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天皇とか戸籍とか・・・

 全くのネタで書いた中国とも安保条約を結んじゃえ!?のスレッドで、「天皇論」が盛り上がっているが、基本的に「天皇(制)」とは何かということをいろんな角度から見てみようsign02
 現在の天皇家は、古代大和朝廷から延々と1500年ぐらい続いている「王様の家系」であることは間違いないだろう。天皇の称号が確立するのは、中国(唐)の律令制を真似て、「古代小帝国」を築いた天武天皇のあたり・・・よってそれ以前のヤツを「天皇」と呼ぶのは、正しくない。「大王(おおきみ)」と呼ぶのが正解だ。
 大和朝廷の「大王」とは何か・・・稲作を行う社会として成立した古代日本列島社会における、豊作を神に祈念する「特別な家柄」であったのだろう。「魏志倭人伝」に出てくる「卑弥呼」のようなシャーマンだったのかも知れない・・・それが大和盆地を中心とする地域で、豪族の連合政権を形作っていた連中の、特別な一家だったのだろう。

 ちなみに「魏志倭人伝」それ以降、朝鮮半島の百済と組んで白村江の闘いで唐・新羅連合軍に敗れた「倭国」と「大和朝廷」は、それなりに関係をもっていたものの全く別の王朝ではないかという説もある。「倭」とは航海に長け、朝鮮半島南部から北九州を中心とした勢力圏を持つ人々で、「卑弥呼」はそこの女王・・・一方の「大和朝廷」は、中国の揚子江文明、すなわち呉や越といった地域から、朝鮮半島を経由して瀬戸内海に入り、吉備(岡山)、さらには近畿に入っていった人たちであろう。「倭国」は敗戦後勢力を失い、「大和朝廷」が古代律令国家として、唐や新羅と対峙する「小帝国」として君臨する・・・そこから「天皇」号が生まれたのだ。
 が、日本の農業生産力や社会のあり方と「律令制度」はなじまず、100年ほどで骨抜きになる。その過程で、藤原氏のような貴族政治、あるいはその後の鎌倉・室町時代の武家政権へと変化していくことで、天皇家はその政治にお墨付きを与える「権威」としてのみ生き残る・・・日本にはなぜか儒教の「易姓革命」の思想が入ってこなかったため、政治(といっても、実質は経済)が乱れた時、統治者が完全に交代するというところには至らず、辺境の小皇帝・・・としての天皇家は生き残ることになる。
 もっとも、鎌倉から室町に至る過程で、天皇家は「南朝」と「北朝」に分裂・・・足利幕府の3代将軍、義光の時代に「統一」するも、すっかり力を失ってしまう。義光は明国から「柵邦」を受け「日本国王」として使いを送るが、その後すぐ死んでしまう。このあたりで「天皇家」が「足利家」に変わる可能性もあったのだ。
 室町時代の天皇家やその周辺の公家達は、完全に凋落し、その日の暮らしにも事欠く有様・・・だが、天皇家の神事、すなわち五穀豊穣の祈りの行事は、簡略化されながらも続けられてきた(こいつらの根性は、ある意味スゴイとしか言いようがない)。外国からの「侵略」もなく、「戦国時代」も所詮、京都の天皇から「官位」をもらって全国に号令!というのが最大目的であったから、天皇制を廃止する歴史的機会もなく、幕末、明治維新に至る。

 明治維新とは、幕藩体制という分権社会が、近代西欧帝国主義の侵略に対抗し、かつ自らも資本主義国家として「近代化」を進めるための「国民国家」を作り出す作業に他ならない。国民国家を作るために担ぎ出されたのが、とりあえず「倒幕」の思想的根拠になった「尊王思想」・・・すなわち「天皇は偉い」という、リクツだったから、天皇を国王とする「王国」として近代日本国が成立したに過ぎない。
 ただ、内政的、対外的危機と矛盾(不平士族の反乱、自由民権運動、台湾、朝鮮への出兵、開国要求等)に満ち溢れていた明治政府は、「尊王思想」の周辺に集められてきた「天皇は神の子孫」という「神話」を徹底的に利用し、神格化し「国民統合」・・・これは後に「日本国」に統合されるアイヌ人、琉球、台湾、朝鮮半島・・・へと、ずぅ~っと使われていくことになる。これは逆に「天皇に近いほど、偉い」という、上下関係によって成り立つものだから、後で「天皇に従った」者たち、あるいは天皇に従わない者たちには、差別と抑圧が待っているのである。左翼が「近代天皇制」を批判するのは、そのためである。

 また、風さんも書いているように、「ある血筋に生まれてきたものが、偉い、尊い」ということ自体が、差別を生むもとである。こんなこと書くとROM人さんから「天皇制の無い韓国や西欧にだって、差別はある」と反論されそうだが、「日本における差別構造」の中心に「天皇制」があると言っているので、日本における反差別について考えるのに、天皇制を「肯定的」にとらえることは誤りである。

 さらに左翼は、社会主意、共産主義を目指し、国家の消滅を目論んでいるのだから「皇室外交」なんてものも、消滅する・・・よって天皇はいらんのだhappy01

 あと「戸籍」について・・・どこの世界でも、支配者は人民支配のための「名簿」を持ちたがる。日本では中国から律令を取り入れた古代社会で、唐の戸籍制度を取り入れ、どこに何々と言う家族が何人で住んでいる、だから口分田をこれだけ与え、税をこれだけ納めてもらう・・・そのための帳簿にしたのだ。よって税を取り立てる「頂点」の「天皇家」に戸籍は無いのはあたり前なのである。
 ただし、律令国家が衰えるに従って、戸籍も意味がなくなり、加えて6年に一度、役人が調査して書き換えるシステムだったから、自然と作られなくなっていった。変わりに「分権」した領主たちが個々に作ったり、宗教機関(寺院ですね)が人民の登録を個々バラバラに行うようになる。本家中国でも、唐が滅び、モンゴルや女真族(清王朝)などの異民族支配により、戸籍制度は解体した。(現代の中国の戸籍は、人民の住む所をしばるためのものである)。日本は明治維新の「王政復古」とともに「戸籍制度」を復活、これも壬申戸籍なるものが作成されたが、これは江戸時代の被差別階級が人目で分るものなので、現在は完全に封印され、研究者でも見ることができない。また、当初は古代と同じく、何年かに一度調査して書き換えるものであったのだが、これを罰則付きの届出制度に変更・・・戸主を決め、その下に「家族」の名前が「民法上の身分」とともにアナログで書き込まれる・・・現代は「戸主」こそ無くなったが、このような完璧な「戸籍制度」を持つのは、日本の他、韓国と台湾だけである。(いづれも日帝の旧植民地)

支配者としての天皇は当然、戸籍をもたず、「皇籍簿」という「支配者の名簿」に名を連ねているのは、先に書いたとおりでゲソ。

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コメント

>日本は明治維新の「王政復古」とともに「戸籍制度」を復活、これも壬申戸籍なるものが作成されたが、これは江戸時代の被差別階級が人目で分るものなので、現在は完全に封印され、研究者でも見ることができない。

山深い辺地にある母の生家の隣家などは、明治も半ばを過ぎた頃に何処からか流れ着き、氏素性も明らかではなかったにも拘わらず同姓を名乗らせて戸籍を作成したと聞いています。明治の頃には過去を失った漂泊の民が多数あって、戸籍の捏造改竄などが頻繁に行われていたのかもしれません。
そんな事を思うと、廃仏毀釈で過去帳、宗門人別改帳が失われた中、どれほど正確な戸籍が作成可能だったのか興味が尽きません。

投稿: ヤマイヌ | 2013年3月 2日 (土) 14時03分

天皇という装置が反革命を利するとは限りませんよ。明治維新が象徴的ですが、もっと端的に述べているものとしては『デルクイ VOL.2』の千坂恭二論文です。もし、未読ならば、一読のほどを。

このことに、日本における天皇のむずかしさがあるのです。

投稿: TAMO2 | 2013年3月 3日 (日) 11時14分

ヤマイヌさん、確かに「壬申戸籍」だと、いわゆる「漂泊の民」の補足は難しいでしょうね。とはいえ、明治時代だと戸籍は、「兵籍」でもあったでしょうから、それなりに頑張って作ったのではないでしょうか?
TAMO2投手殿、ここでは「天皇の反革命的利用」についてあまり展開したつもりはないんですね。むしろ「戸籍が無い」とか「皇室外交」云々について、国民国家統合を否定する共産主義社会においては、天皇なんかいりませんよ…と書いたつもりなんですが…

おススメの論文、「デルクイ」とかはチェックしていないので、多分読む機会はないでしょうが、ちょっと探してみましょう。

投稿: あるみさん | 2013年3月 3日 (日) 16時20分

>あるいは天皇に従わない者たちには、差別と抑圧が待っているのである。
 共産主義、社会主義に従わない者は差別と抑圧が無いとでもいいたいのでしょうか。主義主張、思想によって強者が弱者をいじめる、なんてことは別に不思議じゃないと思いますが。


>こんなこと書くとROM人さんから(略
 日本における差別構想ってのがわからないので何とも。日本に差別はない、とは言いませんが天皇ネタの差別なんて聞いたことないです。

>国民国家統合を否定する共産主義社会においては、天皇なんかいりませんよ…と書いたつもりなんですが…
 いや、むしろ共産主義社会においてこそ必要でしょう。
 上記にも書きましたが、差別、抑圧は人間が思考能力を持っている以上、当たり前に起こるもの。だから国境、国家と言うもので思想や価値観の異なる人々と、自分たちを区別するのです。水と油は混ぜる必要はないのです。
 それを排除すると言うことは、強引に価値観の異なる者を撹拌するということで、その結果はオランダの移民失敗を見ればわかると思いますが。
 その上で、ある程度の能力と勢力を持った人間が発生したらどうなるか。「権力」と「権威」の双方を手にした場合はどうなるか。ヒトラーやスターリン、毛沢東、米国全体がいい例じゃないですか。
 そのためにも「権力」「権威」の分離は必須だと思いますが。

投稿: ROM人 | 2013年3月 5日 (火) 09時05分

>共産主義、社会主義に従わない者は差別と抑圧が無いとでもいいたいのでしょうか

で、ROM人さんは、あるみさんが「……差別と抑圧がない」といいたい、と判断しているんですかね。「これを言いたいならあれも言え」型の議論ってバカバカしい。
 「中国のチベット弾圧を言うためには、イギリスのインド植民地支配も批判しろ」とか、なんでもかんでも関連づけてもしょうがない。

>差別、抑圧は人間が思考能力を持っている以上、当たり前に起こるもの。だから国境、国家と言うもので思想や価値観の異なる人々と、自分たちを区別するのです。水と油は混ぜる必要はないのです。

 つまり琉球併合は間違いだと。韓国併合も水と油をわざわざ混ぜて差別を起こす愚策だったとか言いたいのかな。

 天皇は権威はあるけど、権力はなかったなんていうのはサラリーマン雑誌を読んでいるオヤジが言いそうな俗論だけど、明治維新以降の近代国家には当てはまらないよね。

投稿: kuroneko | 2013年3月 7日 (木) 10時05分

>何でもかんでも関連付け
いや待て待て。差別があるから、天皇制を廃止すべき、ってのがあるみさんの意見なんでしょう?
だったら差別が消えない場合は、天皇制を否定する根拠が一つ潰れたということになるのではないですか?

>琉球併合、韓国併合
 当然です。まぁ流石にこの移民問題関連は今を生きているから言えることであって、当時の価値観を持つ人々に言うのは無茶なことでしょう。あの時代に移民問題に気づいていたのは、ヒトラーぐらいじゃないですか?(十代の内に、他民族を迎え入れた国家は衰弱すると予測していたらしい。ありえん)

>天皇の権力
大日本帝国憲法第四条読み直してください。

投稿: ROM人 | 2013年3月 8日 (金) 00時07分

>差別が消えない場合は、天皇制を否定する根拠が一つ潰れたということになるのではないですか?

 天皇制を廃止したからといって、様々な差別がすべて消えないことは容易に想像できますが、天皇制に淵源するような差別、または差別観念については改善させると立論することも可能でしょう。

>当時の価値観を持つ人々に言うのは無茶なことでしょう。

 欧米の帝国主義、植民地主義を推進した人々に、その非を指摘するのは無茶なことともおっしゃりたいわけですかね。

>大日本帝国憲法第四条読み直してください。

読み直しましたよ。短いですからね。
それで?

天皇機関説にたったとしても、天皇が権力であることは妨げられません。今の日本国家は現憲法で制約されて、憲法の「条規によって」統治しているでしょうが、それをもって日本国家が権力ではないなんていう人はいないでしょう。

投稿: kuroneko | 2013年3月 9日 (土) 02時03分

>天皇制に淵源するような差別、または差別観念については改善させると立論することも可能でしょう。
改善となれば、の話ですがね。
ロマノフ王朝の圧政を取り除いたと思ったら、ソ連による大弾圧が起きたでござる。
日本軍の圧政から逃れたと思ったら、共産党による文化大革命が起きたでござる。

なーんてことも、普通にあり得ます。

>天皇
「権力」と「権威」の違いは、その存在が「決定権」を有すること、でしょう。
日本国には決定権を持っています。自分たちで好きなように物事を動かすことが可能です。
一方で天皇は自分では何も決定できない。軍部や内閣が決定したことを、認めるだけ。
軍部・内閣の上奏に対する拒否権はなく、反対すれば憲法違反。
権力なんてないですよ。今も昔も。

そもそも天皇が権力あったら太平洋戦争おきてませんよ。
東条英機に「対米戦だけは絶対に回避しろよ?」組閣の時に言明してるんですから。

投稿: ROM人 | 2013年3月 9日 (土) 08時07分

>ロマノフ王朝の圧政を取り除いたと思ったら、ソ連による大弾圧が起きたでござる。

あるみさんの立論とは関係ないナリ。

 >一方で天皇は自分では何も決定できない。軍部や内閣が決定したことを、認めるだけ。

 大日本帝国憲法の天皇に関する条文は、自然人のムツヒトさんやヒロヒトさんを想定したものではないでしょう。
 日本の軍部は、天皇の名前を出さずにその権力を行使することができたのかな。
 東条や真崎や荒木や平沼や南やエトセトラに決定権があったのかしらん。自然人の個人を言い立てると、誰も決定権をもって決定しないで、どういうわけか五年戦争が起こったね、不思議だなあ、ってことになるのかにゃりん?

投稿: kuroneko | 2013年3月 9日 (土) 10時35分

>日本の軍部は、天皇の名前を出さずにその権力を行使することができたのかな。
 無理でしょう。ですが、それは所変われば品代わるといいまして、天皇じゃなくても
 ソ連「共産党の決定に逆らうのか、シベリア送りだな」
 ドイツ「総統閣下に逆らうか!銃殺!」
 アメリカ「ユダヤに逆らうの?石油とまっちゃうよー?」
 中東「教義に背くか!鞭討ち!」
 とまぁ、どこの世界にも虎の皮を狩るものがいますから、天皇が存在しなかった場合は代用品が出てくるだけでしょう。
「この紋所が目に入らぬかー!」とか言って、権力を行使していたでしょう

>誰も決定権をもって決定しないで、どういうわけか五年戦争が起こったね
そう。マジで誰も決定しないから戦争がおきた。信じられないけどw
関東軍が何かやらかし始めた!
→与党「うげ、何か勝手にし始めてる。とにかく止めなくちゃ。でも軍部が怖いから予算停止とかはしないどこ」
 その後
 首相「軍部がクーデター計画までやってやがった。しかも内閣不一致状態で無理!」
 犬飼内閣誕生→五一五事件→政治家ビビりまくりで現場裁量が横行

太平洋戦争
→海軍「アメリカと戦争やって勝てるわけない、おい陸軍。お前から対米戦無理って言えよ」
 陸軍「はぁ!?お前が言えよ。こっちは中国問題で忙しいんじゃ」
 とやってる間に時間切れ。ハルノート出されてどうにもできなくなる。

とまぁこんな調子。
本来なら決定権をもっていない連中が勝手に判断し行動するようになった。
そして決定権を持っている連中は軍部が怖かったり、自分の面子があったりして何もできず、事態が悪化、ズルズルと戦争に引きずられていった。
嘘のようで情けないけど、本当の話。
阪神大震災とか東日本大震災の時も、即座に決定しなかったせいで人災がかなり出た。
それのもっと大規模バージョンですね。

投稿: ROM人 | 2013年3月 9日 (土) 18時09分

抜け落ち。
あるみさんの立論って
>「ある血筋に生まれてきたものが、偉い、尊い」ということ自体が、差別を生むもとである。

ということですが

ある血筋を尊敬人=ある血筋を差別人

という構図に繋がるのが分からないです。誰かを見上げたらだれかを見下すという発想自体が理解不能です。

投稿: ROM人 | 2013年3月 9日 (土) 18時43分

三連投稿スマヌ

尊敬人とか差別人てなんだorz

尊敬する人、差別する人 です

投稿: ROM人 | 2013年3月 9日 (土) 18時43分

ROM人さん、日本には「ある血筋を差別する」部落差別というのが依然としてありますよね…これは解放同盟とかが随分依然から言っていることなんですが、「貴あればぜ賎あり」と…要するに能力とかにかかわらず、ある「血筋」を「尊い」とする以上、ある「血筋」は卑しいとする考え、思想が成り立ってしまうということです。
まだ、人を作った「全知全能の神」の下、万人は平等だという、キリスト教やイスラム教のほうが、ウンとましです。だからこそ世界中に広がるのです(もっとも、「神の下の平等」の下、現実の格差や差別も甘受しろという別の問題も含まれます)
あと、日本における「民族差別」もまた、天皇に「まつらう」(服従するかどうか、服従した「順番」はどうか)ということが重要でありました。植民地化されたアイヌ、琉球、朝鮮の人々はそれぞれ「天皇にまつらう(服従する)」ことで、表向きは「大日本帝国臣民」として「平等」というタテマエでしたが、実際の所、「後で天皇の赤子」になったということで、差別は残ります。で、被差別者の側も、差別されては生きていくこともできないため、より天皇に忠誠を誓おうとする「皇民化」「同化」の構図が生まれる…ということです。
 少ないながらも在日韓国・朝鮮人やアイヌの人々が、そのアイデンティティーを守るために、「帰化しなかったり」、同化を拒否してきた歴史と現実があります。

投稿: あるみさん | 2013年3月 9日 (土) 22時12分

>部落差別
いや、だから天皇制を重要視する人=部落差別をしている人という構図が成り立っているのか。因果関係はあるのか。と問うているのですが。つまり

天皇制や王制に熱狂な人物の大半が、部落民を差別するような人間なのか。
逆に部落民を差別する人間の大半が、天皇制や王制を好んでいるのか。

ということです。血統によるa.尊敬のみをする人、b.差別のみをする人、c.尊敬も差別もする人、d.差別も尊敬もしない人。
と、この四種に分けることができるでしょう。
あるみさんの主張を取り入れるならば、日本ではa.b.は少なく、c.d.は多いと言うことになりますが、その確証が欲しいです。
思想や言葉ではなく、しっかりとしたデータが。

まぁ私は、昔はともかく今は部落は逆差別利権を貪る日本の膿にしか見えませんがね。学校で教えなければ同和や部落なんて知りませんし、知らなければ差別も起きない。それなのに態々教えて、加害者意識を持たせる理由がわからない。

>万人は平等
※ただしキリスト教に限る ですよ、あの宗教はww 異教徒は殺せ!の方が天皇云々よりもよっぽど物騒ですがな。
また世界中に広まったのは、ただ先住民を虐殺して版図を広げたからにすぎません。もしくは先住民に教育システムが存在しないのを良いことに騙して入信させたからですよ。その結果北米南米アフリカの先住民の宗教はかなり潰されてしまいました。
一方で日本は別名「宣教師の墓場」と呼ばれる国でしたからね。農民に布教させようとしたら逆に論破されて、ザビエルが「もう疲れた」と呻いたらしい。

>琉球、アイヌ
それは天皇制云々と言うより、文化が違うからでは?先にも書いた通り、私は異文化は国境によって区切らなければならいと思っています。人は未知なも、自分たちの常識が通用しないものを不気味と感じ、遠ざけ、嫌う性質があります。だから異文化である琉球やアイヌを差別するという風潮は当たり前だと思うのですが。(差別を肯定するわけではありませんよ?)

>服従した「順番」
それは別に天皇制に限ったことじゃないでしょう。逆に考えてください。征服された、つい先日まで敵だった新参者が、昔から仕えてきた者と同じ待遇だったら、内部から不満が出ますって。侵略戦争をやってる以上、そのようなことは天皇制に関わらず当然では?

>「帰化しなかったり」、同化を拒否してきた歴史と現実があります。
その割には日本政府に補助金出せーと集ってますなぁ。まるで親に文句を言いながら金をせびる中高生に見えますね。
そこまで誇り高いのならば、日本に頼らず生活すればいいのに。昔の話ならともかく、戦後50年以上たってるのに、そんな差別を受けるような日本に足を付けている理由わかりません。

投稿: ROM人 | 2013年3月10日 (日) 01時35分

>一方で天皇は自分では何も決定できない。軍部や内閣が決定したことを、認めるだけ。

これは昭和天皇だけでなく明治天皇もそうだったのでしょうね。
 「英明な明治大帝」なんてうっとりする人もいるけど、明治天皇が何かを決定して近代国家を作ったわけではないでしょうから。
 明治天皇が仮に知能が低くても、あるいは詔勅の紙を丸めて遠眼鏡の真似をするようなお茶目な人でも、なんでもかんでも関係なく近代化は進んだでしょうから。

投稿: kuroneko | 2013年3月10日 (日) 11時32分

>まぁ私は、昔はともかく今は部落は逆差別利権を貪る日本の膿にしか見えませんがね。学校で教えなければ同和や部落なんて知りませんし、知らなければ差別も起きない。それなのに態々教えて、加害者意識を持たせる理由がわからない。・・・私は異文化は国境によって区切らなければならいと思っています。人は未知なも、自分たちの常識が通用しないものを不気味と感じ、遠ざけ、嫌う性質があります。だから異文化である琉球やアイヌを差別するという風潮は当たり前だと思うのですが。

武士のなんたるかを知らず「武士道」を連呼する「百姓」を武士の末裔が差別するのも当然だな。

投稿: ヤマイヌ | 2013年3月10日 (日) 11時42分

>学校で教えなければ同和や部落なんて知りませんし、知らなければ差別も起きない。それなのに態々教えて、加害者意識を持たせる理由がわからない。

私の通った学校では部落地域を抱えていた事もあってか、その「寝た子を起こすな」の方針に基づいて同和教育を一切行わなかった。が、しかし差別はあった。居なければ居ないで、でっち上げてでも差別するもの。 学校が教えなくとも、家庭や地域社会が差別意識を継承してゆく。

投稿: ヤマイヌ | 2013年3月10日 (日) 12時42分

>農民に布教させようとしたら逆に論破されて、

普通一般の日本人は昔も今も、「ネトウヨ」ほどバカではないから、やたらと自分が「論破」したなんて思わなかったろうけど、それはともかく……。

 ヨーロッパでのユダヤ人やロマ差別、アメリカのアフリカ系市民の差別も知らなきゃ差別のしようがないから、教えない方がいいということかな。なまじ知ると、「先進欧米諸国にあることだから、俺らもあいつらを差別していいんだ」って思いこむのも困るでしょうねえ。

投稿: kuroneko | 2013年3月10日 (日) 17時55分

てゆーか、そもそも、なんで、天皇夫婦&クソ息子2家族で、約4億円/年もの「究極的生活保護費」を、支給してやらねばならないのか、ということです。万歩譲って奴らの存在を容認したとしても、「てめぇらで働いて稼げよ、ボケ!!」 とゆー話でしょう。

おまけに、奴らがいるために、約1000人の宮内庁のクソ役人を、これまた約100億円もの血税で養わなければならない。

ったく、アホくさい話です。。。

投稿: | 2013年3月22日 (金) 21時41分

いや、普通に公務してるでしょうw外国の来賓を出迎えて、歓迎する。外交上の立派な公務ですがな。国事行為、催事を執り行う。式典、祭典に出席する。24時間勤務、週休無しで定年なし、拒否不可能な仕事ですよ。皇室一人当たりの年収3000万は妥当でしょう。

ついでに皇室関係のイベントは数十億、数百億の経済効果がある。愛子様が生まれた時の経済効果は3500億、悠仁親王誕生の時は1500億。十分すぎるほど稼いでますが?

 ついでに宮内庁は江戸城を含む文化遺産の管理もしてるから、これが消えると観光地が大打撃ですよ。

 貴方個人の感情はどうであれ、権威や肩書、と言うのは外交において非常に重要視されるものなのですよ。各国の代表をTシャツGパン、コンビニ弁当で、下級役人が迎える…… というわけにもいかんでしょう。高価な服を着た天皇陛下と一緒に食事をさせる、これだけで来賓の対日感情を良好にさせることができるのですから、国民一人当たり100円なんて安いもの。

投稿: ROM人 | 2013年3月22日 (金) 22時11分

ああ付け忘れ。

皇室と宮内庁を無くした場合、天皇が仕切っていた国事行為などを全て総理大臣が受け持ちます。総理の時間が削られるので国会の会期が増えて、その分の金が余分に出ますね。

また宮内庁を無くしても、先に申した通り文化財の保護、来賓歓迎のセッティングなどの仕事は別の部署が肩代わりするだけであり、予算削減にはなりません。

で、数十億、数百億の金の成る木を切り倒して、得られるのが国民一人当たり缶ジュース一本程度w

投稿: ROM人 | 2013年3月22日 (金) 22時17分

>数十億、数百億の金の成る木

 皇室の肖像権でライツ商売して、女性週刊誌からお金を取るのっていいと思う。いくばくかは国庫も潤うし、皇室好きな人は負担が増えても苦にならないだろうし。「金の成る木」という発想を推し進めればね。

投稿: kuroneko | 2013年3月23日 (土) 23時04分

希少価値があるから商売になるのであって、週刊誌にばら撒いて希少価値下げたら集金力も減るだろww
めったにお目に掛かれないから、価値があるのであって。

投稿: ROM人 | 2013年3月23日 (土) 23時21分

>週刊誌にばら撒いて希少価値下げたら集金力も減るだろww

週刊誌にばらまいて希少価値が下がるって、なんの希少価値だ? 
「集金力も」って、いまはなんの集金をしているんだ?

現在はただで情報ばらまいているから、ライツ商売にして皇室の画像の無断使用を禁止したら、今より希少価値は高まるよ。
いま、希少価値があるのか?

>めったにお目に掛かれないから、価値があるのであって。

「AKB48の握手券みたいに」って言い出すぞ、そのうち。

>経済効果は3500億、悠仁親王誕生の時は1500億。十分すぎるほど稼いでますが?

誰が稼いでいるんだ?

投稿: kuroneko | 2013年3月24日 (日) 01時40分

>希少価値
 歴史と伝統ってやつだな。前にも言った記憶があるがの法隆寺とローマ神殿みたいなもの。言ってしまえば木造ボロ屋と石造り廃墟だが、歴史と伝統が加算されると価値が出る。少なくとも世界的にはその価値が認められているし、日本国内でも健在。

>経済効果
 この場合は結婚関連の業界やら、ベビー用品だな。天皇陛下が結婚したんだから!とキャンペーンやってる。他にも天皇関連の本が売れるし、放送業界にも御利益があったりする。無論結婚だけじゃなくて、天皇が地方に向かう時は「天皇陛下にボロい所見せられないし、折角だし道路直すか!」と公共工事がはかどる。


後は皇室外交だな。
http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/shinzen/gaikoku/gaikoku-h21-30.html
少なくとも海外は天皇や皇族の価値を認めているし、だからこそ招待して歓迎している。貴方の価値観がどうであれ、「皇室外交を利用して、日本と仲良くなりたい」と思っている国は多い。皇室を閉じると言うことは、それらの国と日本を繋ぐチャンネルを閉ざすということであり、外交上の大きな失点になる。

投稿: ROM人 | 2013年3月24日 (日) 09時22分

>「皇室外交を利用して、日本と仲良くなりたい」と思っている国は多い。

 今の皇太子の結婚相手がいろいろ取沙汰されているとき、タイの王女が聡明で世界的に有名だったから、「国際結婚もいいね」といっても、周囲に賛同者はいなかったんだよなあ。
 
 で、ROM人さんはスウェーデン国王とか来日したら、熱烈歓迎しているの?

>「天皇陛下にボロい所見せられないし、折角だし道路直すか!」と公共工事がはかどる。

>放送業界にも御利益があったりする

 だからライツ商売をして、直接儲かるようにすればいいじゃん。金をとられるんだったら皇室をもてはやすのやめ、ってほど水を差されるような皇室人気じゃないんだから。

 ただ役人の計画がすべてOKなものとは限らないので、皇太子が趣味の山登りする前に、自然破壊気味の登山道整備をするのは困ったもんだ、という話を聞いたことがあるよ。

投稿: kuroneko | 2013年3月24日 (日) 10時09分

>スウェーデン国王来日
スウェーデン国王って来日したの相当前じゃなかった?ちょっと覚えていないわ。
歓迎もするし、最低限どんな国か調べるし、機会があったら行ってみようとも思うよ。
……毎日の生活と老後用の貯金でそんな金は無いけどね、アハハハ orz

>ライツ商売
天皇の美貌とかに価値があるんじゃなくて、天皇家の歴史と伝統に価値があるわけですから、どうやってライツビジネスをするのか、私にはちょっと想像できない。
物理的な物ではない、歴史と伝統を効果的に売るってどうすんだろ。

投稿: ROM人 | 2013年3月24日 (日) 14時38分

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