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8・15に寄せて…軍事は難しいのだ

今年も8・15、敗戦記念日がやって来た・・・「天皇の戦争責任をはっきりさせろ!」とか「あの戦争は侵略戦争ではない!」とか様々な議論が交わされているならまだしも、「靖国神社を否定するサヨク=在日、チョーセン!」と差別的なヘイトスピーチを吐き散らす「在特会」の公然登場は許されるものではない。

私は1946年からの対米戦争は、明治維新後、帝国主義列強に習ってアジア侵略戦争をやり続けてきた日本帝国主義の、最後のあがきの無計画戦争と考えている。が、それにしても「侵略戦争」をやるにしても、日本は最後まで「戦争は政治の延長である」というクラウゼヴィッツの有名な定義を忘れていた政治・軍事をやってきたことについて、今日は書く。

そもそも「戦争目的」(それが正しいかどうかはとりあえず別問題)がはっきりしていないと、「戦争」なんて出来ない。日清・日露戦争の時は「朝鮮半島から清国、ロシアの勢力を駆逐する。」という明確な「目的」があった。そしてその目的を実行するために、どうゆう形で開戦、戦闘を始め、どうゆう形で終わらせるかという絵まで書いておかなければ、まず勝つことはできない。もちろん、戦闘で負けた時は「どこで矛をおさめるか?」ということも考えておかねばならない。

日露戦争でなんとか「勝利」した後、日本を狙う「帝国主義列強」はいなくなった(いや、もとともと日本なんぞ狙う列強なぞ、日清戦争後には無かったのだが)。ただ、列強に分割された「植民地」があった。だからその後の戦争は、列強間の植民地再分割と、植民地からの独立を求める民族解放・独立戦争との闘いになる。
 第一次世界大戦で、同盟国であるイギリスからドイツの東洋艦隊を牽制する依頼を受けるかっこうで、日本はドイツに宣戦布告、中国、山東省のドイツ勢力を駆逐するとともに、欧州に世界の目が行っている間、「対華21カ条」を軍事力をもって突きつける。辛亥革命が頓挫し、有力な中央政府が働かなかった中国はこれをおおむねのまされる「屈辱外交」を強いられたわけだが、欧米からは中国への「既得権益」への挑戦とみられ、かつ中国人民の反帝・反植民地闘争の主敵が、「帝国主義列強一般」から、「日本帝国主義」にしぼられることになった。

その後、蒋介石の「北伐」=中国統一戦争が勝利を続ける中、日露戦争で得た日本の権益が危うくなってきた。これがいわゆる「満蒙問題」というわけだ。この解決に「画期的」な方法で対処したのが、満州事変を起こした石原莞爾である。「満蒙」をクーデター的に関東軍で乗っ取り、中国から切り離すという「戦争目的」がしっかりしており、準備も周到であったため、これは「成功」した。しかしこれは日本中央政府が確固たる政治目的を持って行った「戦争」ではなかったため、政治と戦争が切り離されてしまった。(天皇統帥権独立の問題もあるが、ここでは述べない)

もうここから「軍の独走」オンリー・・・と言いたいところだが、逆に政治(および日本の人民の多く)が軍に期待をよせすぎた。(もちろんここにも天皇が軍隊を統率するという政体が大きく影響したことは言うまでもない。)1937年7月7日、盧溝橋事件では「現地解決」を計ろうとしていたのに、中国に向けて大々的に軍隊を送り込んでしまう。で、その戦争目的は何か?「中国の暴戻を窈窕する」という、わけの分らないものであった。蒋介石政権を屈服させるのか(ま、大抵多くの民衆はそう思うであろう)、反日勢力(おもに共産党)をせん滅するのか・・・そのためにどこまで日本の国力でどこまで攻めて行って、どう矛をおさめるのか、なぁんも考えずに軍隊を派遣。南京が陥落しても「戦争目的」は達成することができず、ついには「蒋介石を相手にせず。」と宣言してしまう。こうなると政治交渉の相手そのものを「否定」してしまわけだから、戦争で戦争を補う・・・無限戦争になってしまう。もちろんその当時、日本に核兵器並みのスゴイ武器と、中国全土を完全占領する陸軍、それを補給する海軍があれば、侵略宇宙人(イカ娘!?)よろしく、政府なんか無視して全土を領有してしまえば良いのだが(後日、中国共産党軍がチベットに行ったのが、まさにそれだろう)そんなことは出来っこなかった。

中国侵略戦争が続くにつれ、中国の「門戸開放」を求めていたアメリカとの対立も激しくなる。中国の共産党軍が怖ければ、北のソ連軍も怖い…ノモンハンでは負けちゃったし(軍事的には勝利していたという論者もいるが、戦争目的である国境線の確定で得たいものが得られなかった以上、負けは負けである。)国際連盟を脱退した日本は相手を牽制する仲間が欲しい・・・ということで日独伊三国防共協定から、日独伊三国同盟へと移行する。なおその後、独ソ不可侵条約、日ソ不可侵条約が結ばれ、北の脅威は無くなった。アメリカによる「経済制裁」は日本の対中国継戦力をそいだため、日本はドイツによる第二次大戦勃発後、南方の資源を求め「南進」することになる。だがそこには「取れるものは取ってしまえ」という安直な発想しかなく、北部仏印進駐から、南部仏印進駐と、コマを進めただけであった。かくしてアメリカの完全な経済制裁の発動…石油も工作機械もクズ鉄も、なぁんも入ってこなくなった。だったら南方を押さえ、資源のあるうちにアメリカを屈服させようと「清水の舞台から飛び降りて」対米戦争をおっぱじめたわけだ。

では「超大国アメリカを屈服させる」という壮大な「戦争目的」は、どのように達成させれば良いのか…どこを攻撃し、どこらへんで講和が結べるか・・・ということはまるで考えられていなかった。とにかく戦闘に勝てば良い・・・としか当時の政府や軍も考えていなった。せいぜい日露戦争で成功した、攻めて来るアメリカ艦隊を多段階でせん滅する・・・というものを、真珠湾の米艦隊を奇襲によってせん滅し、有利な状況を造る・・・ということに転換したぐらい。南方から資源を持ってくる日本商船隊も、「艦隊決戦」を優先する海軍の護衛もなく、次々と犠牲になる有様・・・後は歴史に書いてある通り・・・どこで止めれば(結局降伏だが)どのくらいのものが残るか、まるで考えないうちに原爆投下、ソ連参戦で日本帝国軍隊は解体してしまう。

満州国が崩壊したとき、ある高官は「日本の軍隊は世界一強いが、日本の軍人は戦争の意義を知らない。戦争は国と国との取り引きの一つの手段に過ぎないものだ。だから負け戦を5分か7分で喰い止めるのも戦争上手なわけだが、日本の軍人は戦争と個人同士の果し合いを混同して、どちらかが息の根を止めるまで戦おうとする。惜しい軍隊を失った」と言ったそうな・・・相手の息の根を止めるまで戦うって、なんか最近のアメリカに似ていないか?

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かくめいのための理論」カテゴリの記事

コメント

「暴支膺懲」って言ったんですね。だいたい四文字熟語のスローガンを振り回すと、思考停止になる。
日本ばかりでなく文革を見れば、中国だって似たようなものだけど。
 「財政再建」なんかも、空疎な思考停止スローガンのきらいがありそうな。

投稿: kuroneko | 2012年8月16日 (木) 00時45分

坂本竜馬曰く
「(欧米は日本と違って)人の上に立つ人ほど頭が良い」

江戸から変わっていません。
実力がある人ではなく、相手を貶め、口達者な人がトップになるのが日本の悪い所。
その点では、常に戦争ばっかりで頭が悪い=死が日常だった欧州が羨ましい。

投稿: ROM人 | 2012年8月16日 (木) 21時07分

>日本の軍人は戦争の意義を知らない
その「軍人」を、今どきの「威勢のいい人たち」やいわゆるネトウヨや「国士サマ」に置き換えても通用すると思います。
多分近い将来来るであろう「次の一戦」において、うまく戦争や戦闘の収拾が図れるのか、ポピュリズムに媚びる今の政治家を見ていると本当に心配です。

投稿: BM | 2012年8月16日 (木) 23時30分

>「(欧米は日本と違って)人の上に立つ人ほど頭が良い」

 勝海舟の「氷川清話」に、幕閣要人から海外渡航にいったおりの経験を聞かれたときに、「向こうでは要路にある者は、それなりに有能と見受けた」云々と答えた、って彼の昔話が載っていたと思うけど、渡航経験のない阪本龍馬は、海舟の受け売りをした、ってことかしらん。

>常に戦争ばっかりで頭が悪い=死が日常だった欧州が羨ましい。

 お忘れかもしれませんが、欧州は階級社会だから、戦争いって死ぬのは騎士階級で、近代国家になるまでは、下層民にとっては戦争なんて知ったことではなかったのではないかな。(攻めてこられるってことはあったろうから、逃げ惑ったろうけど)
 頭がいい人のほうが死ぬ社会だよね。ヨーロッパって。

 近代以前は、きっと、ペストのほうが戦争よりよっぽど怖かったと思うなあ。

投稿: kuroneko | 2012年8月17日 (金) 15時18分

BMさん
ネトウヨは別に戦争しろなんて言ってるのはごく少数ですよ。「不法入国者はロシアがやってるような処置にすれば良い」と言うのが主流。軍隊ではなく、警察による銃殺は戦争ではないので。
私も竹島の武力制圧などは、警察による、あくまで「逮捕と、その過程で生じた犯罪者との銃撃による死者」で済ませるのがベストだと思っていますし。

kuronekoさん。
あ、すみません、勝さんの言葉でした。お恥ずかしいw

>戦争いって死ぬのは騎士階級で
下層民なんてそもそも字が読めないのが普通とかでしたからねぇ。頭が良い下層階級なんてほとんど存在しなかったでしょう。

投稿: ROM人 | 2012年8月17日 (金) 23時20分

>字が読めない
>頭が良い下層階級なんてほとんど存在しなかったでしょう

 そりゃ学校教育制度に毒された近代人の偏見ですよ。安っぽい言葉だけど「じあたま」(地頭って書くと「じとう」だよね)っていうか、教育によらない頭の良し悪しってあります。
 左翼は能力による差別選別が好きですし、学校教育で頭がよくなると思いたがるけどね。

 ところでわたしの範囲ではないけど、竹島の武力制圧って、韓国軍ががっちり守っているのだから、返り討ちにあうんじゃない?大丈夫かな。

投稿: kuroneko | 2012年8月18日 (土) 00時26分

kuronekoさん
>教育によらない頭の良し悪しってあります
少なくとも頭が良かったら文字ぐらい読めるようになるし、知識を得るためには文字もまた必要。ダイヤモンドだって磨かなければただの石ですがな。
というか、実際ゆとり教育がそういう思想の下で行われて大コケしたでしょうに。

>左翼は能力による差別選別が好きですし、学校教育で頭がよくなると思いたがるけどね。
ゆとり教育を進めたり生徒と先生は同格なんて馬鹿げた発想を出したのも左翼の日教組です。あいつらは能力差別じゃなくて、「自分と同じ思想か、そうでないか」を基準に人を見ますからw
山岳ベース事件とかを見ればね。

>韓国軍ががっちり守っている
竹島に軍隊はいません。軍隊派遣したら、自衛隊が出動できるようになっちゃうから。
だから竹島に海兵隊とか軍艦派遣は日本側からすれば、武力行使の理由になるから大歓迎。

投稿: ROM人 | 2012年8月18日 (土) 20時02分

ROM人さん

>ネトウヨは別に戦争しろなんて言っているのはごく少数ですよ
そうかなあ。ネトウヨに限らず、戦争を安易に考えている「威勢のいい人たち」が結構多いような気がしますけど。思い過ごしでしょうか。

竹島への武力行使とは、警察力の行使のことですか?
向こうの軍隊が守っている所へ、警察が行って戦うのですか。軍隊と警察が戦ったらどうなるか。226事件の映画のなかで、機関銃を先頭に警視庁に突入してくる反乱軍を警察官たちが拳銃で向かい撃つシーンがありましたが、いや惨いものですね。職務とはいえ犠牲となった当時の警察官に同情を禁じえません。

もし竹島への武力行使するのであれば、軍事作戦以外つまり戦争以外はないと思います。韓国と戦争すると言う選択肢は限りなくないと思いますけど。

投稿: BM | 2012年8月18日 (土) 20時08分

>少なくとも頭が良かったら文字ぐらい読めるようになるし、知識を得るためには文字もまた必要。

とはまた極端な話を。
人生、文字を識るは憂患の始め、って蘇東坡の句なんて、今の若い人、なじみがありません?


>ゆとり教育を進めたり生徒と先生は同格なんて馬鹿げた発想を出したのも左翼の日教組です。

ということは、文科省って日教組と仲がいいんだ。政策を遂行するのは文科省だから。


>だから竹島に海兵隊とか軍艦派遣は日本側からすれば、武力行使の理由になるから大歓迎。

日韓武力衝突は、世界中、高見の見物をして喜ぶでしょうね。
イラク―イラン戦争とか、フォークランド戦争とか、日本でも楽しんでいる人は多かったような。(誰に言うとでもない嫌味)

投稿: kuroneko | 2012年8月19日 (日) 07時46分

BMさん
>向こうの軍隊が守っている所
海保なめんな。30mm40mmの機関砲搭載巡視船に援護されちゃ、あんなむき出しの島で逃げ場なんてないw
警官に対して発砲したら最後、蜂の巣どころかミンチ決定ですがな。


kuronekoさん
>人生、文字を識るは憂患の始め
それって字を知ったらいろんなことを考えるから、無学の方が気楽って意味ですが。
無学でも頭が良い奴がいる、という解釈にはなりませんよ。
逆に文字を知らないような馬鹿は考えないし真実を知らないから、気楽でいられるとも読み取れます。

>文科省と日教組
相思相愛ですよあいつら。

>武力衝突
防衛特化の魔改造したF15J対、戦闘爆撃機使用のF15Kじゃぁなぁ……
空戦力さえ封じれば、後は米空母にも当たり判定を食らわせた潜水艦で海上戦力を封じこめ。
後は護衛艦で海上封鎖すればおkだから、そんな世界が見物するほど派手な戦争にはならないかと。

投稿: ROM人 | 2012年8月19日 (日) 22時07分

>無学でも頭が良い奴がいる、という解釈にはなりませんよ。

 別に論証しているわけではありません。
 わたしは「最終戦争論」でも「終戦の詔勅」でも普通の日本語としてわりとすらすら読めますが、だからって別に夏目漱石は難しいからって代語訳でしかなじめないって世代の人間より頭がいいわけではない。(しかし、鴎外、漱石の現代語訳って話は驚いた)

 いっとくけど、左翼って文字を知らなきゃ馬鹿だ、ってような識字信仰は強いし、無学は馬鹿だと思っているし、東大卒は偉いと思っているし(これは幸福の科学なんかもそうだろうけど)、何かというと「学習会」って言いたがる「お勉強主義」が特徴です。
 「剰余価値説のわかる僕チン、偉い」と思っている、というのが、わたしのよくいう左翼に対する嫌味。
 大学闘争世代、セクトでもリーダーになるのは有名大卒だ、とかいろいろ言われていました。(産党も東大閥みたいに見えるし)
 講壇から大学教授が理論を説く、っていうのが、まあ、それだけじゃないけど、日本の左翼運動の一側面ですからね。優等生は偉い、って思考は左翼は身についている。
 「どんな生徒も能力は同じだ」と左翼が言っているなんて言うのは、「サンケイご用達文化人」みたいに頭の不自由な人士の妄言ならともかく、世間に通用する話ではない。

投稿: kuroneko | 2012年8月19日 (日) 23時43分

>空戦力さえ封じれば、後は米空母にも当たり判定を食らわせた潜水艦で海上戦力を封じこめ。

 「専門用語」なのか、理解に余るけど、それって、日本と韓国の国境紛争の話ですよね。

>武力行使の理由になるから大歓迎。

 それって武力行使をすることが日本のメリットになるから歓迎するんですよね。どんな得があるの?

投稿: kuroneko | 2012年8月19日 (日) 23時52分

kuronekoさん

>論証しているわけでは
ちょっと確認しいのですが、
文字読めない奴で頭良い奴っているの?→人生、文字を識るは憂患の始め……→いや意味違うし
って話の流れでしたよね?
何が言いたいのかわからない。
別に俺は古い文が読めるとかそういうことじゃなくて、文字が読めない⇒知識を得られない⇒頭が良い人が生まれにくい
と言いたいのですが。

>左翼
ゆとり教育を推し進めたのは左翼である日教組ですし、橋下の学力テストによる競争を否定したのも日教組です。
まぁこれは日教組という奇形左翼に目を向けているからですかね。

>国境紛争・武力行使
・竹島を実効支配できる。実効支配ができれば周囲の漁業権や地下資源を確保できる。
・実戦データの収集
・日本に巣食う在日韓国人のガサ入れやら強制送還が可能
・武力奪還の前例を作ることで、中国、ロシアとの外交に置いて強気になれる。
・海上封鎖によって疲弊した韓国経済への割り込み、企業の吸収
こんなところですかね。

国境紛争に関してですが、空自によって韓国空軍を撃滅。
空の脅威を取り払ったところでイージス艦を覇権して、韓国を海上封鎖。輸出入を不可能にする。
韓国側のイージス艦が出てきたら、潜水艦で潰す。

と言うかこんな回りくどいことをしなくても、スワップ停止、韓国債を全部売却、輸出入禁止にすれば、それだけで潰せるんですけどねぇ。

投稿: ROM人 | 2012年8月20日 (月) 21時06分

ROM人さん

竹島には名目はどうであるにせよ、軍隊に準ずる装備持つ部隊が守り固めていると思いますよ。当然防御陣地構築して機関銃はおろか迫撃砲から携帯ミサイル持っていると考えるのが普通。もし、海保の機関銃が援護するとしても警官の装備では蜂の巣にされるのがどちらなのかは明らかですね。
しかも、竹島周辺はあちらの海保は言うに及ばず海軍艦艇も巡回している。そんなところに、海保の巡視艇を向かわせるとは随分と無謀な話ですね。
更に、日本の海保と警察部隊が竹島に向かっていることがわかれば、直ちにあちらの軍隊が出動してくるでしょうね。当然常に待機態勢を取っているはずですし。

どちらにせよ、相手が実行支配して守りを固めているところに、警察や海保を向かわせるということはありえないと思います。

投稿: BM | 2012年8月20日 (月) 23時23分

話の発端は、この発言からです。

>下層民なんてそもそも字が読めないのが普通とかでしたからねぇ。頭が良い下層階級なんてほとんど存在しなかったでしょう。

 それに対してわたしは、識字というのは「頭がよい」という属性と並行でもないし、等価でもない、ということで、
 >そりゃ学校教育制度に毒された近代人の偏見ですよ。
 と書いたのです。インドあたり行けば、字は書けないけど、やたら記憶力がよくて民族の伝承物語を覚えている故老なんているんではないかな。
 
 項羽なんぞ 「字は名前がかけりゃあ、それでいい」(意訳)とかうそぶいていますからねえ。


 ヨーロッパでは、下層民どころか貴族だって大して字は書けなかったかもしれない。だいたいどこの戦士社会でも書記役とか僧侶階級が文字を扱っていたのではないかなあ。
 単純に、下層民は字も書けない、貴族は教養もあって指導者になれる、なんて単純だよ、という観点です。

文字が読めない⇒知識を得られない⇒頭が良い人が生まれにくい

ということなら、日本の識字率からいえば、中世ヨーロッパなんかより圧倒的に頭のいい人が多いはずです。下層民どころか字を読める人のほうが少ないんですよ。近代以前の社会は。
でも、頭がいいという意味かどうかにもよるけど、そんな議論はあんまり意味がないと思いますね。


>ゆとり教育を推し進めたのは左翼である日教組ですし、

具体的な政治過程では、どういう動きがあったのですか。ゆとり教育ってかなり最近のことでしょ。一方、日教組が力を持っていたのは、組織率もタカ科他tのは「三丁目の夕日」なんかの時代ですね。日教組が隆盛を極めていたときには、なんでゆとり教育がでてこなかったんだろう?


>武力奪還の前例を作ることで、中国、ロシアとの外交に置いて強気になれる。

いづれは グアムやハワイも勢力に入れられるし、マラッカ海峡も抑えることができる、なんて言い出すのかな。

で、ROM人さんのシナリオでは、そのときに在日米軍は日米同盟を発動させてサポートしてくれるんですか?

投稿: kuroneko | 2012年8月20日 (月) 23時53分

BMさん
>迫撃砲から携帯ミサイル
艦船に迫撃砲とかヘッジホッグじゃないんだからw
携帯ミサイル(87式誘導弾とか?)て対艦攻撃とかありえん。
射程的にも命中率てきにも無理。
対空機関砲を向けた方がまだマシなレベル。
で機関砲の質は同等だが、如何せん竹島はあんな地形だからどこかを守ろうとすれば、反対側が死角になる。
数で抑え込んで沈黙は十分に可能。

>海軍艦艇も巡回
してたら自衛隊の出動許可が下りてます。
し、相手が軍隊を出して来たら侵略行為が認められるので、自衛隊の出動条件が満たされます。
後は巡視船を引き上げてボコればいいのです。

kuronekoさん

>下層民は字も書けない、貴族は教養もあって指導者になれる、なんて単純
血筋とかは関係ないですが、やっぱり小さい頃からの教育で人間は形成されると思いますよ。
金持ちのこどもが金持ちになりやすいのは、教育をしっかり受けられるからです。

>ゆとり教育ってかなり最近のことでしょ
ゆとり教育ってもう10年位前ですが……
そいつらが今成人してるからゆとり教育が話題になってるわけで。

>在日米軍
竹島は武力で奪還だけど、他はその前例を背景にした外交で勝負すれば良いでしょう。
尖閣は完全に自衛隊の管理下へと置く。
北方領土は、北海道に海自基地を設置するような動きを見せて、外交に任せる。
その時はアメリカにも政治的に協力してもらうことになるかも。

投稿: ROM人 | 2012年8月21日 (火) 08時25分

>金持ちのこどもが金持ちになりやすいのは、教育をしっかり受けられるからです。

そのことは否定しません。だから、公的な教育を充実させて、貧困が世代を超えて続かないように、貧しくても教育が受けられるよう近代国家は努力してきた。日本だといきなり「国家」ですが、昔のヨーロッパでは「教会」が関与したり、今のアラブ世界では「イスラム原理主義組織」が教育を担っているのかもしれないけど。

>ゆとり教育ってもう10年位前ですが……

 10年前って西暦2000年でこぼこでしょ。日教組のその頃の組織率って、かなり悲惨だと思います。1950~60年代、「学力テスト」闘争してたころの組織率と比べたら。
 どっか、ネットに日教組組織率の推移なんてグラフはおっこっているんじゃないかな。

>竹島は武力で奪還だけど、

 ですから、そのとき在日米軍はどういう行動をとるのか、ということです。あるいは韓国駐留米軍は、どうするのか。
 米国は領土問題には干渉しないとしているけど、実際に日韓が軍事行動するのを座視するものかな。
 そんなら多国籍軍なんて組織して、いろんなところの内戦も放置すればいいのに。

 ROM人さんって、今のアメリカ主導の世界体制、言われるところの「パクスアメリカーナ」をなめきってますね。

しっかしなあ。

>海上封鎖によって疲弊した韓国経済への割り込み、企業の吸収

これ、世界中から、「侵略の意図じゃん!」って突っ込みが入るな。


それに比べるとアメリカは道義のある国家だなあ。
やっぱり、アメリカが日本軍国主義を打ち破ってくれてよかったなあ。これから8・15を「アメリカ感謝記念日」と呼ぼうかなあ。

投稿: kuroneko | 2012年8月21日 (火) 09時53分

ROM人さん

別に、それらの兵器で対艦攻撃しなくとも上陸した警官隊を攻撃すればいいでしょうに。いくら、巡視艇の機関砲が援護しようとも機関銃・迫撃砲・携帯ミサイルで攻撃されればどうなるか想像することも辛いことですね。陣地構えて守る相手には、それを上回る兵数と装備で攻撃しなければ落とせないと思いますよ。
それに巡視艇の機関砲も防御物は砲盾ひとつですからね、機関銃手もかなり危険でしょう。海保の装備は軍隊相手の想定ではないはずですから。

ま、そもそも島に近づくことすら出来るかどうか疑問ですね。当然各種機雷が敷設されているでしょうし、その前に軍艦と戦う嵌めになるでしょう。
警察や海保で武力解決なんて、どう考えても現実的ではないと思いますけどね。

投稿: BM | 2012年8月21日 (火) 22時10分

kuronekoさん
>ゆとり教育
施行が十年前、提案は80年代にまでさかのぼってます。

>在日米軍
動きません。アメリカは韓国とも軍事的に協力してます。

>パクスアメリカーナ
アメリカは日本の軍拡を望んでるようです。この前だって集団的自衛権を認めるように提案してましたし。

>侵略の意図じゃん!
毟れる時に毟るのが外交です。
まー放置して北朝鮮に追い打ちかけられるのを見守るのも一興かww

>道義のある国家
空襲と原爆で民間人数十万を殺しておいて「俺悪くないしー」って国が道義とかwww
ベトナムで枯葉剤ばら撒いたりした国が同義とかwww

BMさん
>陣地構えて守る相手には、それを上回る兵数と装備で攻撃しなければ落とせないと思いますよ。
今の時代衛星写真という便利なものがあるんですから、迫撃砲やらミサイルやらを無力化できるまで巡視船で撃ちまくればおk
あの岩山じゃ地下陣地の構築も無理だろうし、増援も難しいのだから封鎖だけでも目的は達せられる。
最悪制圧しなくとも、海上封鎖しての兵糧責めにすればいい。
まーそれを巡って海洋警察と海保の戦闘があるかもしれませんが……
そればかりはどっちが勝つかわからん。

>軍艦と戦う
だから韓国海軍は出動できません。したら自衛隊出動の口実になりますから。

まー何が言いたいかと言うと、少なくとも最初の一発は相手に撃たせなければならない。
日本は警察のみで解決しようとしたのに、韓国側が軍を出して発砲してきた。
という事実を手に入れたいわけで。

投稿: ROM人 | 2012年8月22日 (水) 10時12分

>施行が十年前、提案は80年代にまでさかのぼってます。
 80年代というと日教組組織率が5割を切り出して、新規加入率は40%から20%まできゅうげきにおちこんでいった時期ですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%95%99%E8%81%B7%E5%93%A1%E7%B5%84%E5%90%88

>アメリカは日本の軍拡を望んでるようです。

望んでますよ。先の大戦で日本はアジア解放のために戦ったなんて指導層が大声で騒がない限りは。

>毟れる時に毟るのが外交です。

だから、思いやり予算なんてふんだくられる、ってことだよね。


>空襲と原爆で民間人数十万を殺しておいて「俺悪くないしー」って国が道義とかwww
ベトナムで枯葉剤ばら撒いたりした国が同義とかwww

まあ、中国侵略して、八紘一宇なんてきれいごと言っている日本といい勝負ではあるでしょうね。

でもROM人さん的には、どんなに虐殺しても無問題なんでしょ?強きゃいい、勝てばいい、むしりとればいい、ってご意見なんだから。

そんな人が、wwwってつけたって意味ないじゃん。

投稿: kuroneko | 2012年8月22日 (水) 11時26分

kuronekoさん
>日教組組織率が5割
その時点で十分影響力大きいわww

>アジア解放のため
ないないw
日本は別に自分の国のために闘ってきたんであって、アジアを解放するのが目的じゃない。
だが結果として白人が上等種族であるという常識を覆したのは事実。

>思いやり予算
そう。それが外交です。毟りやすい相手から毟れる時に毟る。

>中国侵略して、八紘一宇
しないと日本はじり貧だし。他人の幸せのために自ら餓死なんて馬鹿なだけです。

>無問題なんでしょ?
俺の考えと、そのやり方が同義的かどうかなんて別問題ですがなww
それに強いってのは武力だけじゃない。
金の力、集団の力、説得力の力、そういう諸々の全てをひっくるめた総合力で強くなければ意味がありません。

投稿: ROM人 | 2012年8月22日 (水) 18時49分

>その時点で十分影響力大きいわww

もっと影響力の強い組織はいくらもあることになりましよ。あなたは「影響力」「影響力」と言っているけど、具体的にどういう道筋で日教組が政策決定に関与できたかを論証していません。
 記号として「日教組」と言っているだけです。
 フジ・サンケイ文化人みたいに安っぽい言論ですね。

>白人が上等種族であるという常識

 そんなものがあったの? インドの人もアラブの人も信じていたと?

>しないと日本はじり貧だし。
 中国へ出てくと、経済的に得になったんですかね?
 戦後は、別に海外侵略しないでも、経済発展したわけですが。国家予算のまかりな部分を軍備に充てるなんて、今の北朝鮮みたいなことをしていて、勝手に「じり貧」だと言うだけじゃないですか。
 そもそも中国侵略するから、アメリカの経済封鎖を招いて、それで、「このままではじり貧」という危機感から、全面戦争につっぱしったんではないですか。(うん。やっとエントリー本来の話に戻れたな) 「日本は強いられて戦争に突入したので、アメリカのルーズベルトの罠にはまった」なんてオヤジの俗論みたいなこと、言い出すんじゃないでしょうね。

>俺の考えと、そのやり方が同義的かどうかなんて別問題ですがなww

わたしが言っているのは、ROM人さんは、そもそも、アメリカのやり方を道義であるとかないとか、批判するような考え方には立ってないでしょ、ということです。
どっちにしたって、あなたのような考え方で、アメリカのことを、wwwということはないじゃない。

そしてすきあれば、中国でも、フィリピンでも、韓国でも、可能なところに武力行使して経済権益が保たれれば、それはいいことなんでしょ。(実際は、今の世界が19世紀的な政治・経済の在り方と同じかどうかは別で、ものの考え方として)

 

投稿: kuroneko | 2012年8月22日 (水) 22時38分

ROM人さん

衛星写真で陣地を把握したところで、海保巡視艇の機関砲で制圧出来るはずがないですけどね。理由は前回書いた通りですね。それで封鎖でも良いですか。封鎖が無理なことも前回の通りですので繰り返しません。
韓国の軍艦が出てくるはずがない?出るも何もその付近巡回しているのだから、それを突破は出来んでしょう。では、自衛隊が出て行くと。
それじゃ、結局最初から自衛隊派遣するのと同じで、最初ROM人さんの言われたような警察力での制圧は無理と言うことですね。
と言うことは、自衛隊による武力制圧を目指すことになり戦争になります。
ま、つまりはROM人さんは「戦争せよと言ってるごく少数の中のひとり」なんですね。

竹島を巡って韓国と戦争ですか。現実的ではないですね。その間に尖閣に中国軍侵攻しますよ。日本が二正面作戦ですか。あの陸軍大国のドイツでさえ二度の世界大戦で、二正面作戦やって結局敗れています。
それでも勝てるとの誤算がドイツを敗北に追い込みました。
そう言えば、ww2でソ連侵攻前にナチス首脳はソ連との戦争は軍事行動ではなくて警察的行動であるとい豪語していたようです。そういう相手への過小評価がナチを滅ぼしたのですけどね。

投稿: BM | 2012年8月22日 (水) 22時55分

kuronekoさん
>具体的にどういう道筋
せめて「ゆとり教育」とか「日教組」をwikiとかで調べてください。

>じり貧
中国侵略と言うより、ロシアが怖かった。
ロシアに満州を取られると、目と鼻の先からボコられるので、それを防ぐために満州ゲット。
実際のところ、朝鮮とか中国がロシアに対抗してくれればベストだったんだけど、あれじゃぁどうにもならない。
アメリカの経済封鎖は、ニューディール失敗から戦争による景気回復を狙ったこと、欧州参戦の裏口として三国同盟を利用したい。
これだけです。
まー敵の敵は味方なんて馬鹿な考えやって、ソ連と中国という日本以上に常識が通用しない且つ強い国を作っちゃったわけですが。

>ルーズベルトの罠にはまった
外交なんてのは騙される方が馬鹿なんです。その点、日本の外交は一貫して馬鹿です。

>アメリカのやり方
前にも言った通り、武力だけが力とは言ってません。
武力に頼るだけでは世論と信頼という力が国を疲弊させます。
実際ベトナム戦争でアメリカ経済はかなり疲弊し、帰還兵の犯罪による治安の悪化も問題になりました。
道義的、人道的と言うのは、時に武力以上の力を発揮します。
無論状況が変われば、武力がそれらを上回ることもあります。
それを使いこなし、最大限の権益を確保するのが外交であり、政治です。


BMさん
>武力制圧
私が考える最高のパターンとしては、経済封鎖ですよ。
貿易停止、民間人の渡航禁止、在日韓国人の強制送還、韓国国債の売却、スワップ停止。
このぐらいやって経済的に息の根を止めて、国家崩壊させればよいのですが。
日本のヘタレ政治家はそのあたりもできないだろうし、韓国側も日本側も国際的な非難を恐れて発泡はしないまま争う形になると思います。
巡視船の体当たり、お互いの肉弾戦などの競り合いがまずあるでしょう。
韓国側が躊躇している隙に、上陸して逮捕劇に持ち込めれば万々歳。
その次が警察同士の銃撃での戦闘。軍隊を出すのは本当に最後です。
徹底的に韓国が悪い、というイメージを国際的に振りまいた上で出動すべきです。

>尖閣に中国軍侵攻しますよ。
ないない。中国は面子も重要視するけど、損得勘定も得意。
アメリカとしてはノコノコと最近目立ってきた連中が出てきたのだから、叩き潰す絶好の機会。
下手をすれば日印軍事同盟とか、台湾に米軍ないし自衛隊基地、もしくは兵器援助ともなればもう悪夢dす。
せめて在日米軍が離脱してから、とかじゃないと。
私としては寧ろ北朝鮮と組んで、韓国を攻める可能性の方が大きいと思います。
日本を攻めるよりも楽だし、世界の非難も少ない。そして制圧すれば、次の対日戦の足掛かりになりますから。
実際に攻めてきたとしても、日本が全戦力を集中しなければならないのに対し、南沙諸島や国内にも目を配らなければなりませんから。
韓国海軍が質、量ともに劣性である以上、自衛隊はかなりの兵力を残して東海艦隊と決戦することになります。
一方で尖閣紛争が起きれば東シナ海のガス田がトマホークか魚雷で潰されるのは確実。
取れるかどうかもわからない島と、確実にある油田。天秤に掛けるほど中国が馬鹿とは思えませんが。

投稿: ROM人 | 2012年8月24日 (金) 21時00分


>せめて「ゆとり教育」とか「日教組」をwikiとかで調べてください

 調べましたよ。そもそも日教組のウィキのURLを貼ったのはわたしのほうじゃない。だからどうしたの?
 日教組だけでなく、「詰め込み教育」批判とか、「受験戦争批判」とか、大学闘争以後の世論は、それまでの教育がよくない、という観念が強くなったんですよ。右も左もひっくるめて。
 教育は民営にすべき論者というのも昔からいて、そういう議論は「詰め込み教育」礼賛にはいかない。「詰め込む」というのは、指導要領で教えることを増やすっていう一種の規制強化を伴いますからね。
 学校教育なんて別にうけないでもよいようにして、その代り自前の試験と英語による面接で人材をとるからいいや、なんて経営者もいないし……。の日本ではそういう形の新自由主義は成立しない。

 「ゆとり教育」というのは、左右を問わない日本人の学校教育幻想のうえに、感傷的な受験加熱批判が乗っかったのが一番の推進力でしょう。
 経営者だって、「つめこみではなく自分の頭で考える人材を」なんていって、学校で教えることの内容を減らすことは支持していたんですよ。覚えていませんか? 
 「ゆとり教育」で、教科の知識は少ないけど、図書館でものを調べるとかディベートなどの能力はまして、外国に通用する人材が育つはずだった。でも、教室で板書して、教科書の内容を伝えるのがメインの教師に、物を考えさせる教育、なんてすぐにはできないから、基礎学力は落ちた(これもテストで計った範囲だから、多分に神話みたいなところもあるだろうけど)反面、アメリカのように教師と生徒が対話して授業をするような方式は、うまくいかなかったのだと思えます。
 話を分かりやすくするために極端に言うと、「ハーバード白熱教室」みたいなのが、「ゆとり教育」支持者の幻想した理想教育なんじゃないかな。そんなの簡単にできはしないんだけど。 
 ともかく、加熱する受験戦争批判、という「世論」があって、教科内容を減らすって政策に向かっていったので、日教組の動きなんてそのごく一部ですよ。それよりROM人さんの発想なら、新設校を作ろうという学校利権屋の思惑と、「ゆとり教育」が一致したのでは、という仮説だって立てそうなんだけどね。
 因数分解も理解できない大学生とか、いろいろ言われるけど、許認可された学校なら、ペーパーの上では通用しちゃうでしょ。「ゆとり教育」批判なら、学校屋批判のほうが先だと思うね。わたしが学生の頃も。モルを聞いたことのない医大生とか、怖い話があったんです。

 ともかく、ROM人さんが「日教組」なんて記号を振り回しているだけというのは、ウィキの記述の時代背景なんてなんにも考えない態度からも明白です。

 たまには、わたしもwwwってのをつけてみようかな。


>中国侵略と言うより、ロシアが怖かった。

 前にも石原莞爾の「最終戦争論」の独自解釈のコメントを書いていて、あるみさんが、それに関する別エントリーをあげたことがあったけど、またむしかえしているの?
 だいたい、満州に傀儡政権を作ればロシアの南下が防げるなんて前提が、論証されてない痴人の妄想じゃない?


>道義的、人道的と言うのは、時に武力以上の力を発揮します。

 そうです。こちらは、前からそういっております。そして武力なしで、なんでもやっていける、などとは言っておりません。

投稿: kuroneko | 2012年8月25日 (土) 11時52分

kuronekoさん
>それまでの教育がよくない、という観念が強くなったんですよ。
その時の世論の中心って、安保闘争とかやってた団塊連中が中心じゃないですか。世代そのものが左翼の連中が幅を利かせてる時代ですがな。
と、まぁそれはおいておいて。

確かに当時の世論としてはゆとり教育が望まれたのは事実ですが、提唱者は日教組だと中の人自身(槙枝元文)が言ってますが。
こいつの発言見てればわかるけど、ゆとり教育のメインである週休二日は別に子供の教育とかじゃい。
教員の休日のために週休2日、週40時間制の実現を目指す、と大会ではっきりと言ってます。
実際草案を作ったのも日教組です
AEDの時もそうでしたが、こいつらは生徒のことを思って活動なんかしてません。
世論が云々以前の問題ですし、世論の後押しがどうであったとしても、日教組がゆとり教育を作り上げた責任と思考力の無さを否定できるものではないでしょう。

>満州に傀儡政権
ええ馬鹿ですよ。
作るべきは傀儡政権ではなく、第二のアメリカを作ることだったのに。
海はまだしも、当時の陸軍は本当にもう、ね。
そりゃぁ牟田口みたいのも発生するわ。

>道義的
よくわからん。私は「アメリカが同義的じゃない!」と発言したわけじゃありません。
「アメリカは道義的」と言っているあなたの考え方が分からない、と言っただけで。

投稿: ROM人 | 2012年8月25日 (土) 22時08分

>実際草案を作ったのも日教組です

 法律の草案ということ?

 教員組合が労働条件を考慮するのは当然でしょ。 教員組合がそんなに影響力が強いなら、教員の過剰負担をなくすための少人数学級は、なんで実現しないんだろう。
 企業というのは、株主利益や従業員福利や、その組織体の利益を追求します。
 教員組合は、教員の過剰負担の解消を目的にする
のも同様です。

 「教科教育」を軽視したのではないか、という批判が、教育関係者に向けられ手も故なしではないし、教員組合もステークホルダーとして方針の当否が批判対象になるだろう、と言う話ならわかりますけどね。ROM人さんの言ってるのは、田舎のオヤジ言論みたいに(東京生まれなんで、地方差別が好き)、日教組を記号にして騒いでいるように見える。
 フジ・サンケイ文化人や文科省だって、子供のためも教育サービスのコンシューマーのためも思ってませんよ。利権か妄想の追及なんじゃないかと思える。


>第二のアメリカ

 これがよくわからないんだよなあ。満州に世界中から移民が集まる国を作るってこと?
 ともかく、日本が主導して「第二のアメリカ」ができるってことは無理なんじゃないかなあ。


>「アメリカは道義的」と言っているあなたの考え方が分からない、と言っただけで。

 そんなのアメリカとROM人さんにたいするあてこすりに決まっているじゃん。
 気安く爆弾は落とすし、自分の利益のために民主主義を振り回すとしても、韓国に因縁つけて、経済封鎖や戦争に持ち込んで、経済的に乗っ取っちゃえ、って首長のROM人さんから比べりゃあ、アメリカって道義的、人道的だよね、って思います。

投稿: kuroneko | 2012年8月26日 (日) 08時44分

ROM人さん

>このぐらいやって経済的に息の根を止めて、国家崩壊させればよい
日本だけが経済封鎖やって息の根を止められるのですかねえ。他に経済関係もっている国は沢山ありますし、長期的に見れば韓国への打撃よりも日本の方が打撃でしょう。つまり、日本が韓国を国家崩壊させることはできないということです。
それに、もしそれができる力を日本が持っていたと仮定しても、韓国は米国の重要な同盟国ですから米国によって阻止されますよ。

>日本のヘタレ政治家はそのあたりもできない
それは、日本の政治家がヘタレだからではなくてマダ冷静に国際関係を見て、何が国益であるのかを見極めることができるからでしょうね。

>軍隊を出すのは本当に最後
島に上陸しても逮捕されるのは日本側でしょう。どうしても強引に奪還を目指すなら軍隊出すしかないはずですが。

>アメリカとしてはノコノコと最近目立ってきた連中が出てきたのだから、叩き潰す絶好の機会
アメリカは中国と全面的に対決する気はありませんよ。もし衝突したとしても限定された範囲だけ。経済的にも相互依存していますし。
まして、日本が竹島に侵攻した場合には中国の尖閣侵攻は軍事介入はありえません。なぜなら、理屈から言って尖閣で日本を助けるのなら、竹島では韓国を助けなければならないからです。
日米韓のトライアングルをぶち壊すようなことをしておいて、アメリカの助けを当てにすることなど出来ようもないことです。

>寧ろ北朝鮮と組んで、韓国を攻める可能性の方が大きい
日本の竹島侵攻に呼応して中国が韓国を攻めるのですか?
米韓同盟があることをお忘れではないでしょうね。まさか。

>南沙諸島や国内にも目配らなければなりません
南シナ海で中国が攻勢に出るのならともかく、防勢ならば大した兵力はいりません。国内へは陸軍で対応できます。尖閣では主に海軍力と空軍力が必要とされます。

>日本が全戦力を集中
竹島での戦闘中に尖閣侵攻というつもりで、私は言ったのですがね。まさに、尖閣に自衛隊が全力集中できるのなら尖閣防衛は可能でしょう。それが中国に解っているからこそ、尖閣侵攻は現実のものとはなっていない。しかし、竹島で韓国と戦闘を始めれば尖閣に全力集中できないことは言うまでもないですね。

あと、先に言ったような理由から米国からの情報提供や兵器メンテナンスなどの目に見えない支援は期待できないでしょう。

投稿: BM | 2012年8月26日 (日) 11時58分

えー大体意見は出尽くしたのではないかと思いますので、そろそろこのコメント欄は締めさせて頂きたいと思います。私としても、勉強になりましたが、やはりROM人さんは「軍を動かすこと」の重大性・大変制をあまり認識していないなぁという感想を受けました。

それでは、またの機会に(^^)

投稿: あるみさん | 2012年8月26日 (日) 20時31分

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