚芝山連合空港反対同盟は、この沖縄県民大会に代表を派遣します。私たち三里塚関西実行委員会もそれに応え、代表を派遣いたします。みなさん。ともに闘いましょう。

おお、スゴイじゃなイカvirgo
ちなみに大阪での賛同団体は、次の通り…

賛同団体一覧(7月31日現在)

ジュゴン保護キャンペーンセンター
とめよう戦争!兵庫・阪神連絡会
基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会 大阪
阪神社会運動情報資料センター
5.3改憲阻止共同行動実行委員会
元自衛官連絡会
日本キリスト教団大阪教区沖縄交流・連帯委員会
日本キリスト教団大阪教区社会委員会
しないさせない戦争協力関西ネットワーク(シーサーネット)
関西共同行動
全日本港湾労働組合関西地方大阪支部
12岩国・労働者反戦交流集会実行委員会
京都生協の働く仲間の会
全国金属機械労働組合港合同
全国金属機械労働組合港合同南労会支部
新空港反対東灘区住民の会
全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部
全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方生コン支部
全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方トラック支部
関西合同労働組合大阪支部
関西沖縄民権講座

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