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女木島侵略…鬼の洞窟編

 高松港のすぐ前に、女木島という小さな島がある。桃太郎が鬼退治した鬼が棲んでいた島…すなわち「鬼ヶ島伝説」の残る島である。11日の休日を利用して、ちょっと侵略してきたのでゲソ(^^)
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 高松港から小さなフェリーで20分、女木島の港に到着…「鬼の博物館」と呼ばれる建物が建つ。運賃は片道360円

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乗って来たフェリー、「めおん2」…これはさらに沖にある男木島まで行く。
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山の上に、「鬼の洞窟」がある…そこまで行くバスが出ている。片道300円
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切符はとりあえず、往復を購入…バスの座席はちょっと古い…ま、1日数往復するだけだから、かなりの中古バスで良いのだろう。
洞窟までは、歩いても30分ぐらいらしいのだが、バスはかなり急な坂道を登っていく…バスで正解でゲソ。
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山の上のバス停に到着…今年も実施予定の瀬戸内国際芸術祭 の影響か、中文、ハングルの案内も充実している。
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こんな所にも、お土産屋さんが1件ある。
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ここから階段を昇って、洞窟方面へ・・・
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やたらと鬼の人形があるのでゲソ…
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洞窟入り口の、案内書?この中に券売機がある。大人500円也…なお、一緒にバスに乗って来た約20名ばかりの人が、赤い服を着た「案内人」(多分地元のボランティア)さんの説明を聞きながら、洞窟観光を行うのでゲソ…
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入り口は、狭い…
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が、中は割と広い…この洞窟は自然にあったものを、後で人工的に広げたものだそうな。誰が拡げたのか?実は「鬼」と呼ばれる人達は、瀬戸内航路を行き来する船舶を相手にした「海賊」だったというのが定説である。そう、この洞窟は海賊の「アジト」だったのだ。
 そうすると「桃太郎の鬼退治」というのは、海賊衆を掃討あるいは服属させたお話…ということになる。
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 「芸術祭」がらみ?で集められた、鬼瓦作品が集められている。
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みんなで案内人さんの説明に聞き入るの図…
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この広間は、鬼(海賊)の会議室だったそうな…
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ここもけっこう広い…なお、右の柱は吹き付けコンクリートによって「補強」されている。これは1946年12月に起きた南海地震で亀裂が入り、危ないので補強したものだそうな。
 よく阪神淡路大震災や東日本大震災で、地下構造物やトンネルが大丈夫だったから(阪神の時は、地下鉄の駅でけっこう被害があったが)、「地下構造物は地震に強い」と思われているが、そんなことは無い。
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海賊行為の時に捉えた人を閉じ込めておく「牢屋」…だそうな、うげげ
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このように、洞窟の天井にはノミ等で削った痕跡が見られる。
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鬼と「和解」した桃太郎…ということは、一方的殲滅ではなく、どこかの勢力が女木島の「海賊衆」を服属させたのが、「桃太郎説話」の始まりであると考えたほうが良い。
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鬼の親分…すなわち海賊衆の長の部屋…ここに入るには、ものすごく狭い通路を通る。イザという時には、ここにみんなで隠れこんだらしい。また上の「見張り台」に行く通路や、海に抜ける通路も整備されているとのこと…
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それでもって、出口である。
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出口の上あたりには、玄武岩の柱状節理が発達している…まぁ、福井の東尋坊にあるのと同じ…この辺の地質は、花崗岩が基盤であるが、讃岐にのこる「ポコポコ山」は、その基盤岩の上に比較的固い火山噴出物が残ったものであるらしい…女木島もその一つ。
 ここまで案内してもらってバス停まで帰ると、港に戻るバスの時刻になり、港に戻ってすぐ、フェリーで高松港に戻ることが出来る…しかしこの上には展望台等が整備されている…せっかく来たのだから、島の景色を楽しもうじゃなイカ
 ということで、バスに乗らず、女木島を探索することにしたのでゲソ

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