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山本太郎at高松…「山本太郎と熱く語ろう!」(後半)

経済問題をからめて、「安保法制」について語る…40%ぐらい円の価値は下がった。福島の原発事故はやりようがない。デフォルトも含め、いろんな問題がある…これらをスピンコントロールして、いけるところ…戦争ぐらいまで…行って、目の前にあるものを忘れようぜ!…というのが、「安保法制」の目的かも知れない…

福島の原発事故について…「補償額」だけで6兆円まで膨らんでいる。しかし、事業者はそれを払っていない。守られ続けている。年間20㎜シーベルトの所には、帰還させる法律は通っている。放射線管理区域は年間5㎜シーベルト…18才未満は立ち入り禁止、飲み食いも禁止…その4倍のところに、帰れという…ホント、無茶苦茶!
敷地内に排気搭があり、それが倒れそうになっている。1号機や2号機の上に倒れても、避難計画すら無い。「規制庁」は、監視する機関ではない。
「民主主義って何だ」と言うが、そんなものは今まであったのだろうか?今から始まるのだ。
金はある。取れる所から取っていないだけ、7千兆円ぐらいある。何かいい税金の取り方があったら、教えて下さい。

再び福島の話…甲状腺ガンの発生確率が75倍になっている…放射能が高いホットスポットは、関東にもあるのだから、福島でやっている検査を、もっと拡げてやったほうがいい。
放射能を含んだ水が全て「汚染水」と呼ばれている訳では無い。燃料デブリに触れた水だけが「汚染水」他はどんなに汚染されていても、汚染水ではないから、外にもれている。放射性物質の検査はセシウムばかりで、ストロンチウムの検査は90件ぐらいしか行われていない。WHOの基準に合格している水の中で、魚が2万ベクレルまで汚染されている。

山本太郎氏の運動論…「戦争法案」の問題だけで1つにまとまるのは難しい…考えることを止めてしまう…だから、一人ひとりに違う話をしよう。それぞれにヒットする問題は違うが、全部繋がっているのが安倍政権…安倍さんの首と引き換えにでも通したいのが、アメリカであり企業である。とりあえず「今は」という条件をつけては、世の中を変えていけない。
「政治は茶番」…反対も賛成も…である。政治家は「いつまでいるか?」、政党は「どれだけ大きくなるか?」しか考えていない。政治を信じるな!政党を信じるな!…コントロールするのは「有権者」である…おお、「議会制民主主義」の欺瞞性に、ちゃんと気づいているじゃなイカ!
沢山の人が、プレッシャーをかけなければいけない。まずは野党共闘を進める、高松から出来ないか?(共産党が民主党にゆずらないと、それは無理だ)

参議院の一番最前列に座って、結果的に政治を動かしていかなければならないと考えている。最終的には市民がコントロールする…いや、しなくても良い「市民政党」が必要…そこまでいくと、「コミューン」型政治になるわけだが…「皆さんしか決められないんです!」と、半ば突き放す。そう、「主体」が大切なのだ…彼は非常に荒削りで、混乱している所もあるが、「革命家」としての素質は、十分ある。

帰る間際に大学生(駅前の演説を聞いて、飛び入りで参加したらしい)から「エネルギー調達の多様性や、CO2削減を考えると、ある程度原発は必要ではないか?」という意見を述べた。それに対し山本氏は、今やエネルギーの主力は火力発電、天然ガスです。シェールガスなんかもある。(ここで、「自然エネルギーで賄う」という、多くの「脱原発、自然エネルギー万歳!」の人と違う正論を言うところも良い) 原発はとにかく、事故や核廃棄物の処分にベラボウなコストがかかる(私なら加えて、コストがかかるということは、それだけ化石燃料を食うから「温暖化対策」にもならないよ…と、その学生に言うだろう。)とにかく原発はダメです!と返した。

山本太郎氏は4時過ぎには会場を出て、空港に向かった。後で聞くと、飛行機の時間を勘違いしていたので、空港で讃岐うどんを食べたとか…あと、「講演料」については、只!その分、伊方原発の再稼働阻止に使って下さいとのことであったそうな。


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