翁長知事は今、堂々と「埋立承認」撤回ができ、防衛局を非難できるのでゲソ
11月の沖縄知事選挙前に遡及して「埋め立て承認」を撤回できるかどうか? という記事を書いた…その中で、公有水面埋立法には法32号で、埋立申請を取り消すことができるケースを挙げた。そこには
四 埋立ニ関スル工事施行ノ方法公害ヲ生スルノ虞アルトキ
五 公有水面ノ状況ノ変更ニ因リ必要ヲ生シタルトキ
六 公害ヲ除却シ又ハ軽減スル為必要ナルトキ
・・・
とあることを示した。
一方、久しぶりに記事をあげた「なごなぐ雑記」さん…「現段階で取り得ると考えられる環境保全措置は瓦解している。沖縄県はただちに埋立承認撤回すべき。
の内容である。ここで日本自然協会の安部真理子さんが沖縄県とやりとりした面談報告を孫引用すると…
【沖縄県 面談報告】
沖縄県の辺野古の埋め立てに対する環境保全への姿勢について面談してきました。面談の相手は海岸防災課課長、副参事の松田さん、前川さんと環境政策課環境評価班長です。
面談の結果、埋立承認の際に沖縄県自らが留意事項にふした環境保全について、(県が)全く現状を把握しておらず、把握する意向もないことがわかりました。
環境保全の一環である普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境監視等委員会という委員会は、仲井真県知事による埋立承認の際に「留意事項」として政府に求めたことを受けて設置されたものですが、この委員会のことさえ放置している状態です。
一番の大問題は、こちらの「現状を事業者に報告させないのか?」と言う問いに、「今は事業者が忙しそうだから、配慮して、聞いていない。」と答えたことです。
沖縄県が沖縄防衛局に「配慮」してどうするのでしょう?「配慮」はジュゴンをはじめとする自然環境にすべきです。(保護・研究部 安部真理子より)
要するに、県は沖縄防衛局に対し、「環境を保全しながら工事しているかどうか?(逆にそれが「埋立承認」の条件となっているハズだ!)」ということを全く確認していないわけだ。その中で「ボーリング調査」が恐慌され、貴重なサンゴが「抗議行動を防ぐフロート」のブイによって破壊されてしまった。
「チョイさんの沖縄日記」巨大なコンクリートアンカー(20~45トン投入は県漁協調整規則違反-県はただちに中止させよ には、
大浦湾に大きく引き出されたオイルフェンスが海を引き裂き、アンカーの巨大なコンクリートブロックが海底のサンゴ礁を破壊している。しかも許しがたいことに、防衛局は沖縄県漁業調整規則に基づく岩礁破砕許可申請の手続きもとらずに作業を続けているのだ。沖縄県はただちに防衛局の作業を中止させなければならない。
と記され、以下にその理由が述べられている。
てか、この段階で、公有水面埋立法の法32号…四と六に違反していると見なされる・・・そう、公害を引き起こしているのだ
これで翁長知事は、堂々と「埋立許可」を撤回できる!いや、しなければならない。また、防衛局に厳重に抗議をし、あらゆる工事をストップさせなければならない。なごなぐ雑記に戻ると、
「承認を検証し、法的瑕疵あれば「取り消し」なくても「撤回」」とはまた別の状況が屹立していると認識すべき。法的瑕疵云々以前に、事実として起きている事態に対処するということだ。
と、いうこと・・・再度言う・・・翁長知事は胸を張って堂々と、「埋立許可」を撤回することが出来るのだ
翁長知事に、手紙、電話、FAX、メールを送ろう「堂々と『埋立許可』を撤回して下さい」と…
知事へのたより/沖縄県 をクリックすれば、あらゆる方法で知事に意見を述べることができるぞ
今こそ、埋立撤回のチャンス
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コメント
個人的には撤回になって、補助金がっつり減らされてどんな対応することになるのか見て見たいとは思うが。
というか仲井はかなりのやり手で、上手いこと国から金を引きずり出してたのになぁ。
もったいねぇ
てか辺野古の何が問題なのかいまだにわからん。
普天間みたいに都市部を危険に晒すこともなく、辺野古に住んでいる区民はほぼ賛成。ただの米軍憎しの感情だけで動いているようにしか見えん。
米軍を撤退させた後で、自衛隊を増強して自国防衛を、という話ならわかるのだが。
投稿: ROM人 | 2015年2月 3日 (火) 19時45分
>辺野古に住んでいる区民はほぼ賛成。ただの米軍憎しの感情だけで動いているようにしか見えん。
「辺野古の賛成」というより、まず17年前の名護市民投票での「反対」の勝利というのがあります。「ヤマトゥ」ではこの段階で、「基地建設」は断念されるはずですね。「普天間の県外移設」が「出来ない」という理由が、「本土で受け入れ賛成のところが無いから」でしたね…沖縄はその「ダブルスタンダード」に怒っているのです。「ダブルスタンダード」が明らかになることにより、「構造的沖縄差別」が認識され、それに対して自らの「自己決定権」をかけて「日本政府」と闘っているというのが現状です。
もちろん、基地問題には「反米」的要素もあるでしょうが今の所、沖縄の最低限の目標(左翼の目標ではありません)はあくまで「普天間の県外移設による、沖縄の基地負担軽減」であり、「全ての基地をすぐに撤去せよ!」ではありません。(もとろん「嘉手納爆音訴訟」のように、米軍の運用に対する闘いもあります)
>米軍を撤退させた後で、自衛隊を増強して自国防衛を、という話ならわかるのだが
ROM人さんも認めたように、オスプレイが抑止力ではない…ということは、海兵隊は抑止力ではないということとほぼイコールです。で、沖縄の基地は大部分が海兵隊ですから、嘉手納基地さえ残れば、当面自衛隊を増強する必要はありません。
投稿: あるみさん | 2015年2月 4日 (水) 22時11分
名護市と一口に言っても、東西でかなりへだたりある。人工は西側に片がっているが、基地を作るのは東側。
そして辺野古からすれば「西側は人も金もあるから良いけど、こっちは何もねーんだよ」って感じだ。
そもそも飛行場の騒音問題などは基地周辺の住民のみの問題なのだから、基地から10km20km離れた住民の反対なんて、実害ではなくイデオロギーに染まった内容でしかないだろ。
>「ヤマトゥ」ではこの段階で、「基地建設」は断念されるはずですね。
三沢基地とか滑走路延長計画もあるけど、反対運動聞かないが。
岩国も最初は拒絶していたが、国からの補助金カットくらって、最終的には艦載機移転容認になった。
今回安部総理は強気だから、岩国と同じような補助金カットになるだろうな。
>普天間の県外移設
それは地理的要因。というかその案だしたの鳩ポッポじゃねーか。辺野古は最初から辺野古移転で10年以上交渉して利害関係の調整やってきたんだが……
受け入れにしたって、北海道とかなら普通に受け入れられるだろうが、地理的に移転させる意味はない。住民反対以前に、「移転するぐらいなら普天間使い続けた方がマシ」って場所ばっかだろ。米軍は普天間固定でもなんら問題ないんだし。
>海兵隊が抑止力
それはない。敵を潰す能力は確かに無いが、空軍、海軍で無力化したあと、即座に取り戻せる体勢が整っているというのは十分な抑止力だ。
>基地負担軽減
だから基地の負担とは何だ?
金はすべて国が出す、補助金も出す、土地収入も特別予算も組む、ガソリン税も優遇する。何が負担になっているのか理解できんな。
反米イデオロギーに凝り固まっている連中が精神負担を訴えるぐらいしか、負担の種が思い浮かばん。
国が嫌いなら努力しろ。学力テスト最下位とかやってないで、子供の学力伸ばして、優秀な人材を政治中枢に送り込んで、政界に太いパイプを作る。
半世紀あったのにそんなこともせず、ただ単に補助金ほしー、でも基地は嫌ーとかやってるのはおかしいだろ。
投稿: ROM人 | 2015年2月 5日 (木) 21時48分