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山本太郎at高松…「山本太郎と熱く語ろう!」(前半)

2時より、サンポート高松7階第一リハーサル室において、「山本太郎と熱く語ろう!」イベントが始まる。デモだけで帰った人もいるので、大体50人ぐらいか?小さな子どもを連れて参加した人も多く、託児スペースはあるものの、けっこう子どもが会場内を走りまわっていたな。会費は無料だが、カンパは欲しいとのこと。
山本太郎氏は、黒いTシャツとリュックという、カジュアルないでたちで再び現れた。当初は山本氏が話をして、その後質疑応答ということであったが、山本氏は駅前で言いたい事を全部言い切ったようで、皆さんの質問に山本氏が分かる範囲で答えるという形になった。
一問一答を再現することはできないが、おおよそこんな感じ…もっとも最後の方は質問に対する答えが長く、山本氏のしゃべり(やっぱり元芸能人は上手い)のようになってしまったが…。

まず、先日香川県で話があった、「核のゴミ」をどうするのか…について。ドイツでは地下1000mのところに埋める計画があったのだが、住民の反対で白紙撤回されたそうな。いかに安定した岩塩の層でも、人間が穴を掘れば必ず水道が出来る…それを汲み出すのが大変である。そもそも「埋めてしまう」というのは、分からなくなるからダメであって、電力消費地の地上で「気にしながら」管理するのが一番安全な方法だとのこと。図らずも私と同じ考えだ。

「安保法制」はどうなるか?…クールなことを言うと、「止まらない」…ただ野党が一つになって、不信任案や問責決議案を出すことで、時間稼ぎができるかも知れない。野党(次世代の党を除く)を一つにするには、皆さんの圧力しかない。自民党との一騎討ちをするのだから、「あの党は嫌だ」とか言っていてはいけない。

「安保法制反対」が盛り上がっているようだが、60年を知っている身にとっては、まだまだのような気がする…今は色々な物があるから、圧倒的に政治から目を離しやすい時代になっている。人に話をきいてもらわなければならないが、相手が何に興味があって、どういうシュチュエーションにおかれているのかを考える必要がある。例えば自分は大学生には奨学金について話す…これで若い人を食い物にして民間が儲けている。経済同有会のおっさんが、「奨学金が返せない人は、防衛省にインターンシップに行ってもらう」と言った。経済的徴兵制だ!
経団連は、法人税32,6%が高すぎるという…で、財務省に聞いてみたら「そんな実効税率で税金を払っている大企業は、ありません」ということだった。いろんなシステムを使って、節税が出来るからだ。それでも経団連の提言では、2025年までに、消費税率を19,5%にする、派遣法の改悪、残業代ゼロ法案を言っている。これを実現するために動いているのが、今の政治…これらを許すと、1日8時間労働というのが撤廃される。高齢者も女性も安い賃金で働かされる。会社に潰される。経団連は外国人労働者(高度人材)を入れようとしている。法律の名称なんて関係ない。移民も入れろと言っている。この国で働く人のことを何も考えていない。
「少子化」問題はずいぶん前から言われていた。はっきり言って、対策にはお金がかかる。若者の貧困か化が進んでいる。自助自立…自分で生きろということだ。

直ぐ金にならない事は、話にならない。「今だけ、金だけ、自分だけ」というのが、今の社会である。(後半に続く)


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