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ドンドン拡大する「集団的自衛権」

: http://nameken9.exblog.jp/tb/19706332 まったく、「戦争をやりたい人たち」というのは、いつの世の中でも、どこの国でも暴走したがるようだ。四国新聞WEBより集団的自衛権「密接国攻撃」も/政府、防衛出動要件緩和へ
 
 

 安倍政権は、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に先立って策定する「政府方針」で、「日本と安全保障上、密接な関係にある国が攻撃を受けた場合」とする条件を盛り込む方向で調整に入った。武力攻撃に対処する自衛隊の防衛出動要件も緩和する方向だ。安全保障担当の礒崎陽輔首相補佐官が16日、共同通信のインタビューで明らかにした。
 行使を共にする相手国の条件を抽象的な表現にとどめ、オーストラリアや東南アジア諸国など、米国以外との連携にも含みを持たせた。防衛出動の要件は、日本への攻撃に限定せず、密接な関係の国が攻撃されたケースに自衛隊が出動できるよう改める。


 そもそも第二次大戦後、連合国(国連)体制において、戦争を防止するため各国に「侵略」された時の「個別的自衛権」が存在し、各国は「自衛戦争」をすることができるが、それでも侵略を食い止められなかった場合、「国連軍」などによる当該国の防衛というものを想定した秩序を考えていたようだ。しかし、東西冷戦の兆しが見えてくるにつれ、「同盟国への攻撃を、自国への攻撃とみなす」→「軍事同盟を認める」考え方を、アメリカがごり押しして入れた…これが「集団自衛権」なのである。(確かに1945年に定められた国連憲章51条には、確かに「個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない」と書かれてはいるが、WIKIの集団的自衛権 には、ラテンアメリカ諸国の主張によって「共同防衛」が出来る集団的自衛権の文言が入ったとされている)

 いってみれば、「冷戦時代」の遺物なのだ・・・今のところ、日本と「軍事同盟」を結んでいるのはアメリカだけであるから、「集団的自衛権」を認めるということは、アメリカとくっついてどこまでも「侵略戦争」に出かけることができる・・・ということなのだが、これが報道に見られるように「自国と関係のある国」に拡大解釈すると、日本帝国主義の利害がかかわる所ならば、たとえアメリカと関係なくても(グローバル経済の下、そうゆううことは本来ありえないが)自衛隊を海外に派兵できることになってしまう。

 「攻撃」は何も「外国」とは限らないであろう、「対テロ戦争」のごとく、国内の反乱(革命)勢力かもしれない・・・自衛隊が「自国の利益」のため、他国の内戦に「日本国の自衛権」を理由に介入することが出来るものだ。これは日本帝国主義独自の、軍事路線を確立させると言っているに等しい。いかにアメリカに従属的な国家運営を強いられようとも、「自前の権益は自前の軍隊で守る」という、帝国主義軍隊としての復活の野望は消えていないのだ。

 すでに日本帝国主義、自衛隊は「国際貢献論」の名の下、アフリカのジプチに基地を持っている。安倍政権に軍事・国防を密室の中で任せっぱなしにしていては、いつなんどき、麻生太郎元総理の言うような「ナチス憲法」に変わって、自衛隊が海外侵略戦争をおっぱじめないとも限らない。
 「集団的自衛権」を葬り去り、安倍政権を打倒しよう

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