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ROM人さんの言うことが、もっともである…しかし…

先の反政府・民族解放の武装闘争の原則 において、ROM人さんが指摘してきた事実とそれへの批判は、しごくまっとうなものである。「チャーズ(長春包囲攻撃)」やフエ事件(さらには解放戦線もテロ戦術は否定しておらず、都市部において「テロ」を繰り返していた(ただしテロの標的はアメリカ人やその施設等が主で、「ISIS」やアルカイダのような無差別テロではなかったらしい)、捕虜の扱いも良くなかったようだ…ここは「訂正」をしなければならない)、通化事件や一路軍の普天堡襲撃も、WIKI先生で勉強させてもらった。(中国東北部の中国、朝鮮系の「解放軍」はソ連の影響をうけて、八路軍とは違い、かなり暴虐であったようで、ここに「旧満州からの引揚げ日本人」の悲劇の一つとなる)
 三大規律・八項注意が、「死文化」していたところも多かった…と訂正しなければなるまい。

 「スルーかよ」と書かれた件について…我々はそいうった「共産主義の名」による暴虐や民衆・民族弾圧は「スターリン主義の問題である」と一言で片づけていた作風があり、それが個別様々な事実関係をよく知らないまま「スターリン主義が悪い。本当の共産主義は違う」とただただ言ってきただけであった。これでは民衆から
>毎度毎度革命する度に虐殺やっておいて
「今こそ革命を!」
って言われても、そりゃぁ誰もついてこないわw

と罵倒されることも、仕方のないことである。
「スターリン主義」批判については、単に「スターリンが世界革命を裏切って『一国社会主義路線』をとり、反対する者を次々と粛清していった…その犠牲者は最大700万人とも言われている…ことが、単に「スターリンの個人的資質」によるものなのか、レーニンが作った「共産党」という組織の在り方(ちなみにレーニン時代にも虐殺や民族抑圧は行われている)・・・さらにはレーニン主義やマルクス主義まで遡って解明していかなければならないだろう。膨大な作業である…
 さらに「スターリン主義」を批判していた「党派」自体が、「スターリン主義化」してしまい、革命はおろか、自らの「党派」や「指導部」を維持するため、「党内民主主義」を踏みにじり、「内ゲバ」「内内ゲバ」等を繰り返していれば、そりゃ誰もついてこない…実際に「新左翼運動」の高揚期には、「テロリズム」は警察・機動隊や政府関係者に向けられており、それなりの「民衆の支持」もあった(70年代当初、中核派機関紙「前進」は、社会党の「社会新報」より売り上げ部数が多かったという)…その「反省」は、中核派から「革共同再建協議会」が分裂して、やっと手をつけはじめたところである。
 「内ゲバ」を批判していた「第四インター」(スターリンによって排斥された、トロツキズムの流れを引く世界革命組織)の日本支部は、中核・革マル・解放派が「内ゲバ」やっている間に勢力を伸ばし、78年3月26日には偉大な「成田空港管制塔占拠闘争」を他党派とともに成功させるも、その後「女性差別事件」への対応を誤り、「国際組織」から代表権をはく奪された後、分裂してしまった…ただその精神を引き継ぐ人たちは独自に民衆とともに共産主義運動を進め、「新しい党」的なものを建設することを模索している。今の「革命的左翼」状況をざっと俯瞰すると、こんな感じである。

 ただ、「革命」ということは、時の政権を倒すことであり、相手は警察や軍隊といった「暴力装置」を持った強敵である・・・それは現在の「言論の自由」「集会・結社の自由」といった諸権利を得るために行われた、フランス革命やアメリカ独立戦争でもそうであった。「暴力(テロリズム)を完全に否定した「革命」や「民族解放闘争」なぞ、ありはしない。
 「革命側」についた革命家や民衆もまた、「帝国主義者」や「政権」によって大勢「虐殺」されている。
 インドネシア共産党は大戦後、合法政党として議会に議席を16%ぐらい占めていたが、1965年9月30日事件以降、スハルト少将によって集団虐殺されている。その数は今日でも正確に把握されておらず、スカルノ政権での真相調査団では7万8千人虐殺されたとあるが、200万人もの人々がこの事件で虐殺されたという説もある。
 民主的な選挙によって政権を獲得したチリのアジェンデ政権は、1973年9月11日のピノチェトによるクーデター(バックにはアメリカのCIA)で「打倒」され、アジェンデ政権関係者は逮捕・投獄された。その数はクーデター直後に2〜3千人が虐殺され、クーデター1年後に投獄されていた人は7万人にも及んだという。
 肝心のベトナム戦争では、「北爆」などのアメリカ軍の攻撃による「民間人」の死者数は調べてもわからなかった。簡単に第二次インドシナ戦争期間中の死者が200万、負傷者400万とされている。(なお、WIKI先生によれば、なぜか「韓国軍による虐殺事件」は割と詳しく記述されており、それによる虐殺事件で一番大きいのが、66年にブガツ省で行われた3万5千人である)

 そんな中で「民族解放・独立革命」をやろうと思ったら、「敵」とみなす相手は容赦なくたたくと同時に、やはり「民衆の支持」を得なければ、とうてい勝てない…逆にいうと、中国での日本軍、ベトナムでの米軍(韓国軍等含む)は、民衆の支持を得られない無差別爆撃や虐殺を行ったわけだから、勝てるわけがない。(イラク戦争のように、一旦「勝った」としても、結局反米「テロリスト」を生み出す結果となり、それが今の「ISIS」につながっている。日本はどこの国も「味方」してくれなかったので「無差別爆撃」によって米軍が勝つことができ、「天皇」が米軍にひれ伏すことで、民衆の「反米感情」というのは起こらなかった…ま「帝国主義どうし」の戦争だったからね)

 
であるから>日本の左翼も思いっきりテロしまくった過去もあるし、と単純に書かれても、その「テロ」がどこに向いていたか…というのが問題となる。私のわかる範囲でいうと、まず戦後の「革命期」に「日本共産党」が復活し、占領軍を「解放軍規定」して「選挙で多数派」をとって「革命」などという甘い路線を立てていたが、冷戦・朝鮮戦争勃発時にGHQによって半ば「非合法化」される。その後に出た「51年綱領」は間違いだらけの代物で、農村に入って支持者を集めようとする一方(毛沢東の中国革命の路線を単純にまねたもの)、交番に火炎瓶を投げるという、およそ日帝中枢に打撃を与えるものではなかった。(ただし「交番」は警察権力…国家機関である)内部では「国家権力のスパイ」を恐れるという口実で、スターリンと同じような「査問」とかを「党内」でやっていただけである。
 60年安保以降出てきた新左翼勢力にしても、本格的にゲバ棒もって「街頭戦」を「機動隊」に対してやったのが、1967年10月20日の羽田闘争であり、その後の街頭戦も基本的に大衆を巻き込みながらも、「テロ」の相手は警察・機動隊である(まあ、巻き添えを食った野次馬さんはいただろうが)…その後、党派の軍団化→街頭で機動隊対決→大量逮捕による党派の弱体化・・・というゆきづまりから、「内ゲバ」と「赤軍」の時代になる。ただ「内ゲバ」も結局「左翼どうし」で殺し合いをしていただけだし(「中核派」は何回が「誤爆」しているが)、「赤軍」もせいぜい活動費を得るための銀行強盗と、「よど号」ハイジャックをしただけ。後に「連合赤軍」となった部分は「同志殺し」で瓦解、「アラブ赤軍→日本赤軍」が海外に出て行って「一般民衆」をターゲットにしたテロをやった。あと「連続企業爆破事件」をやった「東アジア反日武装戦線」が、「無差別テロ」をしたくらい…三里塚闘争も基本的に武装闘争や「ロケット弾」闘争は警察や空港公団(現NAA)など、ターゲットは「敵」とみなした部分であり、「一般民衆を無差別にターゲット」にした「テロ」はほとんど行われていないことに留意すべきだ。(そうゆう意味で「しばき隊」についても、相手の「在特会」は「一般民衆」では断じてない…あれが非難されるのは、あくまで「在特会」へのカウンターは「非暴力でやりましょう!」という運動体内でのルールがあるにもかかわらず、跳ね上がって相手に「暴力」をふるったからなのだ)

いろいろ調べてたら、遅くなった…「民族解放闘争」や「革命」と「暴力(テロリズム)」については、また別途書く。

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かくめいのための理論」カテゴリの記事

コメント

意外に素直に認められて逆にびっくりだわww

一応ちょっと
>民衆の支持
>中国での日本軍
それはない。民衆の指示が得られないのに、どうして満州国に流民が押し寄せる結果になるのかと。
(まぁこれは国民党と共産党が余りにもクソってのもあるが)

>敵
敵とは何かって観点は考えるべきだな。
国を敵とした場合、何故警察は攻撃対象となって良く、民家人は攻撃対象から外されるのか。
逆に民間人や民間企業であっても、国に味方したら攻撃して良いのか。
結局それで死ぬのは、末端で働いている、ただそういう職についた、というだけの人間なのに。
それならば何故国を敵にして、民間人をターゲットにしてはいけないのか。
まぁそこは政治とか云々じゃなくて、哲学問答になりそうだが……


ちなみに革命時の惨劇は明治維新でも起きてるからなぁ。そういうので一番まともな革命は、たぶんイタリアのムッソリーニ政権じゃないか?ファシスト発祥の地でありながら、あそこは黒い話がほとんど無いし。政策も特に大きい批判はないし。黒シャツ隊も虐殺ネタが見つからないし…

投稿: ROM人 | 2015年2月 1日 (日) 23時02分

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