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党内民主主義か、それとも混乱してるだけなのか??

展望 14号 には先日紹介した、「2013年革共同関西地方委員会総会 第2報告」の他、巻頭論文として「安倍政権を99%の怒りで包囲しよう」という、落合薫論文があるのだが、実はこの2論文はかなり色合いが違う…
 落合論文では、戦後民主主義は終焉し、リベラルや保守との連携論批判(前回の東京都知事選挙を念頭においているのだろう)があって、最後は
 「階級と階級編成自体が解体し、再編過程にはいっているときに、生産手段の所有関係だけで現代革命の主体を見るのは間違っている。しかしできるかぎり階級規定を明らかにすべきと考える。その点から日本の現実をつぎのように見る。
 まず、雇用労働者の7割を超える中小零細企業の労働者、2000万人に達した非正規雇用の労働者の存在を挙げなければならない。次に、零細企業の経営者(政府統計では1人~29人の雇用者を持つものを指す)、自営業者、家族経営の商工業者、次に農民・漁民などの零細な自営業者である。消費税引き上げやTPPに伴う医療・年金・介護などの社会保障の改悪でもっとも打撃を受ける階級・階層である。当然、東北大震災、なかんずく福島の被災者は第1に挙げなければならない。地域として軍事基地と差別的分断支配を受ける沖縄人民、身分的地域的差別を受ける被差別部落民、在日・滞日人民はその主体である。「障害者」、女性は根源的に自己解放の主体である。
 地域的闘争共同体をつくり、労働組合・NPO・大衆的闘争体が軸となって、これらの階級・階層を広範に含む、いな、むしろ、これらの階級・階層こそ主体となる陣形をつくらなければならない。安倍政権打倒は一度の大衆的決起や選挙で実現できるものではない。政治闘争の広範な広がりと、独自に社会運動・労働運動、被差別・被抑圧民族の解放闘争を世界的規模で発展させることが問われている。(p25)」と書かれている。
 それに対し、「第2報告」では、「自民党にも民主党にも怒り、しかし失望した数千万の民衆が、政治不信から無関心へと至る道を防ぎ、逆にその怒りを結集して新たな社会を想像・創造する道へといかに立ち上がっていくのか、その道筋を示すことが問われている。自民党に失望して民主党に投票し、それにも失望した数千万民衆が立ち上がらない限り、社会を変えることはできない。具体的な課題をめぐって闘われている先進的な運動は、最終的にはこうした数千万民衆の支持をいかに獲得できるかにかかっている。そのためには、具体的運動をめぐる陣形の強化と、それを社会的運動へと発展させなければならない。その中で、さしあたっては協議体的なものから出発しながら、最終的には大衆政党の実現をめざさねばならないと考える。p163」
「したがってわれわれは、大衆運動の力を強力に発展させて、その力で安倍政権の打倒を目指しながら、同時にこうした大衆運動の基盤を強化させ、それを個別の運動にとどまらずに社会運動に発展させながら、自民党などの既成の政党に対抗できる国政選挙を闘い、そして政権を担える大衆政党を作り出すことを目指さなければならない。p181」

 長々と引用したが、協議体的なものから出発するとはいえ、後者の第2報告では選挙を闘える政党を目指すとし、前者の落合論文には階級政党をめざし、実力闘争も辞さないというスタンスである・・・いやぁ~「革共同」の時は、こんな方針の相反するような論文なんて、並ばなかったよなぁ!「自由」に誌上討論ができるようになったのか、それとも単に混乱しているだけなのか??

資本主義の終わり論 では、こう展開されている…
「現状分析はその通りですが 結論が次回のダブル選挙で安倍政権を打倒しようでは 民主党の裏切りで 折角、選挙・間接民主主義のあり方はおかしいと思いだした人々を 再び選挙・間接民主主義の土俵(投票行動)に封じ込めることになり 間違っていると思います。<民衆の半分が選挙・間接民主主義の欺瞞に気づき投票に行かなかったことは全く正しい。だが安倍政権は 支持が16%しかなくても「支持された」とばかりに 改憲、戦争・集団的自衛権の行使・沖縄の米軍基地、原発推進、貧困・格差の攻撃をしかけてくるだろう。だから 投票に行かなかった責任として 直接行動で安倍政権と対決しなければならない。>と展開することだと思います。」
「 6で報告者は 「『アラブの春』と『オキュパイ』=ウォール街占拠闘争が切り開いたものは何か。それは、徹底した民主主義の重要性ということである。」と述べていますが 間違っています。私は <民衆の直接行動の決起が社会を変革する動力であることを明らかにした>ことだと思います。選挙ではなく「占拠」です。「アラブの春」を例にとれば巨万の民衆が首都を埋めつくしたから大統領を倒せたの
です。選挙で倒したのではありません。」

なるほど、選挙ではなく「占拠」か・・・こちらは実力闘争+直接民主主義(コミューン)志向だな・・・というわけだ。

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コメント

さんふらわあ南港乗船券販売所・関汽交通社

連合・サービス連合傘下の労働組合

関汽交通社社員さんへ

いじめ行為、嫌がらせ行為やめてください。

プライバシー等の人格権侵害行為もやめてください。

裁判所は、結論として、申立人らに対する面談強要の禁止、
申立人らの自宅前の道路の立入禁止、申立人らの監視の
禁止、申立人らのつきまといの禁止を命じた。

 その理由についてであるが、被申立人らの追尾行為、
それらが申立人らの生活の平穏、プライバシー等の
人格権侵害に該当することが明白であると述べ、
したがって、申立人らは、面談禁止、監視、付きまとい等
の禁止を求めることができるとした。

安心して、働きたいが労働者の要求です。

全国で有名になるまでがんばるぞ!

投稿: さんふらわあ南港乗船券販売所・関汽交通社 | 2014年8月20日 (水) 21時22分

アラブの春って欧米の扇動の結果なのに、それを民主主義の勝利みたいに書いている時点で論外だなw

投稿: ROM人 | 2014年8月20日 (水) 23時41分

個人的理解です。引用するべき重要部分は、以下の部分のように思います。
「党是が間違っていると考えているのであれば 党をやめるべきです。そして別の党を作ればよいのです。それが筋というものであり イストとしての己の思想に誠実な態度だと思います。」
この事を曖昧にしての「組織が一番」なんぞは革命党の名に値しません。

投稿: 傍観者 | 2014年8月25日 (月) 20時11分

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