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映画「逃げ遅れる人たち」と鈴木絹江さん講演会(後編)

 続いて、原発・被曝関係… ・原発事故に関しては、正しい情報は来ない…事前に勉強しておくことが必要。 ・福島のTVでは、天気予報の時間に各地の「線量」が発表される…福島の人はその数値の意味をよく知っている。逆に県外の人は数値の話はあまり良く理解されない。 ・いわゆる「震災関連死」が宮城県や岩手県では減っているのに、福島県では減らない。周辺でも体調が悪い人や「突然死」する人が多い。しかし福島県は何の調査もしない。 ・いわゆる「帰還政策」で、楢葉町が避難指定区域から解除された。しかし実際戻ってきたのは人口の6%しかいない。逆に「戻らない」という人が6割もいる。 ・食品の放射性物質に関する規制値は、チェルノブイリ事故後に輸入食品について制定された(370ベクレル/㎏以下)フクイチの事故後、いわゆる「暫定基準」が出来き、その後本基準として米などは100ベクレル/㎏以下、水は10ベクレル/ℓ以下と決められた。 ・γ線しか測れないが、「自分達の施設」ではドイツから食品の線量を図る機械を導入した。24時間計測して、1ベクレルまで測れる。測定は時間をかけるほうが正確に出る。対して米の検査ではコンベヤーに通して2~3秒の時間をかけてしか測っていない。 ・β線、α線を出すものが含まれているかも知れないものを出すわけにはいかないと、有機農法で農業をやっている人が農業を辞めた事例がある。 ・甲状腺検査は、5人一組のチームで行われており、その中に医者は1名しかいない。エコー検査の結果のコピーは「個人情報」ということで直接コピーをくれない!?よっていちいち情報公開請求をしてもらわないといけない。良心的なお医者さんはそのことをちゃんと教えてくれる。 ・1巡目、2巡目の調査で通常は100万人に1~2人しか患者が出ない甲状腺ガンもしくは疑い例が百人レベルで出てきていることに対し、やたら原発事故との因果関係を否定する医者がいる。その理由は5才以下の幼児にはまだ出てきていないこと、患者の分布が特定の地域に偏っていないことを上げている。しかし放射能汚染が少ない会津地方では患者は出ていない。またチェルノブイリでは、被爆後8~10年後に発症したという事例もある。 ・福島現地での「分断」について…「復興」のために努力している人が多くいる中で、家庭、職場、地域の中で「放射能による被害やそれに対する心配」を口に出せない雰囲気が福島県内にはある。外に避難した人のほうが、そういう「分断」について口に出して言うことが出来る。一方、震災から5年経って、避難せず頑張っている人がそろそろ疲れているように見える。  原発事故編は、福島が復興してゆく「困難さ」を示している…災害一般編は、これからいつどこでどんな災害が起こるか分からないから、参考になるであろう。そして言えることは二つ…「障害をもっている人が生きにくい社会は、障害を持たない人にも行きにくい…ゆとりのある社会を」そして「自然災害は防げないが、人災は防ぐことが出来る。原発は止める、廃炉にするしか無い」

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