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小林節先生の講演会と、戦争法廃止デモに決起!

 今日は「戦争法ストップ香川総がかり行動」と香川大学有志の会 が主催する、「12・19戦争法廃止をめざす香川県民集会」とデモに決起してきたのでゲソ…
 集会のメインは、あの慶応大学名誉教授の憲法学者、小林節先生だsign01
 よく知られているように、小林先生は元々「改憲派」の学者であった(今もそうだろうが)、自民党の「改憲草案」があまりにも立憲主義からかけ離れたシロモノであるため、何年も前から自民党による改憲に警鐘を鳴らし続けてきた人だ。この夏の「安保関連法案」で民主党から「参考人」として国会で「安保関連法案は違憲である」と、はっきり述べた学者でもある。

 高松には、7月に弁護士会が呼んでから、二回目の講演ということだそうな。
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 会場の香川大学教育学部415教室は、いわゆる階段教室で大講義室なのだが、そこが一杯になった。
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 デモ用に、こんなチラシも配られる・・・裏にはデモコースやコールの例も書かれている・・・こういったやり方が今やスタンダードになりつつあるのだろう。

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 主催者あいさつでは「教室が半分以下で寒々とした中、あいさつをするのではなくなったので、ほっとしている」と、笑いをさそう・・・ただ、若い人はまだまだ少ないなぁ~
 来賓あいさつとして、「香川県弁護士会」の人から…その人が法律を勉強していた頃、小林先生のことを「かなり右派の憲法学者という認識」を持っていたそうだが、国会で安保関連法案について「明確に憲法に違反する」と発言し、驚いたとのこと…小林先生の「左傾化」はもっと前から始まっていたのであるが(それだけ「自民党の改憲案」というのがイカに酷いかということの裏返しである)
 さて、小林先生の登場だ(ピントが合っていないことは、ご容赦を)
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この人、なかなか話し方にユーモアがあってオモシロイ…選挙で選ばれた安倍首相はいわば「雇われマダム」であって、それが雇っている我々の意思を無視して行動している…選挙で多数を取った=我々は「王様」を選んだわけではない。その彼が「議会制民主主義」をぶち壊した。まるで北朝鮮の金さんと一緒・・・これを許していたら「愚民」ですよ…と喝破された。
 続いて「憲法9条」について…9条第1項は、1928年のパリ不戦条約が掲げてきた「侵略戦争」を否定したもので、これは「自衛戦争」はみとめていた・・・それが「第二次世界大戦」に繋がった…ので、「議論の余地がある」とのこと。ただ9条2項の「戦力(軍隊)と交戦権の放棄」については、全く議論の余地は無い…戦争は「軍隊」だけが行うものであり、証拠会議所や高松市議会がやるものではない。「交戦権」があるということは、普段の社会では「人を殺せば責められる」が、「交戦権」下では「殺せば殺すほど、ほめられる」ということだそうな。だから「改憲派」の中では、「9条2項」だけ変えれば、戦争のできる「普通の国」になれるという議論もあった。国連憲章第51条に「集団的自衛権」が認められているが、9条2項があるおかげで、「自衛隊」は外に出てゆくことはできない。
 我々は「主権者」として、安倍ちゃん(彼は総理を「安倍ちゃん」と呼ぶ)を総理に選んだが、我々の最高の「命令」である憲法を無視した。我々は「将来」を見たことがないので、選挙で選ばれた人が状況に合わせて法律を作ったりするが、「憲法」は触れてはいけないルールだ…これを破るのは「王様のルール」である。
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 原発も、辺野古も、TPPも、諸悪の根源は自民党である…自民党が50年に渡って造り上げてきた「族議員・官僚・業界」の「鉄のトライアングル」がある。民主党が政治に慣れないまま、「官僚」と「業界」に足をすくわれたのが、前回の政権交代の失敗…だからといって「自民党」でいいわけではない…民主党を鍛えて使うしかない。「民主党」も前回の失敗についてはずいぶん「反省」している。だからまず「民主党を、許しましょう」と…
 野党が一つにまとまらないと、選挙には勝てない…だから私は共産党を叱った。全選挙区に「泡沫候補」を立てるな!と…で、共産党は中央行動委員会で方針を変えた。
 「意見が違う政党」とは一緒に出来ない・・・これは自党の「マニュフェスト」を抱きしめてうっとりしているナルシストだ…自公政権は「予算の分捕り合戦」をやっている、共産党は、自公がぶっ壊した民主主義を「安倍王国」から取り戻そうという「大義」がある。
 民主党内には「革命政党と一緒に出来ない」と言うが、「革命は悪いことですか?」(ここで会場から、「異や!」との声が上がる)・・・明治憲法は、天皇がオーナー兼会長の元での国家、天皇が(安倍ちゃんが)法律で認める限りで自由、現憲法はこれとは違う、すなわち「断絶」している。国家の体制が「不連続」になることを「革命」と言う…憲法学の間では「8月革命説(敗戦の時に革命が起こった…このあたりは、我々新左翼とは大いに意見を異にするところであるが、ブルジョワ思想観では一定、成り立つのであろう)が定説である。
 そもそも「アメリカ独立」も、英語では「アメリカ革命」と呼ぶ、「フランス革命」もそう。歴史の進歩なんです。
 「暴力革命」と言う言葉がある・・・革命は「軍事力」を使う・・・しかしそれは時の政府が、人民に向かって暴力をふるっていたからだ・・・この人、ちゃんと「暴力革命論」を理解しているではなイカsign03(ただ、その「深化」をすることが、本来の左翼のお仕事なのだが…)

 とにかく、まとまらないと割れちゃう…が、次の選挙で数人選べる所は、せいいっぱい争ったらいい。問題は32ある「一人区」だ。ここでまとまらないと、負ける。
 自民党は「公明党」の下駄をはいて、政権をとっている…だからこちらは民主党に「共産党」の下駄を履かす…それぞれの選挙区で勝ちそうな人を選ぶ…野党が勝てば、安倍ちゃんの野望は崩れる、ヤル気をなくしてもらう。
 「衆参同日選挙」という切り札を出してくるかもしれないが、まとめるのは別に年内でなくても良い。選挙の1週間前にまとまればよい・・・ここまで聞いて、この人、すごい「革命的楽観主義者」だなと思った。
 野党には「人材がいない」と言われる…それは「分裂」しているからだ…民主党の岡田氏、共産党の志位氏なんかは、東大を出ていて(学歴にこだわるところが気になるが)、大変優秀である。維新の松野氏や社民党の吉田氏は、いい調整役が出来るだろう…小沢一郎氏は、戦いのノウハウを持っている、江田氏も頭が良くて優秀だ。これらの人々がまとまって「チーム」を作ったら、スゴイですよ…民共がまとまったら、各自持ち味が違う、すごい集団になる。みんなが我慢してまとまることで、我々が自由と民主主義を勝ち取るのだ…というところで、小林先生の話は終わり…「超楽観的野党共闘論」とでも言おうか。

 その後、団体のアピール…「香川大学有志の会」の方は、「街頭には自由がある…デモは多くの人が行ったほうがいい」と。キリスト者の方は、小林先生に敬意を示すとともに、安倍政権にまだ5割もの支持があることに「これでいいのか」と警鐘をならし、聖書の「剣で立つ者は、剣で滅びる」と戦争を批判した。

 続いて、各党からあいさつ、民主党は衆議院議員たまき雄一郎 氏、安保法制が通ってからアメリカに行ったが、アメリカからは「良く通してくれた、これで自衛隊もアメリカと一緒に世界中に出かけていって一緒に戦うことが出来る」と感謝されたが、「過剰な期待」をアメリカに持たせるようになってしまっている。実は安保法制は戦力行使の要件がすごくあいまいで、「王様」と背後にいるアメリカの意向で、いくらでも認めることになる…とその危険性を訴えった。
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そして「何党だ何党だ…ということは考えずに、命がけで政治をやる(ホントか?)」と宣言…安全保障委員会の筆頭理事になったので、安保法制の対案を出すとも…
社民党からは、県議の高田よしのり 氏があいさつ…県議会でも「戦争法」というと野次が飛ぶ状況だ。アベノミクスの第三の矢は、「貧困の連鎖を断つ」だが、安倍政治はそんなことは全然やっていない。社民党も頑張るとのこと。
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新社会党からも、県議長があいさつ…70年台に政治運動に携わり(どこの「党派」だろう?)各地で革新自治体が誕生した。香川でも県庁に「憲法を暮らしの中に」という垂れ幕がたらされるぐらいの所までいったが、保守層に撒き返されている…若い人が政治に参加しないと、子や孫が殺し、殺される世の中になると訴えた。
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「みどり香川」からは、高松市議太田あゆみ 氏である。自ら今年の市議選に無所属市民派で初挑戦、初当選して、高松の地にも民主主義が息づいているのかと思った。また、ある国会議員(おそらく山本太郎)から、地方議員に国政で出来ることは無いと言われたが、地方議員も国会議員のコマだから、あゆみ続けなければならない、半径5mの所からはじめよう…よく「頭の中がお花畑」だと言われるが、「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治から「未来と、命と、他人を大切にできる政治」を目指す・・・とも
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最後は共産党…香川県委員会の松原あきお氏…今回の安保法制反対の闘いは、個人個人が声を上げだしたこと、野党各党が最後まで闘ったこと(その割に、「牛歩」やったのは山本太郎議員だけだったが・・・)が特筆される。閣議決定を「国民連合政権」をつくってひっくり返そう、2000万統一署名で、国民の声がどちらに動くか・・・てなことを訴えた。
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 この後、ある大学生が何かアピールしたいと手をあげ、演壇に立ったものの、自己紹介的なことしか言えず「もっと話すことを頭の中でまとめてから、発言するよう」というハプニングがあったが後、主催者より行動提起
・街宣活動・・・それぞれの党、団体、個人で宣伝活動を行う
2000万人統一署名 に取り組む…香川県内で20万人以上を目標とする
・毎月19日、地域によっては9のつく日に様々な行動がとり組まれている。大きな行動を統一的に取り組みたい。3月19日には県内集会とピースウォークを行う
・戦争法廃止…この一つに絞った各政党の協力を求める

である…この後、パレードと称する、デモに出発~
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大学の門を出て北に移動…コールは「戦争反対!」「戦争法は廃止!」「9条守れ!」「9条壊すな!」「野党は共闘!」などなど…デモ隊の前のほうの隊列にいたのだが、なぜかマイクの調子が悪く、聞こえが悪い・・・こっちが持っているハンドマイクでプラス「安倍を倒せ!」「自公を倒せ!」「戦争法は憲法違反!」とか加えてやった。
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大学のあたりは繁華街から離れているので、あまり盛り上がらないが…
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中央通りを越えて、繁華街に入るとにぎやかになる…ただしデモは丸亀町グリーンまでと、残りは短い…
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流れ解散をしつつ、小林先生の街頭アピールで、行動は幕を閉じたのでゲソvirgo

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コメント

>「革命政党と一緒に出来ない」

何言ってんでしょうかね、ったく。
今まさに安倍サンとその仲間たちが強引にやり進めていることが「革命」なんですよね。
立憲主義を蔑ろにしたり報道の自由を押し殺そうとしたり、これが悪い方向での「革命」でなくて何なのでしょう。
「革命政党がー」とか「左翼がー」とか言っている人たちは日本の政治がどのような方向にいこうとしているのか現実を見つめるべきだと思いますね。
改憲は、そういう「全体主義革命」と言うべきものの総仕上げなんだと思います。

だから何のかんのと言っても仕方ないことで、来年の参院選では小林先生の仰るように選挙協力を実現して自民党を負かさないといけない。
選挙だけが民主主義ではないけれども、しかし来年の参院選で自公を勝たせてしまうともはや民主主義自体が死んでしまうという危機に瀕していると感じております。

投稿: BM | 2015年12月20日 (日) 23時54分

BMさん、安倍ちゃんがやろうとしていることは、左の側からは「クーデター」と呼んでいます。というか、まさに麻生氏が言ったような「ナチスの手口」で、選挙で「合法的」に憲法を無効化する危険なやり方ですね。
とにかく、あらゆる手段を使って、「アベ政治」を止めさせなければなりません。

投稿: あるみさん | 2015年12月21日 (月) 19時56分

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