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翁長氏が「埋立承認撤回」を言わなかったわけ

 革共同再建協は、沖縄知事選挙で辺野古基地建設阻止・翁長勝利へ と、前那覇市長の翁長雄志氏を押し出している。さて、この記事の中で、なぜ当初、翁長氏が「埋立承認撤回」を言わなかった理由が書いてある。

 要するに、「仲井真現知事の埋立て承認を撤回すると莫大な賠償金を沖縄県が負担することになるという圧力がかかった」からである。「賠償金」(沖縄県→国)の法的根拠は定かではないが、まぁ私も以前指摘したように「公有水面埋立法」には一度承認したものを「撤回」する条文がなく(「承認」したものが計画どおり行われず、環境破壊等を起こした場合「取り消し」は出来る)、「撤回」の法的根拠がないというところを突かれたのだろう。
 しかし「公有水面埋立法に規定がなくても、行政不服審査法・行政事件訴訟法・国家賠償法などの行政法には『取消』や『撤回』の規定が存在する。『取消』とは行政行為が行われた時点で瑕疵や違法性があった場合で、遡及して処分を取り消し、損失補償は不要である。これにたいして『撤回』とは処分が行われた後になってその処分が不適当になった場合で、さかのぼっての効果はなく、損失賠償も必要になる。沖縄弁護士会の池宮城紀夫弁護士らがこの点を指摘し、一挙に運動内部の共通認識となったのである。」ということだ。
 「同時に、翁長支持の『島ぐるみ会議』や5団体共闘の『うまんちゅの会』のなかから『50億円の賠償問題が生じるなら運動の力で50億円を集めようではないか』という声があがった。この声が、翁長氏を励まし、『撤回』ないし『取消』にまで踏み込んだ決意表明となった。ここには、たんなる行政手続きや法解釈の次元ではなく、沖縄人民の根源的決意と怒りがあふれ出ている。」

 まさに記事が指摘しているとおり、「自己決定権」を踏みにじられた沖縄県民の「根源的決意」と「怒り」である・・・これが今回の選挙を規定している。

 さて、対抗する仲井間陣営はどうか・・・公約に、沖縄縦貫鉄道やUSJの誘致など、これまでの「ハコモノ」行政の延長の「振興策」しか上げていない。それどころか、こんなネガキャンやっている ようだ。「3日夜から、「共産党支配のオール沖縄」などと書かれたステッカーが各地の電柱に掲示されているのも確認されています。ある地域でステッカーの掲示をしていた作業服姿の男性2人組は「仲井真(選対)だ」と認めました。」

「共産党」と宣伝すれば、みんな裸足で逃げてゆくと思っているらしい・・・全く、志が低いものだ。

 だが、何度も言うように、「辺野古基地建設阻止」は知事選勝利で終わるのではなく、沖縄およびヤマト(「本土」という言葉は沖縄から見ると差別性があるので使用しないほうがよいという指摘をいただいた)での実力行動が必要だ!それを忘れず、全国で闘おうじゃなイカ!

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たたかいとかくめい」カテゴリの記事

コメント

何度も言うが、自己決定権を踏みにじられた辺野古人のことも考えてください。

つーか、そもそも翁長は県内移設を容認している。
http://hosyusokuhou.jp/archives/41205773.html
理想は県外だが、別に県内移設を否定はしない、と明記してるからな。

>http://hosyusokuhou.jp/archives/40302417.html
あとわかりやすい中国送金の図。もちろん中国共産党も支持。敵国が支持している人間を当選させるとか、正気の沙汰じゃねぇなぁ

投稿: ROM人 | 2014年11月10日 (月) 22時54分

ROM人さん、上のリンクで貼り付けられているPDFファイルは、2013年1月28日に「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会実行委員会」が安倍首相に出した「建白書」について、石垣市市長が「県内移設を否定するものではない」が、建白書の趣旨には賛同するので署名、捺印する…というものを、翁長氏が立ち会ったというだけの話で、翁長氏が「県内移設を認めた」というものではありませんね。どこをどう読めばそうなるのか?「保守速報」の人間って、まともに日本語を読めないのか?

こんなクソサイトから情報引っ張って「翁長選挙」を批判するくらいだったら、少なくともこれぐらいのヤツを引っ張ってきて欲しかった(^^)
http://toyokeizai.net/articles/-/52924

投稿: あるみさん | 2014年11月13日 (木) 20時31分

一見ただの立会人に見えるだろう。
だが問題は、その確認書がオスプレイ反対の建白書に対する裏文書であり、その建白書を取りまとめたのが翁長氏という点だ。

そもそもその確認書は、石垣氏の中山市長がオスプレイ反対の署名をしようとしたら、県外移設の一文が入っていたため、署名を拒んだ。オール沖縄といううたい文句を得たいがために、署名してもらう手打ちとしての確認書が、これなわけ。

ぶっちゃけ、第三者でなければならない立会人の資格すらないのに、彼が立会人になってること自体が問題なんだが、それは置いておいて。

問題は彼がオール沖縄と言って、市町村全てが基地建設反対をしていると思わせている点だ。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88767
>「建白書」にある通り普天間飛行場は国外・県外に移設、県内移設反対。

立会人として、市長ら数名が基地容認をしていたことを知っているにもかかわらず、建白書に署名した人物はを県外移設を支持する人々と大嘘を言い出したわけだ。

もしここで移設撤回をするのならば、当然彼は錦の御旗である「オール沖縄」を使えない。普天間撤回となればこの御旗を下げる必要があり、それは「沖縄も一枚板ではない」と知らしめてしまう結果になる。そりゃ彼もあくまで「反対」であり「断固撤回」という立場はとれんわなぁ。


その場しのぎで、移設容認者にも署名させようとするから、こういう時に苦しくなる。

投稿: ROM人 | 2014年11月14日 (金) 00時40分

翁長氏が勝った、かぁ。
まぁしかし、低い投票率だ。政治が右を向くにしろ左を向くにしろ、地方政策にしろ国政にせよ。こういう状態では結局一部の権力者のみが甘い汁を吸う現状から脱せないな。


基地反対するなら、それもそれで良いけど…… 補助金は片っ端からカットで、各地の地方と同じ税制度に戻されるってこと、選挙に行かなかった奴は知ってるのかねぇ。
まぁ俺としては米軍撤退+自衛隊増強がベストだから、まぁ基地がなくなっても良い。

その結果中国に沖縄を盗られても良いと思ってる。弱腰の日本政府に、強引に撤退された事を理由に出撃しない米艦隊。侵攻作戦は十分ありえる。あの常識が通用しない国対して、平和友好の手を差し出すことが、どういう結果につながるか、チベットやらウイグルみたいな痛い目を見ないかぎり理解できないのだから、それもやむなしだろ。

その悲劇の上で、国民世論を味方に軍拡できれば良いいなぁ、とか思ったり。

投稿: ROM人 | 2014年11月17日 (月) 06時18分

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