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「抵抗の論理」が分からない人たち

 mixiにAERAの記事、「ブタ1名確保」「お前は犯罪者」辺野古でエスカレートする機動隊らの言動が載った・・・一部引用しよう。

 ついに争いの舞台が法廷に移った沖縄・辺野古への新基地建設問題。一方、現場に目を戻すと、民主国家とは思えない醜態が起きていた。
 この日も午前6時から、米軍新基地建設に抗議する座り込みが始まった。11月28日、沖縄県名護市辺野古。約60人が工事車両の出入り口で腕を組み、横たわった。
 いつもと同じように、機動隊員約100人がごぼう抜きにかかる。そのとき、男性(63)の左の肋骨(ろっこつ)に激痛が走った。隊員の手で押さえ付けられていた。
 ボキッ。そう、音が聞こえた気がした。
「やめて、と言ったけどやめない。息もできない痛さだった」
 男性は救急搬送され、骨折と診断された。
 昨年7月の座り込み開始から500日以上。連日のように機動隊による強制排除が続く。こんな場所が、日本のどこにあるだろうか。
 今年11月からは、沖縄県警だけでなく警視庁の応援部隊も投入されている。安倍政権が総がかりで沖縄の民意にのしかかり、男性の骨は「ボキッ」と鳴った。(中略)
 記者に聞こえないところでは、暴言を吐く警官や海上保安官もいるという。
「お前は犯罪者だ」「それでも日本人か」
 拘束され、「ブタ1名確保」と言われたとの訴えさえあった。
 県警や海保は一貫して否定するが、言動はエスカレート傾向にある。「このままでは死者が出る」という市民側の懸念は、決して大げさではない。
 沖縄は考えられる全ての民主的な手続きを使って、普天間飛行場返還と引き換えの新基地を拒否してきた。古くは1997年、名護市民投票で。最近は昨年の知事選で、公約に反して新基地建設を認めた仲井真弘多(ひろかず)氏に代わり、反対を掲げる翁長雄志(おながたけし)氏を選び直した。(以下略)


 これに対するmixiのコメント欄が、もう最悪だ12月10日21時17分現在で247のコメントがあるが・・・
 断っておくが、正当の場所での座り込みなら排除できないが、不法に座り込みを続けるのがそもそも悪いだろ。違うかな?反対派の皆さん���ʥѡ���---

 まずは法律を守れ。そうしたら機動隊のお世話になる事はないから。自分達が犯罪者のくせに被害者ヅラするな「たすけて」だって?   助けて欲しいのはこっちだよ。普通の国防をさせてください。

 なら機動隊員の声も紹介しろ�ͺ�����(こちらが手出し出来ないからと顔に唾を吐きかける婆さん)(糞尿を詰めたビニール袋を投げつけられた)など機動隊員たちは耐え難い屈辱に必死で耐えてもいる!


 上から3つのコメントを紹介・引用したが、まあ後はだいたい同じようなものだ…しかしはっきり言っておく…こやつらに「共通」している考えは「国のやっていることは絶対に間違っていない。」という深層心理だろう…「辺野古の闘争」の経緯や歴史もロクに知らず、国家が「不当行為」を続けているという認識が無いのだ

 もちろん、「国家」のやる「不当行為」は、必ず「合法性」を帯びた形でやってくる…しかしそこには論理も倫理も無い…まして翁長知事が「埋立承認取り消し」を行ったことに対し、「沖縄防衛局」という「国家機関」は「私人」として、「国土交通省」に「行政不服審査法」を使って効力停止を訴えた…そして今、「公人」として、沖縄県を裁判闘争に引きずり込み、埋立、基地建設を強行しようとしている。

 AERAの記事にもあるように、沖縄は考えられる全ての民主的な手続きを使って、普天間飛行場返還と引き換えの新基地を拒否してきた。古くは1997年、名護市民投票で。最近は昨年の知事選で、公約に反して新基地建設を認めた仲井真弘多(ひろかず)氏に代わり、反対を掲げる翁長雄志(おながたけし)氏を選び直した。 のだこんな「合法的」かつ論理と倫理が通っている「沖縄県民の民意」に対し、「どんな法律の隙間をつかってでも基地建設を強行する」国家権力のほうが、数倍犯罪的であろう。
 そんな「巨悪」には目をつむり、「反対派」が繰り広げる「非暴力抵抗」が「不法行為だ~」と騒ぎ立てる、この手の連中には、何も話すことは無いたんに「国家のやることは、常に正しい」という「奴隷根性」があるだけだ。

 ましてや第三番目のコメント…こちらが手出し出来ないからと顔に唾を吐きかける婆さん)(糞尿を詰めたビニール袋を投げつけられた…なんて現地ではやっていない。これらは沖縄の右翼勢力が反対派を貶めるために流しているデマ情報である。

 国家や行政が行う、不当な権利侵害に対して、民衆は「あらゆる手段」をもって抵抗する権利があるのだ…なにぶん、「国家権力」というのは、その気になれば、憲法も法律も無視して、何でもやって来る連中だし、頭のイイ奴もそこそこ居るから、非合法なことを「合法的」に行うことが簡単に出来るのだから…

 そうした「国家の非合法性」を全く無いことにして、反対派にのみ「合法的にせよ」とご高説を垂れることに、何の意味があるのか

 まあ、こういった連中の心性は、分からなくもない…が、「奴隷」でいたいならお前らだけで「奴隷の楽園」を作って、そこで「国家の意思に従って(もちろん、国家が『戦争に行け』と言ったら、真っ先に行ってもらおう)」のんべんだらりと暮らしておれば良い…我々は「自ら助けを求める者」以外を、助けるすべは持っていないからだ

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