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「小林新党」への評価について

かつてはゴリゴリの「改憲派」であったが、昨今の自民党、特に安倍政権になってからの「立憲主義についての無理解」にあきれ、今や反安保法制の旗手として「護憲・リベラル」勢力に立ち位置を動かした、憲法学者の小林節先生が、7月参議院選挙に向けて新党を立ち上げた。5月9日朝日新聞WEB(この時、実家にいて朝日新聞読んでいたんだけれど、気づかなかったなぁ~)
小林節氏ら参院選出馬へ 「安保法廃止」で政治団体設立
 安全保障法制を「違憲」として廃止を訴える憲法学者の小林節慶応大名誉教授(67)らが政治団体を設立し、夏の参院選比例区から立候補する意向を固めた。「反安倍政権」を旗印に候補者をインターネットなどで募り、小林氏も含めて選挙運動が認められる10人以上を擁立する方針。9日に記者会見して発表する。
 新たな政治団体は政策として、安保法廃止▽
言論の自由の回復▽消費増税の延期▽原発廃止▽「憲法改悪」阻止――などを掲げる。参院選では、公職選挙法の規定で政党に準じた選挙運動が可能になる「確認団体」となるために、少なくとも候補者10人を立てる予定。立候補に必要な供託金も、ネットなどを通じて支援を募るという。(以下略)

 政治団体名は「国民怒りの声」だそうな…また、朝日の記事では触れられていないが、「辺野古基地建設の見直し」も公約にあるという…これがちゃんと入っていることは、「安倍政治を許さない!」ための受け皿としては十分であろう。

 なんでも民進党側の、野党共闘への足並みの鈍さ…にブチ切れ、自ら立候補するとともに「政党」を作ったということのようである。

 ま、小林先生ぐらいの知名度と話の旨さ(ここ参照) があるから、小林先生一人ぐらいは確実に当選するであろう…また「参議院比例代表」というところ「のみ」から出るという意味も大きい。かつて参議院は「全国区」というのがあり、「政治家」としての手腕、「政党人」としての政治家ではない、様々な分野で活躍している有名人が「国政」にコミット出来る仕組みがあった…タレント議員として揶揄もされたが、青島幸雄氏や中山千夏氏なんかが有名である。「革命的左翼」もかつて、北小路敏氏を押し立て、選挙に臨んだことがある。「学者先生」が「全国区」的な比例代表から参議院議員になることで、参議院を「良識の府」として衆議院を牽制する役目を果たすことが出来よう。(「学者先生」ということであれば、山口選挙区で、野党統一候補として、纐纈厚山口大学副学長 を擁立した…この人は最初から「左翼」ではあるが…)

 ただ、小林先生「野党統一候補は、(公示)1週間前までにできれば良い」と言っていたことと矛盾するのではないだろうか?まぁ、早めに「民進党…そこには改憲を推し進める本体、日本会議と関わる議員もいる」を見限った…もっと言うと「頭がいい」ハズの岡田代表を見限った…ということだろう。それはそれで正しい判断かもしれない。加えて「政党」作ってある程度の知名度を上げるのに「公示前1週間」では間に合わない…連休明けのこの時期が一番良いと判断したのであろう。

 さて、問題は「比例代表」における「安倍政治を許さない!」票が分散してしまう…ということである。ぶっちゃけた話「安倍政治を許さない!」人は限られており、その中で票を食い合うことになる。(共産党支持者は共産党に投票するだろうが)…「無党派層」に浸透しようとしても、現在の公約では「無党派層」への支持拡大は困難だsign03「アベノミクス」大批判と、それに代わる「息継ぎ経済政策」をぶち上げない限り、無党派層の支持⇒無党派層の自公支持からの引き離し…は困難だ。

 ではこの「政党」の存在意義は何か、考えてみたら「反戦な家づくり」ブログのイマドキ不謹慎ですが新党の話など のエントリーの中で、こうゆう文言を見つけた。

 「この人が当選したら、どの党に入ったらいいんだ?」と思ったわけで。

 そう、「野党共闘」で「無所属」として立候補し、当選した人の受け皿になることである。(ちなみに纐纈厚先生も、無所属である)…なんか小林先生、うまく考えたなぁ~なんて気がする。
 「小林新党」の意義は、「民進党にもNO!」という「安倍政治を許さない人」への取り込みと、無所属統一候補の受け皿…の2つであろう。

 とはいえ、新左翼界隈に居る私にとっては「右派イデオロギー」を下敷きに出てきた「小林新党」では、左派的請願等の受け皿として役に立たない…というデメリットがある。もうそれは「社民党」しか頼るところが無いわけだから、私が比例で「小林新党」に投票することは無いであろう。

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