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10・13での左翼統一行動の呼びかけ人となる

 この度、10・13反原発行動における左翼統一行動・・・ジグザグ会の呼びかけ人となりました。「呼びかけ人」ともあれば、「賛同者」と違い、当日東京・日比谷に行かなければなりません。翌週は10・20三里塚現地闘争もあるので悩みましたが、幸い14日は休日であり、お金と体力が持ちそうなので、提唱者である草加耕介さんの意気込みに全面賛同することにして「呼びかけ人」となり、東京に行くことにしました。

地方に居ると分らないのですが、東京方面で「運動」・・・特に反原発・脱原発の「大衆運動」に参加していると、どうも左派の中には違和感を感じる人もいるようです。特に「シングルイシュー」で、かつ参加者の「垣根」を下げたいという「主催者」側の「一部の人」の「反左翼」アレルギーは想到なもののようで、いろいろと制動をかけてくる。左翼諸潮流もその中に埋没し、か細い声で「我が旗の下へ」と言っているだけにすぎない・・・そのような中、目に見える「左翼潮流」を反原発運動の中に登場させようというのが、この会の大きな狙いです。

その他、「怒りの表現の復権」ということもあります・・・デモが「パレード」化し、どこに原発やそれによる災害を起こしてきた者どもへの「怒り」があるのか?単に人が集まればよいのか?「私たちは本当に怒っているんだ」との表現が消えてしまっている・・・もちろん警察の「過剰警備」、デモも1車線しか使わせないなんて問題もあるでしょう。それならなおさら、そんな状況に対して、私たちはもっと怒らなければならない・・・こっちが賛同・呼びかけ人になった理由の大きなほうですね。「主催者」にせよ、周りの「空気」にせよ、私たちの「怒り」を自らで規制することは、本当は必要じゃない(もちろん、「政治警察」との力関係で決まってしまうところが多いのですが)。

私たちの会は、そんな自然発生的な個人個人の思いが、主に東京方面でSNSや小さな会合を開いて花開いたものです。当日、どのくらいの人が「左翼潮流」に集まるか分らない・・・悪ければ魯迅の言う「寂寞」・・・「すべて提唱としうものは、賛成されれば前進をうながすし、反対されれば奮闘をうながすのである。ところが、見知らぬ人々の間で叫んでみても、相手に反応が無い場合、賛成でもなければ反対でもない場合、あたかも涯しれぬ荒野にたったひとりで立っているようなもので、身のおきどころがない。これは何としても悲しいことであろう。」というようなことになるやも知れない。「しかし、数人が起きたとすれば、その鉄の部屋をこわす希望が、絶対にないとは言えないんじゃないか。」

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当日のスローガン、横断幕は「原発社会を解体せよ!」である。どうかこのブログを見た左翼人士の皆様へ、ジグザグ会のブログを読んでいただき、呼びかけ人、賛同人になっていただいて、当日は共に戦おうではありませんか

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たたかいとかくめい」カテゴリの記事

コメント

ぶっちゃけ、こうやってデモ行進やって政治が変わったことなんて無いよね。国会議事堂を取り囲んだ日米安保ですら強行されたし。

投稿: ROM人 | 2013年10月 6日 (日) 23時06分

私も賛同人になりました。在日朝鮮民族統一戦線準備会の名前で。

投稿: KW | 2013年10月 7日 (月) 18時54分

KWさん、賛同ありがとうございます。
デモはもともと10・13行動で行われるわけです。その中から「左翼潮流」を作り出そうという試みです…もっとよく読もう(^^)

投稿: あるみさん | 2013年10月 7日 (月) 21時47分

関連エントリーを書きました。

>なのに存在しない「左翼なるもの」に対する批判が、あちこちでごちゃませ的に繰り返されています。

の「批判」って、保守の側の批判か、世の中一般か、運動の内部なのか、ちょっとわかりかねます。

人のことはいいんだよ。さんのいうAir左翼への批判というのがネットでは多いのは、よく観察されるところですが。

投稿: kuroneko | 2013年10月 8日 (火) 11時51分

確かにデモ行進ぐらいどは政府は転覆するかどうか分からないが、安倍の消費税増税・橋下の大阪都構想などに反発する国民が多いのは確かだ。勿論フクシマの被災者も東電や国を相手どって闘っている。被災地ではない私たちは正直に何も出来ないでいる現状だ。募金してもどこに消えているのかも分からないんだけどROM人さんも文献レスではなく、一度は参加されて感想を教えて欲しい。

投稿: KW | 2013年10月 8日 (火) 16時10分

あるみさんへ
連投すみません。
わが戦線は、関西で準備会の段階ですが、私は元中核派の活動家として左翼潮流です。
90年代の中央派の路線転換に反対しています。

投稿: KW | 2013年10月 8日 (火) 16時23分

しんがりに目立たないようにして、こっそり参加します。

以下は、「老人と海」1951年、ヘミングウェイ、52歳の時の作品の最初のところです。


●老人の四肢は痩せこけ、うなじには深い皺がきざみこまれていた。
熱帯の海が反射する太陽の熱で、老人の頬には皮膚癌をおもわせる褐色のしみができ、それが顔の両側にずっと下の方まで並んでいる。
両手にはところどころ深い傷痕がみえる。網を操って大魚をとらえるときにできたものだ。
が、いずれも新しい傷ではない。

魚の棲まぬ砂漠の蝕懐地帯のように古くひからびていた。

●この男に関するかぎり、なにもかも古かった。

ただ眼だけがちがう。

それは海とおなじ色をたたえ、不屈な生気をみなぎらせていた。


投稿: 田中冽 | 2013年10月 8日 (火) 19時02分

KW氏
参加はしないよ。遠巻きに見学はさせてもらうだろうけど。

 ついでに言うなら、国民が反発したとところで、何にもなりません。ペナルティが無いんですもん。責任を取るっつったって、議員を辞職するだけで済むと思ってる連中ですし。それこそ本気で返るなら、RPGでもぶち込まないと、変わらないでしょう。日本だけではなく、どこの国でも。

投稿: ROM人 | 2013年10月 8日 (火) 19時38分

「根底的」な「過激さ」の復権へ向けての一歩、期待します。というか時間があれば(不明)参加させていただきます。待機主義者であった自分としてはあるみさんも草加さんも呼びかけ人のみなさんにも感謝です。

投稿: 青年A | 2013年10月 8日 (火) 20時39分

ROM人さん。
最初から諦めていては何をやっても空振りだよ。憶測や推測で「こ~だろう、あ~だろう」じゃ納得が行く答えが帰って来ない。俺は文章書くの苦手だからうまく言えないが、じゃあ遠巻きに見た感想を期待してるよ。

投稿: KW | 2013年10月 8日 (火) 20時40分

KWさん

別に諦めてるわけじゃないですけどね。ただ、物事を変えるなら転機が必要。それも国一つを巻き込む熱狂的な。超絶不謹慎を承知で言うが、たぶん一番近い転機は、そろそろ起きる東南海地震。ここで誰が台頭するか、誰を台頭させるかで日本の命運が決まる。

ヒトラーみたいな人間がいいなぁ。色々酷い言われ様だが、労働階級への救済は今の日本が必要としているものばっかりだし。

投稿: ROM人 | 2013年10月 8日 (火) 22時45分

>ROM人さん

ナチ党の社会主義的政策と組織力は、粛清された左派のシュトラッサーの力によるものじゃないのですか?
それなしにナチ党が大衆の支持を得ることはできなかったのではないかと思うけど。
もちろんヒトラーの弁舌も欠かせないとは思うが。

ヒトラーの他の民族への蔑視観が、けっきょくは戦略を誤らせてドイツを滅ぼしたと思いますが。

投稿: BM | 2013年10月 8日 (火) 23時21分

社会主義の思想に関しては、クビツェクの著書である、学生時代からすでに考えていたことが伺われます。
(余談:貴重なエプロン姿のヒトラーさんの記述もあるよ!)

無論丸々ヒトラーが良いってわけじゃないですよ。色々失点は多い…… けど周囲にいる奴らがもっと鬼畜なわけで。
やってることはムッソリーニが良いのだが、ノリで開戦してボコられるような人だしなぁ。

多民族軽視というが、当時のドイツは国の財産の大半をユダヤに牛耳られていたから、そりゃぁユダヤにキレるわって話で。そして実際今の世界金融はユダヤが牛耳ってるわけで。あの時ナチス&日本が戦争に勝っていれば、もう少し世界経済はまともになっていたのじゃないかと。

投稿: ROM人 | 2013年10月 9日 (水) 00時29分

>ROM人さん

他のヨーロッパ諸国でもドイツでも、社会主義思想はポピュラーだったと思いますよ。若きヒトラーが関心を持ったとしても不思議はない。
しかし、ナチ党のなかで社会主義を強く打ち出して大衆にアピールし、また組織力を高めたのはシュトラッサーですよ。ヒトラーは財閥から資金援助を受けていたし。
労働階級救済の思想や政策はべつにヒトラーのオリジナルではないということです。ヒトラーが政権掌握するためには、そのような政策を掲げなければいけなかったということではないですかね。

>国の財産の大半をユダヤに牛耳られていた

そんなことはないでしょう。ヒトラーを資金援助していたクルップ財閥などがいたわけですから。
国の財産の在りかたに偏りがあるならば、そうならないような仕組みを作ることですよ。それが社会主義というものでしょうし、ナチ党の権力をもってすれば可能ではないですか。特定民族を迫害することとは違うことでしょう。
それに、他民族蔑視というのはロシア民族に対しても言えると思います。ロシア民族ーソビエト連邦を舐めてかかったことがドイツ帝国破滅の原因と思います。

>周囲にいるやつらがもっと鬼畜

ヒトラーの側近たちもナチ党の幹部もみんな、「強いリーダー」に憧れて従順に付き従おうという普通の人々だと思います。そしてヒトラー自身もごくごく普通の人だったと思います。
厳しい言い方かもしれないですけど、「強いリーダー」を待望して独裁者に全権力を委ねた当時の大衆の責任が大きいのではないかと思っております。

投稿: BM | 2013年10月 9日 (水) 20時13分

むろんヒトラーがすべてを成したわけではないです。シュトラッサーの功績も大きいということは理解できてますよ。
一応考えだけは、ヒトラーも持っていた、というだけで。

>ユダヤ迫害
「今までお前たちの財産奪ってきたけど、これからは同じ賃金になったんだ、よろしくな!」と言われて仲良くするのは中々難しいでしょう。
 それと、宗教的・経済的な問題もあるしね。現に脱出したユダヤ人はあちこちでたらいまわしにされるほど、嫌われてたし。

>敗北
いや、イタリアと組んだせいだろwあいつらがいなければバルバロッサ作戦遅延しなかったしw

>ナチ幹部
いや、ナチスの人材はすごかったからな。モルヒネデブを除けば、基本的に有能な人間ばっかりだ。その中心たるヒトラーが自己中心的すぎて作戦を瓦解させてしまったのは皮肉なものだが。
まぁ、熱帯雨林を踏破して攻撃しろとか、空母なしで敵に突っ込ませるどこぞの国は、指導者どころか作戦考えてる周囲もいろいろアレだったが…

投稿: | 2013年10月11日 (金) 00時25分

>バルバロッサ作戦遅延しなかったし

延期されたのはユーゴで反独クーデターが起こったことも原因かと。
それに1か月あまりの延期が大勢に影響したかどうか。
ウラル山脈付近まで進撃してソビエト政権崩壊との想定だが、それがたった数週間~数ヶ月で可能となる。だから冬装備の備えもないという敵を舐めた作戦計画で成功したとは思えないですね。

投稿: BM | 2013年10月12日 (土) 20時12分

まぁ、なぜか戦力三分割したあたりが日本と同じ過ちだな。南方資源対かうラジオあたりに戦力を絞る… そもそもイギリスを落としてからソ連をたたくなりすれば、たぶん勝てただろうに。

あとモスクワが落ちたら、さすがにロシアが持たない。モスクワは列車輸送の中心だから、そこがとられるとロシア側は兵や物資の移送が困難になる。

つーかそれ以前に、スターリンが失脚するだろ。神としてあがめられてる天皇、選挙で圧倒的な支持の下で独裁者になったヒトラーと違い、恐怖で国を支えてた男だし。威厳がなくなれば、切られる。

投稿: ROM人 | 2013年10月13日 (日) 00時02分

すまぬ。行くとか言ってたくせに、休日出勤から帰って寝たら、もう夕焼けが見えてたよorz

投稿: ROM人 | 2013年10月16日 (水) 22時21分

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