SEALDsの辺野古反対行動は、「赤いベクトル」になるか?
まぁ9月のエントリー、2015年安保闘争の中間総括(その1) (その2) (その3) (その4) を受けて「資本主義の終わり論」の松崎五郎さんが「あるみ君の戦争法案反対闘争の中間総括を読んで」 というエントリーを上げてくれたわけだが(私は「あるみ君」じゃなくて「あるみさん」でハンドルネームなのだが^^)、その中で
ブルジョア民主主義革命とプロレタリア民主主義革命とを貫く主体=民衆の「赤いベクトル」を見つけ出し それを宣伝・扇動していくことだと思います。それは 民衆自身の「自己決定権の行使」つまり「社会・生産の主人公として自らを押し出す」ことだと思います。かつての「沖縄奪還」から「沖縄(民衆)の自己決定権支持」に転換した考え方だと思います。
SEALDsの中心的な人たちは 彼が指摘するように周りの「大人たち」の影響で確かにどちらを向いているのか分からない面がありますが 「民主主義とは何か?」のコールに続けて「これだ!」と唱和し、自らのデモを押しだしていました。ここに 自己決定権の行使につながる赤いベクトルを見いだそうではありませんか。
と結論づけられている。
もちろん、この論評については、私も依存はないし、皆さんがそれぞれ評価・判断してもらえばいいことだと思う。
その「SEALDs」(その2で、かなり批判的なことも書いたが)だが、ついに独自の辺野古基地反対闘争に立ち上がるそうだ。琉球新報より。
全国で辺野古反対行動 来月中旬、シールズが計画
名護市辺野古の新基地建設で本体工事に着手したことを受け、若者たちの団体SEALDs(シールズ)は、11月中旬に全国一斉行動を計画している。シールズ琉球を中心に、東京など各地のシールズが同日に集会を開き、新基地建設反対を訴える。
シールズ琉球で活動する宜野湾市出身の元山仁士郎さん(23)=国際基督教大4年=は「工事を止めようと集まった多くの人々が排除され、着工されたことは悲しいし、悔しい。日本の自由と民主主義にとって危機的な状況だ」と沖縄だけの問題ではないことを強調した。その上で、「沖縄戦があり、米軍による土地の強制接収があり、辺野古の問題があるということを考えれば、おかしなことだらけだ。アクションを起こし、全国に訴えていきたい」と話した。(10月30日記事)
いろいろなSNSとかからの情報を総合すると、どうも14日あたりにやるようだ…
ただ、「SEALDs」が「辺野古基地建設反対」デモ等を行うとしても、彼らの組織のあり方では、多分「単発デモ・集会」に終わるだろう・・・辺野古基地建設闘争は、単発デモで終わるような生易しいものではない。また、18年もの闘争の歴史があり、安倍政権が「ギブアップ」するまで当面続いいてゆくものだ。
昨今の学生は、「学費の高騰(と、それに伴うアルバイト)」「就活」や「単位」と、昔と違って忙しいのは分かる…しかし、少なくとも「辺野古問題」を取り組むなら、継続的にやって欲しい…特に現地では「阻止行動」や「カヌーメンバー」が不足しているのだから、「学生のうちに」こそ、持続的に辺野古にかかわって欲しいと思う。
松崎氏が指摘する「自己決定権の行使につながる赤いベクトル」を見出し、引き出すための提案がある・・・これまで「辺野古問題」に取り組んできた「大人たち」が、この集会・デモに積極的に参加して「現地に行こう!継続的にやろう!」と訴えることが必要だと思う。
やり方を間違えれば「SEALDs」に「排除」されるかもしれないが、そこは「大胆に、かつ大胆に」行こうではなイカ
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