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沖縄ヘイト番組をぶった切る!(中編)

 さて、先週放送されたテレ朝「教えてニュースライブ正義のミカタ」での「沖縄ヘイト番組」批判の後編である。
 で、東野幸治は述べる「辺野古に来てほしいっていうメリットが、辺野古区民にはあると思うんですけど、そのメリットでございますけど、こちらでございます」
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 だって、もう大笑いsign03
 今だって、「キャンプ・シュワブ」というでっかい基地があるのに、街は全然活性化していない。写真に写っているのは、名護十字路付近の商店街である…たしかに「シャッター通り」が多いが、こちらに米兵が遊びにくることは、まず無い。ってか、名護市の西側(辺野古の反対側)で「反対している人」が多いのですけどね。そうじゃなかったら、「辺野古基地建設反対」を公約に掲げ、現在二期目の稲嶺市長はどうして選挙に通ったのだろう。
 そりゃ、基地の規模は大きくなるから、それなりに基地従業員は増えるかも知れない。しかし現在「普天間」で働いている人は200人くらいだそうで、その2倍になったとしても、400人ほどである。しかも沖縄は車社会だから、必ずしも名護市に住むとは限らない。宜野湾から通うことだって可能なのだ。
 もちろん、「辺野古区」では、ベトナム戦争当時、「明日は死ぬかもしれない」という米兵が散在し、街は潤ったと聞く…その当時からのバーやクラブが、現在も細々と営業している。そういった人たちが、「基地ができるとまた米兵が遊びに来るのだはないか」と期待していることは事実だ。
 ただ、先にも述べたように、キャンプ・シュワブの米兵は辺野古のバーやクラブに、ほとんど遊びに行かない・・・だから現在もさびれたまんまなのだ。では米兵はどこで遊んでいるのか…基地の中の「娯楽施設」である。日本の「思いやり予算」で作られたヤツね。
 ただ、基地建設工事が本格化すると、建設業者が大勢出入りすることになるので、一時的に辺野古区の人口は増える・・・かも知れない。ただ、建設を請け負ったゼネコンが、辺野古に飯場を構えた場合に限られる。沖縄ぐらいの狭い土地だと、作業員は近傍から車に乗ってやってくることで、十分対応できる。ゼネコンの現場事務所が出来たとしても、一事務所に何十人も人がいるわけではない。ましてゲート前の「抵抗」が激しくなれば、「飯場」や「現場事務所」は、シュワブ内に構えられることも予想される。そうなると、辺野古の商店には金は落ちない。せいぜい作業員やゼネコン職員への「仕出し弁当」屋さんぐらいが、儲かるぐらいだろう。おまけに「飯場」や「現場事務所」は、工事が終われば無くなる…辺野古は元の静かな街に戻る・・・ただし豊かな自然は戻らない。

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人口増の理由として、篠原先生は宜野湾の例を出し「普天間ももともとは周辺の人口が、あの、全部で1万人ぐらいだったんですけども、いまは、宜野湾市自体は約10万人、ま、9万人ですね」「9万人の、なってます。で、もともとは普天間基地の、ですね、周りは、さとうきび畑と、あのー、ま、芋畑
ま、普天間があった所には、集落や学校があったことに触れていないことは、この際置いておこう・・・ただ先ほども述べたように、普天間の基地関係労働者は現在約200人、もちろん昔はもっといたかもしれないが、基地関係で人口が9万人近くになったわけではない。
 ずばり、「沖縄の人口が増えたが、基地に土地を取られて住む所が無いので、仕方なく基地周辺に住んでいる」にすぎないのである。
 もちろん「宜野湾市」の人口増はそれだけではなく、沖縄の中心部にあって、那覇にもすぐ行ける…すなわち「交通のロケーションが良い」ということも挙げられる。
 シノドスというサイトに「爆音のもとで暮らす―沖縄・普天間における「選択」と「責任」 岸政彦 / 社会学  という記事がある。そこには「爆音」を承知で基地の傍に引っ越してきた人の話が載っている。その人も「交通の便が良い」から宜野湾に引っ越してきたと述べる。また、もともとコザのあたりに住んでいたらしく「爆音には慣れているから…(それでも普天間の爆音の大きさは、想像以上だったというようなことを言っている)」…そうゆう人も居るわけで、今や基地と人口増は全く関係ない。また、普天間は70年台始めまでは「パラシュート訓練」ぐらいしか行われておらず、騒音が激化したのは70年台以降ということも、付け加えておこう。

 続いて篠原先生、「えーっとですね、いま普天間基地のある宜野湾市の人口密度ってのはロンドンよりも密度が高いんですね。で、そこに基地があるからうるさいと思う人はたくさんいるわけです、当然。ところが、辺野古ってのはもう寒村ですから、人口、2200~2300人なんです、いま。えー、で、海と、あの、山に囲まれてますからね、騒音はもうそれだけで、減るのは当たり前っていいますかね」
 騒音が減るのではなく、騒音被害を受ける人が減るということだ…だが辺野古付近3区や、その北の二見以北10区(ここは完全、飛行ルート直下になり、騒音に見舞われる)、さらには西側の名護市街地に騒音が来ないとは言い切れない。なにせ米軍は「米軍住宅のある所以外」、沖縄の(あえていうなら日本の)どこでも飛ぶことが出来るからだ。一応、現在の計画では2本の滑走路を離陸用と着陸用に使い、集落上は飛ばないということになっている。しかし米軍が約束を守る保障は、どこにもない。
 で、次は漁業への影響について、篠原先生「えーっと、これ埋め立ては当然、それ漁業には影響が出まして、で、漁協の方は、補償を求めました。で、組合員がですね、これ名護市漁協に対しまして、組合員120人、で、準組合員ってのも50人ぐらいいるんですが、えー、払われた漁業補償の総額が36億円」「もう、あの、みんな、払ってもう、口座に入ってますね」
 で、東野幸治が、組合員が120人ぐらいだから・・・一人3000万ぐらいと降ると、篠原先生「あの、3000万って平均は3000万ですけど、名護市、辺野古の方の、あの、漁業組合員は5000万から7000万、で、基地と全然関係ない名護市の西海岸の、東シナ海の方の組合員の方は2000万ぐらい…
 オイオイ、漁協の組合員が「補償金」もらってしまったら、そりゃ表立って反対なんかできないわsign01ま、それはいいとしても、以前書いたエントリー、三上知恵監督の「戦場ぬ止み」を観る において実は海人も多額の「借金」を抱えていて、ここ十数年の漁業補償では、借金を返すのがやっとらしい。と書いたように、決して海人たちにとっては十分な額ではないのだ。

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