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伊勢志摩サミットは、基本的に失敗

 伊勢志摩サミットとは、「G7」という1%を代表する輩が、99%をどう支配するか…ということを「談合」する場であって、私のような「新左翼」勢力はそんなペテン的な場は「粉砕」の対象でしかない…だから「失敗」は「革命的祖国敗北主義」的に喜ばしいことである。

 特に安倍首相が「経済状況は、リーマンショック相当」≒だから財政出動をしよう…という提案は、モロに各国から批判を浴びた。1%の足並みがそろっていないのだ。

 「現在の経済状況」が「リーマンショック相当」と言わざるを得ないのは、結局「アベノミクス」が失敗が明らかで(というか、そもそも成功する見込みが無くて)、選挙対策用に「消費税導入先送り」を決断したからに他ならない。
 
 もちろん、日本経済が「生き延びる」ためには、消費税増税など出来る状況ではないし、「財政出動」…この場合、本来人が生きてゆくための福祉、介護、教育の分野に「直接」金がいくような「財政出動」でなければならない。くれぐれも「リニア新幹線」や「四国新幹線」、あるいは「再生可能エネルギー」のような「夢物語」に金をだしても、「民衆」のところにはまわってこない。

 しかし、その認識は各国から否定された。「財政出動」よりも「構造改革」が先決…というふうに意見が割れている。

 しかし、中国経済や新興国経済の先行きが怪しい、不透明な中…すなわち世界的に「総需要」が落ち込んでいる状況で「構造改革」なんぞを行うのは、これまた「瀕死の病人に無理やり手術を施して、死なしてしまう」ようなものだ。今だに欧州はこのジレンマに気づいていないようだ。(「構造改革」は体力のある…すなわち「好景気」の時にやっておくものだ…さもなくば失業者が増え、格差はいっそう増すことになる)

 「アベノミクス失敗の糊塗」を他のG6諸国に認めてもらえなかった以上、もはやサミット結果は安倍政権浮揚の位置づけを失っている。結局、各国首脳の「伊勢神宮訪問」や、オバマ大統領の「ヒロシマ訪問」で恰好をつけるしかない。特にオバマの「ヒロシマ訪問」は、マスコミではおおむね好意的に捉えられているようだが、自ら核を放棄する気もなく、小型戦術核の開発にしのぎを削るオバマ大統領の言葉を額面通り受け取る人は少ないだろう。
 また安倍自らが「現行憲法下でも、日本の核兵器保有は認められる」とゆうような発言をしている有様だ…様々な人の「思い」はあると思うが、こんなものはパフォーマンスでしかない。

 またG7にとっても、「対テロ政策」以外はほとんど「合意」など出来なかった…これは「帝国主義間掃討戦」が始まる、一つの現れである。

 さあ、アベノミクスは失敗が明らかになったまずは当面の「参議院選挙」で自公にNO!を突き付け、安倍政権打倒、日帝打倒に突き進もうではなイカ

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