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自衛隊員は殺し、殺されてはならない…南相馬市議会

 「集団的自衛権」や「集団的安全保障」などが1内閣の「憲法解釈」だけで認められると、「専守防衛」や「災害派遣」などに徹していた自衛官は、海外で「殺し、殺される」立場に追い込まれる。福島県の南相馬市が可決した意見書の記事を追記する。(毎日新聞WEB)
集団的自衛権:南相馬市議会「行使容認しない」意見書可決

 福島県南相馬市議会は19日、集団的自衛権の行使を容認しないよう政府に求める意見書を全会一致で可決した。自民系会派も賛成し、自民市議の一人は「市民目線で同調した。東日本大震災でお世話になった自衛隊員が海外で殺されたり、人を殺したりしてほしくない」と述べた。
 意見書は、集団的自衛権行使を目指す政府側見解について「憲法の枠をはみ出ている」と指摘し、「戦闘地域に(自衛隊を)派遣すれば、外国からの攻撃対象になり、多数の戦争犠牲者が出る。憲法と地方自治法に基づき住民の安全を守る自治体として看過できない。海外での武力行使は到底容認できない」などとしている。東京電力福島第1原発事故後、放射線量の高い地域などで任務にあたった自衛隊員に謝意も示した。
 自民市議によると、被災地感情として、自衛隊員が戦闘行為に巻き込まれないでほしいとの思いが強いという。【高橋隆輔】


 「集団的自衛権」や「集団的安全保障」というのは、簡単にいえば日本の国益のために海外で戦闘行為を行うということだ…当然、自衛官の中から「戦死者」や、「殺人者」が出てくることが想定される。

 「自衛官」は労働者階級の一員であり、そのような「帝国主義戦争」によって殺し、殺される責務は負わない…「集団的自衛権」が安倍内閣で認められたら、きっとそれに「反抗する」自衛官がでてくるであろう。「反戦自衛官」である。
 現に、6月9日夜に行われた官邸前行動では、元レンジャー隊員が発言した・・・「私は、日本への直接・間接侵略に対して命を かけて国を守ると誓約書にサインして自衛隊に入った。アメリカの都合で他国の軍事行動に参加するのは契約違反だ。日本が本当に戦争する国に舵を切るかどうかを、一政権ごときの“憲法解釈”で決められたら、自衛隊員はたまらない。安倍総理! 決めるならきちんと国民の審判をあおぐべきだ」と…

自衛官の憲法順守意識・反戦意識を最大限オルグして、集団的自衛権を認めない闘いをつくりあげていこう。

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コメント

俺もこれは同感だと思っている。9条で武力を持たないと書いてあるんだから、自衛隊の存在は憲法違反だ。

だが、変えるべきは組織じゃなくて憲法の方。アメリカご都合主義の条文からそろそろ脱却すべきだ。

投稿: ROM人 | 2014年6月21日 (土) 21時23分

青森市に駐屯する部隊は、イラクに行ってますので、迫撃弾に不安だった話を聞いています。「俺は、日本国を守る自衛官であって、外国で戦闘するのは違うと思うぞ」と語っていました。

基本、国内にいる限り、戦闘しなければならないケースは考えられないので、消防や警察と違って、訓練以外にやることはないでしょう。(陸上自衛隊一般)なのに、原発事故だの自然災害で活躍することを「要望」されたりしても、それって辛いなぁと思います。本来任務じゃないじゃん。そういうときに存在感を示すというのが、エライ人の感覚かもしれませんが…。雪まつりで雪像つくってもらったりしてるしね…。

自衛隊=万能みたいな感覚の流布は、俺は許せないっす。もちろん、殺したり、殺されたりする関係に隊員を投げ込むことも大反対です。何と言っても、隊員は、俺の友達なんですから。

投稿: なのなの勢力 | 2014年6月22日 (日) 02時47分

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