辺野古基地建設阻止は安倍政権打倒への道にはなる
安倍政権の「集団的自衛権」「秘密保護法」「原発再稼働」その他もろもろの「戦争政策」に対し、多くの人が立ち上がっている。その中で「辺野古基地建設反対運動」が占める位置は必ずしも大きなものとは言えない…本土での運動が盛り上がっているわけではなく、その他の課題に埋もれてしまっているからだ。1%の沖縄の要求を、99%の本土に認めさせることはなかなか難しい・・・それでも炎天下でのキャンプ・シュワブ前のたたかいは続いている。
辺野古新基地建設は、安倍政権が全体力をかけて行っている攻撃である。これをはね返すということは、つまり安倍打倒ぐらいは展望しておかなければならないだろう。
今のところ、「沖縄の米軍基地を全部撤去する」≒「日米安保全面解消」というところまで世論は煮詰まっていない(それが出来たら本当の「革命」である)・・・だが辺野古基地建設阻止ができれば、少なくとも安倍政権は弱体化し打倒され、もう少しましな、人にやさしい「政権」が出来るであろう…その中に、「集団的自衛権問題」も、「脱原発問題」も「最低賃金引き上げ」問題等の、もろもろの問題の「解決」が含まれている・・・それは「自民党政権打倒」であり、野党再編の中で左翼的かつ切実な民衆の要求をのまざるを得ない政権の誕生である。
だから、辺野古の闘いは、本土が変わらなければ長く苦しいものになる(もう闘いがはじまって18年になる)…とはいえ、今は現地攻防が大変だ…現地支援に全力を尽くしながら、本土での運動をつくっていかねばなるまい。
11月には、沖縄県知事選挙がある…基地建設推進の現職、仲井真氏と、元自民党沖縄県連で、基地建設反対の那覇市長、翁長氏との一騎打ちになるだろう(「そうぞう」の下地氏も立候補表明をしているが、あいつは何を考えているか分からんところがある・・・基地建設容認の票が割れる可能性があるのではないか)
そんな中で、沖縄防衛局は辺野古埋め立て計画の見直し も考えだしている…しかし基地建設をあきらめたわけではない…夏から秋の知事選挙に向けて、現地の攻防は続くので、本土・沖縄を問わず、現地に行ける人は行こう…沖縄防衛局(電話:098‐928‐8131 FAX:098‐921‐8168)や名護防衛事務所(電話:0980‐50‐0326 FAX:0980‐50‐0327)への抗議の電話、FAXをたたきつけようじゃなイカ
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コメント
>1%の沖縄の要求を、99%の本土に認めさせることはなかなか難しい
1%の辺野古の要求を、99%の名護市に認めさせるのも難しいしなw
安部を潰すなら消費税と移民だろ。これは右左関係なく、大量に味方を仕入れることができるネタだぞ。
投稿: ROM人 | 2014年8月 6日 (水) 23時30分
食料自給率39%と言いながら移民受け入れではまさに右も左も安倍政権拒否すべきです。
但し食料自給率もカロリーベースと云うけど怪しい、ただ政府側、無能政治家よりも陰謀官僚がデタラメ垂れ流しでも国民の思考力は低下している。
安倍嫌いだけど選択肢なし、カルトがくっついている自民党は大嫌いだけど選択肢なし。
左翼代表たる共産党は表向き消費税反対といいながら大きい政府を目指しているこの矛盾、大増税つまり国民を搾り取らねば大きい政府による支配体制は出来ない。
みんな仲良くは左翼の常套句だけど、これこそが大きな政府に繋がる、大きな政府は異端者排斥イジメへの道です。
左翼系の一部は原発のない国を目指すというけれど現人口の39%を目指すというなら神として信じます。
原発のない大きな国ならイケマセン、矛盾のカッタマリー。
基地反対も同じこと、沖縄の基地事情は知らないけど東京の横田基地なら当初人家なく畑ばかりのところへ作っても基地の兵隊目当ての飲食店から店舗が増え住宅が増加する、周辺人口増加により基地反対の名目が立つ。
投稿: tatu99 | 2014年8月 7日 (木) 08時59分
安部は確かにハナクソみたいな奴だが、それを打倒すると、今度は下痢便以下の政治家しかいねぇからなぁ。
田母神かな。労働面以外ではまともなこと言ってるし。
投稿: ROM人 | 2014年8月 7日 (木) 22時13分