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アメリカが核兵器を廃絶する気は、絶対に無い!

 オバマ大統領が27日、伊勢志摩サミットの後に被爆地、ヒロシマを訪問するという…現職大統領としてのヒロシマ訪問…しかしそこに「無差別大量殺戮兵器」である原爆を落としたことへの「謝罪・反省」はなされない。それどころか、安倍―オバマ(=任期が半年ぐらいしかないから、次期アメリカ政府)との間で、「原爆投下という悲劇を乗り越えて、より強固になった日米同盟」がアピールされるだけである。それはアメリカと一緒に、あるいはアメリカの意を先取りする形での、「戦争への道」である。被爆地ヒロシマとしては、たまったもんじゃないsign03
 オバマ大統領としては、2009年プラハで「核廃絶」演説をぶった後、「ノーベル平和賞」という愚劣な賞をもらったものの、具体的な核廃絶は何一つ行えず、北朝鮮との対話を拒否してかの国の核武装を「促進」させた。かような実績しか残せなかった自らの行為をなんら反省することなく「反核のオバマ」を演出し有終の美を飾ろうとしているだけである。

 しかしアメリカは本当に核を放棄するのだろうか?「抑止力」としての「戦略核」…すなわち弾道ミサイルや潜水艦から発射する核ミサイル、そして自らは傷つかないための「MDシステム」構築は当面、捨て去る様子はない。しかし、それだけではない。アメリカでは「戦術核」…すなわち実際の通常戦争で相手の基地だけを叩く核兵器の小型化が進んでいるという。
 
 何度も引用して恐縮だが「環境問題を考える」No.1104 (2016/05/14)日米合作のオバマ広島訪問の茶番劇 G7共同宣言によって北朝鮮との外交交渉は更に遠のく という記事に、そのことが詳しく書かれている。

 オバマ政権下、米国は2015年10月20日にネバダの射爆場で小型戦術核爆弾B61-12の3度目最終ラウンドの実験を実施しました。
 小型戦術核兵器を無人爆撃機に搭載することによって、米兵の核爆発に伴う放射線による被曝の可能性はなくなり、更に地上ロボット兵器の開発・実用化で、核兵器使用のハードルは低くなりつつあるのが現実です。


 そしてニューヨークタイムスの以下の記事が引用されている。

 核のない世界はウソ?
使いやすい小型ステルス核爆弾を米国が続々配備へ

 2016.01.25 20:00
 より核を使いやすい世界へ?

   歴代米国大統領のなかで、初めて核武装の解除を防衛戦略の一環に明言したオバマ大統領。ノーベル平和賞にも輝いた、核のない世界を訴えるオバマ大統領の演説に感動を覚えた人だっていたはずです。そして、ノーベル平和賞受賞後の2010年、オバマ大統領は「新たな核弾頭の開発は今後行なわない」とまで語っていましたよね……。
     ところが、いよいよ残る任期1年を切ったオバマ大統領政権下の米国は、いまこうした一連の宣言とは反対方向へ進んでいるのでは?   米メディアまで懸念を表明する、新たな核開発競争の先頭に立っているかのような軍事戦略の進行が指摘されていますよ。
     再開発された核弾頭に搭載される爆薬は、突き詰めるならば、新たに開発されたものではないとされてはいる。しかしながら、より狭いエリアでターゲットを絞って用いることができるようになり、より使いやすい兵器となるだろう。単に報復攻撃に用いるのみならず、先制攻撃にさえ使用しやすくなる。
     実は米国では、今後30年間に1兆ドルもの巨額の税金を投入し、全5段階におよぶ核兵器の再開発プロジェクトが進行中です。その第1弾となる、核爆弾「B61」の最新版「B61   Mod 12」の投下実験成功を祝って、こんな評論が紙面を飾りましたよ。えっ、いまってソ連と核競争でしのぎを削った1960年代だっけ?   先制攻撃にだって使いやすくなる核兵器の完成を目指す最新事情を伝えられ、あのオバマ大統領の構想はどうなったの?   当の米国でも非難が高まっているんだとか。
     ちなみに米国が古くなった核兵器を処分し、全体としては核爆弾の数が減少傾向に向かっているのは事実のようです。ただし、B61 Mod   12の例が示すように、以前からある核兵器の改良に努める再開発は、近年の北朝鮮による核開発疑惑を受けて、より活発になってきているのも現実とのことですね。
     その最先端となるB61 Mod   12は、より小型になって、ステルス性能まで備えることが高く評価されています。なによりも、ターゲットに合わせて、どれほどの爆発能力を備えるかを調節できるのが特徴的で、もっとも限定的に使う値に設定すれば、1945年に広島に落とされた原爆の2%の威力に抑えた超小型核爆弾が完成するとされていますよ。F35ライトニングII戦闘機に搭載し、狙った軍事施設のみに核を落としつつ、市民への被害は最小限にとどめられると謳われています。
 もし核兵器の精度を本当に向上させられるとすれば、なにが起きるだろうか?    もっといまよりも使える兵器になるということだろうか? その可能性は十分にあるだろう。
 B61 Mod 12の投下試験成功を受けて、核指揮能力も有するUnited States Strategic   Command(USSTRATCOM)の前トップのJames E.   Cartwright氏は、こんなふうにコメントしています。どうやら米国は、全体としては核兵器の削減に向かってはいるものの、保有核の精度向上により、核のない世界ではなく、より核を限定的に使いやすい世界を築こうとしているのかもしれませんね。その方向性をめぐっては、米国内でも賛否両論入り乱れており、真の意味で核兵器が用いられない世界の実現は、まだまだ前途多難のようです。
source: New York Times
    Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
  (湯木進悟)


 つまり、米国は「小型戦術核」を通常戦争で使うという意思を持っている。そしてその相手は、ISなどの「反米テロリスト」もしくはそれを支援する国(地域勢力)…あるいは北朝鮮の核施設という可能性が高い(「中国」「ロシア」などの核保有国には、報復として核ミサイルが飛んでくるので、使わない)
 
 また、当然「小型戦術核」を使用する演習も行われるだろう…その場所は米本土でもあれば、複雑な地形を持ち、かつ「日米地位協定」で米軍機が日本の航空法を無視して自由に航行できる、日本の地であるだろう。かつての伊江島射爆場のように、無人機が模擬核爆弾を打ち込むという訓練が行われるかも知れない。

 本当は、このような欺瞞的なオバマヒロシマ訪問には、断固反対しなければならないsign03しかし、日本の左翼、リベラル勢力の多くがこのオバマヒロシマ訪問に屈服してしまっている。(中核派系や解放派系はデモとかするかもしれないが、完全に警察におさえこまれてしまうだろうなぁ~)

おまけ…もしオバマ大統領がヒロシマで「謝罪」したら…
 当然、過去に日本帝国主義が行った残虐行為を、安倍は謝罪行脚しないといけないようになる。当然のことだ。それも「パールハーバー」ではなく、南京であり、平頂山であり、重慶であり、シンガポールであり・・・なのだ。伊江島の阿波根昌鴻さんが作った「平和記念館」にある言葉・・・「原爆を落とした国より、落とされた国が悪い」

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