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沖縄縦貫鉄道は出来るか?

 さて沖縄県知事選挙は終わったが、実は仲井真元知事だけでなく、全ての候補者が「沖縄に鉄道を!」と公約していたんだね。
 沖縄縦貫鉄道構想については、このブログでも何度か取り上げてきたが、その構想に真っ向から疑問を投げかける記事を見つけたので、紹介する。<問題だらけの沖縄県鉄道建設構想>県知事選では全候補が推進派

 中身をつらつらコピペするのもなんなので、概要をざっと書くと・・・
・そもそも沖縄では車社会が定着しているので、わざわざ鉄道に乗る人が居ない。
・観光需要がほとんど見込まれていない・・・路線の70%もトンネルでは、観光客への魅力も無い。
・トンネル断面を小さくするために「鉄輪式リニアモーター」が採用されているが、カーブの多い現計画では、台車が小さくなる「鉄輪式リニア」は技術的に難しい。(「鉄輪式リニア」は、新しい地下鉄でやはりトンネル断面を小さくして、建設費を小さくしようとするもの…東京の大江戸線や大阪の鶴見緑地線等で採用されている。)
・さらに「鉄輪式リニア」では、他鉄道業者の中古車両を使う(初期投資が小さくて済む)ことができない。

とまあ、こんな調子・・・地元の利用が見込めないのならば「出来る限りトンネルを減らし、沖縄の自然を眺めながら走る観光列車でしょうね。もちろん地元住民のために速達性を追求した列車を運行する必要もありますが、やはり観光需要を重視すべき。観光列車によって経営が持ち直しているローカル線も数多くありますし、これらを参考にして沖縄ならではの魅力を楽しめる列車にする。そうすれば、それこそ今まで沖縄を訪れたことのない全国の鉄道ファンもこぞってやってくるようになると思いますよ」とのこと。

確かに、現行の計画は那覇から名護までにある、沖縄の主要地点をうねうねと曲がって作られるようになっている。「観光客への速達性」を重要視するなら、国道58号に沿って、空港から名護・・・ちゅら海水族館あたりまでまっすぐ引いたほうが、確かによい。(ただ沿線の景色は、本土巨大ホテルに遮られていることも…)

それと、沖縄も「高齢化」は進むのだから、やはり鉄軌系の交通機関は必要になってくるであろう。
トンネルの代わりに高架橋・・・というのも、景色を楽しむのには良いが、沖縄では「コンクリートの塩害」という、避けて通れない問題がある・・・塩分を含んだ風が島中に拭いているので、中の鉄筋がすぐ錆びてボロボロになるのだ・・・コンクリートの密実性を良くするため、様々な混和材を使うとか、亜鉛メッキ鉄筋を使うなどの方法も沖縄では取られているが、そうするとコストがかかる・・・トンネルのほうが安くつく場合があるかも知れない。

それと「沖縄にはあれだけの土地がある。根本的にコスト高になるのが避けられないトンネルばかりの路線を作る理由はどこにあるんでしょうか。」とあるが、あくまでもそれは基地が「全て」返還された場合である・・・普天間基地とその周辺だけがちょこっと帰って来るだけの今の情勢では、どうにもならない。(米軍にお願いして、基地内を通してもらうという方法はあり得る)

ともあれ、現行の計画にこれだけの批判が出ている…もう少し鉄道計画については詰める必要があると考えさせられる記事であった。

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