「テロには屈しない」よろしい…我々も1%には屈しない
今更私ごときが何を言っても、どうにもならない「イスラム国(ISIS)による人質事件」・・・日本政府を始め、いわゆる帝国主義諸国連合は「テロには屈しない!」と叫んでいる・・・よろしい、アルカイダやISISなんてのは、たしかに欧米(+ロシア)による「帝国主義支配」「新植民地支配」からの解放・独立を掲げてきた人々の中から分派して出てきた、極端に「イスラム」の教義に傾倒し、それを「誤った形」で実践する・・・およそアラブ・ムスリム人民の解放のためには役立たない…異教徒を殺したり、奴隷にしたりする…民衆からの支持を得られない組織である。例えは悪いが「在特会」が武装し、日本にいる外国人や「反日日本人?」を殺傷しているようなどうしようもない組織である。我々はこんな連中は支持はしない。
しかし、このような「どうしようもない連中」を生み出したのは、やはり「帝国主義」の側なのだ…今の言葉で言うと「持てる1%の側」なのである。米英日仏独伊中露・・・この1%を守るための体制だ。この1%を守るためだけの社会に「絶望」した人が、アルカイダやISISの「過激な社会変革」に希望を見出すな!ということには、どうしても無理がある。それだけこの世界は矛盾と差別に満ちた社会なのだ。(もちろんそのような人々に「希望を見出せない」既存の「共産主義運動」側にも、大いに問題があるわけだが)
「テロには屈しない」・・・よろしい、では民衆もまた「1%」を支える「帝国主義には屈しない」であろう。パレスチナの闘いは、シオニストを地中海に追い出すまで続くだろう。チベットやウイグルの闘い、中国人民の闘いも続くだろう・・・もちろん帝国主義本国における、差別と貧困、格差との闘いも粘り強く続けられてゆくだろう。
外国の、異文化による「テロリズム」を、自らの価値観で批判し、非難することは簡単だ・・・では日本ではどうか?「民主主義」を唱えながら、「民主主義」で選ばれた沖縄県知事に会わず、機動隊と海上保安庁の暴力で「基地建設」が推し進められている。多くの人々の反対や不安をよそに、原子力発電所の再稼働がもくろまれている。労働基準法を骨抜きにし、「残業代ゼロ」法案がまかりとおろうとしている。「国家戦略特区」政策により、国民皆保険がなし崩しにされようとしている。「アベノミクス」によって、格差は広がり、労働者の実質賃金は下がり続けている。「集団的自衛権」によって、イヤでもアメリカと一緒に戦争に行かされる若者が出てくるだろう・・・
このような「国家テロリズム」に、我々は屈しない・・・1%のための「テロリズム」に屈することなく、我々は「アルカイダ」やISISとは違う方法で、闘いを続けるのだ
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コメント
ほぼ同意します。
本当の目的とか目標を見失って、狭い空間でのヘゲモニーを握るために暴力振るいましたわ。我こそ、ミニ・イスラム国だったんだなぁと反省しつつも、追いつめられるとまたしそうだなぁ。
投稿: なのなの勢力 | 2015年1月24日 (土) 23時22分
ほー
歴史修正の主張を「ネトウヨ」と称して排外し、朝鮮側の反日は「過去があるからOK」で日本人の排外は「ヘイト」として非難していた人との言葉とは思えんなぁw
規模と権力の差異があるとはいえ、言ってること、やっていることは左翼も阿部とかと大して変わらないだろう。「敵には妥協しない。潰せ」だ。
主義主張がどうであれ、自分自身が絶対正義と考えている点、そして絶対に妥協や交渉をしない点では、左翼もイスラム国もかわらんだろうなぁ。
まぁ実際日本で派手にテロ活動してた時期もあるし、当然っちゃ当然かw
投稿: ROM人 | 2015年1月25日 (日) 19時31分