再稼働なしで伊方町変わるか?
先々週の金曜、四電前抗議行動で、参加者からある新聞の切り抜きコピーをいただいた。おそらく「東京新聞」の「こちら特報部」だろう…見出しには「町長も観光振興に意欲」とある。
一部、抜き出してみよう…
(前略)伊方町商工会によると、原発事故前に宿泊施設は約35軒あったが、この2年で5軒ほどがやめた。宿泊施設の組合が12年7月、再稼働を求める要望書を町に提出した。
町の年間約100億円の収入のうち、電源三法交付金や、固定資産税などを合わせると原発関連で3割を占める。原発施設内の警備や飲食などで数百人の雇用があるとみられる。
そんな原発に頼る町も原発ゼロの現実を前に、変化が見られる。山下和彦町長は13年6月の町議会で「原発に依存した地域振興策を見直し、新たな産業の創造に取り組む必要を強く感じる」と表明。「原発を廃止する意味ではない」と付け加えたものの、原発依存の見直しに言及するのは初めてだった。
町は現在、業務委託した専門家と新たな観光戦略の検討を進めている。具体的には、佐多岬灯台での結婚式などのアイデアが挙がっている。
地元食材を使った飲食店のオーナーシェフ宇都宮圭さん(40)は「伊方には宝が眠っているのに、原発になれてしまい、生かそうとしてこなかった。原発が稼働すれば、また思考が停止する。原発のお金があるうちに、何かを見つけ、子どもたちのためにも、選択肢を増やしたい」と訴える。
伊方原発から10㌔圏内の八幡浜市で長年、反対運動を展開してきた「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」の斎間淳子代表(70)は「伊方は風光明媚で。観光を目玉にすれば、経済的にやっていけるのを示してもらいたい」と期待する。(以下略)
たしかに細長く突き出た半島と海の幸は、観光にはもってこいだろう・・・秋の「佐多岬灯台侵略」行では、私も岬の旅館に泊まり、おいしい魚介類を食べてきた。
「原発の雇用」は、「原発廃止=廃炉」とすれば、廃炉作業の人間が「数十年」は必要だから、雇用は守れる・・・伊方町の「新しい町づくり」に期待したい。
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