« 伊方原発再稼働反対闘争 | トップページ | 「在日特権」?そんなモンあるかボケ(その2) »

「在日特権」?そんなモンあるかボケ(その1)

ハイ、とうとう読みました…「在特会」のヘイトスピーチに対し「しばき隊」を立ち上げた、野間易道氏の「『在日特権』の虚構」(㈱河出書房新社 2013年11月)です。「在特会」のヘイトスピーチや「在日特権」のデタラメさが、本になってまとまっております。
S20141022
 「在日は生活保護600万で優雅に暮らしている」「税金は納めない」「犯罪犯しても実名が出ない」「その他公共料金が半額(あるいは無料)」などなど、ちょっと考えたら「そんなんあるかい!」という都市伝説めいたものから、「特別永住資格」まで・・・いやぁ前にもコメント欄で書いたけど、そんなおいしい「特権」が在日韓国・朝鮮人にあるんだったら、なぜ毎年在日3世、4世が4~5千人も日本に帰化するのか?(数字は会社で受けた「人権教育」の資料による)わかりましぇ~ん!

  本書は7章立てて、第1章は「在日特権」とは何か と題して論じているのだが、これがけっこう「正体不明」のものだそうな。先ほど書いた荒唐無稽な「在日特権」は、ネットの興隆時「2ちゃんねる」などの完全匿名サイトでつぶやかれていたものが、「嫌韓流」の晋遊社や宝島社が「ムック本」を出して「広まったもの」らしい。またネット右翼を始め、当の「在特会」でさえも「何が在日特権」なのかはっきりさせていないようだ。(また「ムック本」も結論的に「在日特権」なるものが実は特権でも何でもないものであると結論づけていたり、「在日特権云々」というおどろおどろしい題名をつけていても、結局それを否定していたりと、かなりいい加減な…題名だけでセンセーショナルに売るものであった…位置づけであった)それがネットの世界で「いかにもそうだ」とコピペされて拡散されたものだそうな。ちなみに「在特会」が自分たちの活動趣旨として掲げる、なくしていくべき「在日特権」とは①特別永住資格②朝鮮学校補助金交付③生活保護優遇④通名制度 の4つがウエブサイトのトップページの右側に小さく掲載されており、「この他にも様々な在日特権がこの日本に存在し、この国が特定の外国人によって浸食され続けています」という言葉で締めくくられている(p17)そうな。
 第2章では「在特会」の成り立ち と題して、日本における90年代以降のネット、紙媒体右翼および「行動する保守」勢力の言論を追っている…紙媒体で影響が大きかったのはやはり小林よしのりの「新ゴーマニズム宣言」であろう。またネット右翼も「嫌韓」を叫びながらも、あくまでもそれは韓国本国にいる韓国人への嫌悪であり、決して「在日」が問題になっていたわけではなかった。
 「行動する保守」では1995年からある「維新政党・新風」(以下「新風」と呼ぶ)が「外国人犯罪の撲滅」とかいう、ヨーロッパ的なニューカマーへの排外言論であり、これも「在日」を問題視していたわけではなかった。「在特会」が結成された2006年12月以降、「新風」が「在日」へのヘイト演説を行いだす。また2008年「フリーチベット運動」が盛り上がった際に、「新風」や「主権回復を目指す会」、「在特会」などの行動する右翼が、フリーチベット運動に参加した「ネット右翼」をオルグしだした。そして「在特会」をメジャーにしたのは2009年4月11日の「犯罪外国人・犯罪助長メディアを許さない国民大会in藪市」で、14歳の在日フィリピン人に対するデモである。「日本政府」の行った特別在留措置に文句があるなら、法務省なりにデモをかければ良いのに、何の抵抗もできない子どもの生活圏に入り込み、ヘイトスピーチをやらかしたのだ・・・「こうやって見てみると、在特会は最初から「在日特権」に絞った活動をしていたわけではなく、創価学会への嫌がらせや在日フィィリン人への嫌がらせ、さらには排外主義と民族差別そのものを目的としていたことがわかる。そして、在特会は藪市でのデモ以降、急速に街頭での組織的なヘイト活動の比重を増していくのだった。」p68

この後、本書は第3章「在日特権」を検証する①特別永住資格 第4章「在日特権」を検証する②年金問題 第5章「在日特権」を検証する③通名と生活保護受給率 第6章 住民税減税は「在日特権」か? 第7章 ヘイトスピーチとしての「在日特権」 と続く。レビューも長くなりそうだ・・・
 

|

« 伊方原発再稼働反対闘争 | トップページ | 「在日特権」?そんなモンあるかボケ(その2) »

かくめいのための理論」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

http://hosyusokuhou.jp/archives/40727229.html

じゃぁこれは何?


あと、外国人なのに日本人の税金で暮らせるってのもおかしいよね。
http://hosyusokuhou.jp/archives/40507644.html
こうやって生活保護を強奪している過去もあったりする。そのせいか、生活保護の受給率は日本人の3~4倍だ。

こんなことやってた連中に対する批判を、左翼は完全にタブー化して政治利用してきた。
その反動が出てきただけ。
犯罪率、生活保護率が日本人よりも高い上に反日思想に染まった連中を排除しようとするのは当然の動きだ。

投稿: ROM人 | 2014年10月24日 (金) 07時37分

というかあるみさん、いまだにしばき隊支持してるのか。特在会デモ参加者をリンチしたり、裁判所で暴力事件起こしたりしてる連中なのに……

自浄作用が無いのは相変わらずか

投稿: ROM人 | 2014年10月24日 (金) 07時40分

あえてネット右翼的発言をするならクダラナイ島国に在住するより半島に居住するのが世界の発展と思うのです。
不正のない国犯罪暴行レイプのない安心して暮らせる国がいいはずです日本を脱出すべきです。

投稿: tatu99 | 2014年10月24日 (金) 08時35分

ROM人さんの最初のリンク(上野市…旧伊賀市)における「住民税半額」問題は、第6章のレビューで述べましょう。また「生活保護問題」についても③で述べる予定です…1950年代の「在日」(差別が酷く、まともな就職口もなく当然、「生活保護」とかに頼らざるを得なかった人たちが多い)時代の「暴動闘争」なんぞもちだして…暴動闘争は当然の権利でしょう…背景も考えず「生活保護は特権」なんて言うのは馬鹿げています。ちなみに生活保護制度そのものは、国籍条項が無く、何人でも受けることができます。

投稿: あるみさん | 2014年10月25日 (土) 21時17分

ちなみに、「しばき隊」や野間易通氏への私の「評価」ですが、野間氏は「首都圏反原発連合」の仕掛け人でもあり、最終的に20万人もの人を官邸前に集めたことや、「在特会」のカウンターの場としての「しばき隊」を立ち上げたこと自体は評価しております。しかし、「反原発連合」は「組合や団体ののぼりを上げるな」と統制が強く(その代り日の丸はOKという)、また野間氏自身「邪魔なのは左翼とネトウヨ」と雑誌で公言している人物ですから、左翼としての評価はしていません。
「しばき隊」については、ヘイトスピーチをあからさまに公言する「在特会」とは一線を画したい右翼連中が入り込んできて、「カウンターなら何をしても良い」とばかりに暴力行為を行ったり、「土人」などの逆ヘイトを行っているようです。
http://bund.jp/modules/wordpress/?p=13340
正直、そんな「カウンター」の現場には行きたくありませんね…ただし、おかしな「カウンター」「運動」の現場を作った野間氏ではなく、「在日特権なんて無い」という野間氏を「評価」しただけです。

投稿: あるみさん | 2014年10月25日 (土) 21時28分

>暴力闘争
その発想がおかしい。祖国でやるならともかく、無償での韓国帰国が可能な状態だ。それを無視して祖国に帰らず、貧乏になったから金よこせってどうなのよw
何度も言うが、在日が受ける権利は日本の生活保護ではなく、大使館を通じた韓国からの生活保護だ。
勝手にやってきて、勝手に住んで、勝手に金を毟る行為を「貧困に対する暴力闘争」とは言わん。

つーかやってることが、今の欧米の移民問題とと全く同じ。祖国で仕事が無いと外国行って、でもやっぱり仕事がなくて、そういう連中が集団をつくり、暴力組織もできて、住民との摩擦が増える。


>生活保護の国籍条項
嘘つくなw
http://www.sankei.com/affairs/news/140718/afr1407180003-n1.html
自治体が御情けで与えてるだけで、権利はねーよw

闘争でも何でもない犯罪もめっちゃしてるんですがねぇ
http://hosyusokuhou.jp/archives/40486047.html

投稿: ROM人 | 2014年10月26日 (日) 00時41分

在日の人たちがあたかも日本社会と対立し日本を呪っているかのような言説はネットの作り出した幻影ですよ。彼らは日本社会と折り合いを付けて明るく逞しく生きています。
在日をカミングアウトしたあるミュージシャンが作った曲なんか明るさに溢れていますよ。
この曲はヤンキーばかりでなく、それ以外でも受け入れられましたけどね。

シバキ隊に男組のような部分が参加してくるのも必然の成り行きだと思いますね。全然不思議ではないことです。

投稿: BM | 2014年10月26日 (日) 12時47分

そう。一部だ。
在日の中でも一部の人間が、日本人を忌み嫌っているに過ぎない。
だが問題は、在日がそれを自浄しようとしない点。
また韓国や朝鮮がさんざん日本に対して嫌がらせしてきているのに、何の文句も言わない点。

また呪っていなくとも、実際犯罪率、生活保護率がたかく、日本人からすればお荷物でしかない。その状況を改善しようとする動きを見せない点だな。

在日側がほんの少し、言葉を上げればいい。反日運動をしている在日は迷惑だと。朝鮮総連や朝鮮学校は反日教育をやめろと。自分たちは友好的に過ごしたいだけだと。

自浄もできない、そして帰化して日本人にもなれない、というのならば、残念ながらそのレッテルは外れない。平和や安寧はタダじゃない。努力せずに得られるものじゃないからな。

投稿: ROM人 | 2014年10月26日 (日) 19時33分

ROM人さん、「生活保護」の国籍条項については、私の間違いでした。今回エントリーに上げた「国民年金」の国籍条項とごっちゃになっていました…ただ、生活保護のスタート時点では国籍条項が無く、「在日」その他外国人も支給対象になっていたのですが、1950年に対象が「国民」とされ、1990年に「永住外国人」に限定されるようになったのです(それをさらに狭める、引用された最高裁判決は、今日エントリーした年金問題も含め、「国際スタンダード」から逆行するものです。

投稿: あるみさん | 2014年10月26日 (日) 20時03分

それと、引用された「保守速報」の記事…なんていいますかね、戦後混乱期の、ある意味治安そのものが乱れた時期の話を持ち出して「在日は犯罪予備軍」だと因縁をつけているようなものじゃないですか!そんな「犯罪者予備軍」みたいな奴らは、その頃には日本人でもたくさんいたでしょうに…(保守速報とかが載せないだけです)
確かに戦後の混乱期、例えば闇市などで在日朝鮮人が「戦勝国民」気取りで無茶苦茶やっていたという話は聞きます…しかし60年も前のことをもちだし、かつ「自浄作用が無い」など勝手に決めつけて、現在の「在日韓国・朝鮮人」を犯罪者予備運扱いすることこそ「ヘイトスピーチ」なのですよ。(もっと人権意識の高いブログ…たとえば引用した草加さんのヤツなど)にこんなん投稿すると、一発でアウトですからね。
逆に言えば、悪意のある「外国人」が70年代の大暴れしている過激派学生の写真とかを持ち出し「日本人は反体制テロリスト集団だ!」と言っているのと同じようなことです。こんなものは「在日特権」を合理化したり、「在日」=「犯罪予備軍」とする理由には何もなりません…BMさんが言うとおりです。

投稿: あるみさん | 2014年10月26日 (日) 20時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1094529/57765812

この記事へのトラックバック一覧です: 「在日特権」?そんなモンあるかボケ(その1):

« 伊方原発再稼働反対闘争 | トップページ | 「在日特権」?そんなモンあるかボケ(その2) »